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古本の街 立ち上がる

要するに 「ブックタウン じんぼう」というサイトを始めたという
広告のための朝日新聞の記事なのだが、
今さら立ち上がる必要もないと思う。
神保町に行っても特殊ないい本などない。
普通の本があるだけだ。

わたしはずいぶん長い時間を神保町で浪費した。
おかげで、いまも、どの店の、こんな感じの棚にある、この本、
多分いくらと予想して値段を見ると、だいたいは合っている。
全く無駄な能力を発達させた。

わたしの値踏みよりも安ければ、
店主の評価が低いわけで、
わたしにとってはお買い得だが、
もうそんな本も欲しくない。
読む時間がない。

それよりも、
古サイト、古ブログ、古掲示板の、
特選版を作ってくれないかな。
神保町で。古い情報の評価は得意なんだろうから。

ブックタウン じんぼう
というネーミングですでにアウトの雰囲気だ

じんぼうちょう らしいが じんぼちょう と実際には発音している
わたしなら
ブックタウン かんだ
としただろう

立ち上がったのだから
内紛しないで
ずっと立っていてください

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