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大江健三郎「話して考える」と「書いて考える」13

○自分の人生の「時」の積み重ねの後で、やがてこの本をリリーディングするだろうと、あらかじめ感じとりながら、初めての本を読む。

●なるほど。確かに。そのようなひとつひとつの人生の時間の選択が、自分の人生に対しての誠実さにつながるだろう。それこそがかけがえのないものだ。

○真面目な子供の予感を、大人は実現させてやらねばなりません。
○そして真面目な読者へと自分を仕上げねばなりません。

●これが大江の節なのだな。いいと思う。このメッセージだけをきちんと受け止めたい。

○子供の私が好きだった言葉、そのひとつひとつがどのようにして私の中に入ってきて、どのように忘れられないものになっていったかを書く。それから、大人になって、改めてその言葉をどのように考えているかを書く。

●自分の意識を構成しているのは、言葉であるのなら、そのなかの重要な言葉について、どのようにして私は取り込んできたのかを知ることは意味がある。



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