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妄想や迷信

こんなわけで
疲れている人や弱った人は
マインドコントロールされやすいのかもしれない

まず落ち着こう

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【10月9日 AFP】人間は自制心を失いそうな状況に陥ったとき妄想や迷信に逃げ込んで理性を保とうとするという研究結果が、2日付けの科学誌『サイエンス(Science)』に掲載された。
 
「人間は生命の危機への対処力が弱まるほど、精神をコントロールして理性を回復しようとする傾向が高まる」と説明するのは、研究を主導した米ノースウエスタン大学(Northwestern University)のアダム・ガリンスキー(Adam Galinsky)教授だ。「人間にとって感情の制御力は非常に重要であるだけに、その欠如は本質的な脅威となる」

 誤った事実認識は悪い結果につながり兼ねない反面、強い精神的な要求を満たすために、妄想などの手段に逃げ込むことは多々あることだという。

 ガリンスキー教授らの研究チームは、感情の制御力を駆使できない状況におかれた被験者らを対象に6種の実験を行った。その1つは、被験者に画質の粗いぼやけた写真を見せるというもの。写真の半数は無作為にドットだけが散りばめられたもので、残りの写真は薄暗い背景のなかに何らかの画像が隠されている。

 その結果、被験者全員が隠された画像の95%を見分けることができた。一方、感情の制御力に制限を加えられたグループは、ドットが配されただけの写真のうち43%から、何らかの画像が見えたと答えている。

 研究グループの一員の米テキサス大学(Texas University)教授、ジェニファー・ウィットソン(Jennifer Whitson)氏によると、人間はどのような種類の情報からも、現実には存在していないパターンを読み取るものなのだという。目に見えたものから、株式市場の傾向を想像したり、知人が自分を陥れようとしている証拠を見つけ出そうとするのだ。「つまり、人間は感情の制御力を失うと、本能が“秩序”を必要とするようになる。たとえそれが空想上の“秩序”であっても」とウィットソン教授は話す。

 研究は、感情の制御力を失った被験者ほど、実際には存在しない画像を読み取る確率が高く、全く無害な状況をも悪い方向に受け止めがちな傾向があると結論付けている。(c)AFP



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