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小沢と財務省が権力を掌中にしている2009年師走である

小沢氏の信頼が厚いとされている元大蔵次官の斎藤次郎氏を
日本郵政の社長にあてた人事。

これは、「小沢氏が気に入る官僚OBの起用は『天下り』として問題にならない」という事例
(官僚にとって「先例」)を提示することによって官僚を従わせるシステム。

しかも、これを小沢氏自身が直接手を下すのではなく、
第三者が小沢氏の気持ちを慮る形で実行されたところに
「権力」の完成形を見る。

小沢氏の意図を忖度して動く仕掛け。

陳情窓口を幹事長に集約、族議員を無力化、
そして人事と選挙の権限を握りコントロールする。

事業仕分けになる予算削減は財務省の権力を見せつけ、
それを復活させるプロセスが小沢権力のパフォーマンスになる。

小沢と財務省が権力を掌中にしている2009年師走である。

一方、菅直人はデフレ宣言をして見せただけ。


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