SSブログ

今日も年賀状

今日も年賀状をいただいた。
どうもありがとうございます。
でも、まだ一枚も出していません。
一枚目の、二行を書いただけで、
やめています。

ブログは適当に何か書いているのに、
なぜなのでしょう。
みなさんごめんなさい。
これも一種のうつなのでしょう。



共通テーマ:日記・雑感

「古今東西対決」を編集しましょうよ

そもそも古今和歌集は、古い秀歌と新しい秀歌を競わせ、
その中で価値観の提案をしようというものだった。
現代ならば、古今という対立軸もおもしろいし、
米欧という対立もおもしろく、
たとえばアジアと西欧の対立もことにおもしろく、
中国の古典とヨーロッパの古典から、現代までを対象にして、
比較、賞味すれば、おもしろかろう。
媒体としては文字もいいが、歌謡を重く取り、メロディーの対比をしてみたいし、
現代では映画を取り上げたいものだ。
その中で、例えば、
「実らない愛」「風の中に消えた夢」「英雄の恋」「娼婦の涙」など、項目を立てて、二つくらいを紹介して、対立、対決させるのである。

もっと平たく、古今東西美女写真比べとエピソード比べも是非やって欲しい。
「気品」で競わせ、「濃艶」で競わせ、「初々しさ」で競わせる。

編集者に望む。
丸谷才一先生の次の仕事はこれだ!

共通テーマ:日記・雑感

会社再建弁護士の話

倒産寸前、負債を抱えた会社の再建を請け負う弁護士。
弁護士が見捨てれば、会社が消えるだけではなく、
命まで消える可能性がある、だから、見捨てることはできないのだと語る。
社会の中で、そのような役割を果たす人間が必要なのだと語る。

尊いことだ。
誰にでもできることではない。
何が彼を支えているのだろう。
例えば、借金を棒引きにしてくれと頼むのだから、
債権を持っている立場にしてみれば、
怒りもあるだろう。
潰してしまわない方がいいですよと説得するのだが、
多分、その過程では、さんざんな言葉も浴びるのだろう。
そして、もうこんなさんざんな仕事はこりごりだ、
もう世の中のためにずいぶん働いたではないか、
少し休ませてくれ、と思うはずだ。

極端に言えば、他人のことなのだ。
弁護士にしても、自分の知らないところでいろいろな人が死んでいる。
自分の受任した範囲で最大限頑張っているとしても、
それが何ほどの意味があるだろう。
焼け石に水ではないか。

しかしそうではない。
いま、目の前にある、困難を、
抱えながら共に歩いてゆくことはできるのだ。
その志のありがたいことは限りない。
その志に救われた人たちにしてみれば、
この世界を支えている愛を実感したはずである。

人間はこのように生きることもできるのだ。
周囲の人よ、どうかこの人を、挫けさせないで欲しい。
心理的にも体力的にも多分ぎりぎりだ。

ありがたいことだ。
ほとんど宗教的な境地である。

そうでなければ、現実の「混濁」に立ち向かうことは難しいと思う。

あるいは、たとえば辻邦生が文学をよりどころとして、
時間の風化作用に抗したように。
これを宗教とは言わないが、本質的には宗教的な感覚だろうと思う。

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。