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ドラマ「ハゲタカ」(3)

会社の運命というものがある。
会社にも誕生期、青年期と壮年期と老年期がある。

誕生したての時点では利益率が大きく、効率がいい。
開発力を競うとすればやはり資本が必要になる。
しかし資本が大きくなればロスが大きくなる。
そのうちに別の効率のいい会社に負ける。
巨大資本を本当に効率よく運営する科学的手法は多分まだない。
あるとしてもライバル会社も身につけているからそれは競争の前提と言うべきものにしかならない。

時間が経てば淘汰されてしまう。
生き物と同じで、寿命がある。
長い時間進化の先頭にいることはできない。

なぜなら、
特に技術革新を考えれば、
会社は自分の生きている環境を自分で変えてしまい、
自分が適応できなくしているともいえるからだ。

世界的帝国が、歴史上ずっと続いていることはない。
どれも滅びた。

個人の立場としても同じようなことが言える。
大きな会社は安心であるが、出世するには時間が必要である。
起業すれば効率はいいけれど、安心はない。



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人物評伝のポイント

ゴルフボールの行方を見る時、
まず芝を読み、
次にボールの特性を考える。
そうすれば行方が分かる。

また逆に、何度もゴルフボールを打っている打ちに分かってくるのは、
芝の特性とボールの特性である。

芝は社会条件であり、ボールは性格である。

*****
人物がどのように生きたかを描く場合、外側からと内側からの必然を描く。

外側からの必然は、どんな状況に置かれていたか、であり、
地理的要因、歴史的要因、生産段階の状況、経済要因、制度要因などについて、外部からあらかじめ与えられて条件として描く。

内部からの必然は、器質、性格、精神病的要因、さらに知能、興味、情動であり、内部からあらかじめ与えられていた条件として描く。

いかなる状況の中に、いかなる性格の人間が置かれたか、
その基本条件を描けば、人物の人生軌跡を説明できるであろう。

また、評伝としての描き方としては、
徐々に人生をひもときつつ、
このような人生であったからには、社会情勢としてはこう、性格要因としてはこう、と演繹してゆくことも楽しみであろう。

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三次元と二次元の対応の不思議

ジョークがあります。

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ピカソが汽車で旅行中、隣席の男に話しかけられた。

男:ピカソさん、あなたはなぜありのままを描かないのですか?

ピカソ:ありのままって、どういうことです?

男はポケットから写真を取り出して言った。

男:これが私の妻です。ありのままとはこういうことです。

ピカソ:それじゃあなたの奥さんは、小さくて平べったいんですね。

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三次元の物体が二次元のイメージと対応しているわけです。
一種の不思議なんですよね。

二次元情報でもさしてもどかしく思わない。
多分、三次元情報も、二次元情報くらいに情報をうすめて認識しているのじゃないか。

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