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八重の桜よ



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本地垂迹説 大江健三郎 憂い顔の童子

書物の中で独自の宇宙を形成するのはいい
その中でさらに独自の仕方で物事の関係を規定していくのもいい

しかし振り返ってみて、
それはまるで本地垂迹説のように、
どうでもいいことではないだろうか。
本来的に無駄なことではないだろうか。

新日曜美術館で、神々と仏の対応図が紹介されていたのだ。
それでこんなことを思った。
そもそも神とは何か、仏とは何か、はっきりしないままに、
それらの関係を図で示すというのだから、でたらめであるけれど、
描いた人としては、絵の練習のつもりだったかもしれない。
そう思えば、紹介の仕方が間違っているのだと思う。

物語の内部も一種の神学である。

結局は好き嫌いの問題になってしまうのかもしれないが、
そのように回りくどく物語の形にしなければならないのが私には分からない。

物語でなくても分かるじゃないか。
そう思ってしまう。
そしてこんな風に思う瞬間に
私になど支持されなくてもいいのだと物語りはつぶやいている。



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ゴールデンウィーク

久しぶりに何も予定のないゴールデンウィークをすごしている
ありがたいものである

この空気の感じ
何といえばいいのだろう
無限の祝福を感じるのだ

そして誰にも無差別に与えられているのだ
この光もこの風も
この新しい緑も

これは何かの徴なのだと思う
尊い人の徴なのだと思う

私たちが教えられているのは
分け隔てのない祝福
そして
再生の希望である。

私などが再生を語るのも申し訳ないが。
暗い場所にいればこそ、
光がいっそうまぶしい。

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ゴールデンウィーク写真集15

これはうさぎです
生後三ヶ月です
いつも走り回っています
大きくなっても耳はたれたままです
家の中で飼っています
一人前にお鼻ぴくぴくしているので かわいいものです



りりしい樹



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ゴールデンウィーク写真集14

こんな風な綺麗さが好き



子供は放っておくと危ない方に引き寄せられる
大人も人生の危険な誘惑に引き寄せられてしまう



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ゴールデンウィーク写真集13

原宿駅前を通り抜けて
代々木公園に向かう



恋人たちは縄跳びをしていた
恋人たちは縄跳びでさえ愛を交換するように楽しんでいる

今日は同一視野の中にもう一組の縄跳びカップルがいた


そのほかにはゴムまりを投げる人、
グローブをつけてソフトボールでキャッチボールする人などがいた

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ゴールデンウィーク写真集12

いつもの曲がり角に
いつもの時間がある
わたしは依然として空っぽだ



表参道のなんという人ごみ
表参道ヒルズの上の階から外の樹の葉が見えるとき
何という完全な調和だろう



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ゴールデンウィーク写真集11

結婚式だ。
明日から地獄だ。



十字架よ
私を否定しろ

小さな私を否定して
偉大なあなたを信じさせてくれ


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ゴールデンウィーク写真集10

大きいのがお父さんと
公園で親子が歌っていた
一番大きいのは赤いお母さんのようだ



ここでも八重桜
ゴールデンウィークの時期までこんなにも八重桜があるなんて
今年初めて知る



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ゴールデンウィーク写真集9

ゴールデンウィーク一日目の午後
日光浴を続けている



八重桜の下を
恋人たちが通る


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ゴールデンウィーク写真集8

じっと本を読んで
じっと日光を浴びている



見上げるとこいのぼり
こんなにゆっくり見るなんて久しぶり
ついでに飛行機雲


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ゴールデンウィーク写真集7

青い鳥養護学校の人たちがお手入れをしている花



どうして花が好きなんだろう
花が好きだといいことがあるのだろうか



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ゴールデンウィーク写真集6

これは たけのこ
驚いた



小さな花


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ゴールデンウィーク写真集5

ディスプレイはこんな感じで
すがすがしい



代官山
西郷山公園
ちょっとニューヨークみたい
管理がよいから楽しめる


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ゴールデンウィーク写真集4

まだまだ里桜は咲いている



花見の舞台はいまはひっそりしている



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ゴールデンウィーク写真集3

緑も水をたっぷりと吸っている風情である。



プールの水がそろそろ心地よい


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ゴールデンウィーク写真集2

いいものだ
単純にうれしいのだ



ちろちろと水が流れて
山水を映している


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ゴールデンウィーク写真集1

いつもの定点観察
緑が濃くなりつつある
わたしはまた歳をとる



小さな花もけなげに咲いている



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大江健三郎「話して考える」と「書いて考える」12

○リリーディングする読書は、自分の人生の探求に実り多いものとなる。とくにそうした探求が切実に必要な人生の時になって、本当に役立つ読書の指針・仕方です。
●読書体験の立体化。それは人生の経験の立体化。
●自分の人生をリリーディングし続けた人として、モンテーニュがいると思う。この人は、書いて考える人であった。

○子供の読書は、新鮮な世界に飛び込んで行く体験である。言葉の迷路のような未知の世界に飛び込む。しかし、それは、自分の将来の日々のための、そこで人生のしめくくりにどうしても必要な、方向性のある探求をするための、時間をかけての準備でもある。
○大人は、そのことを予言してやる必要がある。そして本の選択に助言してやる責任がある。
●そうだと思う。また、そうでない場合にも、何も失われたことにはならない。どんな人も同じ時間を生きてきているのだ。それぞれの体験の中から、くみ取ればいいだけだ。ただ、自分の将来をも視野に入れて考える習慣のある人ならば、自分はこの本を将来読み返すだろう、自分にとってこの本が将来重要になるだろうと予感しつつ読むのもいいことだ。多分、その方向に人生は動いていくだろうから。
●それは、若い頃の、自分の人生についての、宣誓のようなものだろう。宣誓をしなくても試合は始められる。しかし宣誓をすれば、教育的効果は、より深くなるだろう。



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