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rouge à lévres

= rouge of lips 

Depuis quelques temps, Chanel nous gratifie d'un spot de pub pour le rouge à lèvres Allure. Pfff, c'est pas humain de nous soumettre ça... et puis le parfum Allure me rappelle déjà tant de souvenirs... pfff...





Fabrice Hybert, "Le mètre carré de rouge à lèvres", 1981




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勉強

電車の中や図書館で、資格試験のお勉強をしている人を見かけます。
どんなことを勉強しているか、
わたしは大雑把に想像するだけですが、
思うに、人の世の中の都合で、
さしたる理由もなく、偶然に決まっていることを、
つまり、必然性のない制度を、脳に詰める作業は、
本質的に無駄なことだと思います。

数年前から、司法書士が簡易裁判所で、
弁護士さんの代わりに活躍できるようになったとかで、
その人は、司法書士の勉強をしています。

それは仕事のために必要ですし、
その仕事は人のためになるのですから、
とてもいいことなのですが、
世の中の仕組みとか法律とか、
結局、偶然そうなっているというだけのことが多いのではないでしょうか。

基本的で普遍的な原則ならば、
長い時間をかけて勉強しなくても、理解は出来るでしょう。
実務に役立つような知識を一応蓄えるというだけで、
かなりの時間を費やすそうです。

でも、それって、本質的なお勉強なのかなと疑ってしまいます。
本質的でなくても、面白くて仕方がないというのなら、別に問題はありません。
また、その人の場合は、面白いとかどうとかではなく、
実務に必要だから、勉強するわけで、
それもいいことです。

でも、せっかくこの世に生まれて、
脳というものを与えられて、
その脳で何をしたいかといったら、
その脳に、2007年版の日本の土地建物の法律を
詰め込む必要は全くないと思うのです。

もっと大事でもっと面白いことがあるじゃないかと思います。

まあ、そう言ってしまっては、あまりというものですね。
そのような実務的な勉強と、
そうでない種類のお勉強と、両方できるじゃないかと、言えばよさそうですね。

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新自由主義 世襲 

新自由主義を叫んでいた人々は
世襲議員だった。
おかしな話である。

まったく自由でない仕組みの中で
育成されてきた人間が、
自由競争を先導する。

現在のお金持ちや有力者にとっては、
新自由主義とはつまり、
現状の固定化である。

しかしながら、新自由主義の行き先には、
国際大資本の世界支配がある。
日本のお金持ちは、多分、負け組になる。

先のことを考えているのは米国のお金持ちで、
ここしばらくのことを考えているのが日本の政治家だろう。

その自由主義であるが、
競争は自由にすればいいとはいうものの、
そもそもの出発点で差がついているのだ。
出発点を平等にすることは考えないのだろうか。

昔は、
結果の平等と
機会の平等を
対比させていたものだ。

結果の平等に重きを置けば福祉国家観になる。
機会の平等に重きを置けば、自由主義国家観になる。

機会の平等を言うからには、
出発点の平等を保証しなければならないはずだ。

しかし
出発点の不平等がどこにでもある。

政治家で言えば、親の選挙地盤と金と人脈を受け継ぐ世襲議員は、
若くして議員に当選できる。
当選を重ねて、地位を築く。

世襲でなければ、若い時期の当選は望めない。
従って、権力への接近も遅れる。

あるいは、組織の代表として議員になっても、
数年で取り替えられるだけだ。

11月29日付の朝日新聞の記事よれば、
世襲若手議員は、当選は出来るが中身はない。
中身を注入しているのは、昔は官僚だったが、
近年では外資系金融機関であるという。

あるいは医者の世界でも、
お金持ちの子供でなければ、
医者になれない状況はやはりある。

学力はある程度、親の経済力に関係する。
また、入学に際して、また、その後の学費について、
親の経済力が必要である。

スタートはまったく不平等である。

そんな中で、競争しろと言うのだから、
おかしな話である。

そして、先日演じられた、総理大臣の辞任劇である。
不平等なスタートから始まった競争によって選抜された人間が、
どのような内実を伴うものであったか、
理解できる。

本質的に要求されていたものは、健康だけであった。

そこに、
この国の競争と自由の内容が、見えているのだと思う。

*****
知性のある成熟した人間ならば、
自分でなくてもいいことをやらされている現状に不満を持ち、
自己実現を目指すものだと、
心理学は教えている。



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