この一年の株屋
サブプライムショックのとき、担当者が来て、
謝罪していた。
アメリカ株安、ドル安、日本株安、世界株安、
当初からの利益が全部飛んでしまいました。
わたしがもっと優秀であれば、
もっといいタイミングで利益を確定させていたのですが、
申し訳ありません。
いえいえ、大変だったでしょう。
気にしないでください。
わたしは金額も大きくないのだし。
定期預金より少しでもよければそれでいいですよ。
ありがとうございます。
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あれから、利益は全然出ていない。定期よりもちろん、悪い。
その後、担当者は都合三回、海外旅行に出掛けている。
秘境探検に二回、バリのデラックスリゾートに一回。
テロが怖かったねというと、
運試しですと答えた。
危険を回避する脳回路が壊れている人がいて、
株でみんなが回避する場面で強気に出る少数派になり、
大儲けするという、
そんなタイプかな。
それとも、海外からの訃報を聞くほうが早いかな。
この男は人質になっても死にそうにない。
佐藤優のような手記でも書きそうだ。
ノバウサギ
ノバウサギが転んで、そのままになっちゃった。
独身男性講師がいて、
どうする?ってきいたら、
しばらくぶらぶらしていたいって言う。
すぐにお金がなくなるわけじゃないし、
マンションのオーナーとも仲良くなったし、
すぐに出て行けっても言われないだろうし、
日本はいいよ、だって。
キュートでポジディブな人たちが多くって、
会社がなくなったから、もう先生でもないし生徒でもないから
全く自由なんだって。
先日、昼に騒いでいたら、
隣の奥さんが壁をたたいて抗議したと。
昼からねえ、お若いことで。
それしかしていないのにお金があるってことは、
もしかして?
そうだよね、英語を個人教授しているということだよね。
テレビ東京忠臣蔵瑤泉院
年末長時間時代劇12チャンネルの忠臣蔵を見かけてしまい、
録画して見た。再放送のようだ。
あっけなく、泣いた。
いいものだ。人間は美しい。
阿久里にそっくりの妹がいて、という話。
稲森 いずみの演じる瑤泉院は
討ち入り決行直前、大石内蔵助と一夜の契りを結ぶ。
A女史、日本ではかくも美しく気高い行いなのだ。
今度ゆっくり解説します。
最後の歌に「泉・いずみ」が入っていて、
瑤泉院の泉であり、
稲森 いずみのいずみであるから、うまくでてきている。
そして泉岳寺にまつられている。
いずみの話ももっと教えてあげます。
派遣労働者
12月30日、昼はとても暖かい。
ニュースでは、福岡、広島、北陸にかけて、雪だという。
来年はマンションの南側に建物がたつので、
南側の陽射しはこれが最後なのかもしれない。
同じニュースで、派遣労働者が321万人、
平均収入は一日10571円とのこと。
リバタリアン的には言いたいことがあるけれど、
もう、いい。
自民党、民主党、各放送局、各新聞、消費税増税で一致、
違いは、社会保障目的税と明記するかどうかのようだが、
書いたとしても結局そのあとは、専門的事務操作の範疇であり、
そのような制限事項が入っていても入っていなくても同じだと思う。
また、道路財源の一般財源化と、埋蔵金の問題、
これは各省の権力の源泉だから、手放せないだろう。
何かの手違いでもない限りは。
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思うに、新卒で、志のある人が、行きたいと思う場所がないのだ。
権力のある場所は、20年待っていれば、実際に、自由がきくけれど、
その頃には、志は、もっと違ったものになっていて、
若い頃はそんなもんですなあ、なんて言うのだ。
そして考えてみれば、その「成熟した志」が、大切なのかもしれないのだ。
そのことに比較すれば、天下りも、特別会計も、たいしたことはない。
そして、20年待たずに、自由に行動を始めたとして、
それもリバタリアン的散発孤発的自由の中に回収されてしまう。
夢の途中
ほんの夢の途中
このまま何時間でも抱いていたいけど
そして愛の始まる前の一瞬
このまま何日でも待っていていいよ
君を待つ
愛を待つ
そして本当の人生の始まりを待つ
遅すぎることはない
わたしは君を待つ
このまま何時間でも何日でも
人生の時間を抱きしめていよう
君が男たちを愛したとして
それがどうしたというのだろう
そのことで君が輝いていればそれでいい
わたしはその男たち以上に
君を輝かせるだろう
愛は君の想像以上のものだ
Imagine Peace Tower
Imagine Peace Tower
2007年10月9日、アイスランドのレイキャビクで、純粋に光のみによって創られた初めての塔である『イマジン・ピース・タワー』が披露されます。
ちょうど40年前の1967年、私のコンセプチュアルな光の塔がいつか現実のものになることを、ジョンは心に描きました。そのとき彼がそのように思ったのは、とても不思議なことです。それがアイスランドで現実になるなんて、非常に驚くべきことです。
『イマジン・ピース・タワー』はレイキャビクにおける常設建造物となり、健康と善と歓喜の新しい時代の幕明けを迎えるため、世界中から人々がそこを訪れたり、世界の平和と団結を願うウィッシュ・メッセージをそこに送ったりすることもできます。世界中で30万通を超えるウィッシュ・メッセージがすでに集められ、いまだに送られてきます。これはまさしくジョン・レノンが生涯をかけて努力していたこと、それ以上のものなのです。
私が『イマジン・ピース・タワー』の建設地にアイスランドを選んだのは、この国が特別な存在であり、環境に優しい国だからです。この国のエネルギーの80%は石油ではなく、水力から得られています。そのためアイスランドの水、空気、土壌は驚くほどピュアできれいなのです。数日滞在するだけで、10年も若返ったような気になります!『イマジン・ピース・タワー』のエネルギーもまた、水力を源としています。タワーの周囲は「ウィッシング・ウェル・ウォール」に囲まれており、そこには「イマジン・ピース」というメッセージが、24の言語で刻み込まれています。
『イマジン・ピース・タワー』が、地球のあらゆる場所から発せられる強いウィッシュに光を与え、恐怖と混乱に満ちている今の世界に勇気、インスピレーション、そして連帯感を付与することができれば幸いです。平和な世界を実現するために、団結しましょう。ジョンと一緒に見た夢の実現を目撃できることはとても幸運に感じます。
愛を込めて
ヨーコ・オノ・レノン
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今年の10月9日、「ジョン・レノン」の67回目の誕生日を記念して、「イマジン・ピース・タワー」が、アイスランド首都、レイキャビク沖合のヴィーズエイ島に建てられた。建築物としての「塔」ではなく、15本の光の束による巨大な「光の塔」である。
塔自体は「光」である。建築物としては円筒形の台座と巨大な15基のランプが置かれている地下構造からなる。ライトから光が天上に向かい照らされ、真っ直ぐな青白い「光の塔」が浮び上がる。台座の周囲の白地の壁面には、「Imagine Peace(平和を想像してごらん)」の言葉が、世界24言語に翻訳され、刻まれている。
環境にも配慮され、アイスランドに建立された理由のひとつは、環境先進国であるということ、そして、塔への電源供給は地熱発電。
20年前のレイキャビク会談をきっかけに冷戦が崩れ、アメリカ軍もアイスランドから撤退、10月12日には、レーガン・ゴルヴァチョフ・レイキャビク会談の主役のひとりであったソ連のゴルバチョフ元書記長が、会談20周年を記念してアイスランド大学で記念講演を行う。
そんなレイキャビに。