こんな僕でもいいのかい

こんな僕でもいいのかいっていう感じの彼に
エスカレーターで軽く長くハグして、
こんな私でもいいのかしらっていう感じの彼女がいて、
君らはちょうどいいくらいだよって感じで
後ろで私が見上げている。

割れ鍋にとじぶた

暇な土曜日

金曜日はとても解放された気分で、
心地よく眠った。
8時頃にすっきり目が覚めたけれど、
今日は用事もないのだと思って横になっていたら、
そのまま昼まで寝てしまった。
これがまたすっきりした眠りで、
本当にイルカのように眠った。

環境問題で考えると、
鯨、イルカ、牛、人間などは、実に高率の悪い生き物だ。
プランクトンやミジンコが大変効率がよい。
牛を食べる人間などは、
あまりにエネルギー効率が悪いものを、さらに熱処理して食べるのであるから、
ほとんど形容しようもない愚行である。
最近は捕鯨するよりも捕鯨反対に多大なエネルギーをついているようで、
本当に白人というものは、エネルギー効率の悪い生き物である。
無駄に大きくて、無駄に食べる。戦争ばかりしている。
イエス・キリストが白人の姿で描かれているうちは、
世界は平和にならないだろうし、
エネルギー無駄遣い社会が続くだろう。
家庭の主婦は、牛乳パックを洗ってリサイクルしているよりも、
白人じみた無駄生活を改める運動を開始した方がいい。
自分の庭を耕して、自農を主とする、
日本人はそうしてきたのだし、そうしていける。
どんなに虫がつくか、一度試してみればいいと思う。

イルカのジャンプのようにすっきり目覚めて、
昼ごはんを食べた。
無印良品のレトルトカレーで、
レッドカレー。
タイ風で、香辛料がいくつかと、ココナッツミルク。
魚貝風エキスとか書いているが、
桜海老の粉のような感じがした。
全体としてあまり好きではない。

出かけて、仕事をひとつ。
久々にフランス語を聞いた。
ところどころの単語しか分からないけれど、
フランス語を隙間なく喋る人を見ていると
なんとなく頭がいいように思えてくるから不思議だ。
今日の人の一人は、
キーラ・ナイトレイみたいなとがった系の美人で、
こんな人がどうしてモデルをしないのかと思ってしまうが、
余計なお世話だ。
トーヨーっぽいことを言ってあげると喜ぶので、
喜ばせる。

帰りに、プランタンの隣の東急ハンズで
接着剤を探す。
結局、アロンアルファだ。アスクルのほうが安かった。
378円。
めがねの鼻をいよいよくっつける。

店内の絵葉書売り場では、桜が満開。いいなあ。
そういえば、2月の梅の会を何かのチラシで見た。

ついでにプランタンに。
たくさんの人だ。
地下二階の食品売り場。昔、パスタとチーズとワインをここでかなり買った。
プランタンの駐車場が使いやすかったからだ。
今日見たところでは、ワイン売り場はかなり充実。
しかし食品は全体にお菓子、デザート系に集中しているようで、
パスタもチーズもどこにあるのかよく分からなかった。
ドーナツに行列を作っていた。

銀座教文館でキリスト教の本を物色。
銀座三越で食品を買う。一回りしたが、かわり映えしない。
今日は九州の物産展をしていたようで、
からしめんたいこでパスタを食べようかと思ったけれど、
わたしとしては興味なし。

何か買っていかないとひもじいので、
生の食材を電子レンジで7分くらい温めるとできるという、
魚貝リゾットを1050円で買う。
オークラ・デリカで、
ビーフシチュー1400円を買う。
融というアジアンショップで、
韓国食のお惣菜セットのようなもの950円を買う。

人が多いので、帰る。
歩いていると、「夜中についつい小腹がすいて食べちゃうんだよね」
なんていう会話を小耳に挟む。
「夜中についついドカ食いしてしまう」人たちが何と多いことだろう。
悲しい。

また通りかかると、高齢婦人がカードを出して、連れの人に何か言われている。
「それじゃないでしょ」
「ああ、あなたと同じ？」
「そうじゃなくて、ここは三越」
「ああ、あなたもそうなの？」
「その赤いのは高島屋のカードでしょ？」
「えっ？」
わたしもすぐにそうなる。遠くない。

今日歩いた範囲では、
ハロッズのディスプレイがきれいだった。
お嬢さんのスーツという感じ。
PTAには向かない

和幸のインテリア館に展示してある椅子と棚がきれいだった。
少し小さすぎるけれど。
一人暮らしの女性をターゲットにしているようだ。
鋲打ちの革張り、色がきれいだった。

見上げると、北京オリンピックまであと200何日とか光っている。
それを写真に撮っている人たち。

その横には、明日は雪10％と表示。

温かいご飯など食べたことがない

ここしばらく冷えた夕食を食べている。
電子レンジを使うことさえ億劫だ。
温めむらも興ざめだ。

炊き立ての温かいご飯？
長年の夢だ。

最近は電子レンジで解凍した白米にお湯を注いで、
白米の味わいをさらに深く味わっている。

独占欲

独占欲の強い人はいて、
姉さんたちは困るらしい。

*****
スカッとした男たちは、
一応指名をしていても、
重なったりすると、
「おっ、ますます売れっ子だね、商売繁盛でいいなあ、
今日はこっちの新しい子と話しているから、行っておいで」
なんて余裕を見せていて、
扱い易いのだ。

わたしのお客さんったら、もう何年もついていてくれて、
ありがたいんだけど、店にいるうちはわたしがお相手しなくちゃなんなくって、
女の子たちと逢いにきているんじゃなくって、
わたしと会いに来ているっていうんだもの。
指名が重なったりしたら大変、もう、説教だわ、人の道が始まるの。
お店もわたしも延長利用金が取れるからいいんだけど、
でもね、やっぱりあんまりよくない。
どうしてあたしには、このタイプのお客さんが多いんだろう。
陽気に飲んで喋ってくれればいいのに。
わたしが歌って、みんなが拍手してくれればそれでいいのにって思うけど。
別々の場所で、みんなにやさしく、これでないといけないんだよね。

私はこういう仕事だって知っていても、やはり一時的に私を独占したくなるみたいで。
だから携帯メールの返事が大変。頭が痛いんだわ。
毎日になると、これが。

もう三年も四年も、毎朝だよ、おはようメール。
家族っていうか、家族以上っていうか、それとも異常っていうか、
あの人にとって、私って、何なんだろう。

乾杯・金曜の夜

金曜の夜、
この甘美な誘惑、
今宵、乾杯、
表の人生からの解放に
静脈と青痣に

先日は未明に初雪が降りました。
今夜は冷えるでしょう。NHK。

縛っても血が止まらない人間の体の不思議
まるで縛ってもいいのだと許されているようだ

人生二回結婚説

人生二回結婚説がある。
まず40代男性と20代女性が仲良くなる。
40代女性は20代男性と仲良くなる。
20年くらい続ける。
20代女性は成熟して40代女性となり、今度は20代男性と仲良くなる。
この20代男性は今度は40歳になったら、
20代女性を教え導く。そのようにして、交差しながら、
いつも20台の若い性が40台の成熟した性に育まれるという、
愛に溢れた計画である。
年長者はリッチだから、どの人も、リッチな生活ができる。
文化の伝達もうまくできる。

一見いいのだけれど、
難点は、40代女性の、魅力を、どこまで維持できるかだろう。
見た目でないところで、しっかりと魅力を感じさせることができれば、大人の文化である。

よき伝統

石原裕次郎が松田聖子にある技巧を施し、
松田聖子が郷ひろみにその技巧を求め、
郷ひろみが岩下志麻にそれを実行したところ、
あら、一回りしたのね、と岩下は分かったというのも、ありそうな話だ。

郷ひろみは石原裕次郎の弟子だとは思っていないだろうが、
結果としては、そうなる。

古来、男から男に直伝は、ない。
女を媒介にしてのみ、よき伝統は伝えられる。
逆も同様。