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眉毛の話

実を言うとわたしの眉毛は
外側半分がない。
そんなこともあって、面倒なので、全部剃ってしまった。
その上、永久脱毛もした。
わたしは徹底的だ。

眉毛の外側半分のない女性は、
甲状腺機能に異常がある場合があると
言われて調べたら別段異常はなかった。
ついでに女性ホルモンも調べて、異常はなかった。

遺伝でもない。
それでわたしはずいぶん心配もしたしむくれもした。

眉毛は人目につくから、とても厄介だ。

これから人口眉毛を植毛しようかと思っている。
でも、完全無欠の眉毛が突然出現したら変だろうな。
タイミングが難しい。
ミラノに移住するときにしようかな。

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オグシオと万葉

万葉集を読んでいたら、
オグシオという響きは
とても万葉だと思えた。

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まぜこぜ啄木

函館の青柳町こそかなしけれ
友の恋歌
矢ぐるまの花

石川啄木

これをうちの親は

青々と柳目に見ゆ青柳の柳目に見ゆ泣けと如くに


いろんな歌をまぜこぜにして子供に教えていた。
教えていたわけではないが、
つぶやいているのを聞いて覚えてしまった。
いまでも覚えている。

やわらかに柳あおめる 北上の
岸辺目にみゆ なけとごとくに

これが本物。

まぜこぜ啄木の奇妙な反復と重複は、
なぜか心に残っていて、いまでも思い出す。

*****
若きツタンカーメン王の棺に、王妃アンケセナーメンが供えたのがヤグルマギクなのだそうだ。



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パニックの人が苦手な場所

パニック障害の人が苦手な場所には、
それぞれ理解できる理由があると思う

飛行機……こんなものが空を飛んでいて、安心できる方がおかしい。
急行……途中で止まってくれないのだから、心配も分かる。
地下鉄……地中を走るなんて、いいものではない。
閉所……空気がなくなりそう。
エレベーター……落ちたりとまったりしそう。
洞窟の奥……逃げられない
地中……虫やネズミが出てきそう。特にムカデとミミズとアリ。

人混み……人が群れていると、ライオンに襲われる危険が増える。たくさん人がいたら、ライオンとしては、闇雲につっこめば、逃げ足の遅い誰かをつかまえられると思うだろう。人の側にすれば、集団のはじっこにいれば、方向によっては、ライオンに一番先に食べられるかもしれない。真ん中にいれば、他人が邪魔で、逃げ遅れるかもしれない。いずれにしても、人混みは危険だ。
現代でも、人ゴミや映画館は風邪をうつされる危険がある。

わたしは名探偵モンクのような不潔恐怖の人の恐怖もよく理解できるけれど、
パニック障害のひとの不安も理解できる。

ジェットコースターなんか、
絶対乗らない。
吊り橋も遠慮する。



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学校と仕事の違い

学生さんで、
学校は適当にさぼっているが、
仕事は休まない人がいる。

学校を休んでも自分が損をするだけだけど、
仕事を休むと人に迷惑がかかるからだという。

学校を休めば、学校の先生はいろいろと心配も配慮もするものだから、
迷惑がかからないというのは、言い過ぎだと思うけれど、
まあ、仕事に比べれば、自分が損をするだけということかもしれない。

*****
まだ20代でお店を経営している女性がいる。
近頃の若い娘は、休むときに電話の一本もできないと言って嘆いている。

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朝の仕込み

朝、中華屋さんも、おそば屋さんも、仕込み。
中華屋さんは、隅々まで磨いて掃除している。
毎日。いろんな物を道に放り出して、まるで毎日大掃除だ。
今日などは水が冷たいだろうと思う。
そば屋は鰹節の香り。
猫も大好き。
私も大好き。

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人は自分の立場がある限り、

人は自分の立場がある限り、
分かり合えない。
自分の立場を消してしまえば、
どの立場でも、多分理解できる。
憎しんだり軽蔑したりしているのは、
理解していないということだ。
どの人も、理由がなくて生きているわけではないのだし、
理由がなくて特定の立場をとっているわけではないのだから。

共感しなくてもいいから、
せめて、できるだけ理解したいものだと思う。
そのためには、よく話を聞くことだ。

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妹にし触れば われさへに触れ

妹に恋ひ 寝ねぬ朝に 吹く風は 妹にし触れば われさへに触れ 

あなたが恋しくて眠れなかった朝でした
風が吹いています
あなたの肌を撫でた風ならば
わたしの肌も撫でておくれ

君恋し眠れぬ朝に吹く風よ 肌を求める浅き夢よ

お前はわたしを眠らせない
風の中にお前がいる
恋の微粒子が濃く煙る



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祖母の教え

祖母は私に言いました
背筋を伸ばせ
しっかり歩け
あごを引け

逆に言えば、
わたしは姿が悪く、
猫背で、
あごが出て、
だらしなく歩くのでした。
読書の姿勢で固まったままなのでした。

今から思えば、
傷つけるのが申し訳なかったはずの、
誰も言ってくれなかった、
有益な教えでした。

人に親切にしなさいとか、
ご先祖様を大切にしなさいとか、
そんな教えではなかったのが、
あの人らしいいいところ。

今ならわたしは整形されたかもしれない。
プラグマティズム。

この人はリバタリアンだな。
役所も裁判所も必要ない。
自分で交渉した人だ。

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米国型金融資本主義

ゴールドマン・サックス
シティ・グループ
メリル・リンチ
米国型金融資本主義
新自由主義
フェルドマン
竹中
堀江貴文
村上世彰
折口雅博

時代には時代の言葉がある。

精神医学で、フロイトを読み直して論じるのは、すでに文献学である。

社会科学で、マルクスを読み直すのは、教養としてだろうと思うが、
現代的には何を読めばいいのだろう。

マルクスの思考は、福祉型国家ビジョンに集約されているのだろうか。
中国ビジョンはどうなっているのだろう。

現代、虐げられ、派遣され、理由もなく首を切られ、
ローンも組めず、結婚もできず、暮らしている人が何を読んで勉強すればいいのだろう。

米国型金融資本主義にたいする有効な実践はどこにあるのだろう。
マルクスによれば、
金融資本がやりたい放題をやれば、
矛盾は蓄積増大し、
労働側には反発のエネルギーがたまり、
結局金融資本主義は乗り越えられる。
そのためにも、乗り越えられるべき発展の一段階として、
金融資本の時代が必要なのだろうか。
社会の発展段階に応じた過渡的なもの。

膿が出尽くすまで。

最近は消毒をしつこくしないで、
水で流してラップを巻いておく。
ちょっと熱を出すくらいで治りがいいのかも。



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