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衆院山口2区補選、民主・平岡氏が当選

衆院山口2区補選、民主・平岡氏が当選

創価学会でもだめ
次はどうする?

選挙ではだめだということが分かったのだから再編だ。



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誉め殺し

【ワシントン=黒瀬悦成】パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの幹部が、米大統領選で民主党の候補者指名を争うバラク・オバマ上院議員の支持を表明し、オバマ陣営が困惑を深めている。

 保守派などはこれまで、オバマ氏のミドルネームが「フセイン」であることなどを理由に、同氏をイスラム過激派と結びつけるなどの中傷を展開しており、想定外の「ラブコール」は波紋を広げる可能性がある。

 問題の支持表明は、パレスチナ自治区ガザ地区を支配する「ハマス政府」のハニヤ首相の首席政治担当補佐官、アフマド・ユセフ氏が今月13日、米WABCラジオに語ったもの。同氏は、「我々はオバマ氏が好きだ。彼に当選してほしい」とし、オバマ氏を故ケネディ大統領になぞらえ、「オバマ氏は、米国が(他国を)支配したり尊大に振る舞ったりせずに国際社会を率いることができるようにするための構想力を持っている」と持ち上げた。

 これに対しオバマ氏は14日以降、「ハマスは無実の市民を多数殺害しているテロ組織だ」と演説などで繰り返し強調し、ハマスと距離を置く姿勢を打ち出している。

(2008年4月19日11時44分  読売新聞)
*****
むかし竹下さんを誉め殺しにした勢力があった。
ハマスがこのような形で力を発揮できるとは実に意外。
「我々はオバマ氏が好きだ。」といわれると困ってしまう。



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韓国映画事情と日本映画事情

韓国の映画人口は日本と同じくらいあるんです。人口は日本の3分の1だから、日本人の3倍、映画を観ていることになる。日本以上のネット社会である韓国で、これほど映画館に足を運ぶ人が多いというのは、日本の抱えている問題の裏返しだと思います。韓国は、日本の10倍もの予算が映画に投じられ、公費助成に関しても、準政府機関のような委員会が、いい映画を作るために全権を行使して助成先を決めている。はっきりしているわけです。
 韓国映画の偉いところは、日本映画の一部に見られるような、観客をナメた姿勢が全く見られないところです。前に一度流したシーンを回想シーンでもう一度説明調に流すような、そんなことは決してしない(笑)。大いに学ぶべき点ですね。

日本の映画観客数は、1950年代は年10億人を超えていました。60年代に急減し、72年には2億人を割ります。96年には1億2000万人まで落ち込みますが、その後、少しずつ回復してきて、ここ7年は1億6~7000万人で推移しています。一方、スクリーン数はここ10年、増加傾向にあり、97年に1884だったのが、2007年には3221になりました。その7割以上がシネコンです。公開本数も増え、10年前は邦画・洋画合わせて年611本だったのが、07年は810本。これは、ブームと言っていいものなのでしょうか。

スクリーン数の増加に比べ、映画人口はさほど増えず、1スクリーンあたりの観客数も売り上げも減っています。シネコンが増えたことで地方の人たちに映画が身近になったことは確かです。でも、ヒットを見込める作品が数スクリーンを占拠する一方で、成績が悪ければ上映打ち切りという実態もあります。口コミなどを通じてじわじわっと売っていくタイプの映画には向いていないですよね。最近はコミュニティシネマのような活動が活発になりつつありますが、多様な映画を見る環境は整えていかないといけないと思います。

新聞社芸能担当記者座談会から

*****
わたしには、あのような空気の淀んだところに
みんなで2時間じっとしている
神経の太さが信じられない。

わたしは暗くなったにすぐ寝てしまう。



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高齢者医療―このままでは台無しだ 朝日社説

高齢者医療―このままでは台無しだ
 75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度をめぐって、不安や不満、怒りが収まる気配がない。保険証が届かない。保険料を間違って徴収された。そうした事務的な問題は時間とともに改善されるだろう。
 事態が深刻なのは、「わずかな年金から、こんなに保険料を引かれるとは思わなかった」というような訴えがお年寄りから続出しているにもかかわらず、厚生労働省がきちんと対応したり、説得したりできないことだ。
 法律ができてから2年にもなるのに、野党ばかりか与党の議員まで「お年寄りに説明がつかない」と言い出している。制度そのものへの不信や不安が広がっているのだ。
 膨らむお年寄りの医療費をどう支え合うかという制度論ばかりが先行し、お年寄り一人ひとりの保険料の変わり具合について、政治家も官僚も目配りが欠けていたということだろう。
 お年寄りの多くはこれまでも市区町村の国民健康保険などで保険料を納めているので、新制度になっても負担はほとんど変わらない。厚労省はそう説明してきた。
 ところが、年金からの天引きが始まると、保険料がぐんと増えたという不満の声が次々に出てきた。ようやく生活費をひねり出している低所得のお年寄りにも、そうしたケースがある。
 新しい制度では、県単位で保険料が一本化されたうえに、市区町村独自の税金の投入がなくなった。お年寄りには所得に応じた負担を広く求めることになった。お年寄りの負担は総額で見れば、ほとんど変わらないが、人によって増減はさまざまだ。
 どんな所得層で負担が増えているのか。負担が増えた人と減った人はどちらが多いのか。そうした当然の疑問に対し、厚労省が「わからない」というのだから、驚く。これでは、保険料をたくさん払うことになった人たちが怒るのも無理はない。
 厚労省はただちに実態を調べて全体像をつかむべきだ。そのうえで、保険料が上がって困っている低所得の人たちがいるのであれば、仕組みを改めることも含めて必要な対策を講じなければならない。
 新しい高齢者医療制度は、従来の老人保健制度に比べ、現役世代とお年寄りがどれだけ負担し、税金がどれだけ使われているかが分かりやすくなった。世代間や世代内の負担の不公平もある程度是正された。
 だが、そんな意義や利点も、不信や不安を放置したままでは伝わらない。
 まずは、お年寄り一人ひとりの目線で負担の仕方や実態などを説明し、納得を得る。それをしなければ、せっかくの制度も立ちゆかない。

*****
厚労省が「わからない」というのだから、驚く。
という意地悪な書き方に驚く。



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ぞっとする核拡散の闇 朝日社説

北朝鮮とシリア―ぞっとする核拡散の闇
 昨年9月、シリアの砂漠にあった建物をイスラエル軍が空爆し、破壊した。その建物は何だったのか、シリアもイスラエルも詳しく語ろうとせず、米国も口をつぐんだ。
 この謎の事件について、米政府が衝撃的な発表をした。シリアが核兵器用のプルトニウムを作るため、北朝鮮の支援をうけて秘密裏に建設していた原子炉だった、というのだ。
 空爆された建物や、原子炉と見られる内部の写真まで公表された。北朝鮮の黒鉛減速炉とそっくりだ。北朝鮮とシリアの核開発担当の高官だという2人が肩を寄せて立つ写真もある。
 どうやってこんな写真を入手できたのか。スパイ小説を地でいくような離れ業に驚かされる。
 シリア側はさっそく否定した。北朝鮮もかねて、核技術や物質は輸出していないと強調してきた。
 だが示された資料を見る限り、両国の主張は信じられるものではない。米政府は「この型の炉は過去35年間、北朝鮮だけが建設している」などとして、北朝鮮の関与を強調した。
 北朝鮮は、パキスタンのカーン博士を中心とする「核の闇市場」ともつながりがあった。その北朝鮮から核技術が中東に流れる。弾道ミサイルの技術もひそかに取引される。
 今回の件が事実とすれば、核の拡散が世界にとって現実の脅威であることをまざまざと見せつけるものだ。
 イスラエルは半ば公然の核保有国であり、それに対抗して中東の国々が核を手にすれば、事態は制御不能に陥りかねない。イランは国連制裁を受けながらも、ウラン濃縮を進めている。
 核不拡散への国際社会の取り組みをいちだんと強めなければならない。
 空爆から7カ月もたって公表に踏み切った米国の真の狙いは分からない。イランへの牽制(けん・せい)との見方もあるが、北朝鮮に対する強烈な圧力であることは疑いない。
 日本も、拉致や隣国の核武装という問題に加えて「拡散」の脅威にも真剣に向き合う必要がある。

*****
北朝鮮から核技術が中東に流れる。弾道ミサイルの技術もひそかに取引される。
核の拡散は世界にとって現実の脅威である。

これって、本当に困ったことでしょう。そう思わない?



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B層狙い

高田 明和氏の本。
だいたい500~1500円の本。

*****
●脳の栄養失調―脳とダイエットの危険な関係

糖分と脂肪を目の敵にし、肉より野菜という「ヘルシーな食生活」がかえって糖尿病をまねき、うつや能力低下をもたらすことがある。大脳生理学から見た、ホントは危ない健康常識。脳が栄養失調にならないためには?

●食肉生活のススメ

「日本人は食べ過ぎている」「低コレステロールが健康」「長生きの秘訣は粗食」…どれにも全く根拠がありません。実際には日本人は少食になっていますし、コレステロールが低いと死亡率も高くなり、脂肪を摂らないとガンやぼけ、うつ病にもかかりやすくなるのです。「血液サラサラ」では病気を防ぐこともできません。すべては統計が示しています。食肉生活の正しい知識で、脳と体の健康づくりをしましょう。

●脳によく効く栄養学―ボケたくなければ肉を食え

昨今の脳トレブーム、実は食事が脳に与える影響は大きい。脳梗塞や認知症、うつ病などの脳・神経の障害から、わが身を守る画期的な栄養入門書。「コレステロールや糖分は脳によい」「肉は食べるべき」「下手なダイエットは脳の敵」などの新常識や、アラキドン酸という新顔の栄養素まで、ページを繰るごとに驚きの連続。テレビでおなじみの博士の書き下ろし新作。巻末に「脳に効く」特選厳選レシピつき。

●「砂糖は太る」の誤解―科学で見る砂糖の素顔

砂糖とそば粉は、同じカロリー!「砂糖は太る」それは、誤解です。「甘さが太らせる」それも、誤解です。「砂糖は糖尿病の原因」それも、やっぱり誤解です。あなたの「食べ物常識」を覆す、砂糖の真の姿。

●病気がイヤなら太りなさい―肥満はヤセより長生き

「肥満が糖尿病・心疾患・動脈硬化・ガンの原因」はウソ!「ダイエットで健康になれる」もウソ!肥満に関する常識をつくがえし、元気で長生きできる秘訣を、医学的データをもとに提言する画期的健康本! アメリカではこのところ肥満が急増しています。しかし、いわゆる「小太り」の人がもっとも長生きという調査結果がでました。さらに肥満の人とやせの人では、肥満の人のほうが長生きという結果もでたのです。つまり肥満が悪いのではなく、運動不足や不規則な食生活が病気のもとであり、体重を減らさなくても健康でいられるのです。太っている人がダイエットをしても、ほとんど成功しません。それどころかダイエットの繰り返しは健康を害することも知られてきました。この本では、そうした健康と肥満についてのこれまでの誤解を正そうと思います。(はじめより)

●認知療法でうつ病が治った―優しい人ほどうつになる

「うつ」の根本原因である「ゆがんだ考え方」を改善しながら「三列記録法」「五列記録法」などの実践的な解決策を紹介する実践の書。クスリで治らないうつ病を克服する、アメリカ発の最新うつ療法を掲載する。

●「うつ」依存を明るい思考で治す本―クスリはいらない

まずは「よくやった!」と自分をほめよ!脳が強くなる!!新現代病「うつ」依存。病院のクスリには知られざる副作用が!脳のしくみを知って自分の力で脳を変えよう!生活習慣、食べ物、睡眠、運動で驚くほどラクに生きる!!
いくら薬を飲んでもうつ状態、頭の痛さ、やる気のなさなどは治らない場合が多いのです。そこでまず、脳に栄養を与える必要があります。次は脳内のトリプトファンをセロトニンに変える必要があります。次は脳細胞を傷つけないことです。脳細胞はストレスの際に副腎皮質から放出されるコルチゾルによって死滅します。とくに記憶をつかさどる海馬と脳を統合的にコントロールする前頭葉の細胞が死滅します。次は悩みの中枢(帯状回、扁桃)などから活動の中心を別のところに移すのです。脳は活動しているところに多くの血液が流れるようになっています。それには運動をして脳の運動野により多くの血液を流すなどの生活態度が必要です。そして「将来は必ずよくなる」「将来は必ずよくなる」と繰り返し自分に呼びかけることです。

ーーーーー
新橋ではみなさん頭がいいのでこの手の本についてはコメントを求められません。助かります。

意外なタイトルをつけて、1000円で売ろうという出版社なんですね。これ自体興味深い現象です。
なんでもやりすぎはよくないし、小太りの人がもっとも長生きというのも昔から言われていることです。運動不足や不規則な食生活を改善すれば自然に肥満は解消するはずで、何を肥満と呼ぶか、定義の問題でしょう。
肉を食べろと言っても、日本人として適度にということです。アメリカ式に食べていたら、肥満になります。そうするとまず膝や腰を悪くします。周りから散々言われるので普通は耐えられません。

栄養学よりも禅の言葉のほうがよく売れているようで、禅の言葉シリーズのほうが高田本のターゲットに合った本ということになります。自民党のいう、B層狙いですね。ここが現代日本のボリュームゾーンでしょうから、マーケッティングとしてはいいのだと思います。薄利多売で同じネタで何回も書いています。



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マカについて

マカについて

■原材料名 【内容液】マカ濃縮エキス末、ベニバナ抽出物、亜鉛酵母、冬虫夏草菌糸体抽出物、
トナカイの角抽出物、ビタミンE、ショ糖脂肪酸エステル、セルロース、酸化ケイ素
【被包材】HPMC
 
■栄養成分 3粒(0.86g)あたり : マカ濃縮エキス末/200mg 冬虫夏草抽出物/50mg 
トナカイの角抽出物/50mg ベニバナ抽出物/120mg 亜鉛/6mg 
熱量/3.30kcal たんぱく質/0.13g 脂質/0.04g 炭水化物/0.60g 
ナトリウム/0ー6mg
 
● 原材料をご確認の上、食品アレルギーがご心配な方は、ご利用をお控えください。
また、体質や体調によって、まれにからだに合わない場合(かゆみ、発疹、胃腸の不快感など)があります。
その際は、ご利用をおやめください。
● おすすめしております摂取量を目安として、摂り過ぎに気をつけてご利用ください。
● 薬を服用あるいは通院中の方は、お医者様とご相談のうえお召し上がりください。
● 食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
 
*****
こんな感じ。
マカ濃縮エキス末/200mg 冬虫夏草抽出物/50mg 
トナカイの角抽出物/50mg ベニバナ抽出物/120mg
これでは何を飲んでいるのか、まったく分からない。
成分分析するとして、化学物質として何を分析していいかも分からない。
トナカイの角が奈良の鹿の角でないということを検定することができない。

半島の北から送られてくるらしい偽バイアグラは
有効成分が半分程度になっているとのこと。

偽マカを作ったとして、半分なのか1/3なのか、比較もできない。
健康食品だから別に違法ではないのだろうけれど。
何がどう効くのか知りたいと思うのは無理な話ではないと思う。

無題20080427.JPG
取り組んだら教えてくださいね。
でもこれだと下を向いたときに
髪の毛の先が薬品についてしまうはず。
気をつけよう。



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メンタルヘルス調査数字 大企業が手厚い

メンタルヘルス不調者が最近3年間で「増加している」とする企業は55.2%と半数超に上る。“特に増加が目立つ年代層”は、「30代」が最も多く51.9%、次いで「20代」が41.2%の順。メンタルヘルス不調で1カ月以上休職している社員がいる企業は62.7%で、3年前の前回調査(50.9%)よりさらに高まった。1社当たりの休職者は平均9.5人、全従業員に対する比率は平均0.5%である。
 こうしたメンタル不調の増加に対して企業側も対策を進め、「何らかのメンタルヘルス対策を実施する」企業は79.2%と約8割を占めた。規模別にみると、1000人以上では98.9%(前回90.4%)、300~999人では79.3%(同68.0%)、300人未満では57.0%(同35.9%)と規模が大きいほど実施率が高いが、前回調査に比べ、どの規模でも実施率が高まっている。
 具体的な施策は、「電話やEメールによる相談窓口の設置」が最も多く56.0%、次いで「心の健康対策を目的とするカウンセリング(相談制度)」52.4%で、以下、「管理職に対するメンタルヘルス教育」「社内報、パンフレットなどによるPR」「ストレスチェックなど、心の健康に関するアンケート」などである。
 また、メンタル不調で休職した社員のうち、完全復帰した割合を尋ねたところ、「半分程度」復職したとする企業が22.5%で最も多いが、「7~8割程度」が21.5%、「ほとんど(9割以上)」も20.4%あり、3者に「全員(復帰)」7.3%を合計すると71.7%となり、7割超の企業で「半分程度」以上が完全復帰していた。規模が大きいほど復職割合が高く、大企業では、メンタルヘルス対策が復職面まで充実していることから、その効果が復帰割合に出ているものと考えられる。

*****
大企業が手厚いと出ているが、管理職個々によって方針があるようで、
会社の内部でも一律ではないのが実情である。

いろいろな事情があることをくんで、
実際の診療は進められる。
これが人間くさいところである。

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『趣味は競わず』 頑張り過ぎない

頑張り過ぎない

 うつ病の初期に不眠、食欲低下、倦怠(けんたい)感などを生じます。そして、いつも習慣的に行っていたことが面倒になったりします。さらに進んで、趣味や娯楽に興味を持てなくなります。

 これは興味の喪失と言って、何事にも興味を持てなくなり、何をしてもおもしろくなく、喜びも感じない状態で、うつ病の大きな症状の一つです。そして、うつ病が回復してくると、趣味への興味も回復してきます。

 趣味はうつ病にならないための重要なストレス解消法です。「仕事が趣味だ」という人も、仕事以外の趣味を少なくとも一つぐらいは持ちましょう。一つ持っている人はもう一つ持ってみてはいかがでしょう。できれば多趣味をお勧めします。一つ飽きてきたら、他の趣味を始めるというようにするのも良いでしょう。

 趣味は楽しくなければなりません。一度始めると、とことんまで追求して、達人の域に達しなければ意味がないと考える人がいますが、それが苦痛になっているようなら考えものです。

 ストレス解消法がストレスを生むこともあるのです。趣味は頑張らない、突っ張らない、競わない、無理しない、マイペースで行うのを原則としてください。

 私は過去にゴルフに夢中になり、うまくならずに落ち込んでいる時、恩師から「『趣味は競わず』といいますからね」と言われ、ほっとしたことがあります。(毎日新聞)



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メンタルヘルス指導の現実

メンタルヘルス指導の現実がこんな風

こんなこと言われているようでは
もうすでに疑問符で
言うほうも疑問符です

しかしこんな人が会社にメンタル指導に行ってレクチャーします
講習を受けるとき、この人は一体偉そうなことを言ってどれだけ稼いでいるのだろうと
疑ってみて下さい。

本当に株で儲けている人は
株式投資のレクチャーをする必要はないはずです
特別な情熱のある人なら別ですが

メンタルをコントロールできる達人なら
もっと何か違う仕事をしているはずでは?

*****
急なトラブルに「早くしないと!」でいつも失敗……。人は誰でも割り込み処理が苦手、この状況にどう対処すればいい?

 仕事のない休日はいいものですね。電話を取らなくていいし、会議にも出なくていい。ややこしいメールを読まなくてもいい。心が乱されることの少ない、とても貴重な日だと思います。

 こういう日には「自分レビュー」をしてください。自分レビューとは「自分をじっくり分析する」こと。そこからメンタルヘルスを維持するアイデアや、改善策が見えてくることがあります。

受注を決めたい出張の日。早く空港に行かないと!
 
 今回は、日曜に自分レビューをするためにオフィスを訪れる、システム営業さんの登場です。私は毎回この営業に、「忘れたことリスト」を持ってくるようにお願いしています。忘れたことリストとは、やらないといけなかったがやり忘れたことを書き出した表で、自分レビューにはもってこいの題材です。

 ある日曜、いつものように私は営業に、忘れたことを尋ねました。

 「エアコンの消し忘れです。くやしい忘れ物でした」

 エアコンの消し忘れがくやしい? 一体、どのような忘れ物だったのでしょうか。詳しく聞いてみました。

 冷え込みが厳しい日のことでした。その日、営業はお客さまの元へ出張する予定がありました。システム開発の提案中で、この訪問で一気に勝負をかけたいと思っていたのですが、うまい説得方法がなかなか浮かびません。うんうんと悩んでいるうちに、飛行機の出発時間が迫ってきました。急いで自分の荷物をまとめて、空港に向かわないといけません。

 「こういうときに、大事なものを忘れるんだ」。営業は経験からよく分かっていました。資料や財布、携帯電話、そして家の戸締まり。入念にチェックしていたそのときです。携帯電話が鳴りました。営業は思いました。「この急いでいるときに、一体、誰?」

 相手は実家の母親でしたが、一言二言で電話を切って、空港に向かいました。

 3泊4日の出張の結果は、あまり良いものではありませんでした。疲れて帰宅してドアを開けると、いやに室内が暖かい……。

 「やってしまった!」。営業は叫びました。暖房を付けたまま出張に行ってしまったのです。4日間、エアコンは誰もいない家を暖め続けていました。出発する前にあれだけチェックしたのに……。営業の疲れは最高潮に達しました。

 「私は誰のために電気代を使ったのだろう? 気を失いそうになりました」と営業はいいます。確かに、くやしい忘れ物でした。

深夜の呼び出し。早く資料を届けないと!
 忘れたことリストは続きます。

 営業が作った見積もり資料に不備があって、お客さまから緊急呼び出しがありました。なんと深夜です。お客さまは、稟議書の作成を急いでいました。

 営業は思いました。「早く資料を届けないと!」

 資料を訂正して、タクシーに飛び乗りました。深夜なので道路は空いていて、スムーズにお客さまのビルに到着しました。ところがタクシー代金を支払い、ビルに入館しようとすると、IDカード(入館証)が見当たりません。

 お客さま先のIDカードがないと仕事にならないので、忘れないように、家ではいつも財布や携帯電話と同じ場所に保管しています。今日も絶対忘れずに持ち出したはずでした。でも見つからないのです。

 IDカードを悪用されたら、大変なことになります。そこで営業は、警備員に事情を説明して、自分のIDカードを使用禁止にしてもらいました。警備員には紛失状況を事細かく聴取されたそうです。やっと入館し、お客さまに資料を手渡せたのは、ビルに到着してから2時間後のことでした。「私の失った時間を返してくれ!」。営業はそう思ったそうです。

 幸い、タクシーの領収書から乗った車が特定できました。調べてもらうと、IDカードは車内に落ちていました。財布を出した弾みで落としてしまったようでした。

 営業は、残念そうにいいます。「忘れ物の対策が、忘れ物を招いてしまったようです」。対策が裏目に出てしまうこともあるわけですね。

終電で居眠り。急いで降りないと!
 そして営業の忘れたことリストは、さらにグレードアップします。

 営業はノートパソコンを持ち歩いて仕事をしています。もちろん、パスワード設定や保存データの暗号化は忘れていません。衝撃から守るための専用かばんも購入して、万全を期していました。

 あるとき、帰宅が終電になりました。疲れていたので電車で居眠りをしたそうです。目が覚めると、電車は下車する駅に停車中でした。営業はあわてました。「急いで降りないと!」

 間一髪、下車することができました。でも自宅に着いた後、とんでもないことに気付きました。パソコンのかばんがないのです。電車を降りるとき、あせっていたため持ち慣れた書類かばんだけをつかんで降りたのです。明らかに置き忘れです。

 パソコンの置き忘れには気を付けろ。会社から、耳にたこができるほど聞かされていたことでした。でも自分が当事者になるとは、一度も思ったことがありませんでした。新聞などで目にするデータ流出事件のことが頭をよぎりました。

 すぐに会社の緊急時連絡先に連絡し、悶々としながら電車の始発時刻を待ちました。生きた心地がしなかったそうです。

 始発の時間になって駅に電話すると、かばんは無事、遺失物として保管されていました。すべての持ち物を1つのかばんにまとめておけば防げたかもしれない、これもくやしい忘れ物でした。

 このように、忘れたことリストを整理すると、自分がどんな状況で失敗が多いかが分析できます。営業の「忘れたこと」に共通するのは、「急ぐ」とか「時間がない」「せかされる」という状況です。こういう緊急時に、「忘れたこと」が起こってしまうようです。

すぐに驚かない、すぐに手を付けない
 コンピュータは、緊急時の処理が得意です。急ぎの処理(割り込み処理)が発生したら、実行中の処理を中断してそちらを実行できます。中断した処理の途中経過はきちんと保存され、割り込み処理が終わった後に正しく再開できます。

 ところが人間は、割り込み処理が苦手です。人間の脳は、ホルモンが人間の気持ちや思いを電気信号に変換することで働いているそうです。コンピュータのように0と1が規則正しく切り替わって動くわけではありません。そこに割り込み処理が入ると、電気信号が交錯します。いろいろな情報が脳で混ざり合って、元の処理も割り込み処理も交錯し、混乱状態になります。

 ITの現場では「私に割り込まないで!」というようなことはいえません。思いもよらないところから急ぎの依頼やクレームが割り込んできます。これはなかなか防ぎようがないでしょう。だとしたら、割り込みに振り回されず、緊急時でも正しく自分を保つ方法を身に付けておいた方がトクです。

 そのために役立つ、「すぐに対応しない3活用」という方法があります。紹介しましょう。

活用1 すぐに驚かない

活用2 すぐに手を付けない

活用3 すぐに成果を求めない


 活用の1つ目は、割り込みや緊急事態が発生しても「すぐに驚かない」ことです。突然の出来事には誰でも驚くものですが、これにいちいち反応していると脳が疲れてしまいます。割り込みや緊急事態はいつでも起こる。そう考えて仕事をすると、突発事態でも、脳の乱れを最小限に抑えられます。

 2つ目は、「すぐに手を付けない」ことです。早く火事を消したいとき、あせってすぐに手を付けてしまうと、間違って水ではなく油をかけてしまうかもしれません。がむしゃらに対応するよりも、まず正しくて失敗がない手順を考える。その後に行動する。これが一番、最短で納得して行動できます。

 3つ目は、「すぐに成果を求めない」ことです。自分の脳は1つなので、割り込んできた仕事をやり始めると、全体の仕事の速度は落ちます。割り込み処理を入れたら、すべての成果をきれいに出そうとは思わないこと。これが自分の脳を乱さないコツです。

 この内容を聞いて、営業はいいました。「今度は、忘れなかったリストを持ってきてもいいですか。ひょっとしたら、そこに自分の成功の秘けつがあるかもしれないと感じました」。大正解です。失敗を分析する目的は、失敗を繰り返さないため。成功を分析する目的は、成功の度合いを高めるためです。

 会社や組織に多少のマイナスパワーが存在しても、それを上回るプラスパワーがあれば、皆さんのメンタルヘルスは良い方に向かうはずです。今回紹介した方法などで自分レビューを実施して、メンタルヘルスの向上に役立ててほしいと思います。

*****
活用1 すぐに驚かない
活用2 すぐに手を付けない
活用3 すぐに成果を求めない
などといって
自分レビュー
ばかりしている社員

わたしなら雇いませんし昇進させません
正解は「すぐに処理すること」それだけです
それができないなら仕事が合っていないのです



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大井町

不動産としては、個人的には事情が許すなら大井町がいいと思っている。
イトーヨーカドーが使える。東品川のジャスコも使えそうだ。
しかし物件が枯れているようだ。
お金もなければ物件もなく、この先考えようもない。

4,500万円 4DK  東京都品川区大井5丁目
建物面積:106.11m2   土地面積:95.7m2   1972年築
という一戸建てがあるが、
 「大森」駅   徒歩18分 で
わたしのメタボが治ってしまう。


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中古マンション価格の下落

8,680万円 3LDK  東京都港区南麻布5丁目
専有面積:102.5m2   所在階:3階/9階建   1972年築
という物件が広告に入っていた。
100平米で一億円くらいの見当だけれど、
地区年数を考えても、
地下鉄日比谷線  「広尾」駅   徒歩1分 だから
割安感がある。
港区の中古物件は下落しているようで、
割安感がある。
とは言っても、自分の給料で買えるようなシロモノではない。

4000万円のローンを組んで一生縛られるのが現代である。

高輪、南青山あたりでもすこし値崩れ気味だと思う。
駐車場付きも多く、
駐車場代だけ考えてもお得ではないかと思ってしまう。

不動産を担保にしている場合には担保割れなどしないのだろうかと空想している。

9,980万円(税込) 2LDK  東京都港区南青山2丁目
専有面積:107.74m2 『青山一丁目』駅 徒歩5分
など。
多分、100平米で一億円を意識していると思う。
これは表示価格だから、実際の売買価格はもっと下だろう。
1977年築 だから9000万円まで交渉できると思う。

9,000万円(税込) 3LDK  東京都港区白金台5丁目
専有面積:138.95m2   所在階:7階/10階建   1968年築
築40年のマンションで、配管などどうかと思うが、
一方、古いマンションはまじめに良いコンクリートを使っていたりする。
これは駐車場がないので難しい。

ローンを組んでも払いきらないうちに死ぬだろう。
ということはローンが組めないということだ。
老人には厳しい現実である。

7,980万円 3LDK  東京都港区芝浦4丁目
専有面積:100.57m2   所在階:11階/49階建   2006年築
これなど新しいし、山手線・京浜東北線「田町」徒歩8分
老夫婦が住むにはいいかもしれない。



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聖火リレー 現実的な絶望の上に敢えて築く希望

夜遅く疲れて帰り着いて
電子レンジで加熱して
一人で食事をしていたら
ニュースのなかで
聖火リレーの様子を映し出していた

この国はこんな姿をしているのか
何が「聖火」なのだろう
わたしには事態が理解できない

後期高齢者医療制度
医療現場における立ち去り型サボタージュ
産科のたらいまわし
自殺の増加
そんなことをまじめに考えている人間がおよそバカを見るのだ

良心的な人たちと組織は心を痛めて辞退したのだろう

国家権力は
頭の悪いやつらは
少しのいい思いをさせれば
いくらでもいうことを聞くと
考えているのが明白ではないか?

中国は走者をあからさまに何重にも取り囲み守り
フランス語を話す国境なき記者団の実行部隊はそれに敢えて暴力的に接近し
警備隊はそれを暴力で排除し
結果的にニュース映像になるという目的は達し
マスコミはそのように応じ
なんという醜い暴力と暴力と権力とマスコミだろう

こんなもののこんな現状を守るために医者が当直をして身を削っているのかと思うと
絶望する

しかしまた知人の中には警察の人間もいて実に勤勉に働いている
その人たちの組織がこんなことをしている
マスコミの知人も一人一人はいい人なのに
結果はこれだ
ただ絶望する

テレビから目を転じて
下を見ると新聞の一面下の広告が見える
ただ有名になっただけの人が何か書いて印税を稼いでいる
伝えるべきはもっと大切なことではないか?
それなのに雑誌のように発行されて消費される書籍
アサヒ芸能以下の紙面を作って恥じない朝日新聞
ただそれだけの社会に
再び絶望する

水中出産と言って
水の中で出産する方法を選んだ人がいて
結果的に赤ん坊は溺れて
突然の救急で対応した医者は
なぜ当然の準備をしないのか
困ったら救急なのかと
心底絶望している

言葉のない赤ん坊が何をいいたいのか、
我々はよく考えてみなければならない。

しかしここで持ちこたえよう
次の世代に
このようなつまらない「聖火」ではなく
明確な「希望」をリレーしよう

政治もマスコミもすでに占拠された
しかし
連帯もあり希望もある

明確な現実的な絶望の上に敢えて築く希望こそが本当の希望なのだと
バートランド・ラッセルが述べている。

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新聞は半年に一度役に立つ

何かに熱中していたら
時間が過ぎているのも気付かず
あわてて施錠して警備装置をセットして外に出たら
雨が降っていた

ビルの中にいたら分からないくらいの雨だった
傘はビルの中にあるが
警備装置を解除するのはとても面倒なので
手元にあった新聞を頭に載せて歩いた
雨よけにはそれで充分だった

最近は新聞を読む時間がない
四つに畳まれたままで
積みあがっている
この半年ではじめて新聞が役に立った

電車に乗ると傘を持った女性が乗り込んで
座席に座り
隣の男性との間に傘を斜めに邪魔かなという感じで置いて
実際男性は邪魔そうにしていたのだが
バッグからハンドクリームを取り出して
手に塗り始めた
確かに手の表情は美しく
しぐさに色艶がある
塗った後で傘をとって隣の男性の邪魔にならないように持っていた
ハンドクリームを塗ることがそれほど大事なのだろうか
手を乾燥させてはならないという気迫があった

そんなことを思っているうちに新聞は見る見る乾いていった
新聞紙は水分の吸収も蒸発もいいものだ
花屋さんで包むときには新聞紙を使うことが多いのも分かる気がする
と感心して見ていたら社説が見えていた

いいことが書いてあった
これにも感心した
朝日新聞は読まなくても購読料を払い続けるだろう
応援のつもりだ
岩波書店の本も読む暇はないけれど買い続けるだろう
これも応援のつもりだ
丸善は理科年表しか売る気がないらしい

傘にもなるのだから
新聞は本当にいいものだ

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過去と未来の非対称 適切な「世界モデル」

過去について後悔するときも過去の結果はすでに確定されていて、
その動機や心理的メカニズムだけが不明である。
変更可能なのは解釈だけである。

未来について推定するとき、
動機や心理的メカニズムがまず未定であり、
さらにその先の結果については、その上にも未定である。

事柄の動機や心理が分からないという点では共通である。
結果が分かっていないのが未来で、分かっているのが過去である。

*****
一体どういうことかといえば、
人間が長い時間をかけて脳の中に構築するのは、
世界のミニチュアである。
「もしこの場面でこの人にこう言ったら、話はどう進むだろうか」と考える。
シミュレーション機能である。
その場合に、「世界の模型」に仮に入力してみて、その出力結果を見てみるのだ。
ここでは「その人に話す」という入力が、どのような結果となって出てくるか、予測する。

高級な「世界の模型」を持っていれば、予測は正確になる。
安定した心理で世界を生きることができる。

雑でいい加減な「世界の模型」しかないと、世界のことはなかなか理解できない。
世界は、意外なことが次々に起こる不思議な場所で、
人間は不可解で、理解も了解も不可能なものと感じられるだろう。
意外なことを言われて、わけが分からないというのは、このタイプになる。

世の中に渦巻いているいろいろな不満や非難や怨嗟の声は、
それが予想外のものだったから、語られるのだろう。
予想の範囲内であれば、はじめから対処しているはずである。

対処できなかったのは、
自分の側の「世界モデル」が適切でなかったか、
相手の側の「世界モデル」が適切でなかったか、
どちらかなのであって、
自分の側の「世界モデル」が適切でない場合には、不満は何度も続くだろう。
相手の側の「世界モデル」が適切でない場合は、何度も続くとは考えられない。
不幸な場合にも、二度、三度までだろう。

*****
過去に体験したものについて、
その心理プロセスを分析して、
今後に役立てるのは、
骨の折れる作業である。
これまでの自分の「世界の模型」を変えなければならないが、
どう変えたらいい分からないのが現実である。
どう変わったらいいか分かったときには、
すでに変わっているのだと言ってもいい。
理解することと変わることはほとんど同時に起こる。

未来に経験することに関して、
心理の仮説を立て、
現実がその通りに行くかどうかをみることは、能動的学習そのものである。

仮説を立てて成功すれば採用すればいいし、
成功しないなら棄却すればいい。
そのようにして繰り返して行けば、
真実の束が残る。それが脳というものだ。

*****
過去について考えるとき難しいのは、過去そのものは変えようがないからだ。
したがって、過去についての解釈を変えるしかない。
しかしそれはそれほど簡単ではない。

その過去があって、現在の「世界モデル」が出来上がっているはずで、
いったん出来上がったものを部分的にでも壊して、組立て直すのは難しいはずなのだ。
むしろ、これから新しい回路をつくるつもりで、新しい解釈のもとに新しい結果を採集したら、
そのことを「世界モデル」の最新部に付加すればよいのだ。

つまり、過去を後悔して解釈を改変するのは、
すでに出来上がっている建物を改造するようなもので、大変だ。

未来を心配して恐怖している場合は、
いずれにしても新しい経験を屋根の上にさらに新築するようなもので比較的たやすい。

*****
長々と述べたように、取り返しのつかない過去について悩むほうが、
恐怖の対象である未来の一場面を空想しているよりも、
ずっとつらいはずだ。
恐怖の対象は実際に怖い、しかしただそれだけである。
取り返しのつかない過去について、自己の内部の「世界モデル」を変更するのはかなり苦痛である。
それは本人が本人であることの中枢部分を変更することであって、
当然アイデンティティくらいシスに直結する。

*****
世界モデルがある程度正しければ、
精神病的な深い病理になるはずはない。
多少の不適応は生じることもあるだろうが、それは現実的範囲にとどまっており、
現実検討力は保たれている。
中核にある「世界モデル」はあくまで正しいのである。

世界モデルがかなり現実とずれてしまえば、
人間は自分の中枢だけは否定することができないので、
必然的に外部の世界の側を否定することになる。
これが精神病である。
現実検討能力の破綻ということになる。

過去を知って「世界モデル」を改変するというが、
それはまさにその人そのものとも言えるので、
改変は難しい。

未来について、予測と修正というプロセスを適用するなら、
合理的であるし、むしろ成長の原則と言えるだろう。

*****
さて、最近のうつ病は、メランコリーモデルと異なっていて、
会社が怖くて出社できない、
上司に怒られたので怖くて出社できない、
自分は悪くない、会社が悪い、
会社を休んで趣味のことをしていれば、
息を吹き返す。
あるいはそのような組織には未練がない。
さっさと辞めて、次の就職を考える。

この場合は、
「世界モデル」がずれていて、
しかも、過去について反省せず、
つまり自己モニタリングができないまま、
自分の世界モデルは壊れていないと確信し、
相手の世界モデルが壊れていると仮定している。

ずれている「世界モデル」と合致する世界を探しても
多分見つからないだろう。

「世界モデル」が現実とずれているならば、
将来の予測は外れることが多くあり、
未来について恐怖することとなり、
その屈辱に耐えられないということになる。
しかしその経験から学んでもらえばよい。
未来のことは学習できる。

おおむね、経済と体力に余裕があるうちは
自分の「世界モデル」を壊す必要はないようだ。
転職したり休んだりしていればよい。
いよいよ経済も体力も限界に来たとき
妥協する必要に迫られる。
しかしそれもいいことなのだ。
それではじめてその人の内側の「世界モデル」は修正される。

過去を反省するときには学習機能とは少し違うので、
難しい。
いったん自分を解体する必要がある。
メランコリー型うつ病のつらいのはそこだろうと思う。

*****
正しい「世界モデル」を持っている人と、もっていない人。

正しい「世界モデル」をもたずに未来に向かえば恐怖症になる。
未来については学習ができる。「世界モデル」は変更可能である。

正しい「世界モデル」をもたずに過去を回顧するなら、取り返しのつかない後悔となる。
その人は過去の結果を知っている。それは変えようがない。
その他の結果が可能だったのにいまとなっては不可能である。

正しい「世界モデル」を持ってもらうことが治療である。

*****
未来については仮説を検証し採用するか棄却するかを決め、
修正して再度検証すればよいので、
脳のトライアンドエラーの原則にかなっていて、
病理としては深くないと思う。

過去の後悔については、
そのときは適応的な行動だったはずで、
今も多分人からはほめられるような行動だったのではないかと思う。
だからこそ変える手がかりが見つからない。
その点で病理は深いのだと思う。



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のどが腫れている

充たされない恋の想いを補うためか
新橋の銭湯に行く

あれこれ言いながらなんとなく診察みたいになる
先日は
くっきりした大きな目が濡れているキレイさんで中国の人だった
のどが腫れているようで
聞いてみたら
母親の妹が病院に通っているとのことだった
血圧を聞くと
そんなものは測ったことがない
第一医者にかかったことがない
ずっと健康なのだという
HIVの検査で保健所に行かされたと言っていた

なるほどと思いそのあともいろいろなことをして
脈診したりして
結局軽いけれど多分病気だと思ったので
治療の手順を説明した

このような職場だと
汗をかきやすくなっていても
気付かないことも多い

結局検診に行ったようなものだった



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あなたでなければならなかった

年ごとのゴールデンウィークに思い出すのは
あなたと出逢ったことだ

わたしの中でまるで連続ドラマみたいに収納されている
再生するときには背景に音楽さえ流れている
くっきりとせりふを覚えている
そのときの瞳の表情を覚えている
おどろいたあなたがあげた声を覚えている

誰にも迷惑にはならないから
こっそりア・マポーラなど流している

心理分析の解説までつけることができる
喫茶店の席で陽を浴びて
雑踏を前にして独り想うのはそんなことだ

あなたと出逢い
そのことを分析し
それだけがわたしの人生だったようだ

その他のことはその他の人でも間に合ったと思う
誰かがやっただろう

あなたと出逢うのは
わたしでなければならなかったと信じている
わたしにとってはあなたでなければならなかったと証言できる

無限に憧れをかきたてる唯一の存在

そんなことはあなたにとっては
迷惑なことなのだろうと
過剰なことなのだろうと知りつつ
いまも変わらず憧れる

手を触れたこともない
唇に触れたこともない
恋である

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喫茶店ですずめ

喫茶店でゆるくしていたら
すずめが飛んできてしばらく床の何かをついばんで
また飛んでいった
そういえば鳥がいるということは
鳥が介在する伝染病があるだろうか
などと考えた

人ごみを気にしない方向に進化したすずめであった

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人工妊娠中絶における配偶者の同意 経済的理由

本人及び配偶者の同意を得て、人工妊娠中絶を行うことができる
と母体保護法第14条 にあり、
「配偶者の同意」はもっともなのではあるが、
最近の風潮として、または潜在的にありながら最近顕在化した現実として、
戸籍上の夫に知られずに他の男性の子を妊娠した場合、夫に知られずに中絶したいわけで、
その場合、事情を話して、婚姻外の男性が承諾して書類を出すこともあるようで、
明白に法律に反しているものの、
諸般の事情を考えると、それしか方法がないようでもあり、
夫に知られたくないから中絶したいのであり、
知られたくないと思う限り、法律に反するしか方法はないようで、
また一方、それを法律で追認することは望ましくないと思われ、
まったく困ったものである。
「配偶者の同意」を「子の遺伝子的父である男性の同意」と表現すればいいのだろうか。

*****
「経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれがあるもの」に
当たるものとして最近多いのは、
妊娠出産前にある程度地位を確保しておかないと組織に捨てられてしまう、
復職しても派遣扱いである、それは避けたい、
そのためには計画外の出産は困るというもので、
夫が定職を持っていて、妻が職を辞しても普通の生活はできるのであるが、
妻のライフプランから言うと、中絶を希望したいという場合で、
それは厳密に立法者の考える経済的理由とは考えられないが
拡大解釈してなんとなく認められている様子である。
もちろん、産んだとして、そのあと育児がうまく行かないのであれば、
子供も親も不幸であり、そのことも総合して考えなければならない。
中絶すればしたで後悔や自責は付きまとうので、簡単ではない。

*****
子供なんかまた作ればいいとの言葉もないことはない。
わたしにとっては超越した言葉である。

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国境なき医師団に

国境なき医師団に
下着なきナースを
という品のないジョークを聞いた女性が
本気で怒っているのを見て
これは笑ってはいけない話なのかなと
本気に考えてしまったことがある
とさっき本気で思い出していたのは
トラウマなのだと気付いて
そのことの全体が本当に恐ろしい

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8丁目的「立ち去り型サボタージュ」別名「逃散(ちょうさん)」対策

「立ち去り型サボタージュ」別名「逃散(ちょうさん)」で有名なんだけど、大変なんだ、病院は。

へえ、「逃散(ちょうさん)」て、日本史で習ったわ。先生に指名されて、
わかんなかったけど、あてずっぽうで、
「ちょうさん」って答えたらあたりで誉められたのよ。

まあ、そんな日本史みたいなことが大病院で起こってるわけだ。

どうすればいいの?

そうね、困ったね。

先生のやる気を出すんなら、わたしできると思うな。昼間、ナースに雇って。

*****
そんな話をしてまた乾杯、8丁目の夜は続く。

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