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年金破綻で消費税に マスコミは何を言っていたか

年金破綻が明白になって、
消費税でまかなうとしたらどうなるかという、
無責任し放題みたいな試算が提示された。

これを個人でやっていたら完全に性格破綻者である。

その人たちもすごいけれど、
それを平気で報道している側も負けずにすごい。

だって、時々刻々破綻しつつあることは目に見えていたはずなのだから。

にもかかわらず、そのとき、マスコミは何を報道していたのだろう。

*****
全画面リセットでやりなおし見たいな消費税年金案で、
本当にあきれる。

でも、今のうちに言っておいて、何となく、
選挙でいいと言ったじゃないかという流れにしたいのだろう。

自民党が勝っても民主党が勝っても
役人が言うことは同じ

選挙も関係ないのだ

*****
個人的にはどちらでもいいし、
あんまり深刻でもないけどね
歳をとるとその点では楽天的になれる
先々のことは関係ないからね

*****
ゴーギャン風に言えば、

マスコミは何を言っていたか
マスコミは何を言っているのか
そして
マスコミは何を言うつもりか

分かり易いので
ほかに結論がありようもなく
どうしようもない

年金については誰も責任を取りようがないというのだから

*****
計算が狂ったということは理解できる
こんなに赤字になるとは思わなかったというのも正直なところだろう

そんな役人にすべてを任せていた方も責任がないともいえない

結局主権者なのだから

だまされていたと言っても
どうしようもないのであれば
言うだけ無駄なことで

今後、こうした無責任が生じないように
政治・行政全体の制度改革をしなければいけないのではないか?

今回、消費税にして乗り切ったところで
まるで敗戦後の経済処理みたいな感じで
今後の対策に全然なっていないだろう

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NHK特集 ドバイ 熱狂のさなか マニー

NHK特集のあまりにも美しい画像で
あまりにもマニーな
ドバイを見る

フォトジェニックな都市である

いろいろと話を聞いてはいたが
NHK特集で流れたとなれば全国区だ

多分もうそろそろ危ないのかもしれない
最後のジョーカーを掴んだ者が
悲しく笑いコインパークをつくる。

巨大開発を仕掛け
バブルを作り出した手腕と幸運には脱帽する

行き場を失ったオイルマネーが一気に流れこんだと解説している

人間の熱狂は続く
ドバイが終わればまたどこかで
たぶんロシアとブラジルで
そして中国の砂漠で

資本主義は全体として景気が悪くても
成長部分を確保できていれば
それでいいらしい

ドバイという成長センターを見逃していたなら見逃していた方が悪い

資本は国境なく流れるのでそれでいい
実にお金というものは共通の価値なのだ
翻訳さえ要らない

これからは金融のドバイとしてロンドンを追いかけるという

砂漠が金持ちが競って投資する不動産楽園になったのだから驚く
途方もない信用拡大である

住んだとしても
親戚もいないし
学校で何を学ぶのか

病院は結構いいものがあるはずだ
ホテルと同じだから
文化ではないから

NHKのドバイのレポートでは農業生産をどうしているのか
まったく言及がなかった
お母さんたちはピーマンとニンジンを食べないと悪い子になると心配しているのに
見渡す限り緑はない
ワールドとかユニバースをつくる前に国土の緑化を考えたらいいと思うが

あんな高層マンションで子供はどうやって遊ぶのか
回りはこんな大金持ちで
投資用物件ばかり多くて
破産したりすれば住んでいられなくなる

思い出したのは横浜のMM21地域の開発頓挫、
そして東京の埋立地、臨海副都心開発問題、都市博覧会中止、近未来型都市の頓挫、
幕張新都心、さいたま新都心など。

ドバイがやっていることは後進国がやっている土地開発を
世界一の規模で実現したということなのだと思う。
大規模で不安定な錬金術。
住み続ける必然があるのは原住民だけだ。

しかし錬金術でもいいのだ。日本はどうしてできないか。
鳥取砂丘を超近代都市に整備して、中国富裕層の憧れの都市にするとか。

錬金術に酔っている人の顔がどう見えるか。
日本でバブルの当時、不動産屋は醜く見えた。
今ドバイの土地錬金術師を見るとなんだか元気がよくて羨ましい気もする。
どうせバブルなんだよという意味のことを答えている人もいた。

建設中の世界一高いビルは韓国サムスン建設が担当、
ジョルジォ・アルマーニがホテルの計画をしているという。

洞爺湖ホテルの映像も頭を掠める。

犯罪のない都市だと胸を張っていた。
南アフリカのような犯罪はないのだろう。
今のところ。

低賃金労働者を調達するのが難しくなっていると言っていた。
建設資材も値上がりしている。
しかし、個人のレベルで考えると、不動産を一回転がしただけで、
一生困らないだけのお金ができるのだから、
それで店じまいをすれば、賢者というべきだ。

住むための都市ではなく、投資するための都市。
マニーに狂奔する人びとは、MAD-Theoryによれば、
いずれデプレッションになる。

そのときの基本的基礎的な産業は何か。
それが国家運営の基本だと思うが、どうなのだろう。

正直言って、ドバイの高層建築物はそれ自体がカジノのルーレットに過ぎない。
そこで人びとは何をするのか、見えてこない。
話で出てきたのは金融センターということで、
高層マンションからオフィスに通って、
投資をしたり、引き上げたりするらしい。
そんな仕事?

多分、いい子は育たない。

テーマ・パーク、ドバイ・ワールドができたとしても、
子供たちはそこで元気に遊ぶだろうか。
小さな皇帝が気難しくだだをこねているかもしれない。

*****
しかしその程度の錬金術もできなくなっている日本が悲しい。

ドバイの老人がドバイの子供と
交流しながら自分たちの文化を伝達して行ける、
そんなビジョンは古すぎるのか、
あるいはドバイが新しい過ぎるのか。

高級品を買ってパーティを続けるといっても、
虚しいだろうと思う。

*****
たぶん、マニーな人物がいて、事は始まった。
マニーはてんかんの発作のように周囲を巻き込んで
拡大しつつ波及する。

楽しい波乗りだと感じているうちに、
誰かが取り残される。
人生そのものがギャンブルになる。

知性ではなく
マニーがひきおこした蜃気楼。
そう思う。

歴史はいつでもそうだった
これからもそうだろう
マニーが作る世界史といったところだ

時代の気分が一人の人間のマニー発作から始まっている
それが波及して
波を作りやがてしぼむ

波というものに実体はない
上に行ったあとは下に行くという法則があるだけ
海にあるのは海水だけ

波が「いつ」どうなるか、
みんなが必死に予測して必死にだまそうとして必死に波を作ろうとしている

実体経済とかけ離れたマネー経済と名づけられている
イマジナリーな経済。
てんかんモデルがよく当てはまる。

その様子は各人の脳のマニー発作の
複合作用のようで
伝わり方を眺めていると
人類全体のてんかん発作のようだ

脳と脳はそのような相互作用もしてしまう

*****
このあたりはフラクタルな構造というものなのだろう
個人の脳の中での神経細胞の過剰興奮と周囲への波及、巻き込みつつ作るてんかん発作
そのように個人のマニー発作が周囲の人を巻き込みてんかん発作のようなバブルを作り出し
そのあとにくるとてつもない脱力
深い睡眠

経済の波はマニーとデプレッションというイメージよりも
てんかん発作とそのあとの脱力みたいに思える

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分析家の仕事

分析家の仕事は、
患者に真実を示すことではない。

分析家の仕事は、患者が自分の真実を自分で発見し、
それをうまく活用できるように、その過程を刺激することである。

治療目標は、分析家が患者の症状と思うことではない。
患者が自分の症状は何であるかについてどう考えているかを明確にすべきである。
それが治療目標になり、治療利益になる。

*****
これはよくいわれることだが、
難しいことでもある。

知恵としては、
患者に選択肢をいくつか呈示し、
そのほかに選択肢は考えつかないか、一緒に考える。
そして最後の選択は自分でしてもらう。
これなら、患者が自分で選択したという実感が持てる。

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鬼ごっこ メタファー能力 不安症

方言の話で
鬼ごっこを指す言葉が各地で異なって分布しているという

いずれにしても鬼ごっこはあるわけだ
一人の子を鬼と「みなして」遊ぶ

ばい菌鬼などもあり、
手にばい菌がついていて、
他人にタッチすれば、ばい菌がなくなるということになっている。

これはもう強迫性障害ジェネレーターのようなものだ。

鬼ごっこは
パニック症ジェネレーターだ。

あの子が鬼だとか
ばい菌はいまどこにいるとか
みんなで共通に「みなす」ことができる能力。

わたしは「あの子は加奈子ちゃんであって、鬼ではない」とか
「ばい菌は存在しない、タッチではうつらない」とか
「認知の訂正」をしてしまいそうだ。

これはファンタジー能力というか
メタファー能力というか、
人間に独特なものだと思う。

それが大人になってからではなく、子供のころにすでに発達していて、
遊びの中で用いられているのも、面白い。

このメタファー能力というか
「みなす能力」は不安症と直接結びついている。

ばい菌であることを一時的に思いこんで、
遊びが終われば、ばい菌の事は忘れられる。
これはものすごく高度な能力だと思う。

一時的にそう思いこんで、
あとですっかり忘れられるというのは健康で、
一度思い込んだらもう訂正できないという「強い学習」になってしまうのが
不安性障害の系統であると思う。

病気の種類によっては、逆に、
メタファー能力というものが根本的に損なわれるものもある。
たとえ話が理解できないとか、
ことわざの意味が分からず、直接の意味しか分からないとか、
そんな事態が生じる。

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ダイアモンドは価格循環しない

ダイアモンドは
金とも白金とも違って
価格変動の波にさらされない

マーケットの外にあるからだ
まず出土したダイアモンドの原石については、すべてをある会社が買う
それ以外に買う会社はない
みんながその会社がいう値段でその会社に売る
その会社はマーケットの具合を見ながら、値崩れを防ぐようにして、
新製品の価格を維持して行く。
高く売れるようなら高く沢山売る。
安くしか売れないようなら、売らない。
そのようにして最低価格は維持される。
そのことによって、先に買った人が損をしないようにしている。
頭のいい仕組みだ。
その後で、ティファニーが何をしようと、カルティエが何をしようと勝手というものである。
このように決めている限りは、
値崩れしようがない。
たとえばティファニーが不良在庫和処分しようとして、
赤字自覚後で売ろうとしたら、それも全部この会社が買い取る。
赤字にならない程度の値引きなら勝手にさせておく。
それで、結局、宝石の価値そのものは維持される。

何とずるくてなんてとんでもない金持ちでなんて頭のいいやり方なのだろう。
ダイアモンドには実際の使用価値は何もない。
ただの石なのである。
それをあのように価格維持できる女の夢にまで高めたのは実に長い間の努力の賜物である。
正しい努力なのかどうかは分からない。
結局ただの石のような気がする。
いざという時何の役にもたたない。

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Panalion

000213474201.png

かわいいとほめられたのでご機嫌
Panalionといいます



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ブランドの心理学

たった一度で
見事に治ってしまう治療というものが存在する

そのような状況が生じるには条件があって、
クライエントの側で、あと一歩まで、問題が整理されていること、
そのあと一歩を後押しするために、ブランド力が必要であること、
薬剤や治療法の効果に加えて、
治療者個人のオーラも必要なこと、
このあたりが複合して、幸福な瞬間は訪れるらしい。

*****
たった一度で治った人がたった一度で元に戻ってしまう可能性もあるが、
その後の報告を受けていないので分からない。

西洋薬でしばらくやってきて、
漢方薬を加えて見事に効くという症例も少なからずある。
西洋薬であと一歩まで治っていたのかもしれないし、
西洋薬ではあと一歩足りなかったのかもしれないし、
薬剤の要因ではないのかもしれない。
このあたりの厳密な考証は難しい。
従って、再現も難しい。

再現性のない事象について科学的とはいいがたい。
治療者が違っても、再現性があること。
普遍的であること、たとえばインドでも南アフリカでも効くこと。
抗癌剤はそんなものだ。

しかし心理的な事象については
そのような単純な再現性は難しい。
科学として未熟なのか、
科学になじまないのか、
意見が分かれる。

何が起こっているのか、検定に引っかからないらしい。

エビデンスとしてはつかまえきれず、
しかし、印象は強いので記憶に残るらしい。

*****
全く逆に、
たった一度で見事に悪くなる場合もあるようで、
これは一か月分の反省をしてみると
なんとなく分かる。

決定的に嫌われた場合は二度と来ないのだろうから、
印象に残らないことになるのだろう。

しかし統計的数字としては残る。
追跡はしていないが、こちらのほうがエビデンスとして捕まえられそうだ。
阻害要因は何であったか。

*****
科学としての要件が何であれ、
治ればそれが一番大切なことだ。

*****
一所懸命働いたお金をカルティエにつぎ込んでいることを考えると、
ブランド効果は確実にあるのだと考えざるを得ない。

心理療法は、そのような癖のある心理を扱うという
二重の自己参照をしているようで、
ややこしい。



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こういう回路に入ればこうなるしかない

こういう回路に入ればこうなるしかない
というのが人間の必然であって
誰もこれからは逃れられない

転移や逆転移は必然である
仕方がないので
それを冷静に洞察する

クライン
ウィニコット
アニー・ライヒ
バリント
マクローリン

治療者に生じる無意識の思い

むしろこれを検知器に使うこともできるのであるから
人間として当然発生する感情ならば感じていいのである
そのことを洞察していればよい
むしろ感知器として利用する

ポーラ・ハイマン
ビオン
ベティ・ジョセフ

逆転移はクライエントの投影の容器である
それが同一化によって取り入れられる

投影と取り入れの循環的なプロセス
が治癒のプロセスである

ストレイチィ
変容解釈

逆転移はクライエントの投影同一化の受け皿である
治療者はさまざまな反応をする

クライエントはそれを取り入れ、
同一化により良い部分対象関係を含むものにしていく

解毒
消化

クライエントは転移的な反復の中で
自分の悪いものを投影して、それを取り入れる関係を
治療者との間で展開する。

治療者はオリジナルの悪循環から、
あれこれと夢想することで、それを解毒消化、理解して、クライエントに返す。

あれこれとした夢想の中には、
気がつかない間に治療者が引き受けている
さまざまなネガティブな要素を受け取り、
理解してよいものにしていく機能がある。


逆転移エナクトメント

サリバン
サンドラー
エルマン
エレンバーグ
ジェイコブス

*****
呪文としても真言密教よりも分かりにくい

投影同一化のあたりの話は
論者によって少しずれがあるようで
それが問題か

逆転移に関しては、
治療者個人の問題か、
クライエントの投影の結果なのかで、
考えが分かれると解説されていて、
その場合に、どちらが正しいのか判定する方法はあるのかないのかが問題で、
方法がないなら、結局呪文と同じだ。

呪文でもいいから治ればいいけれど。

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投資判断 米ドル信任

普段働いている給料が
少しの判断ミスで吹っ飛ぶのだから恐ろしい

今回はサブプライム後の投資について
米ドルをどの程度評価するか
一方で、南アフリカ、ドバイ、ロシア、インド、中国、ブラジルをどの程度評価するか。

こんな話で出るくらいで、
判断は中間くらい。

私を含めて高齢者は
米ドルをまだまだ信任している。

インドは比較的感触がいいようだが、
周辺国との問題もある。

南アフリカは実際は大変なようで
ギャンブルだが行ってしまおうという人もいる。

大半は折衷案で、私もそれがいいと思う。
将来報われるとしても、
あまりにも先の事だったら老人には意味がない。



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クルム伊達公子

まぶしい

ますます
かわいらしくもある

コート上での圧倒的なオーラ

テレビのインタビューで、
左手をさかんに動かしながら語る

*****
左手を動かす人をみていると、鏡の中を覗きこんでいるような錯覚にとらわれる

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しっぽ

犬にも猫にもラットにも尻尾がある
人間にはない

欠落感を感じる

簡単に省略していいものだったのかな?

うれしいときの表現のバリエーションが増えていい

ある体操選手は結婚指輪をもらったのでブリッジをして喜んだというが、
尻尾があれば、エレガントに振ることもできただろう

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