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見つめ合った夏

好きかいって 好きですって 見つめ合った夏がエピローグ
待った馬鹿だなって あなた どうぞ一度微笑んで
バス停砂利路で時計覗く あなた
陽焼けの耳たぶに 涙 ひとしずく落ちた

青い夏のエピローグ  堀ちえみ  1983

好きかいって 好きですって
がキャッチー
これはマニーの二人連れ

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海岸で若い二人が 恋をする物語

海岸で若い二人が 恋をする物語
目を閉じて 胸を開いて
裸で踊る ジルバ
恋は南の島へ翔んだ
まばゆいばかり 珊瑚礁
心から好きだよ チャコ抱きしめたい
だけども お前はつれなくて

チャコの海岸物語 サザンオールスターズ

*****
ジルバ が
なんとなく ふくらみのある イメージエレメントである

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わかれうた あなたの眼を見ずに 戸を開けた

わかれうた          

途に倒れて だれかの名を
呼び続けたことが ありますか
人ごとに言うほど たそがれは
優しい人好じゃ ありません

別れの気分に 味を占めて
あなたは 私の戸を叩いた
私は別れを 忘れたくて
あなたの眼を見ずに 戸を開けた

 別れはいつもついてくる
 幸せのうしろをついてくる
 それが私のクセなのか
 いつも目覚めれば独り

あなたは愁いを身につけて
うかれ街あたりで 名をあげる
眠れない私は つれづれに
わかれうた 今夜も 口ずさむ

だれが名付けたか 私には
わかれうた唄いの 影がある
好きで別れ唄う 筈もない
他に知らないから 口ずさむ

恋の終わりは いつもいつも
立ち去る者だけが 美しい
残されて 戸惑う者たちは
追いかけて焦がれて 泣き狂う

 別れはいつもついてくる
 幸せのうしろをついてくる
 それが私のクセなのか
 いつも目覚めれば独り

あなたは愁いを身につけて
うかれ街あたりで 名をあげる
眠れない私は つれづれに
わかれうた 今夜も 口ずさむ

*****
あなたの眼を見ずに 戸を開けた

眼を見ずに戦闘すれば殺人兵器になれる

あなたの眼を見ずに 戸を開ければ 自分の心を殺せる



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時代

時代            

  今はこんなに 悲しくて
  涙も 枯れ果てて
  もう 二度と 笑顔には
  なれそうも ないけど


そんな時代も あったねと
いつか話せる 日が来るわ
あんな時代も あったねと
きっと笑って 話せるわ
だから今日は くよくよしないで
今日の風に 吹かれましょう

  まわるまわるよ 時代は回る
  喜び悲しみ くり返し
  今日は別れた 恋人たちも
  生まれ変わって めぐり逢うよ

旅を続ける 人々は
いつか故郷に 出逢う日を
たとえ今夜は 倒れても
きっと信じて ドアを出る
たとえ今日は 果てしもなく
冷たい雨が 降っていても

  めぐるめぐるよ 時代は巡る
  別れと出逢いを くり返し
  今日は倒れた 旅人たちも
  生まれ変わって 歩きだすよ


  まわるまわるよ 時代は回る
  別れと出逢いを くり返し
  今日は倒れた 旅人たちも
  生まれ変わって 歩きだすよ

  まわるまわるよ 時代は回る
  別れと出逢いを くり返し
  今日は倒れた 旅人たちも
  生まれ変わって 歩きだすよ

  今日は倒れた 旅人たちも
  生まれ変わって 歩きだすよ

*****
そうだね
そうしよう



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私の心はうぶなのさ

うわさを信じちゃいけないよ 私の心はうぶなのさ
いつでも楽しい夢を見て 生きているのが好きなのさ
今夜は真赤なバラを抱き 器量のいい子と踊ろうか
それともやさしいあのひとに 熱い心をあげようか

どうにもとまらない/山本リンダ

*****
今夜も乾杯で眠れない

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逢わなきゃ 夜が やるせない

逢えば 別れが こんなに つらい
逢わなきゃ 夜が やるせない
どうすりゃ いいのさ 思案橋
丸山 せつない 恋灯り
あー あ あー 切ない長崎 ブルースよ

長崎 ブルース/青江三奈

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行けど切ない 石だたみ

あなたひとりに かけた恋
愛の言葉を 信じたの
さがし さがし求めて
ひとり ひとりさまよえば
行けど切ない 石だたみ
ああ 長崎は今日も雨だった

長崎は今日も雨だった/内山田洋とクールファイブ

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涼風/岩崎良美

涼風/岩崎良美
作詞:来生えつこ 作曲:芳野藤丸

白い夏帽子 膝の上において
型くずれ直すふりして うつむいてる
君のコロン 似合うと言ってくれた
そのひとことがうれしいわ
 まだ 舌足らずの愛でしょう
 あなただって とまどうわ
 まだ 背伸びしてる愛でしょう
 わかってるのが 哀しいわ
夏めいて てのひらそっと
さし出して 静かに笑う
 ついて行くわ 
 心はあなたへ そよいでる
 ついて行くわ 
 心はあなたへ そよいでる

赤いチェリーだけ 残ってるグラス
映ってるわ 揺れているわ 恋心
足手まといですか 無口な私だから
ほんとは もっと甘えたい
 まだ 進行形の愛でしょう
 あなただって 迷ってる
 まだ 娘じみた愛でしょう
 梅雨空より ぼやけてる
夏めいて てのひらそっと
さし出して 静かに笑う
 やさしいひと
 心に涼風 そよぎ出す
 やさしいひと
 心に涼風 そよぎ出す

夏めいた 街の日だまり
夏めいて 恋は本番
 やさしいひと
 心に涼風 そよぎ出す
 やさしいひと
 心に涼風 そよぎ出す

*****
来生えつこ でした かなり初期?

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夢でいいから

夢でいいから
もう一度あなたに会いたい
会って
口付けのお返しをしたいの

麻丘めぐみ「夢でいいから」

*****
最近の人たちは
せっかく会っても
それぞれが携帯で何か連絡していますね
忙しいのか
向き合うのが億劫なのか

*****
わたしなら

夢であなたに会えるなら
バラの心を伝えたい

遠く離れているけれど
ずっと思っているんだよ

でも
バラじゃないし
足があるんだから
嘘だな

まるっきり高島屋



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ときめき

ときめき/麻丘めぐみ 1973年
作詞:千家和也 作曲:筒美京平

大事にしてね 大事にしてね ああ
ふたりの考えることは ひとつ
男の子にすれば 何でもないことが
女の子にすれば 一番大切よ
こんな気持初めてなの恥しいわとっても
大人の人はみな経験したことね
大事にしてね 大事にしてね ああ
ふたりの考えることは ひとつ

男の子にすればよくあることだけど
女の子にすれば最初で最後なの
こんな事は友達にも知られたなら困るわ
大人の人はみな経験したことね
大事にしてね 大事にしてね ああ
ふたりの考えることはひとつ

こんな時は嘘にだって日記にさえ書けない
大人の人はみな経験したことね
大事にしてね 大事にしてね ああ
ふたりの考えることは ひとつ

*****
ああ 30年前はそうだったの?

最近は
女の子にとってはなんでもないことも
男の子にとっては一番大変よ

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そっと額にかかる髪の長さが好きと賞めてくれたことも気まぐれなのね

悲しみのシーズン/麻丘めぐみ 1974年
作詞:千家和也 作曲:筒美京平

それがふたりにとって倖せというのなら
頬の涙ふいてお別れしましょう
そっと額にかかる髪の長さが好きと
賞めてくれたことも気まぐれなのね
 いいことも悪いことも
 あなたが教えてくれたから
 明日からは先のこと
 恐くてたまらない
まるで季節の花が枝を離れるように
訳も告げずあなた離れてゆくのね

ほんの短かい間顔が合わないだけで
愛はまるで意味が変わってしまう
袖の短い服も細いかかとの靴も
あなたの好むとおり身につけたのに
 泣くことも笑うことも
 あなたが教えてくれたから
 明日からは先のこと
まるで季節の鳥が北にはばたくように
あとも見ずにあなた離れてゆくのね
 いいことも悪いことも
 あなたが教えてくれたから
 明日からは先のこと
 恐くてたまらない

*****
北朝鮮女性工作員とその教育係指揮官との恋愛
そして工作員は作戦開始
訳も告げず離れてゆく
いつでも死ねる人間にするための
恋愛

*****
あるいは北国の皇太子妃、不倫の秘めた恋
無論わけも告げずに別れが訪れる
妃はフラッシュバックに悩み続ける
 いいことも悪いことも
 あなたが教えてくれたから
 恐くてたまらない
その後の悲劇を予言する歌詞

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わたしの彼は左きき

わたしの彼は左きき/麻丘めぐみ
作詞:千家和也 作曲:筒美京平

小さくなげキッス するときもするときも
こちらにおいでと 呼ぶときも呼ぶときも
いつでも いつでも彼は 左きき
あふれる涙を ぬぐうのもぬぐうのも
やさしく小指を つなぐのもつなぐのも
いつでも いつでも彼は 左きき
あなたにあわせて みたいけど
わたしは右きき すれちがい
意地悪 意地悪なの
別れに片手を 振るときも振るときも
横目で時計を みるときもみるときも
わたしの わたしの彼は 左きき

背中にいたずら するときもするときも
ブラック・コーヒー 飲むときも飲むときも
いつでも いつでも彼は 左きき
あなたの真似して みるけれど
わたしの右きき 直せない
意地悪 意地悪なの
短い手紙を 書くときも書くときも
誰かに電話を するときもするときも
わたしの わたしの彼は 左きき
わたしの わたしの彼は 左きき

*****
きれいなイメージ作りに成功
左利きでもナダルとかマッケンローだと困るね

テニスのサウスポーはなんだか紳士系じゃないけど
右脳左脳と関係ある?

歌にあるとおり
微妙にすれちがっているとすれば
最終的に暴力に頼るようになるのでは?
そうじゃなくって、微妙にすれちがっていても、なお魅力的だから左利きのままでいられるという説がある。

山口百恵が
去年の人と利き腕が違うと歌っている
イミテーション・ゴールド



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女の子なんだもん

女の子なんだもん/麻丘めぐみ
作詞:千家和也 作曲:筒美京平

何も欲しくはないわ あの人がいるだけで
女の子なんだもん おねだりはひとつ 愛して欲しい

決して泣いたりしない あの人の目の前で
女の子なんだもん 約束は一度  愛して欲しい

口に出すのは ルル 
恥ずかしいから ルル
優しい心で感じ取ってね


何も恐くはないわ あの人の側ならば
女の子なんだもん 結ばれる事を 夢見ているわ

口に出すのは ルル 
恥ずかしいから ルル
優しい心で感じ取ってね

何も恐くはないわ あの人の側ならば
女の子なんだもん 結ばれる事を 夢見ているわ

*****
純粋型名人芸

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春色の汽車に乗って 海に連れて行ってよ

赤いスイートピー/松田聖子
作詞:松本隆 作曲:呉田軽穂

春色の汽車に乗って 海に連れて行ってよ
煙草の匂いのシャツに そっと寄りそうから
何故知りあった日から半年過ぎても
あなたって手も握らない
I will follow you 
あなたについてゆきたい
I will follow you 
ちょぴり気が弱いけど 素敵な人だから
心の岸辺に咲いた 赤いスイートピー

四月の雨に降られて 駅のベンチで二人
他に人影もなくて 不意に気まずくなる
何故 あなたが時計を チラッと見るたび
泣きそうな気分になるの?
I will follow you 
翼の生えたブーツで
I will follow you 
あなたと同じ青春 走ってゆきたいの
線路の脇のつぼみは 赤いスイートピー

好きよ 今日まで 逢った誰より
I will follow you 
あなたの生き方が好き
このまま帰れない 帰れない
心に春が来た日は 赤いスイートピー

*****
松本隆の職人芸だが
少し職人過ぎる

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エクボの秘密あげたいわ

裸足の季節/松田聖子
作詞:三浦徳子 作曲:小田裕一郎

白いヨットの影渚をすべり
入江に近づくの手を振るあなた
夢の中のこととわかっていても
思い切りこたえる私です
エクボの秘密あげたいわ
もぎたての青い風
頬をそめて今走り出す私
二人ひとつのシルエット

誘われた映画はまぶしすぎたの
背のびする季節と
言われたけれど
ハラハラし通しのエピローグには
思わずうつむいた私です
エクボの秘密あげたいわ
もぎたての青い空
愛をめがけ今走り出す私
二人ひとつのシルエット

エクボの秘密あげたいわ
もぎたての青い風
頬をそめて今走り出す私
二人ひとつのシルエット

*****
新しい時代を告知した名曲

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まちぶせ

まちぶせ/石川ひとみ
作詞:荒井由実 作曲:荒井由実

夕暮れの街角 のぞいた喫茶店 
微笑み見つめあう 見覚えある二人 
あのこが急になぜか きれいになったのは 
あなたとこんなふうに 会ってるからなのね 
好きだったのよあなた 胸の奥でずっと 
もうすぐわたしきっと あなたをふりむかせる 
気のないそぶりして 仲間に加わった 
テーブルをはさんで あなたを熱く見た

あのこがふられたと 噂にきいたけど 
わたしは自分から 云いよったりしない 
別の人がくれた ラブ・レター見せたり 
偶然をよそおい 帰り道で待つわ 
好きだったのよあなた 胸の奥でずっと 
もうすぐわたしきっと あなたをふりむかせる

好きだったのよあなた 胸の奥でずっと 
もうすぐわたしきっと あなたをふりむかせる 
あなたをふりむかせる

*****
これを徳永英明が丁寧に歌う

人のものって欲しくなる
たしかに

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真夏の出来事

真夏の出来事/平山三紀
作詞:橋本 淳 作曲:筒美京平

彼の車に乗って
真夏の夜を 走りつづけた
彼の車に乗って
さいはての町 私は着いた
悲しい出来事が
起こらないように
祈りの気持ちをこめて
見つめあう二人を
朝の冷たい海は
鏡のようにうつしていた
朝の冷たい海は
恋の終りを知っていた

彼の両手をとって
やさしいことば さがしつづけた
彼の両手をとって
冷たいほほに くちづけうけた
悲しい出来事が 起こらないように
祈りの気持ちをこめて
見つめあう二人は
白いかもめのように
体をよせて歩いていった
白いかもめのように
涙にぬれて歩いていった

悲しい出来事が
起こらないように
祈りの気持ちをこめて
見つめあう二人を
朝の冷たい海は
鏡のようにうつしていた
朝の冷たい海は
恋の終りを知っていた

*****
このように歌謡曲アイテムをブロックのように積み上げて
全国どこの町のどの男女でも通じるように仕立てて
それなりにみんな知っている歌にするのは
やはり大変で
この歌の場合はメロディの力

彼の車はカリーナで港は銚子だろう
犬吠埼のかもめはやさしいぞ

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そして二年の月日が流れ去り

そして二年の月日が流れ去り
街でベージュのコートを見かけると
指にルビーのリングを探すのさ
あなたを失ってから

ルビーの指環/寺尾聰

このアルバムのこの曲のこの部分だけは
平凡定型イメージである
だから世間に広く知られている
世間は正直である

二年  というのがちょうどいい長さ

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ドール 恋のはじめだけ みんなやさしい

横浜生まれのセルロイド
心が無いからセルロイド
名字も変えずに暮らした部屋で

ドール 太田裕美 1978

ドール/太田裕美
作詞:松本 隆 作曲:筒美京平

プイと横向いて 出て行ったきり
あなた 夜明けまで帰らなかった
窓の人形を話相手に
一生結婚はしないと誓う
 大きくなったら何になる? 花嫁よ
 葉っぱのお皿 木の実のお椀
 ままごと遊びの日は帰らない
横浜生まれのセルロイド
心が無いからセルロイド
名字も変えずに暮らした部屋で
涙で瞳が青く染まった
Doll Doll Doll よこはま・どーる

あなた桟橋でよく吹いていた
銀のハモニカも いつか錆びたわ
恋のはじめだけ みんなやさしい
あとを哀しみが追いかけてくる
 大きくなったら何処に住む? 横浜よ
 セロファンの海  いろがみの船
 ままごと遊びの日は帰らない
都会に生きてるセルロイド
やっぱりあなたもセルロイド
何にも知らずに乗せられたのが
不倖の船だと気付いて泣いた
Doll Doll Doll よこはま・どーる

横浜育ちのセルロイド
頬紅はがれたセルロイド
明日は フェリーで旅してみよう
青空横切り旅してみよう
Doll Doll Doll よこはま・どーる

*****
お水の私にも
恋のはじめだけ みんなやさしい

はじめは 本気の恋だと 思ってるんだよ
わりと純情

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心の中でくり返す ルフラン

ルフラン ルフラン ルフラン ルフラン ルフラン
あなたの名前を呼んでいたわ コーヒー二つも入れた私
あなたはいないの おばかさんね 朝陽の部屋には 私だけよ
別れた今も あなたの名前 心の中でくり返す ルフラン

ルフラン 井上望 1979

短歌に近い

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力いっぱいアクセル踏むの

はるかな波が キラキラ光る海岸通り
短い旅よ 力いっぱいアクセル踏むの
潮風の中ラジオのボリューム フルに上げれば
心かすめて すてきなな歌が流れてくるわ

勝手にしやがれ 出て行くんだろ
ちょっと待って
Play back Play back
今の歌を
Play back Play back

プレイバックpartⅡ 山口百恵

真っ赤なポルシェのイメージを定着させて秀逸

実際は海岸通はトラックで渋滞
アクセル踏み込んでも迷惑にならないポルシェなら
何のためのポルシェなんだ
なんちっゃてポルシェ

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ノーエ節

お化粧長けりゃノーエ
お化粧長けりゃノーエ
お化粧サイサイ
長けりゃお客がこまる

お客こまればノーエ
お客こまればノーエ
お客サイサイ
こまれば石の地蔵さん


ノーエ節(抜粋)  日本民謡

*****
すごい

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からたち日記

心で好きと 叫んでも
口ではいえず ただあの人と
小さな傘を かたむけた
ああ あの日は雨 雨の
小径に 白い仄かな
からたち からたち からたちの花

からたち日記/島倉千代子

*****
懐メロにはアカシアがよく出てくる。
からたちも有名。

でも最近は亜熱帯化でやしの木とハイビスカス。

*****
傘には入れたのならいいな

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ウナ・セラ・ディ東京

哀しいことも ないのになぜか
涙がにじむ
ウナ・セラ・ディ東京 
いけない人じゃ ないのにどうして
別れたのかしら
ウナ・セラ・ディ東京 

あの人はもう 私のことを
忘れたかしら とても淋しい
街はいつでも 後姿の
幸せばかり
ウナ・セラ・ディ東京 

ウナセラディ東京 ザ・ピーナッツ

*****
大伴家持ですね

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朝までふざけよう

バーボンのボトルを抱いて
夜ふけの窓に立つ
お前がふらふら行くのが見える
さよならというのもなぜか
しらけた感じだし
あばよとサラリと送ってみるか
別にふざけて困らせたわけじゃない
愛というのに照れてただけだよ

夜というのに派手なレコードかけて
朝までふざけよう ワンマンショーで

勝手にしやがれ/沢田研二

*****
派手なレコード とは

朝まで付き合うぜ

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どこか遠くへ行きたい

知らない街を 歩いてみたい
どこか遠くへ行きたい
知らない海を ながめてみたい
どこか遠くに行きたい
遠い街 遠い海
夢はるか ひとり旅

遠くへ行きたい  ジェリー藤尾

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あなたの住所を ポツリと告げた

車のワイパー すかして見てた
都会にうずまく イルミネーション
唇かみしめ タクシーの中で
あなたの住所を ポツリと告げた

九月の雨/太田裕美

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九十九(ツヅラ)折り 浄蓮(ジョウレン)の滝

隠しきれない 移り香が
いつしかあなたに 浸みついた
誰かに盗(ト)られる くらいなら
あなたを殺していいですか

寝乱れて 隠れ宿
九十九(ツヅラ)折り 浄蓮(ジョウレン)の滝
舞い上がり 揺れ堕ちる肩のむこうに
あなた・・・山が燃える

天城越え 石川さゆり

*****
歌詞だけ見ると
ひらめきはないですね

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他にやることありゃしねえ

今日の、今日の仕事はつらかった
あとは焼酎をあおるだけ
どうせどうせ山谷のドヤ住まい
他にやることありゃしねえ

一人、一人酒場で飲む酒に
かえらぬ昔がなつかしい
泣いてないてみたってなんになる
今じゃ山谷がふるさとよ

山谷ブルース 岡林信康

*****
アルコール症の人は本当にそれしかやることがないです

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おまえと みちづれに

根なし明日なし 浮草に
月のしずくの やどるころ
夢の中でも この手をもとめ
さぐりあてれば 小さな寝息
きめた きめた
おまえと みちづれに

みちづれ 牧村三枝子

*****
よくできている

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あなたにあげた 夜をかえして

背のびして見る 海峡を
今日も汽笛が 遠ざかる
あなたにあげた 夜をかえして
港 港 函館 通り雨

港町ブルース/森進一

*****
返すから 
返還可能性を証明して

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おお 愛のしるし 花の首飾り

花咲く 娘たちは
花咲く 野辺で
ひな菊の 花の首飾り
やさしく 編んでいた
おお 愛のしるし 花の首飾り
私の首に かけておくれよ
あなたの腕が からみつくように

花の首飾り タイガース

*****
よく出来ている

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硝子坂

悲しいのでしょうと夢の中 見知らぬ人の問いかけに
声も出せずにうなづいて それはあなたがやっぱり好きだから
意地悪なあなたは いつでも坂の上から 手招きだけをくりかえす
私の前には硝子坂 きらきら光る硝子坂

硝子坂/高田みづえ

*****
ガラスザカ というイメージをつかまえて成功。

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カルピス飲んで カンカン娘

カルピス飲んで カンカン娘
一つグラスに ストローが二本
初恋の味 忘れちゃいやよ
顔を見合わせ チュウチュウチュウチュウ
これが銀座のカンカン娘

銀座のカンカン娘(よんばん)/高峰秀子

*****
いいショット

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埠頭を渡る風を見たのは

蒼いとばりが 道の果てに続いてる
哀しい夜は 私を隣に乗せて
街の明かりは 遠くなびくほうき星
何も言わずに 私のそばにいて

埠頭を渡る風を見たのは
いつか二人が ただの友達だった日ね
今のあなたは 一人傷つき
忘れた景色 探しにここへ来たの

埠頭を渡る風 松任谷由実

*****
こうしてながめてみると
メロディの力が大きい

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VICTORY サインはV

VICTORY サインはV
開け放した空へ ジャンプジャンプジャンプジャンプ
うち寄せる雲に アタックアタックアタックアタック
風に向かい 砂を走り 若い夢を
トスパストスパストスパス

サインはV 坂口良子、トリオポアン

*****
これはなかなか秀逸
トスパストスパストスパス
が歌詞になるなんて

でも
バレーボールでいうパスってどういうのだろう

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その味のしつこさといったらない

その時あなたは バラになり
その時ぼくは 蝶になり
この世の嘆きや 苦しみを
忘れて覚えた蜜の味
夜霧が窓から しのびこみ
あなたの肌をつつんでも
Wow Wow 寒さにめざめることもなく
Wow Wow 心のハープをかき鳴らす
ああ かき鳴らす
夢よ 夢よ 夢よ 夢よ 夢よ 夢よ
真夏の夢よ
深い 深い 深い 深い 深い
眠りに誘えよ

真夏の夜の夢/野口五郎

*****
定型イメージを
定型言葉でなぞり
まるで銚子駅前大衆食堂のカレーライスみたいで
東京で修行したはずの板さんが
こくまろカレーを作ってる
その味のしつこさといったらない
どこにもないくらい
カレーまで味のもと味かよ



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ブルー・ライト・ヨコハマ

街の灯りが とてもきれいね ヨコハマ 
ブルー・ライト・ヨコハマ
あなたと二人 幸せよ
いつものように愛の言葉を ヨコハマ 
ブルー・ライト・ヨコハマ
私にください あなたから
歩いても 歩いても 小舟のように 
わたしはゆれて ゆれて あなたの腕の中
足音だけが ついて来るのよ ヨコハマ
ブルー・ライト・ヨコハマ
やさしいくちづけ もう一度

ブルー・ライト・ヨコハマ/いしだあゆみ

*****
これはきれい



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不安定なのは更年期のせいじゃなくて

素肌に片袖 通しただけで
色とりどりに 脱ぎ散らかした
床に広がる 絹の海
着ていく服が まだ決まらない
苛立たしさに 口唇かんで
私ほんのり 涙ぐむ
あなたに逢う日のときめきは
あこがれよりも 苦しみめいて
ああ 夢一夜 
一夜限りに 咲く花のよう 匂い立つ

夢一夜/南こうせつ

*****
定型イメージを
少し古典的な言葉で包みこめば出来上がり
この歌はメロディの力なのだろう

感情の分析はしないでおこう
不安定なのは更年期のせいじゃなくて
恋のせいだよね?



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赤い靴下で よければ かたっぽあげる

大理石の 台の上で
天使の像 ささやいた
夜になると ここは冷える
君の服を 貸してくれる?
タイムトラベルは 楽し
メトロポリタン ミュージアム
赤い靴下で よければ
かたっぽあげる

メトロポリタン美術館 大貫妙子

*****
これは定型イメージから少し脱却

子供には子供なりのイメージで

おやじなら
別なことも考えている



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お別れするより死にたいわ女だから

あなたのために守り通した女の操
今さら他人にささげられないわ
あなたの決してお邪魔はしないから
おそばに置いてほしいのよ
お別れするより死にたいわ女だから

なみだの操/殿さまキングス

*****
これはもう来年くらい百人一首に入りそうだ



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おらこんな村いやだ 俺ら東京さ行ぐだ

ハア
テレビもねえ ラジオもねえ 車もそれほど走ってねえ
ピアノもねえ バーもねえ 巡査毎日ぐーるぐる
朝起ぎで 牛連れで 二時間ちょっとの散歩道
電話もねえ ガスもねえ バスは一日一度来る
おらこんな村いやだ おらこんな村いやだ

若者は 俺一人
婆さんと 爺さんと
数珠を握って 空拝む
映画もねえ たまに来るのは紙芝居
新聞ねえ 雑誌もねえ たま来るのは回覧板

俺ら東京さ行ぐだ/吉幾三

*****
当世風防人の歌
または蝦夷の歌

病院ねえ
医者もいねえ
薬もねえ
検査も出来ねえ
救急車もねえ
それでも東京には行きたぐねえ
税金でなんとがせ
長生きさせろ
おいらの一票でなんとがせ

と現代のお年寄りはラップで歌っている

俺ら東京さ行がねだ
選挙区で自民と公明と民主を応援するだ
ばら撒け クレクレ
ばら撒け もっと 
国が借金してでも 金をクレ

*****
(結局、どこに投票しても同じ。
田舎をリストラするなんて誰にも言えないのだ。)

若者が中国の工事現場に行って稼げればいいのだけれど
為替レートがまだだめ。
インドの工事現場で稼いで
インド人家族を養うのならできるのかもしれない。
インドの雑踏に紛れてスープカレーでも食べて暮らそう。
象の神様はガネーシャ。金色に光る。



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恋するこの胸は 炎と燃えている

二人を夕闇が 包むこの窓辺に
明日も素晴らしい 幸せが来るだろう
君の瞳は星と輝き
恋するこの胸は 炎と燃えている
大空染めて行く 夕陽色あせても
二人の心は 変わらないいつまでも

君といつまでも/加山雄三

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定型といえば限りなく定型で
歴史の中で限りなく再生産されてきたもの
夕闇、星、炎、夕陽、大空、君の瞳、二人の心、
以上は万葉集の昔から変わらないアイテムである。
窓辺というのがわずかに時代を感じさせる
多分竪穴式住居に窓辺はなかったか?
超近代的家には窓がなかったりもする。
要塞みたいでテレビカメラが周囲を監視している。

いずれにしても
定型イメージの無難な成功作。



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いつまでたっても ダメな私ね

女に生まれて 来たけれど
女の幸せ まだ遠い
せっかくつかんだ 愛なのに
私のほかに いい人いたなんて
どうにもならない愛だとわかっていても
お嫁に行きたい 貴方と暮らしたい
バカね バカね よせばいいのに
ダメなダメな ほんとにダメな
いつまでたっても ダメな私ね

よせばいいのに/敏いとうとハッピー&ブルー

*****
こういうバカな女がいて自分に尽くしてくれればいいのにと
自己愛的な男たちが空想する
そんな歌詞

ダメなダメな ほんとにダメな
いつまでたっても ダメな私ね

ていうのは、そんな男のことだ

*****
女性の中には、
いつまでたってもだめな男でいて欲しいという人もいて
組み合わせによってはそれでうまくいってしまう
なかなかおもしろいものではある

立派な男になれば私はいらない女なのだという計算もすでにし尽くしている



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定型イメージ

淡紅の秋桜が秋の日の
何気ない陽溜まりに揺れている
此頃 涙脆くなった母が
庭先でひとつ咳をする
縁側でアルバムを開いては
私の幼い日の思い出を
何度も同じ話くりかえす
ひとりごとみたいに 小さな声で
こんな小春日和の穏やかな日は
あなたの優しさが浸みて来る
明日嫁ぐ私に苦労はしても
笑い話に時が変えるよ 
心配いらないと笑った

秋桜/山口百恵

*****
これまた見事に脱臭された
無味無臭誰にも嫌われない
定型イメージの積み重ね

人間は定型が根本的に好きなのだ
予想して
その通りのものが出てくることに安心する
安心したいから聞いたり歌ったりする
たったそれだけのことだ

常同行為と言ってもいいし
不安を打ち消すための強迫性行為と言ってもいい
それだけのものである

心配いらないと笑った

とまで言って安心させてくれるのだから親切この上ない



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貧しさに負けた

昭和枯れすすきで
貧しさに負けた
と歌う

最近は契約社員で月給が手取り14万円
やっていけるのかという話になる

生活保護にも種類があって
生活扶助
住宅扶助が大きな柱で
子供がいれば教育扶助もある

生活保護費全体で2.5兆円
受給者数は142万人
平均すると一人あたり年間180万円受給
都市部と農村部では生活費も住宅費も違うので
割り算もよく実態を伝えるとは言えない
そうはいっても180/12で月15万円だ。
やはり14―15万円で暮らせるらしい。

ワーキングプア人口が500~700万人
ニートが64万人
掛け算すると10兆円

ある人の話では
東京の近辺だと、
一人暮らしの住宅に7万円、
住宅費は家計全体の1/3がふつうというので、
家計全体では21万円。
友人の結婚式に参加するなどすこし余裕をみると
24-5万かなあという。
ヘアメイク、ネイル、化粧品、飲み代、携帯代、お稽古事の月謝など、いろいろかかる。

年金や健康保険がどこから出ているかとかで
現実には大きく違うらしい。

14万円で何とかやっていける、
24万円でふつうにやっていける、
そんな現状なのだということらしい。

残業代を一杯つけて20万少し、
でも遊ぶ暇がないから少しずつたまるという人もいる。
頼もしい。



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縄張り行動

貧しさに負けた
いえ 世間に負けた
この街も追われた
いっそきれいに死のうか
力の限り 生きたから
未練などないわ
花さえも咲かぬ 二人は枯れすすき

昭和枯れすすき さくらと一郎

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この街も追われた というのは
ある種の縄張りを表象している

縄張りを作る
植物を食べる動物には基本的な本能であるから
かなり強力である

人は目の力で縄張りを確定しあっている

ケーキやさんのショーケースの前で店員が陣取り
目で縄張りを作ってしまうと
客が寄りつかない



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今 私の願いごとが かなうならば 翼が欲しい

 今 私の願いごとが
 かなうならば 翼が欲しい
 この背中に 鳥のように
 白い翼 付けてください

 この大空に 翼をひろげ
 飛んで行きたいよ
 悲しみの無い 自由な空へ
 翼はためかせ 行きたい

翼をください  赤い鳥

*****
翼 大空 自由 定型イメージの中でもこれだけの成功歌を作ることができる
メロディの力なのか



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あなたとの約束が叶うのは明日

何もかもめざめてく新しい私
走り出した船の後 白い波踊ってる

あなたとの約束が叶うのは明日
胸に抱いた愛の花
受けとめてくれるでしょう

つばめが飛ぶ青い空は
未来の夢 キャンバスね
自由な線 自由な色
描いてゆく二人で

何もかもめざめてく新しい私
走り出した愛はただ あなたへと続いてる

チェリーブラッサム/松田聖子

*****
定型イメージだけを使う技法
見事なもんです



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京都から博多まで/藤圭子

肩につめたい小雨が重い 思いきれない未練が重い 
鐘が鳴る鳴る憐れむように 馬鹿な女と云うように 
京都から博多まであなたを追って 西へ流れて行く女

京都から博多まで/藤圭子

*****
この頃の雨は小雨なんていうものじゃない

亜熱帯の土砂降り
傘をさしても服はずぶぬれ
白い肌にはきつすぎる
それでも未練が重過ぎる

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一瞬のうちに豪雨そして洪水
日本語の脳がついていけない

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同棲の季節

何人かの人から
同棲を始めました
お近くにお立ち寄りの際にはお気軽にどうぞ
みたいな変な通知

同棲というものは
昔は許されないものだった
とにかく一緒に棲みたい、暮したい、いつも一緒にいたい
そのためには結婚すれば一番いいが
さまざまな事情があってそれが出来ない
ああどうすればいい
というので
同棲をしたものだ

もちろん誰にも内緒である
堂々と二号さんだと名乗る人もいて
それはそれで格式もありしきたりもあったものだ
それはまた例外の話で
同棲という響きにはもっと貧相などうしようもなさがまつわりつく

郵便のことも電話のこともいろいろに苦労して
それでもなんでも
社会に背を向けて
自分たちはそういう「獣」なのだと認識して
同棲したものである
だから一日一刻が決意の時間なのである

学生の場合、親が来たら終わりだ
仕送りを止められる
自分で稼いで食べていかれるなら
同棲なんかしなくていいのだ
親の反対を押し切って結婚するというくらいの方が弾みがつくものだ

既婚者の場合の同棲は
男性の場合だと二世帯分稼がないといけないのできつくなる
会社に知られればスキャンダルだ
女性の場合は子供を捨てて男に走ったという獣性が女性ホルモンを一層きつくする

いずれにしても夏に燃え上がって
秋には同棲するというパターンのようだ

既婚者の同棲は
かわいそうなあの人を見捨てて置けないという例も多い
で、その人は実際かわいそうな人で、
その人がそばにいて支えたからといって
どうにもなるものでもないことが多いのだった
愛は愛だけれど少し違う愛である

その人が力になってあげた分
現実の本当の解決が遅れてしまうという例もあって
難しいものだと思う
少しの間だけでも夢を見られたのだからよかったとも思うけれど

というわけで
秘密でもない同棲があちこち
シェアーといってもいいんでしょうか
物品には誰のものかしるしがついていて
別れる時にもめないようになっているとのこと
頭いい

*****
よろしく哀愁

もっと素直に僕の 愛を信じて欲しい
一緒に住みたいよ できるものならば
誰かに君がやきもち そして疑うなんて
君だけに本当の心みせてきた
会えない時間が 愛 育てるのさ
目をつむれば 君がいる
友だちと恋人の 境を決めた以上
もう泣くのも平気 よろしく哀愁



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ネット社会の性欲 DNAはネット社会での覇権を脳から回復できるのか

人間の性欲には
もともと欠如があり
文化によって完成されると言われてきた
したがって性欲と生殖が分離する傾向はある

性欲の欠如部分に
ネット文化がはまり込んだ場合
なおさらに生殖に遠くなる

間違いさえ起こりようがない

*****
しかしまた
性欲は人間を動かす強力なエンジンである
ネット社会の中で
人は自己愛的欲望の中で生きつつ、
傷つけられないように用心深く一時的部分的アイデンティティを生きている
一方で依然として性欲に突き動かされて生きているのだが
それはいかにして充たされているか
奇怪としかいいようがない

脳とDNAの関係で言えば
現実社会はDNAが優位であり
当然脳はDNAに奉仕する立場であらざるを得ない

脳は文化を造り、伝達することができるが、
結局のところDNAを運んでいる乗り物でしかない

ネット社会の中で起こっていることは
脳の原則の大幅な越権行為である

性欲はDNAの原則ではなく脳の原則により多く従うようになる

さて、DNAはネット社会での覇権を脳から回復できるのか
それが課題である

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内省と連想を迫る夢

相変わらず
内省と連想を迫る夢を見ていて
主観的には豊かな体験をしている

私の日常にはない範囲の事柄が
私に何かを考えろと喚起している
私に何かを語れと鼓舞している

方法は少しずつ変えている
必ずしもその方法が唯一ではないし百発百中でもないことが分かってきた

夢と現実意識の間の状態を少しだけ意識的に引き伸ばすのが技術といえば技術である

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声なき者よ

生まれなかった者よ語れ
声なき者よさらに語れ

聞かれるべき言葉が
世にこだまするよう
わたしは歌い続けたい

胎内で健康だったお前
突然の中断を語れ

言葉を知る前の言葉
空気を呼吸する前の息

知ること以前に沈黙を決定されたお前にも
言葉があるのだと
わたしは歌い続けたい

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表現への希求

かなり生きてしまったので
人生の総決算など
できることならしてみたい

私が生きて
私に見えた景色はなんだったのか

どうせくだらないことと分かっているが

くだらない人間に
くだらない人生が
どのようにくだらなく見えていたのか
そのことだけでも
くっきりと残したい

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傷つき易い人

他人が傷つける意図はないのに傷ついてしまう人
それを傷つき易い人という
そしてその人たちは傷つくごとに自信をなくし
他人を信じなくなり
自分を信じなくなり
ますます傷つき易くなる

傷つくにしたがってますます傷つき易くなるこの困ったサイクルは
どうしたら良いのだろう。
ますます困難な人生にはまり込んでいくしかないのだと
宣告されているかのようである。
抜け道がどこにあるのか、
分からなくなってしまう。

傷つき易い人は付き合いにくい。
だから友人が少なくなる。

傷つき易い人は自信がない。
だから自分を支える芯がない。

過度に傷つき易い人を
人格障害の一分類として分類してもいいけれど、
傷ついていることに変わりはない。

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