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舞妓さんのお化粧

http://jp.youtube.com/watch?v=QvyskAURwCs

謎である

geisha_nape.jpg

黒紋付で正装する正月と八朔(8月1日)には、
三本足にするとのこと

geisha_three.jpg

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読売新聞 医療改革提言

読売新聞が医療改革提言

マスコミ権力を預かっている人間の自覚がどの程度のものか分かる

読売新聞の自己愛。
うぬぼれ。

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礒尾正裁判長は判決で、いじめと統合失調症の因果関係を認めた

広島市立中学に通っていた当時、同級生4人からのいじめが原因で不登校となり、統合失調症になったとして、元生徒の男性(20)と両親が同級生と広島県、市などに慰謝料な ど計約2600万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が15日、広島高裁であった。

礒尾正裁判長は判決で、いじめと統合失調症の因果関係を認めた。損害賠償の金額については、計830万円の損害賠償を認めた1審・広島地裁判決を変更し、被告側に対して計 約470万円の支払いを命じた。

(2008年10月15日14時13分 読売新聞)

*****
これだけだと、まさか、ですが。
元の文章を読んでみないと分からないですが。

法律的にいう、因果関係という言葉の意味が問題になるのかも。

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「大琳派展」

「大琳派展」国立博物館にて。

「大」なんかつけてねえ。

それにしても琳派は好き。

ただの模様だ、という割り切りが好き。

思想なんかいらない、技法だけがあればいいとも思う。

辻邦生が小説「嵯峨野明月記」を書いている。

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Wii Musicのバーチャル度

Wii Musicのコマーシャルをかなり見かける
見ているととても違和感を感じるけれど
おもしろいのかもしれない

Wii Fitはせっかく買ったけれど
しまい込んだままという人もいる
バーチャルな感覚に耐えきれなくなるらしい

Wii Musicはさらにあまりにもバーチャル

指揮棒の代わりというのなら
やや納得できる



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クリスマスカード 来年のカレンダーと手帳

伊東屋ではクリスマスカードと
来年のカレンダーと手帳
また一年
空しいだけの時間

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NHKスペシャル 世界同時食糧危機

こういう話題ならNHKは強みを発揮できると思う。
食料の値上がりは続いている。

*****
食糧自給率が40%だから
少子化の延長で
日本の人口を現在の40%にして
たとえば4千万人くらいにしたらどうかという意見もある。

でもそうなると現在の農業酪農漁業人口を維持しつつ、
ほかの産業の人工を削る必要がある。
しかも老齢化による、実質生産ができない人口も含めての4千人であるから、
ほとんど全員の若者が食糧自給のために励まないといけないかもしれない。
その問題はどうなるだろう。

*****
アメリカの自動車産業が傾いている一方で、
農業酪農とハリウッドを含めた情報産業、さらにスパイ産業は強い。
だとすればまだアメリカドルも浮かび上がる可能性もあるのではないかと楽観論の材料とすることもできる。

*****
投機マネーの暴走が食料価格を押し上げ
各国が輸出規制を始めている

今回の金融危機で信用収縮がいわれていて、
だとすれば投機マネーは縮小すると考えられ、
実際に原油は一時よりも下がっている

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米国投資銀行29歳で15億円

ソロス氏とともにファンドを創設して成功したジム・ロジャーズさんのインタビュー。
朝日新聞朝刊。

米国投資銀行、29歳で15億円の年収。ばかげている。

救済は間違いだ、わずか数千人の金融村の人たちを救うために、3億人のアメリカ人が害を被る。
だめな会社は破綻させるべきだ。

こういう意見もあるので、議会で資本注入案が否決されたりするのだろう。

救済が間違いなのかどうか、よく分からない。とりあえず救済して、そのあと考えよう。

救済しないと大変なことになるぞといわれれば、どうしようもない。
そういわれなくても、現実に倒産やリストラが増えているように思う。

間違っている会社に退場してもらうにも、適切な方法というものがあるのだろう。

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自分にぴったりのものを「見つける」

財布でもノートでも携帯でも
自分にぴったりのものを「見つける」ということは
どういうことなのか

もともと「自分」というものがくっきりとあって、
目の前の財布や携帯がぴったりかどうか分かるという説。

もともと「自分」はあいまいで、
現実の何かに出会ったとき初めて、
これが私にぴったりの携帯だと分かるという説。

たぶん後者だろう。

前者ならば、もっと厳密に探せるはずで、条件がはっきりするはずだ。
多分そうではなくて、出会ってみて初めて、脳の回路が興奮するのだ。

異性に関してもおそらくそうで、
はじめから「自分」というものがくっきりとあって「他人」と出会うのではなく、
出会って初めて、脳が興奮するかどうかが分かるのだろうと思う。

*****
商品に出会って初めて「自分」を発見する。
これが消費社会の自己発見である。

探検して自分の限界に挑み、そこで自己発見する人は少ない。

*****
現代人は子どもの頃から恋愛を夢とか理想とかのかたちで刷り込まれていて、
その点では異性に関しての条件設定は厳しくなっている。
逆に言えば、それに釣り合う自分ということで、自己愛は肥大している。

反対にグルメ番組では出てくるものが何でも「おいしい」く、
コマーシャルではマクドナルドがおいしいことになっているので、
ほぼ何でも食べることになっている。
この点では妥協の幅が広い。

職業選択に関しては、やはり厳しく、これも自己愛の肥大と関係がある。
私らしく働けないとかの理由で退職する。

配偶者選択と職業選択で延長気味なのは、自己愛肥大の結果であり、
つまりは微少ながら誇大感があるのだろう。

*****
白雪姫で
「鏡よ鏡。世界で一番美しいのはだあれ?」と
鏡に語りかけている。

鏡がゆがんでいるのか、
見る脳がゆがんでいるのか、
よく分からない。

美しさを比較して判定してくれるのもすごいし、
その判定を受け入れるのもすごい。

それはそうとして、鏡というものがどのように機能しているのか、不思議が多い。
鏡を見て「現実の等身大の自分」を見ている人は少ない。
なぜか少し脚色して見ているのだと思う。
逃れられない自己愛の病である。

*****
試着室の鏡は
実際に「痩せて見える」鏡を置いているショップはあります。
また、そうでない所もあります。見分けるには、鏡の四隅をよく見ると
わかるそうですよ。痩せて見える鏡は、加工の関係で四隅が
歪んで見えるのだそうです。

逆にスポーツジムなんかの鏡だと、大きく見える鏡を使っているせいか、太って見えるものもあります。

*****
とのこと。

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銀座伊東屋の豊かさ 自己愛回路

銀座伊東屋を一回りして
確かに豊かな消費社会の現実がここにあると思う
東急ハンズと似た質のもの

しかしこのような多様化が必要不可欠なのかといえば
ただ生きるためには省略可能
しかし自己愛を満たすためには省略不可能である

*****
おもしろいと思うのは、東京では百貨店とか衣類の店は分散していて、
一カ所で買い物が全部済むとは思えない。
しかし横浜ならばなぜかほどほどのものが狭い地区内で買いそろえることができて、
なかなか便利である。
店の側で一次セレクトをしてくれているようなもので、
買う側はあまり徹底的に探さない。
東京だと何となくもっと探して選ぶ必要があるように感じる。

*****
文房具などについて、このように微細な違いに敏感な人たちが、
どうしてファミリーレストランで子どもに食事をさせることができるのか、
不思議でもある。

空気が汚いと思わないのか、不思議である。
「私の空気はこんな空気」、と思わないのだろうか。

販売されていて初めて選択肢があると思う。
販売されていないものについては選択を考えない。

知らされていないことについて知ろうとしない習慣。
詮索しすぎない庶民性。

*****
そんなにもいろんな色が必要かなと思うくらいペンもそろっている。
なぜ必要かといえば、人と違うものが必要だからだ。
だからほぼ無限に必要になる。

*****
あの人と同じものを使いたいという欲望もあり、
あの人たちと違うものを使いたいという欲望もある。

たぶん、本人の意識としては、他人は関係なく、
必要だからとか機能としておもしろいからと選んでいるのだと思うが、
「これが自分にぴったりだ」と思うとき、たぶん、自己愛回路が興奮している。

*****
伊東屋の困るところはエレベーターが使いにくいところ。
なるべく階段で移動する。
売り場は狭いので、階段とエレベーターのスペースを考えると、なるべく歩いてくださいということになるのだろう。
最近は有楽町の東急ハンズで用が足りる。

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パニック体験談の一例

日経ビジネスオンラインで藤岡 清美さんの文章。

***** 

それは、突然襲ってきた―。

 まるでサスペンスドラマの出だしのようですが、一言で言えばこんな感じでしょうか。

 「最初の」パニック発作の恐ろしいところは、突然やってくる、ということです。しかも一番やってきてほしくない時に。多くのパニック発作は、そう立て続けに起こるものではないと思うのですが、一度経験してしまうと、次にいつ起こるか分からないという漠然とした不安にとらわれるのです。これを「予期不安」と言い、それらが心身や日常生活に支障を来す状態を「パニック障害」と言います。

 私のパニック障害の歴史を仮に6年間とすると、2190日分の中で、「発作が出るのでは」というたった1日の「予期不安」というトラウマのために、2189日を費やしてきたという計算になります。どこをどう考えても、起きるよりは起きない確率の方が圧倒的に高いのです。なにしろ発作自体は数分で治まるので、例えば喘息のような慢性的な発作をお持ちの方からすれば「そんなのは、病気のうちに入らない」と言われてしまうかもしれません。


「次にいつ発作が起きるか」に悩まされる

 発作よりもむしろ厄介なのは、予期不安です。これはもうノストラダムスの大予言のようなもので、「それはやってくる、必ずやってくる、そしてそれはとても大変なものだ!」という恐怖感が心のどこかを支配し、それを怖がっているのか、あるいは怖いもの見たさで期待しているのかさえ分からない…。しかもその不安が、新たな発作や鬱(うつ)のような状態を生み出すこともあるなど、本当にたちの悪い障害なのです。

 私が自覚したパニック発作は、6年前に遡ります。今考えると本当に間抜けな話なのですが、この話抜きに私のパニック障害は語れませんので、少しおつき合いください。

 その日私は休みを取り、母と、3歳になる姪と3人で九州温泉旅行の最中でした。高速道路を2時間ほど、休息も取らず最高速度で飛ばしていました。負けん気が強い性分なので、レーンチェンジを小刻みにしながら先行車を何台も追い抜き、その最中にも母と姪を飽きさせないよう会話をしたり、童謡を歌ったりしていました。しかし頭の中は「あと1時間くらいで湯布院に着きたい!」「あの車を追い抜きたい!」などという“邪念”でいっぱいでした。

 私は片目の視力が極端に悪いのですが、日常生活に支障はなかったので、その日も眼鏡などをかけずに車を運転していたのですが、立体的な距離感がつかめず、運転は極度の緊張感を伴っていました。自分でもおかしいのですが、賞金をもらえるわけでもないのに、どんなF1レーサーよりも緊張して運転していたと思います。

 私の車の隣を、女性が運転している軽自動車が走っていました。その車が「すいっ」と私の車を追い越したので、私は半ばムキになってその車を追い越しました。すると、車はちょうど丘陵のてっぺんにさしかかり、眼下にはなだらかな緑の裾野が広がっていました。そして、私たちの車が走っている道が遥か遠くまで続いているのが見えました。


突然激しい動悸に襲われ、手が震え出した

 「この緊張感が、最低でもあの道の彼方まで続いているのか!」と思った、その時でした。急に空間の感覚が麻痺し、のどから心臓が飛び出すかと思うくらい激しい動悸が襲ってきました。また、なぜだか今でも説明がつかないのですが、ハンドルをむやみやたらに切ってしまいたい、またはドアを開けて今すぐここから飛び出したい、という気分になったのです。

 ハンドルを握る手はぶるぶると震え出し、冷たい汗が滲み出ました。私は母に気づかれないよう平静を装いつつも、あるだけの理性を使って、高速道路の一番端まで車を移動させ、停止しました。

 停止するにも勇気が必要でした。いったいこれまでブンブン車を飛ばしていた私が、なぜいきなり停止するのか。しかも高速道路で。「緊急事態発生」と思われたくないよう、私は震える声を抑えつつ、「ずっと運転してたら気分が悪くなって…」などと言うのがせいいっぱいでした。

 とにかくこの気持ちを治めるため、咳払いをしたり、「いやあ、疲れたー」と疲れをアピールしてみたりしたのですが、どうもこれ以上運転するのは危険だと感じました。そこで意を決し、「ちょっとパニックになってしまった」と母に告白し、何も言わずに次の高速出口まで運転してもらうことにしました。母はその頃免許を取ったばかりだったので、ハザードランプを点滅させ、ゆっくりと出口まで運転してもらいました。

 自分がパニックになった恐ろしさも相当なものだったのですが、それよりもさらに恐ろしかったのが、私の大切な家族を大事故の巻き添えにしたかもしれない、という恐怖感でした。それは凍りつくような光景のシミュレーションになって、何度も何度も私の頭の中を駆け巡りました。

 ふと、ある言葉が頭をよぎりました。「アイ・シンク・ユー・ハッド『パニック・アタック』」(おそらく「パニック発作」でしょう)。

 これはこの日からさらに2年前、ニューヨークで勤めていた頃、ある医者に言われた言葉でした。

 当時、私はその仕事に就いて2年目で、仕事が面白くて仕方がない毎日を過ごしていました。ある日、私は上司からとてもエキサイティングな企画の依頼を受けました。やる気満々で受けたのですが、気持ちがやけに先行し、企画は遅々として進みませんでした。期限は近づいてくるのに焦るばかりで、何らアウトプットは出てきませんでした。

 眠ろうと思っても、なかなか眠れない日が2日ほど続きました。夜更けに胸苦しさが治まらず、気持ちを鎮めるためにシャワーを浴びた、その時です。

 心臓が突然バクバクと高鳴り、私の体はわなわなと震えて崩れ落ちました。そして、ものの数分間なのですが、無性に何か叫びたい、いっそ4階のアパートの窓を割って飛び降りてしまいたいというような、これまで感じたことのない気分に陥ったのです。

 翌日、早速私は総合病院に行き、様々な検査に加え、心臓の機能を調べるための機械を1日中体に装着しました。しかしその結果は「異常なし」でした。「おかしい、そんなはずはない」と反論した時、医者から先ほどの言葉を言われたのです。

 「アイ・シンク・ユー・ハッド『パニック・アタック』」。

 医者は私に、「この状態を打開するためには、どうすれば良いと思いますか」と尋ねました。私はその時点では「ストレスが何か悪さをしたのだろう」ということに気づいていたので、「ストレスをためない、適度な運動をする、といったことですかね」と答えると、「あなたに治療は必要ないでしょう」と握手をされ、診療室から出されました。

 その時私は軽く受け流し、「何か発作の原因があったのだな。でも治療は必要ないらしい」と思って、何の対策も講じなかったのです。その後も全くケロッとしていましたし、企画も、上司に迷惑をかけつつも最終的には終わらせることができました。

****
 「…つまりこれも、パニック・アタックなのではないか?」。2年前の経験とその日の経験は、あたかも指紋が重なり合うように合致しました。

 温泉旅行から一般道路だけを運転して帰った私は、早速インターネットで「パニック・アタック」を手がかりに検索しました。「パニック発作」「パニック障害」…。出るは出るは、といった具合に情報が出てきました。中身を読むと、「全くその通り」といった内容です。

 突然、呼吸困難や心臓発作のような症状が起こる。「自分はこのままおかしくなってしまうのではないか」という恐怖に襲われる。…

 情報というのは、時に酷なものです。英語のフレーズに、「猫の命取り(直訳すると、『好奇心が猫を殺した』)」というものがありますが、よく言ったものだと思います。インターネットで検索し、見つかった記事を読めば読むほど、パニック障害とは恐ろしいものだという情報ばかりが、頭の中にインプットされていきました。私はパニック障害に襲われる前に、情報に襲われたのだと思います。



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ジンシルさんの自殺

趙 章恩(チョウ・チャンウン)さんのレポートが分かりやすい

こうした事態を、加害側の家族はどう見ているのだろうかと気になる。

*****
韓国有名女優の自殺ショック・なぜ悪質書き込みは止まないのか

こんなことが起きるとは、夢にも思わなかった。20年間もトップスターだった韓国の人気女優、崔真実(チェ・ジンシル)さんの今月2日の自殺を受け、韓国ではブログやネット上のコメント欄に悲しみのメッセージがあふれた。ネットでの悪質な書き込みに悩んでいたことが一因とされるだけに、ネット規制強化の動きが加速している。(IT先進国・韓国の素顔)

■後を絶たない芸能人の自殺

 韓国ではネット上の悪質でしつこいコメント(「悪プル」という)に悩まされ、自殺する芸能人が後を絶たない。つい9月にも、おおらかなキャラクターで人気だったアン・ジェファンさんが自殺した。借金が原因とされているが、お笑いタレントである妻のラジオでの発言がネット上で批判の渦に巻き込まれ、ジェファンさんの経営する会社の不買運動にまで発展し、経済的に行き詰ったあげくの自殺だったという。

 そして、「実はジェファンさんにお金を貸したのが今回自殺した女優のジンシルさんで、借金を巡るトラブルがあった」といううわさがネット上で流れたのだ。このデマはネットのあちこちに転載され、さらにとんでもない方向へ膨れ上がった。根も葉もないことが「友達の友達が聞いた話」と脚色され、マスコミも「ネットでこんな噂が広がっている」とこぞって報道した。

 ジンシルさんはデマを流した人を捕まえてほしいと警察に捜査を依頼し、証券会社の女性社員が捕まった。しかし、うわさがデマだったことが証明された後もネットの書き込みは収まらず、ジェファンさん、そして数日後にジンシルさんが相次いで亡くなった。ジンシルさんは「この世はみんなひどい」などと書いたメモを残していた。彼女の自殺を伝えるすべての記事はコメントを書き込めないように設定されたが、もう取り返しはつかない。

■「サイバー侮辱罪」検討へ

 この事件のあと、与党ハンナラ党は早速、ネット規制強化のための法案を持ち出した。ハンナラ党はこの法案に「チェ・ジンシル法」という名前をつけようとして遺族の反対で見送ったが、ネットへの書き込みに対する規制強化は以前から検討が進められており、今回の一件で議論が加速すると見られている。

 この法案には、サイバー暴力に対処するための実名制度のさらなる強化や、誰が見ても悪質な誹謗中傷とわかる書き込みについては非親告罪を適用し、告発がなくても警察または検察が捜査できるようにする「サイバー侮辱罪」などが盛り込まれている。

 現在も「情報通信網利用促進及び情報保護に関する法律」によるサイバー名誉毀損罪と、「刑法」の侮辱罪を適用して、悪質な書き込みを処罰することはできるが、同様の事件の抑止効果は十分でなかった。というのも、他人から見れば些細なことでも侮辱と感じる人もいるわけで、処罰の基準が曖昧にならざるを得なかったからだ。量刑は7年以下の懲役となっているが、実際には5~10万円ほどの罰金で終わることがほとんどだ。

 サイバー侮辱罪は、悪質な書き込みを非親告罪にすることで規制を強化するという。しかし、どこまでが表現の自由で、どこからが侮辱に当てはまるのか、それを誰がどのような基準で判断するのかという課題は残されている。この課題を乗り越えない限り「政府の気に入らないことを書くと侮辱罪で捕まるといった事態を招くのではないか」という反論は続くだろう。

 それでも、与党の意志は固い。被害者が捜査を依頼しないからといって書き込みが削除されないまま残れば、それがいつの間にか世論のように受け止められ、被害が大きくなる。徹底的に取り締まり、もっと厳しい処罰をするべきだと主張している。

■ポータルへの書き込みの影響力

 サイト運営者の責任を拡大しようとする動きもある。書き込める場所を営利目的で提供しているからには、掲示板やコメントをしっかり管理する義務もあるとの立場で、プロバイダー免責を最小限に抑えようとしたり、ポータルサイトに言論機関としての責任を負わせたりする方向へ議論が進められている。

 韓国の悪質な書き込みは匿名サイトや特別なサイトに集まるのではなく、ポータルサイトと、プロフィルページの「HOMPY(ホンピー)」に集中している。老若男女誰もが訪問し1日3000万ページビューを超えるポータルサイト「NAVER」などのニュース記事のすぐ下にコメントが書き込まれるため、ポータル側が積極的に対処しない限り、全国民に「生中継」されることになる。

 ジンシルさんは、自分に対する心ないコメントが子供たちの目に入るのではないかということを、何よりも心配していたという。自分のインタビュー記事の下にずらっと1000件以上もコメントが並び、記事とともに悪質なコメントもネット上に広がっていく。ネットの書き込みも問題だが、それを勝手に転載して批判を再生産するマスコミも反省すべきではないかという声が上がっている。

 韓国インターネット振興院の「2008年インターネット利用実態調査」によると、韓国では人口の77.1%、10~30代では98~99.9%がインターネットを利用し、そのうち72.8%がインターネットで新聞を読んでいる。インターネットで新聞を読むということは、記事の下にあるコメントも目にするということである。人口4800万人のうち、約2700万人が悪質コメントに触れることになる。攻撃される立場からすれば「全国民が私を攻撃している」と受け止めてしまうのも無理はない。

 ポータルサイトDAUMでは、1日に何十件も書き込みを続け、自分の意見が世論であるかのように見せようとするユーザーが多い。10%のユーザーが全コメントの80%を書き込んでいたというリサーチ会社のリポートを踏まえ、1人1日20件までしか書き込めないようルールを変えた。

■実名制でも悪質コメントが減らない理由

 韓国では実名を確認しないと何も書き込めない仕組みになってからも、サイバー名誉毀損の届け出件数は減るどころか増えるばかり。2005年に3662件、2006年に4005件、2007年に4856件と着実に伸びている。実名制度だけではネット上の悪質な書き込みによる攻撃を防げないというのが、韓国を見ればよく分かる。

 なぜ、悪質な書き込みはここまで続くのだろうか。「実名制度とはいえIDを使って書き込めるので、ユーザー同士では匿名と変わらないのだろう」という分析もあれば、「韓国人は自己主張が強いため、相手を傷つけても言いたいことをはっきり言う態度は変わらない」という見方もある。いずれにしても、強烈な処罰規定がない限り効果がないというのが現状なのかもしれない。

 リアルメーターという調査会社が全国700人を対象に電話調査を行った結果では、サイバー侮辱罪の導入は55%が、インターネット実名制度の強化は63.1%が賛成している。反対する側の意見は予想通り、「表現の自由がなくなる」というものだ。「ネット上での攻撃で自殺が続いたのはとても悲しいことだが、それを理由に政府がネットを封じ込めようとしている」と反発している。

 反対意見が根強いのは、サイバー侮辱罪導入のタイミングが微妙だからという理由もある。以前も書いたように、4月から7月まで全国で続いた反政府デモがきっかけとなり、オンラインコミュニティーや掲示板の書き込みに悩む政府がネットの規制強化を打ち出していたところだったからだ。「自殺を前面に出して、ここぞとばかり規制強化法案を通そうとしているのではないか」という反論が登場してもおかしくはないタイミングだったのだ。

■自浄作用は働くのか

 注目すべきことは、ジンシルさんの自殺をきっかけに、ネットに悪質なコメントを書き込んで自分のストレスを発散したり、鬱憤を晴らしたりしていた人たちが、ポータルサイトや彼女のHOMPYに「本当に申し訳なかった」と反省の言葉を残していることだ。また、ネットの書き込みのスタイルにも変化が見られるようになった。とにかく相手を褒めながらチクリと批判するという、相手の意見に配慮した書きぶりである。自浄作用が働きだしたといえるかもしれない。

 サイバー侮辱罪の議論は今後も続く。1日訪問者数30万人以上のポータルサイトだけに適用されていた実名制度を10万人以上のサイトにも拡大する、IDではなく実名を表示させる、といった情報通信法改正案は11月にも国会を通過し、導入される見込みである。

 ジンシルさんの自殺は泥沼状態の韓国ネット社会を象徴する事件となった。そんな存在にならなくてもよかったのに。母親として娘として女優として、もっと長く私達のそばにいてくれてもよかったのに。ご冥福をお祈りします。



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マックとレッツノート新型

マックノートの新型を見る
MacBookとMacBook Pro
ますます使いやすそう
タッチパッドが進化している
でももう場所がないので買っても使えない

Panasonic レッツ・ノートも新型の宣伝
何が新味というわけではないが
電池駆動時間が長いことは相変わらずで
ノートなら電池が大事というのはよく分かる

ムービー編集をしたくてソースはあるのだけれど
そのうちということで先送り

データは腐らないからいいけれど
しかしそのままで置くと自分にとってはそのままのデータが一番価値があるように思えて
加工する気がなくなる。
加工するとはつまり短くすることだから。

いずれにしても時間がない。

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パソコンが遅くなるのはなぜ?

別にパソコンの専門ではないが
文化系の人からパソコンが遅いけど見てくれない?
などと言われることがある

デフラグとウィルス対策ソフト、それと常駐ソフト、さらには何かメモリーを食いそうなものを載せていないか眺める。

XPがだんだん遅くなっていて、しかしVistaはもっと遅いみたいだし
ウィルス対策ソフトが一斉に改訂版を出していて、「速い」がキーワードのようで、気になるようだ。

少しずつゴミがたまっていって、少しずつ遅くなり、
普段は少しずつだから気がつかないものの、
ほかのコンピュータに触れたりすると
自分のは遅いと気がつくらしい

http://it.nikkei.co.jp/pc/news/index.aspx?n=MMITdf000008082008
http://it.nikkei.co.jp/pc/news/index.aspx?n=MMITdf000012082008
こんなのを参考に長持ちさせようといっている。

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ムービー塾

http://www.movie-school.org/index.html

このサイトでは、一般の人が、ワープロやメールを使うのと同じくらい簡単に、
ムービーを作ることができますよ、と呼びかけています。
実際、作品を見てみると、できそうな感じです。
シナリオを入力すれば、あとは大部分のことを自動で助けてくれるものらしいです。
東大駒場で一般参加できる塾があるのですが、4月は満員のようです。

おもしろそう。
DMD@home が無料配布ですから、手に入れてみてはいかが?

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父の名と出生率

心理学領域で「父の名」などという言葉を聞くと思う
それは秩序であり、法であり、真義であり、制度である。擬制であるとしても制度である。

何のことかと言えば、
女性は子どもを産むときに、自分の子であることは間違いがない。
男性は本当のところは分からない。
だから法を信じるし、真義を信じるし、愛情という擬制を信じるしかない。秩序を信頼するしかない。それが父の名と言うことで、大変に頼りなく、困った話なのだ。

しかし女性はそんなものを大事に議論している男性を馬鹿にしつつ、
いくらでも婚外子を儲けることができる。
時には誰の子か分からなくなることもあるが、
自分の子どもということは確かなので、女性の側にとっては問題ない。

血液検査やDNA鑑定で問題になったら
居直ればいいだけの話で、
たとえば、無理矢理だったとか、暴力的で、脅されて、反抗できなかった、私は被害者だと言い張れば、すべては昔のことで、もうどうしようもない。

本当は他の男の子どもなのに亭主の稼いだ金で育てて、
抱っこもさせて、それでいいのかという気分にもなるかもしれないが、
それをDNA鑑定などで完全に排除すれば全出産の10パーセントは中絶になるらしいと言う。

現代では、出産の後に血液型などで父子でないことが父と子に分かってしまうことも多く、
昔ほど安全ではなくなっている。
だから最近の女性たちは産むよりは中絶を望む。

杓子定規に言えば、その際の提出書類には、法律上の夫のサインが必要なのだが、
医者は夫のサインと善意で見なして、事を進める。事実上は女性の意志だけでことが進行する。
あとで夫が、自分は関与していない、知らされていなかったと言っても、それは夫婦間の問題であって、医者の関与するところではない。

以上のような関係の事情がなければ、女性たちはたぶんあと一割、出生率を上げてくれるだろうと思う。
たまにほかの男の子どもを混ぜてもいいというのは神様の贈り物のようなものではないか。
それで出生率が一割上昇するならいいことではないか。

問題だとする人は、あとで真実が分かったとき、それからあと幸せに暮らしていけるのかという心配である。
幸せでなくても暮らしていけばいいにきまっているという健全な意見もある。
みんなが苦しむだけだから、産まない方がいいという、いかにも大人の意見もある。

きまった答えはないが、男が好きで、子どもが好きなら、産めばいい。何とかなるだろう。
男が嫌いで、子どもも嫌いなら、産まない方がいいかもしれない。それでも結局みんなを好きになるという場合もあるけれど。

男は嫌いだが、子どもは好きだという気持ち、ここに自己愛の成分を見る。
父の名の原理が優越するとき、
産んだのは自分母親でも、赤ん坊が所属するのは父の家である。
ここで赤ん坊は誰ものかという問題になり、母の血と、父の名が、衝突する。
衝突して、最近は必ず母の血が勝つ。

*****
人間は自分の評価をうすうす知っている。
知るための道具も環境も世界にはたくさんある。
にもかかわらず、自分のことについては、実像を100として120くらいに軽く水増しして考えているようだ。

すると相手についても、たぶん120くらいの水増しはありそうで、実際はそれよりかなり小さい、では信用できるものは何だろう、家柄、財産、これは何となく評価しやすい。才能になれば難しいけれど、世間的に認められている程度。期待されている程度で測定できる。

決して、私があの人をどれだけ愛しているかとか、あの人が私をどれだけ愛しているかとか、
泥沼のような、おとぎ話のような、愛の話はいわないようにしよう。
入り組んだ自己愛の展示場になってしまう。
そんなものよりも現実に確実な財産が問題なのである。
しかし大半は会社のものであったりして、会社での生存競争に負けたら元も子もないということもある。
頭のいい人当たりのいい次男坊がいたりしたら、
悲劇の前夜である。

いずれにしても人間は自分をサイズ120のカプセルに入れて、
それが世界が私を評価する大きさだと思いこんで人生を始める。

そのカブセルから出るまでがモラトリアムである。
カブセルから出ないなら自閉ということになる。

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