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立場が人を作る

政治家の人たちの発言を聞いていて、
なるほどこの人たちはよく鍛えられていると感じることがある

こんなことを言っては失礼かもしれないが
話を聞いていて
頭の良さとか徳の充実とかはあまり感じない
そんな人たちはこの世界の周辺部に押しやられるに決まっている

この日本の社会の中央部で何とかとどまっているその根性はたいしたものだ
何か説明をさせればほどほどにきちんと答えているし
数字もあまり間違わないで打ち合わせの通りに話せる
司会の進行に従い、要求されているとおりのことを予定通りに提供できる
これはなかなかたいしたものである
途中で何かいいことを思いついて独自なことをいったりしない安定感

こうした特性についても、立場が人を作るという面は大いにあるものだと思う
少しの才能があれば誰でもできるかもしれないが
時間を待つ才能がなければならない
それは誰にでもできるものでもなく
長い時間を背広を着て退屈な話を我慢しないといけない

どこに行っても顔が知られているし
不自由なことだろう

女がいても悪くすると暴露されてしまう
仕事のパートナーだった人間は常に裏切る危険がある

そんなことを考えて生きる人生はさぞつらいものだろう

そのあげくにいわれることが
フロッピー麻生は漢字も読めない、だ
確かに漢字を読み間違えることはあるけれど、
たいした問題ではない。
原稿が肯定文なのか否定文なのかを間違えなければよい。
ただ読むだけでもなかなか自然にはできないものだ。
慣れないと棒読みになる。
慣れてくると自然になる人もいるが自己陶酔的になる人もいて、
自然な感じでできることが条件になる

長い長い時間を何のためかと考えずに会議に出席して答弁の様子をじっと学ぶ
それが政治家としての人間を作る

たとえば厚労大臣などは政治家経験が短いようで
改革私案などをだして各方面から批判されている
長くつとめている人は行動規範がしっかり身についているから
こんなことはしないだろうと思う

*****
厚労大臣と都知事が都立病院の医師勤務体制を巡って批判しあっている。
おりしも新銀行東京の件で都知事は弱い立場にある。
この人たちはやはり神経が特別仕様にできているのだろう。普通では考えられない。


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約二十人に一人が仮想空間を利用 でも実際は?

仮想空間利用700万人超、国内、9月末推計――トヨタ、新車発表、運営者増加。(2008/10/23)
 ネット上の仮想空間に住んだり、ゲームをしたりする日本人は七百万人超に――。九月末に単純計算で約二十人に一人が仮想空間を利用するようになった。運営企業が増え、交流サイト機能や各種イベントなどコンテンツも充実。トヨタ自動車などが仮想空間で新車を発表しており、運営者以外の企業も広告目的などに活用が広がっている。

 国内でサービスを提供する主な九つの仮想空間の利用者は、九月末の推計で前年同月比四割増の七百四十一万人。世界で約千五百万人が利用する米リンデンラボ社の「セカンドライフ」は、日本人登録者が同二割増の約九十二万人。最大はディー・エヌ・エー(DeNA)の携帯交流サイト「モバゲータウン」の約四百五万人で、六割増えた。

*****
登録したけれど、面倒な割につまらなくて、それきりという人も多いらしい。
「シンデレラごっこ」
という言葉も聞かれる。
そうだろうな。

そんななかで
ソネットエンタテインメント 176,000  -18,100(-9.33%)  1,582株
と見事に下げている
たぶん誰も気にしていないと思うけれど
先日までは35万円くらいあった様子だ。

PostPetはかわいいのだけれど、
やはり自分としては使う気はない。
ポストペットスクエアとか
ももちゃんの妹とかあるようだけれど
株価が持ちあがりますかどうか。

*****
再度仮想空間の話題に戻る。
話題を拾うと、まずlivelyのことが思い浮かぶ。

 「数百万円の投資を行ない、ミュージアムやショールームを作ったが、人が集まらなくて廃墟のようになっている」

  「これまでの収入は初期投資額の10分の1程度。撤退した同業他社もいるが、満を持して参入しただけにどうしたものか……」

 現在、セカンドライフに参入した企業の担当者は、口々にため息をついているという。

 このセカンドライフ(以下SL)、平たく言えば、壮大なオンラインRPG(ロールプレイングゲーム)のようなもの。自分の分身であるアバター(着せ替えなどが自由にできるネット上のキャラクター)を作り、仮想空間内でSIM(「島」と呼ばれる土地)を購入して生活する。空間内にはショッピングモール、遊園地、銀行、個人の住居など、現実世界に存在するありとあらゆる場所があり、アバター同士が交流している。ただし、通常のRPGのように「ゴール」はない。

 これがタダのゲームでない理由は、現実世界とリンクする「リアリティ」である。空間内では、自分で店を作って自由にビジネスができるのだ。「リンデンドル」という仮想通貨が流通しており、これは現実社会の米国ドルと換金も可能。現実さながらの「バーチャル社会」を楽しむことができる。

 実際、アカウント登録者は伸び続けてきたものの、その勢いは表面上の数字だけで判断できない。「1400万人の登録者のうち、アクティブユーザー(何度も訪れるコアユーザー)は、月間60~70万人程度」(山崎秀夫・野村総合研究所主席研究員)であり、全体のわずか4~5%に過ぎない。

 SLにユーザーが定着しにくい理由は、複数ある。第1に、登録作業が複雑なうえ、何をするにもおカネがかかること。第2に、3DCGが最新のゲームより見劣りするわりに高機能PCでしか快適に遊べず、アバターの操作も難しいという、技術的な問題。そして第3が、深刻な事態を除いてリンデンラボ社が原則として介入しないため、現実社会さながらのトラブルが置き易いことだ。

 最近では、悪徳ユーザーによるサギ行為が行なわれたり、金融機関が取り付け騒ぎを起こして取引が一時全面ストップに陥るなど、トラブルが相次いでいる。一部では性犯罪も増えているというから、何ともせちがない。

これらの理由により、「街そのものに人気がなくなり、人気のある企業の施設以外は閑古鳥が鳴いている」(電機メーカー)という風景が常態化しているのだ。最近では、業を煮やして撤退する企業も続出している。

 ユーザー層の変化による影響も大きい。「現在のSLは、仕事で疲れ切った女性ユーザーのシンデレラごっこの場になっている」と苦笑いするのは、ある男性アクティブユーザー。登録者の男女比は6:4だが、滞留時間は4:6と女性が逆転している。これは、ブログやSNSから流れてきた女性たちが、自己表現の場や「癒し効果」をSLに求める傾向が強くなったためだ。

 男性ほどビジネスに興味がない女性ユーザーを中心にウケているのは、番組放送やライブに関するテレビ・音楽会社などのメディア企業、MBAや英語の講義に関わる教育系企業など。一方で、「センスの良いユーザーが経営する店にお客を根こそぎとられてしまった」と嘆くアパレルメーカーのように、仮想空間でのプロモーションに慣れていない企業を、一般の女性ユーザーが駆逐してしまう例さえある。

 最も人気があるサービスの1つが、フィンランド生まれの仮想空間「ハボホテル」(Habbo Hotel)である。世界30カ国以上の人々が利用しており、アカウント登録者はなんと1億人以上。仮想空間の舞台は都市ホテルで、欧風デザインが日本のユーザーにも人気だ。アバターの自室を飾る家具や小物の売買が活発に行なわれている。

 米国のディズニーが運営する「クラブ・ペンギン」(Club Penguin)も、可愛いアバターやアイテムの取引、チャット、ゲームなど、子供がハマる要素が満載。すでに登録者が1300万人とSLに肉薄する勢いだ。各チャットルームには「モデレータ」とよばれるスタッフが常駐しており、「いじめが起きると犯人を追い出す」など、セーフティネットが充実しているため、保護者の信頼は厚い。こういったフィルタリングは、SLではあまり徹底されなかった要素だ。

 同じく、10代の女の子に大人気のバービーガールズ(Birbie Girls)は、米国の玩具メーカー・マテル社が運営するバービー人形のアバターで楽しむ仮想空間。こちらも登録者は1300万人を突破している。

「チャットの進化形」として注目を集め始めているのが、ドイツ生まれの「ウェブリン」(Weblin)。ミニサイズのアバターがウェブ画面に現れて楽しく会話ができるという風変わりなサービスは、コアな人気がある。

検索サービスの巨人・米グーグルが、仮想空間サービス「ライブリー」(Lively)を開始した。「無料、シンプル操作、他のネットサービスとの連動性重視」というウリ文句からも、頭打ちに陥っているSLの対抗軸を目指していることは明らかだ。新たな仮想空間に参入して儲けようとする企業は今後も後を絶たず、市場はさらに盛り上がる可能性が高い。特に、09年から開始される米国のテレビ放送デジタル化が、その起爆剤になると見られている。

 だが、「仮想空間サービスはオンラインゲームの発展形。参加者には目的意識が薄いゲーマーやブロガーも多い」(SLのアクティブユーザー)というのも事実。参入の効率性をよく吟味しない企業は、今後もSL参入時と同じ轍を踏むことになりかねないのである。

*****
現実に生活がこんなに忙しくていっぱいいっぱいになの
仮想空間でまた何かをしようなんてどういうことなんだろう。
よく分からない。
時間の節約になるならいいな。仕事をする、本を読む、寝る、食べる、風呂に入る、人に会う。
もう何も節約できない。
どうしたものか。

*****
もう1人の自分を別の空間で生活させたいとの気持ちは分からないではない。
しかし私はこの生活さえ面倒見きれないでいる。もう一つは、無理。

*****
いま改めてソネットのももちゃんを見てみると
なんとなく慰められる感じがしてきた。
案外いいかも。
速いだけが能じゃないな。

*****
ネット社会での「なりきり」はどうしたものかといっているのに、

ナリコミュ(α版)
は、So-net SNS(β版)を利用してさまざまな“なりきり”系SNSが開設されていることを受けて開設されたサービス。SNS内のコミュニティーでは、色々な“なりきりコミュニケーション”が行なえるほか、メンバー検索で自分に合ったフレンド“なりトモ”(なりきりフレンド)を検索できるのが特徴。

なんていうのがあった。2007年のアナウンスで、いまもアクティブなのかどうか分からない。
あこがれのあのキャラになりきるというもので
人の親にとっては、子どもがそんなことに熱中するとしたら、
あーあ・・・という感じ。



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97円 8211円

米ドル 97.21 - 97.24 ▲ + 2.67 ( + 2.824% )
ユーロ(円)(29日、18:55)  124.00-124.04  ▲  +6.05  (円安) 
ユーロ(ドル)(29日、18:55)  1.2753- 1.2756  ▲  +0.0067  (ドル安) 
英ポンド(円)(29日、18:55)  155.57-155.70  ▼  -0.25  (円高) 
スイスフラン(円)(29日、18:55)  84.56- 84.63  ▲  +0.13  (円安) 
豪ドル(円)(29日、18:55)  62.45-62.51  ▼  -0.36  (円高) 

東証大引け・大幅続伸 8000円台回復、歴代7番目の高上昇率
 29日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸。大引けは前日比589円98銭(7.74%)高の8211円90銭だった。終値で8000円台を回復したのは23日以来、4営業日ぶり。上昇率は過去7番目の大きさだった。28日の米株大幅高によって投資家心理がいったん好転したほか、日銀の利下げ観測を契機に外国為替市場で円高進行が一服したことで輸出関連株が買われた。午後に入って戻り待ちの売りに押され伸び悩む場面もあったが短期筋と見られる買い戻しに支えられ、高値引けとなった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、きょうの高値圏で大引けとなった。

ソニー トヨタあたりは微増 みずほは下げになっている
NYダウ(28日終値、ドル) 9,065.12 ▲+889.35

とりあえず安心方向であるが
次の波が来たときはもっときついのか、あるいは小さな波ですむものなのか。
とりあえず乗っている船は転覆しないですんだようだ。今週前半は。
大波。



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女性の結婚観

『女子大から大手企業の子会社に入社して、本社の男性と結婚する』
というコースを考えたことある?

早稲田の女子とお茶、東女、日女の女子は違うし、学短の女子となるとさらに違う。

「自然に出会」って
「引っ張っていってくれる男性」がよくて
「子供ができたら、しばらくは子育てに専念したい」のだそうだ。
ごもっともである。
結婚情報サービス産業の話。

しかしおおむね男性の精神年齢は低い。
経験の範囲も狭い。
女性がすでに何回も海外旅行に行っているのに、
男性は研究室にいたきりで、
新婚旅行が初めての海外なんていうこともある。
引っ張っていってくれるどころではない。
舌が肥えているのも女性である。
年上の男性につきあっていればそれなりの場所に行って
ワインなど結構なものをたしなんでいたりする。
年上の男たちは、そのような甘やかしが、
ゆくゆく、女性の男女関係を損ねるのだと自覚して欲しいものだ。
そんな高級レストランで食べていたなどといえば
感づかれるに違いなく、
従って言えず、しかし若い彼が連れて行ってくれるレストランではかなり退屈で、
困ったものだ。

男性は「受け身の王子様」が多い。
男から女を口説きに行くものではない。
その点では、アメリカでぶらぶらしていたりすれば、
かなり口説かれると思う。
アメリカ人は美醜の感覚が日本人とずれているし、
特別なことがなくても一応口説くものだと思っているらしい。

アメリカはある意味では女性にとって楽なのだろう。

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バーチャル世界は単純簡単早い

バーチャルとリアルの違いの一つは、複雑さの程度であり、偶然がどの程度未来を変えるかという点である。
バーチャル世界は現実よりも単純である。現実よりも偶然に左右される程度は少ない。どうせプログラムの範囲内である。
なぜなら、そうでなければ、人気が出ないからである。飽きられてしまう。
偶然に左右されているバーチャル世界だとしたら、だれも長い時間はつきあっていられない。
偶然の少ない、因果関係が現実よりもはっきりした世界だからこそ、バーチャル世界で楽しみたい人もいるのだと思う。
目的のためには何をすればいいかが比較的はっきりしていて、そのための努力も、現実世界よりはハードルが低い。そして早く報われる。
現実世界から逃避して、簡単な練習問題で自信をつけるようなものだ。
現実世界を生きるよりも、簡単に成果が得られるから、好まれる。
一時的にはそれでもいいと思う。ただし現実に踏み出していくときには、一段高いハードルがあると思って間違いない。

ゲームの世界は、結局、単純で、簡単で、早くご褒美が出る。
現実世界は、複雑で、偶然要素もかなりあり、難しく、なかなか報酬がもらえない。報酬と思えたものがとんでもない災難だったりする。

*****
昔からたとえば遊郭はそんな場所であった。
お金さえ積んでもらえれば、あとは「ごっこ」の世界であって、ちやほやされてもてて、わがままも聞いてもらえて、いい気分になれる。
そして昔から遊郭にいりびたってしまう若旦那はいたものだ。
人間は一部はそのようにできている。

現代のゲームやネットの世界は、昔の遊郭ほどは遊ぶ人の経済的負担は大きくない。
しかし時間の負担は大きい。本業も友人も家族も捨てて、
つまり未来を捨てて、打ち込むことになる。
若い時間を浪費することはかなりの損失である。

しかし経営者としては昔の遊郭よりも現代のゲーム・ネットの方が儲かるだろう。
利用者は安くて簡単に遊べるという点では誰でもやみつきになりやすいところがあり、
利用者の参入障壁が低いことも問題である。

*****
このようなゲーム・ネットの世界に
うっかりはまり込んで現実がうまくいかないという人は、
親が無理矢理にでもゲーム・ネットを制限すればよい。
自然に現実世界に戻る。

しかしそうではなくて、最初に現実世界への不適応が明らかになり、
閉じこもりがちになり、そこでゲーム・ネットにのめり込んだ人の場合は、
ゲーム・ネットを取り上げられると、再び現実に直面しなくてはならず、
その人は現実とどのように向き合ったらいいのか、分からない人なのだから、
相当困る。
その場合には、ますせゲーム・ネットでいいから、少しでも自信をつけてもらう、
という方向付けも必要になる。
チャットでもしながら、対人関係の入り口を体験してもらい、次第に抵抗のない形で、
現実の世界に導入するしかないだろう。

*****
単純簡単早いというと
早い安いうまいの牛丼屋のようだ

肉とタマネギを買ってきて、米を炊いて、などはできなくても、
お店で牛丼を食べるだけはできるだろう。
そのくらいの違いがある。



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医療保険と国民皆保険

思うのだが、
最近疾病保険や入院保険のコマーシャルが大量にテレビで流れているのは
おかしい

アリコ、アフラック、オリックスなどだけれど、
おまけに、実際に病気になってみると支払いがされないというのだから
驚く

国民皆保険制度を維持していくお金が足りないと
いわれていて、
よく言う2200億円の削減を、
今年は見送りにして少し増やそうというような話になっている。

これだけたくさんコマーシャルするということは、
病気になったら経済的に心配で、
いい方に解釈するとして、
助け合おうという気持ちのようで、
そんな場合の一番いい助け合いは、国民みんなで助け合うということだろう。
規模が最大になるし私企業のように経営第一になることもない。

国民皆保険制度があるのにどうして
追加の保険などが必要なのか。
それがおかしい。
追加の保険が必要ならば保険制度の中で変更を加えるべきだろう。
少なくとも私企業で何かしているというなら、それ以上のサービスを提供できるのだ。
なぜならコマーシャルが要らないし、電話を担当する職員が要らないし、社長も要らないし、
日本支社からアメリカ本社までの電話も要らない。

後期高齢者医療制度で高くなったと怒っている人たちと、
アリコ、アフラック、オリックスに加入している人たちとは層が違うのだろうか。

いずれにしても、国民にとって、医療費を皆保険制度くらい安く済ませる方法はないはずで、
私企業では早くも不払いが起こっているので分かるように、
命を守るためには冷静に対処した方がいい。

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マスコミは簡単に言う

マスコミは簡単に言う

円高にはいい面もある
輸入業は儲かるのだから
輸出業がリストラした人材を雇用すればいいとまでいう

産業構造の転換は避けられない
必然であるという

しかし問題は時間の要素である
急すぎる坂道は
単なる坂道ではなくなってしまう

どうしてマスコミはこんなに簡単にいえるのだろう
トヨタの社長はそうしたいだろうけれど
現場はそんなわけにはいかないのではないか

コマーシャルしている会社の社長の代弁をしてしまうのだろうか

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グーグルストリートビュー

グーグルストリートビューが問題になっていて
プライバシーがどうなるのかとのこと

規制もしようとのことだ

*****
ネット上で自分の望まない情報が公開されて困っている人はたくさんいる

その苦しみはそのままに置いておいて、
グーグルストリートビューだけがどうしてやり玉に挙げられて
しまうのだろうか

たぶん、グーグルという一企業を叩けばすむからだろうか。

公道から撮影したもので、写っている洗濯物とか乗り物とか、いろいろと困る人もいるだろう。
何が困るかについては人ぞぞれだと思う
共通していやだと思うものは掲載を遠慮すべきだった

公道からの撮影は、一応、問題はないとされ、
しかし一定の配慮は必要であり、一般に問題ないと考えられる場合でも、
被写体からの要望があれば、その意向を尊重すべきだと思う。

路上研究会と称して写真を断りなく撮って解説をつけたとしたらやはり問題なのかな。
本人が見ないからいいのかな。よく分からない。

*****
しかし
気になるのはマスコミの気を遣う方向の違いである

みんなでグーグルを叩くのには賛成する
アフラックのコマーシャルは流し続ける
(病気になっても保険金を支払わない会社のひとつ)
個人がネット社会で悪口を書かれて死ぬような思いをしていても放置
実際に自殺する人がいても
ネット社会の道具としても「未熟さ」を問題にしないで悪口を書いた人の個人的な責任にする

*****
もっと極端に例を挙げれば、
自動車事故で死んだことを滅多に報道しないし、
報道しても運転者がひどかったという観点であり、
自動車の性能とか
道路のあり方とか、そんな話にはならない。

今回のことでグーグルを責めるなら(当然責めて正しいが)、
トヨタはなぜ時速80キロも150キロも出るような車を発売しているのか、責めてほしい。
そもそも普通の道路の制限速度以上が出ても無駄なはずではないか?
スーパーまで用を足すなら最高時速30キロの車で充分だし
もっときちんとブレーキのきくものであるべきだし、
脇見運転や居眠り運転、飲酒運転に対してもっと対策できるはずではないか。

*****
グーグルの一件はグーグルという会社の問題にするのではなく、
ネット社会全体のあり方の問題であるはずだ。
なぜそのようなとらえ方をしないか。
ネットという道具をどう使っていくのかの問題だ。

*****
望みもしないのに自分の家が写っていることはいやだとの気持ちは分かる。
もちろん、外を歩けば見える景色なのだから、問題はないとは言いながら、
あるタイミングでなにかが起こっていたとしてそれを見られてしまうのはやはり問題がある。
誰がどちらにどんな格好で歩いていたかなど。

一歩進めて、
そのようにいやな思いをしたのなら、
他の誰かが学校裏サイトで攻撃されている事態をもっと自分の痛みとして
感じてほしいと思うのだ。
大人が社会を守らなければならない部分もあると思う。

*****
それにしても、明るい方向に考え直して、
グーグルストリートビュー・おもしろコンテストとか
びっくりコンテストとかやればおもしろいと思う。

路上研究会を、道路を歩かなくても開催できるはず。
世の中にある変なもの、おかしなものがいっぱい写っているはず。
その点では画期的におもしろいはずなのだけれど。

偶然歩いていたとか
偶然何かを運んでいたとか
偶然が永遠になってしまうのが問題だ
しかも演出したわけではなくて起こってしまうのだから興味深い



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クルーグマン


貧しい白人を救う政策を実行すれば、貧しい黒人やヒスパニックも一緒に救ってしまう。黒人やヒスパニックを救済するくらいなら、貧しい白人を放置しておくほうが良い。口に出して言わないまでも、多くの白人の根強い人種差別意識が格差を縮めることを拒否している、というのがクルーグマンの主張です。
ノーベル賞。いろいろな論評。
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アイヌのアイデンティティ

アイヌの女性の話。

私の場合、いままでアイヌっていうのは自分の属性の一つに過ぎなかったんですが、
ある日から、アイヌっていうのがボン!と真ん中に来たんですね。

真ん中に来たということは、セルフ・アイデンティティになったということだ。
自分はアイヌであるという意識が一番の真ん中にあって、
その他のいろいろな属性が下に分類されて統制される。

アイヌにピッチャーを代入しても同じ。

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対他配慮から自己防衛的配慮に?

対他配慮は、
ただ単に自分が傷つかないようにというだけではなくて、
相手の幸せまできちんと想像できるということだ。
相手の立場に立てばこうだろうなと推測できること。
そしてその上でなお、この人とはもうつきあえないと感じたとしても、
礼は尽くす。失礼はいけない。

そのようなものが旧来の他人に対する配慮である。

最近の他人に対する配慮は、
自分が目立つことで相手を怒らせたらどうしようとか、後で仕返しされたらどうしようとか、
そのような面が強いように感じられ、だとすれば、自己防衛的配慮と呼んでいいかと思う。

相手が何もしないような老人だったりすれば、平気で失礼なことをしたりする。
客と店員ならば徹底的に客の権利を主張する。
急激に傲慢で徹底的で冷酷で非共感的になる。
それは自分が反撃を受けないと分かっているからだ。
そのような安全な場所からであれば徹底的に攻撃する。

こう書くと、とんでもなく卑しい態度のように見えるが、
みんなが何となくそんな傾向を帯び始めているのはなぜなのかということが問題である。
親として教育に困るし、教師としても困る。

*****
共感を育てることは教育の大切な目標である。
自分が正しいなら人のことは正しくないとして評価しなくてもいいという主義もあるだろう。
しかしそうではなくて、自分が正しいということはほぼ信じながらも、
相手が違うことをいうのには、その背景というものがあるかもしれないと想像してみることである。
自分の知らない事情があるのかもしれない、多分あんなこと、
そんなこと、いろいろな可能性があると想定してみること。
それが脳のシミュレーション機能である。

基本設定を変化させて、結論を導いてみる。
多分このような仮定を置けば、ほぼその人のような考え方になるのではないかと
考えてみる。
そうか、それならば、そのように考えるかもしれないと、共感するのだ。

精神医学では了解できないときは、それは精神病の領域である可能性を考えなくてはならないという結論にいたり、なかなか重大なことになる。
しかしそこまで飛躍しなくてもいい。
まず自分の隣にいる人、間の前にいる人をどのようにしたら
共感的に理解できるのか、トライしてみることだ。

共感を阻む壁があったとしたら、
それは自分の壁なのかどうか、考えてみよう。
一生かければいい問題である。ゆっくり考えよう。

*****
以上の意味で、従来の対他配慮は、積極的に利他的積極的配慮といってもいいだろうか。
最近の配慮は利己的防衛的配慮である。



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星野さん ネット社会と小選挙区

ネット社会のことを考えていたら
大人気で上司にしたい人ナンバーワンだったような監督が
大いに批判されて
「私をたたけば売れるらしい。日本はいじめ国家になっている」といった意味のことを
発言するに至り、
当然決めているのはあの人物なのだろうけれど、
ネット世論が押し切った形である。

渡辺さんと星野さんは気質が合うのだろう
性格というような人間的なファインなものではなくて
もっと動物的な部分の気質の一致があるのだろう

渡辺さんって分かりやすい
親戚なら頼りになるだろうけれど
関係ない人にとってはなんだか困った人だ
歴代の人物はマイクを向けられるような機会をまず作らない
この人はそのくらい自己顕示的なのだろう
自分の自己愛に翻弄されて傲慢さを誇示してしまう
あとでしまったとおもっているだろう
いい結果はもたらしていないから

いずれにしても読売新聞の傾いた筆の力よりも
ネットの力が圧倒的だったということになる

年の順からいえば落合さんでも良かったのだろうけれど、
また野村さんでも良かったのだと思うけれど、
そして原君はまだ先でもいくらでもチャンスがあっただろうけれど
なぜかまた読売関係者で決まり

そもそも王さんの時だって本当の意味で強くて勝ったわけではなくて、
もうだめだろうというところから奇跡の逆転優勝だったような記憶がある

負けることもあるし当然だと思うがなあ

しかしもし星野さんがオリンピックで成功していたら
巨人軍の監督候補になっていたかもしれないということで
あやういところだった
守れないお相撲さんのような人が何人かいてくれたおかげで
読売巨人軍の伝統を守れたような気もする

星野さんのやりたい放題にさせたことでかえって
渡辺さんのもくろみは潰え
結果としては原君を守ることができた

もしも作戦として考えるなら
星野さんのことは徹底的に知らんふりを決め込んで、
勝ったら採用、負けたら不採用、そう言い渡しておけば良かったはずだ。

イチローは熱くなっているような発言をしているけれど
たかだか野球なのだから
そして
野球の効果は給料をいっぱいもらうことで尊敬されるのではなくて、
筋を通すこととか、
信義を尊ぶこと、
いいことをした先輩には敬意を払うこと、
いいことをした後輩には親切にすること、
謙虚であること、
などの徳目をひっそりと実行することが大切なのだと思う。

熱くなるなら、何が日本のプロ野球を本質的に害しているかを発言してはどうか?
なぜ全国民的人気を失いつつあるのか、そこに熱くなったらどうか?

*****
そんな野球界の状況もあり、
ざっと見ると、オリンピック前と後で、この大きな違いは何だろうと思う。
あたかも、オリンピック前は100%星野支持でオリンピック後は100%星野批判といったような具合で、
all or nothing で揺れているようでもある。

all or nothing とは要するに子どもだということであり、
大人になれば、いろいろな事情が分かるので、
オリンピック前でも、48-52くらいでまあまあ星野支持、
オリンピック後でも、45-55くらいでまあまあ星野批判、
それくらいが大人というものだろう。

そのような極端な揺れが起こるのは
小選挙区選挙である。
死に票が多くなる。

大人の考えというものは単純にイエス・ノーではなく、
微妙に46-54とかの厳正な判断を積み重ねてゆくことにある。

星野さんの立場に立って考えてみようとか、
酷使された中日の選手の立場に立って考えてみようとか、
いろいろと考えられる。
それらをなんだか感情で押し流して、
大声で叫んでいる人に引きずられるのは、
良くない。

声の大きさではなく、理性の正しさである。

小選挙区制は、小泉選挙で見たように、声の大きさと、理屈の単純さである。
それではいけない。
複雑でもきちんと理性的に見続けなければならない。

*****
マスコミとかネット世論とかは、
語り尽くすということがなく、ただイエスかノーかを単純に叫ぶ人に引きずられやすいと、
これまで何度も見てきた。
テレビは限られた時間の中で伝えるもので仕方がない面もある。
新聞は第一読まれていない。
ネットは熟読するものではなく、見出しを見るもの。
わずかにたとえば月刊誌「世界」などがあり、
また岩波新書などで勉強できる。

そのようなものでこのネット社会のall or nothing の傾向を補っていく必要があると思う。
バナナもそうだ。いいといえばみんなが一斉に飛びつく。
これが一つには、マスコミを操作する側の全能感を作り出している。

全能感に支配されたとき人間は自己愛的に退行する。
傲慢になり共感を失い、賞賛を求める。

我々としては視聴率とコマーシャル提供会社商品の不買運動で抵抗するしかないだろう。
ネガティブな意思表示もできるということをしめそう。
そして深い考えも可能なのだと示そう。

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