SSブログ

泣きましょう

泣きましょう

泣くことを人生の内容にしたって
いいと思います

ともに泣く
泣きましょう

涙を流して悲しむ生き物なんか滅多にいないのですから

共通テーマ:日記・雑感

人生で読まないで終わる本

人生で読まないで終わる本がどれだけ多いかと思うと悲しい
これからは選んで読まないと時間がない

何を読むべきか
あるいは景色を見て過ごすべきか
温泉宿で短歌でも作ってみるか

乳頭温泉など行って
遠い日に秋田に嫁入りした京都のお姫様のことなどを思う

共通テーマ:日記・雑感

君たちはどう生きるか 吉野源三郎

君たちはどう生きるか 吉野源三郎
を若い頃に勧めてくれた人がいて感謝している

このような本を書きたいと
常々思うが
もちろんそう思うだけで具体的なアイディアはない

挿絵でも描いてくれる人がいればと思うが

共通テーマ:日記・雑感

自分の一番の仕事はこの人生を作品とすることだ

自分の一番の仕事はこの人生を作品とすることだという意識に立てば
つらいことも受け入れられる

万年係長で終わるとして
それはどのような人生であるか
作品にできる

それが社長物語よりもつまらないとは思わない

共通テーマ:日記・雑感

シンクロする心 同じ夢

シンクロする心

何となく偶然に同じ事を考えて一致することがある
不思議なものだと思う

同じ夢など見ていると
これも不思議だ

昔の人が赤い糸などといったのも
分かる気がする

共通テーマ:日記・雑感

人生そのものを自分の作品にするのだ

モンテーニュなどは
自分が人生を生きて
人生そのものを自分の作品にするのだと
はっきり自覚していた

そのように生きるべきだと思う

共通テーマ:日記・雑感

日記に書くつもりで生きる

取り乱して自分の人生を損なうような事をしてしまう人は多い
日記を付けたらいいのにと思う

これからすることも日記に書くのだと思って
その覚悟で行為することだ

それだけでずいぶんいい人生になる

共通テーマ:日記・雑感

神経細胞は何を経験したか

たとえば会社に勤めていて
社長になりたいかもしれないが
課長止まりの人もいて
そこには差ができる

社長になっていい車に乗っていれば楽しいかもしれないが
それはそれだけの話だ

60歳になってみれば大して変わりはない

それぞれの場所で人生のドラマがあるはずで
そのことは比較もできないし取り替えもきかない

生きた時間は同じだとも思うが
短い一生を生きる人もたくさんいる
それがつらいとばかりも思わない

不平不満を言ってばかりいる人生ならば
たしかにつまらないだろう
しかし課長のままでも幸せを見つけて感じてまわりにも及ぼせばそれでいい
社長になったとしても隣の社長の方がいいと愚痴ばかりこぼしているようならば
あまりよくないだろう

いいとしても悪いとしても
脳の神経信号を時間的に展開して記録すれば大して違わないものができる
それがいいとか悪いとかは人間の脳の側の都合で決めているだけだ

不平不満も人生の内容だから特にとがめるわけでもない
つまらないだろうとは思うがその人の勝手だ
感動が続く人生ならばいいだろうと思うが
それはそれで疲れることもある

最大限苦しい一生になったとしても
たかだか百年の辛抱である
多分辛抱できる

共通テーマ:日記・雑感

幸せの絶対値

幸せと名付けているものは絶対値ではないのだと思い
ばからしくなる

他人と比べているのは間違いない

人と同じくらい幸せならば
その幸せをかみしめることも少ない

人と同じくらい不幸ならば
あまり不幸とも思わない

統計学のように分布を調べてみて
喜びを感じたりしているようで
それ自体はつまらないものだ

貴族の集会でも惨めな思いはあるし
無産者の集まりでも誇らしい思いはあるのだと思うと
そんなものに実質はない

親がいるのが当たり前なら
ありがたみは感じない

親がいないのが当たり前なら
皆同じだと思って特に不自由も感じない

いろんな親がいるから
いろんな程度の幸福がある

孤児であったならそれはそれでつらいものだが
それでも生んでくれた母もどこかにいるのだろうし
遺伝的な父もどこかにいるのだろう

幸福を感じる脳の回路は感覚性のものだから
変化を感じ取っているだけで
絶対値はない

温度を感じるときに皮膚は変化を感じているだけだ
南の島から北極まで考えるとして
どこが一番いいとも言えない

それだけのものかと思うとつらい

むしろキリスト教のように絶対値を決めてくれるものが欲しくなる

しかし一度このように考えてしまうと
決めてもらっているのだという気がして
なかなか難しい

共通テーマ:日記・雑感

大して変わりのない人生

生きて終わってあたりを見回してみれば
どの人生も大して変わりはない

どの人も心臓を動かして体と脳で代謝して
それぞれの時間を生きていて

幸せとか不幸せと名付けているのは脳の側の都合で
実質は大して変わりはない

共通テーマ:日記・雑感

カレッタ汐留 47階 レストラン ジパング

なだ万経営のレストラン。
和食中心であるが、中華料理もあり、
おもしろいお店。
今日は一品料理を取り合って4人で会食。
なかなかおいしかったが値段もなかなかだった。
アルコールなしで、多分一人約1万円くらいだろうか。
デザートの白玉がおいしかったが、
一番最後だから覚えているだけかもしれない。

地上200メートルから、浜離宮、レインボーブリッジ、お台場が見え、
夕暮れから夜景に変化し、船が行きかい、
飛行機がひっきりなしに離発着している。
この眺望は価値ありと思う。

夜景は撮影し忘れました。







共通テーマ:日記・雑感

前向きな心を育てる

雑誌「児童心理」では「前向きな心を育てる」特集。
読んでみたいですよね。
とりあえずみんな前向きになりたいし
子どもには前向きでいて欲しい

*****
すぐ傷つく、くじけやすい、自分はダメだと思う……そんな子にどうかかわればよいでしょうか

楽観性と心の健康
「プチうつ」が広がる現代社会
前向きな心を育むコミュニケーション

自己肯定感を育てる
困難から回復する力 レジリエンスを育てる

「日本的前向きの構造と弊害」

自分軸を引き出すコーチング

学校・家庭でできるメディアリテラシー教育

*****
見出しにはやはり力を入れていますね。

「プチうつ」なんて使っていいのかどうか編集部では議論になったはず
しかし啓蒙の手段としていいだろうとのことで落ち着いたのだろう
学者は嫌悪する
ジャーナリストは容認する

*****
スポーツど根性的な前向きもあります
ポリアンナ的な前向きもあります
ラテン系のゆるい前向きもあります

*****
前向きな心
というようなものは、周囲との比較の感覚が大きいもので、
みんなに前向き教育してみんなが前向きになったらあまり意味はないわけです

前向きラテン系の人たちがそんなに幸せかというとそんなでもないようです
でも彼らが日本に来ると日本人がなんだか暗いので心配になるらしい

質問は「どうして日本の女性は妊娠したら街を歩かないのですか」というもので
そういえばそうかもなと思う
一応用心しているんでしょう

*****
前向きな心になるためにはラテン系の人をパートナーにするのがいいかもしれない
あの人たちはレディファーストだし
日本女性に関心を持つくらいだから超ポジティブ

*****
ラテン系でなくても沖縄系とか鹿児島系でもいいかもしれない
前向きな人と暮らす、これが一つの手です

そして子どもができれば半分は前向きな子です

でもそれは 解決じゃない

*****
言われなくても子どもだって
傷つきたくない、くじけたくない、自分はいいと思いたい
楽観的でいたい、前向きでいたい

自己肯定感がほしい 困難から回復する力が欲しい レジリエンスがほしい

それはそうなんですよ いつでも

だって親だってそうではなかったので そのことにも理由はあるわけで
親と同じくらいでいいのじゃないかと思いますが

昔、ネアカとかネクラとかよく言いました
いまでは全く聞きません
ポジティブとかネガティブとかもそんなものでしょう

人間の一定部分はポジティブで一定部分はネガティブで
それで普通です
日本は日本なりに安定したブレンドをしている

心配になるのは
日本資本主義的明るさになってしまいそうな点だ

前向きというかけ声で
几帳面さを発達させたらそれは前向きではないのだと思う

前向きという言葉は次のどちらに近いか
・失敗したから今日中に次の問題に挑む
・失敗したから明日は休みにして明後日くらいに次の問題をやってみる

明日は休みにする度胸が日本人にはない
人生のゴールはそんなに違わないけれどね
少しの違いを大きく見てしまう近視眼があると思う
人口密度が高いのか
日本語の特徴なのか

ハワイの日系社会は少し違うと思う
ブラジルの日系社会はどうだろう
だから遺伝子のせいばかりではないようだ

前向きと負けん気は違うことも考える

失敗の本質を忘れることと前向きの違いも考える

前向きな人は成功するかもしれない

でもゴルフと接待で忙しくなって
人生を失うかもしれない

*****
優雅な前向きになれるならそれは考えてみたい

本質的に言えば
お金持ちで才能があれば
優雅で前向きでいられる

それだけなのだけれど

*****
才能がないのに前向きでいることは
やはり無理がある

適切にくじけなければ知能の問題があるかもしれない
賢い人である限り
傷ついてくじけているものだ

*****
体が大きいとかそんなことも楽観的になれる理由かもしれない
いざととなったらどうにかなるだろうと思う

しかしそう思う限りは
なかなか本気にならないはずで
困ったもの



共通テーマ:日記・雑感

映画「252 生存者あり」では新橋が大災害で壊滅

新橋をオヤジくさいと思わなくなったのは
海の魚が海水をしょっぱいと思わないのと同じなのだろう

それと自分がオヤジも超えるくらい年をとったから

*****
ずーーーーーっと昔
新橋なんてほとんど降りたこともなかった
用がないから

ずーーっと昔
オヤジくさい街なんだなと納得した
秋葉原がオタクな街と同じようにマニアックにオヤジである
店にはオヤジが必要な物しかおいていない

最近
新橋をオヤジくさいとは思わないようになっていた
先日夜歩いていると
そこここでサラリーマン的暮れの挨拶が交わされていて
果てしなくお辞儀をしている
握手をするのも大好き

大規模開発ができなくて雑居ビルがずっと続く
空き部屋も多くなって入居募集の張り紙が目立つ

最近の映画「252 生存者あり」では新橋が大災害で壊滅する
銀座や新橋駅前SL広場にソフトボールほどの巨大なヒョウが降りそそぎ、
人々が逃げ込んだ地下鉄銀座線新橋駅には大津波による大量の水が流れ込んで崩壊、
臨海副都心が高波にのみ込まれる。
また、クライマックスのシーンでは台風で壊滅したJR新橋駅銀座口付近の様子も
リアルに描写されている。

新橋で働いている人から『本当に怖かった。自分だったらどうするか分からない』
と感想。
「いつも見慣れた風景が実際にああなった時、自分に何が出来るだろうかと考えさせられた」とも。

うちの事務所はあの感じだともうだめ
災害用の備蓄をしていても物理的に無理

*****
地下鉄に逃げるというのがなんだか敗因だ

共通テーマ:日記・雑感

不幸が多いこと

なんとこの世の中に不幸が多いことだろう
多すぎる

各人が幸せになろうとしている結果
こんなにも不幸になっている

各人がそんなに邪悪だとも思わない
(邪悪な人もいますが実際に)

神様
設計が間違っていませんか?

共通テーマ:日記・雑感

割り切ることですよ

ある程度割り切ることですよ
生きることはそんなことも含むわけです

試験問題と似ていて、
さっさと次の問題に取りかかってみませんか?

人生は挑戦ですよ

*****
挑戦と打ったら
腸洗と変換された
どういう辞書なんだ

共通テーマ:日記・雑感

充分に生きてしまった

なんだかもう自分としては充分に生きてしまったような気もする

これ以上続けても繰り返しかと思うと
あまり意欲はわかない

何かどうしても食べたいとか
知りたいとか
経験したいとか
そんな欲求が乏しくなっていて

これが老化というものなのだろうか

ピカソの話を読んでみるとあまりにも超絶していて
私のことなどは意味もない四捨五入で終わる世界のような気もする

人生が長い短いはあまり関係がない
長く生きれば神様にとがめられることも多くなるだろうとか思うばかりだ

そうはいっても映画館を出るみたいに退場するわけにもいかないし
きちんと考える必要がある

考える手がかりは何だろう

こんなに気力のないことを言っていたら
死んでしまった人たちに申し訳がないとは思う
せっかく生かしてもらっているのだから
せめてこの世界を充分に体験しようと思う

読み残している沢山の本
見ていない沢山の映画
聴いていない沢山の演奏
見ていない沢山の絵
沢山の景色
沢山の人

まだまだいろいろあるわけだ

ヨーグルトを買いだめして
そればっかり沢山食べていて
そのせいでこんなことを考えるのかもしれない

最近新聞で女性雑誌の広告を見ると
皇室関係で雅子様の記事が
嫁いびりに負けるなみたいな感じになっていて
変化があるのかと不思議に思う

共通テーマ:日記・雑感

栄養座談会

銀座などで通りの人を眺めていると、
メタボ体型の女性は
たぶん100人に一人くらいの感じではないかと思われた。
むしろ、骨粗しょう症が心配な人のほうが多いような気がする。
母親の食生活が娘に影響していることも考えた。
 
参考に食の座談会

*****
1.食の欧米化は過去のこと、現在は低栄養化時代

和田    現在の健康上の関心事といえばメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)で、4月から始まった「特定健診・保健指導」はメタボ健診とも呼ばれています。このメタボリックシンドロームも、背景には「食の欧米化」があるとされ、肥満に端を発する生活習慣病を予防するには粗食の方がいいという声も聞かれます。柴田先生は以前から、粗食長寿論には反対の立場を明確にしておられます。ここでは、健康で長生きするには、どのような食生活がいいのかについてお話を伺いたいと思いますが、まず、食の欧米化から検証していきます。


柴田    米の摂取量が減り、肉類や牛乳・乳製品の摂取量が増えたことにより、食事内容が高エネルギー、高たんぱく質、高脂肪化した状態を「食の欧米化」あるいは「食の近代化」と呼んでいるようですが、その状態が、現在も続いているという考え方自体が間違っています。

 栄養素等摂取量の年次推移(図1)をみると、栄養状態を表す総合指標であるエネルギーの摂取量は1980年(昭和55年)の2,119Kcal以降漸減し、2005年(平成17年)には1,902Kcalと10数%も減少しています。現在のエネルギー摂取量は第二次大戦終戦後の1940年代のそれに等しいのです。

 また、食品群別の摂取量の年次推移をみても、肉類や牛乳・乳製品の摂取量は1960年代から増えてきましたが、これも1980年代にストップし、その後は横ばい状態となっています。
 
井上    食の欧米化が現在もまだ続いているのも誤解なら、食の欧米化が悪いといった発想も間違っています。日本人の平均寿命が男女とも50年を超えたのは1947年のことで、その後に大きく延びています。

 その原動力となったのが、食の欧米化で、米や雑穀を中心とした食事に脂質や良質のたんぱく質が加わることが結核などの感染症や脳出血による死亡のリスクを下げ、平均寿命を押し上げてきたのです(図2)。
 
柴田    また、現在は飽食の時代とも呼ばれていますが、むしろ心配なのは若い女性の栄養失調です。国民健康・栄養調査で、性別、年齢別の食生活状況がわかるようになったのは1995年度(平成7年度)からですが、これをみても20代、30代の女性の栄養状態が想像以上に悪化していることがわかります。

 さらに心配なのは、この影響が1~6歳の乳幼児にも及んでいることで、すべての栄養素の摂取量が減少しています。若い女性は一家の栄養管理者でもあり、この人が間違えると自分だけの問題だけではなくなるのです。


井上    若い女性と次代を担う子どもたちが平均寿命を左右する時代になれば、日本が世界最長寿国の座から滑り落ちることにもなりかねません。また、次代の高齢者のQOLがさらに低下する心配があります。


柴田    私もそれを心配しているのです。骨の太さや骨密度は20代前半で決まりますが、このままの状態が続き、今の中高年と同じ速度で骨密度が減ってくると、骨粗しょう症や骨折による寝たきりが増えてくることが予想されるのです。


和田    骨の成長に必要なカルシウムは、男女を問わず日本人に不足している栄養素の一つですが、今朝のNHKテレビが、母乳で育てている赤ちゃんのビタミンDが不足しているというニュースを流していました。


井上    ビタミンD不足がどこからきているのかが問題です。Dはコレステロールと日照から作られますが、シイタケを2、3枚食べれば補うことができます。

 この時代にあってD不足が指摘されるのは、食事全体がおかしくなっているからとしか考えられません。


柴田    ビタミンDは、かつては骨を作るのに必要なビタミンと考えられていましたが、最近では筋肉の太さにも関係するとされています。骨がもろく、筋肉量も減れば、さらに骨粗しょう症や骨折が心配となります。Dだけが不足しているのか、他の栄養素不足の部分現象なのか確かめる必要があります。
 
2.メタボリックシンドローム診断基準に異議あり

和田    両先生ともメタボリックシンドロームの診断基準には異議ありとおっしゃっています。私も、男性は腹囲85センチ、女性は90センチ以上はダメという決め方には疑問を感じています。


柴田    診断基準の根本的に間違っているところは、体格、コレステロール、血圧などをある一定の数値で切り、それ以上はダメだとする考え方で、数値そのものの決定も科学的ではないことです。

 たとえば、男性の腹囲の85センチというのはBMIの23.5に相当しますが、これまでの日本の疫学的研究では、BMI24~27の間の体型が最も長生きすることがわかっています。アメリカでは25~29の間が最もいいとされています。

 BMIがアメリカは30、日本は27を超えると、少し肥満による死亡率が上がりますが、23.5というのは少し低めですが、いちばんいい状態でもあるのです。

 図3のように、縦軸に死亡率、横軸に体格、コレステロールなどの測定値をとってグラフを作ってみると、ほとんどの場合、U字型の曲線を描き、平均値に近いところが最も長生きしていますし、高齢者なら生活機能も衰えないことがわかっています。

 体格でいえば、やせ過ぎも太り過ぎもダメで、中間がいいのです。孔子の言葉に「中庸は徳の至れるところなり」というのがありますが、中庸がいちばんというのが東洋の考え方なのです。

 ところが、診断基準では測定値を直線的に並べて真ん中で切り、これ以上はダメ、これ以下ならいいとしています。これは西洋的な考え方で、健康に関してこのような直線モデルが成り立つのは感染症における病原体の数と、中毒における毒物の量くらいです。感染症では、体内に侵入し増殖した病原体の数が増えるにつれ発症や死亡の危険が高まりますし、毒物も摂取量が増えるにつれ危険性が増します。
 
井上    栄養状態が悪い国などで、国民の健康を維持するには、どれだけ食糧の供給が必要なのかといった場合には、直線的に量を決め、これ以下ではだめ、これ以上が必要という考え方ができますが、コレステロールを220mg/dl(以下単位省略)以上は薬物治療の対象とするなどといった考え方も間違っています。

3.コレステロールは低すぎるのも危険

柴田    実は、何事も中庸がいいというU字型の関係が明らかになったのはコレステロールと死亡率の研究からで、欧米が直線モデルからU字型を獲得したのは今から四半世紀前のことなのです。

 それまではアメリカのフラミンガム研究でもコレステロールは低ければ、低いほどいいとされていました。今でも憶えていますが、私が医者になった1965年当時、ある医学専門誌の座談会で循環器疾患の専門家が集まって、虚血性心疾患を減らすには、当時の日本人のコレステロールの平均180を160まで減らすべきだと結論していました。

 この専門家たちは、欧米では問題になりはじめていても、まだ日本ではマイナーだった虚血性心疾患を減らすことが重要だと考えており、寿命という考え方はまったくなかったのです。現在、160というのは高齢者低栄養の診断基準で、アルブミン値が3.80、コレステロール160未満は栄養失調と診断されています。

 この専門家の意見はさらにエスカレートし、コレステロールは一切不要ということから「コレステロールゼロ作戦」なる言葉も聞かれるようになりました。

 日本では、この頃から、脳卒中は低コレステロールによって引き起こされると主張していたのですが、国際的にも孤立していました。

 コレステロールでU字型曲線が成り立つことがわかったのは、1981年にハワイの日系人の研究からで、いちばん長生きするのは210~240の間であることが明らかになったことからです。また、同じ研究で、コレステロールが高すぎると虚血性心疾患が増えるが、低いとがんや自殺が増えることもわかりました。現在では、「日本脂質介入試験(J-LIT)」などによって、コレステロールは低いのも危険であるということがわかっていますが、これは1995年以降のことで、1990~1995年の間は一般市民に対して、コレステロールが低いと危険と主張していたのは私だけでした。


和田    日本人の死亡順位の年次推移をみると、1955年からそれまで1位だった結核に代わって脳血管疾患がトップとなり、以降、26年間トップの座を占め続けていました。しかし、この時の脳血管疾患は低コレステロールや、食塩の過剰摂取による高血圧などが原因となる脳出血が多かったのに対し、現在の脳血管疾患は脳の血管が詰まる脳梗塞によるもので、これは高コレステロールが原因とされていますが。


柴田    食の欧米化によって国民の栄養状態がよくなったために、脳出血が減り、それが平均寿命を押し上げた一因であることは先にお話したとおりです。

 しかし、今でも多くの人が間違っているのは脳梗塞が高コレステロールによって引き起こされるという考え方です。脳梗塞にもいろいろなタイプがありますが、大きく2種類に分けられます。欧米に多いのは太い動脈血管(皮質枝)の中膜にコレステロールがたまることによって血管が詰まってしまう粥状硬化(アテローム硬化)というタイプです。

 これに対し、日本人に多く、寝たきりや認知症になりやすいのは、もっと深部にある細い動脈血管(穿通枝)が詰まってしまうタイプで、実はこれは脳出血と同じメカニズムで起こるのです。

 太い血管には栄養分を運んでくる栄養血管がありますが、細い血管にはありません。そのため細い血管は栄養不足になりやすく、もろくなった血管に高血圧が加わるとさらに悪化します。簡単に説明すると、細いゴムホースに勢いよく水を通すと、ホースは膨らんだところと、くびれたところが数珠のように並びます。この膨らんだところが破れるのが脳出血、くびれたところが詰まるのが脳梗塞で、現在の日本では1対6で後者のほうが多く、70歳を過ぎるとさらに起きやすくなることがわかっています。脳出血と脳梗塞は敵対関係にあるようにみえますが、同じ原因で起こるのです。


和田    そのくびれたところに詰まるのはコレステロールではないのですか。


柴田    コレステロールは関係ありません。むしろ、コレステロールがある程度高ければ、たんぱく質やビタミン、ミネラルなども多く、血管がもろくなるのを防いでくれるので、脳出血も脳梗塞も少なくなります。


和田    虚血性心疾患はどうなのでしょうか。


柴田    これは粥状硬化なのでコレステロールが高過ぎると起きやすくなります。アメリカでは虚血性心疾患による死亡率が日本の5倍、東ヨーロッパでは7~8倍も高く、アメリカでは240くらいから薬物治療の対象にしていますが、日本では虚血性心疾患と脳梗塞の両方を防ぐためにはアメリカの基準よりも高く設定すべきなのです。それを220に設定したために、東海大学の大櫛陽一教授は、この基準で判定すると国民の9割近くが異常となってしまうといっています。

 少なく見積もっても国民の半数が異常ということになりますが、これはU字曲線の真ん中で切ってしまうのですから当然のことです。


井上    現行のメタボリックシンドローム診断基準にあてはめると、患者とその予備軍が40~74歳男性の2人に1人、女性は5人に1人が該当するとされていますが、世界の最長寿国である日本民族の半数が病気だというのは、常識的に考えてもおかしなことです。
 
4.コレステロール善玉悪玉論は間違い

和田    コレステロールには善玉であるHDLコレステロールと、悪玉であるLDLコレステロールとがあり、LDLは低く、HDLは高い方がいいとされています。


柴田    HDLコレステロールを日本で最初に疫学研究に導入したのが私で1978年のことでした。その前は、HDLコレステロールを測定したかったのですが、当時は超遠心法という非常に手間のかかる方法で分離するしかなく、大きな集団を対象にする疫学調査には使えませんでした。そこで、HDLを簡便に分離する方法を開発して研究を開始したのです。HDLを測定して総コレステロールから引き算すればLDLコレステロールの量もわかります。

 しかし、HDLとかLDLというのは見掛け上のことで、コレステロールには1種類しかありません。

 コレステロールというのは油で血液など水には溶けません。そこで、血液と一緒に運ぶのに、まんじゅうのように外側をたんぱく質や中性脂肪でくるんでいるため、その割合によって比重が違い、HDLとLDLに分かれるだけで、形が違うだけなのです。

 また、肝臓で作られたコレステロールを血管など組織に運ぶLDLコレステロールを悪玉、組織から肝臓へ戻すHDLを善玉と呼んでいますが、これは総コレステロールが260~280と高い人に対してはいえることです。高齢期になると総コレステロールが下がってきて死亡率が上がるだけでなく、うつ病や認知症が増えることになり、こういった人によっては、LDLコレステロールの低いことがリスクになるのです。
 
5.“沖縄クライシス”は社会的格差が原因

和田    もう一つ、1985年まで男女とも平均寿命日本一を誇ってきた沖縄県で、男性の平均寿命が徐々に低下し、ついに26位にまで落ちてしまいました。これも食事が関係しているのではないかとされています。


柴田    この件については一部の医者の間で「沖縄クライシス」とも呼ばれていると聞いています。また、この背景にも、食の欧米化によって男性の脂肪の摂取量が増えたのが原因だなどという解説もあると聞き、驚くよりもあきれています。

 沖縄県の男性の平均寿命の低下と食事には関係ありません。もし、食事が原因だとすると、同じ食事をしている女性の平均寿命が依然一位であることの説明がつきません。

 実は、他の地域に比べて、沖縄県で最も食の欧米化が進んでいたのは復帰する前の占領下にあった時代なのです。復帰した1952年には肉類を1人1日平均102gも食べていました。本土の当時の肉類の摂取量は10.6gですから10倍も食べていたことになります。

 また、緑黄色野菜も本土の63.8gに対し111.5gと多くとっていました。しかし、その後、エネルギー、脂肪、たんぱく質の摂取量は減り、沖縄県が5年に一度行なっている県民健康・栄養調査(平成15年)では、肉類の摂取量は85.6gと初めて90g台を割っています。

 男性のエネルギー摂取量も2,029Kcalと全国平均(2,139Kcal)より低く、女性も1,664Kcal(1,724Kcal)と低くなっています。脂肪の摂取量は男性が64.6g、女性が54.0gと男性の方が多くなっていますが、これは男性の方がエネルギーの摂取量が多いので当然のことです。しかし、エネルギー全体に占める脂肪の割合(脂肪エネルギー比)をみると、男性は28.2%、女性は28.7%と、わずかですが女性の方が高くなっています。もし、男性の平均寿命のランキング低下が脂肪の過剰摂取にあるとすると、脂肪エネルギー比の高い女性が平均寿命トップの座を守っていることの説明がつきません。

 私は沖縄の研究を20年も続けていますが、男性の平均寿命の低下は、食生活に原因があるのではなくライフスタイル全般にあると考えています。たとえば、沖縄の男性の65歳の平均余命は今でもトップで、それなのに、平均寿命だけが低下しているのは、65歳未満の死亡率がいかに高いかを示していますが、若い男性に目立つのは、飲酒に関係する肝硬変などの疾病、飲酒関連の事故、自殺などで、こういった社会的な要因が原因ではないかと考えているのです。


井上    沖縄の労働形態も復帰前と後では大きく変わっています。沖縄の県民所得も本土の7割くらいで全国最低となっています。私は男性が飲酒に走るのも、社会的ストレスが大きな要因と思っています。

 いろいろな国や時代によってストレスの量や質には格差がありますが、この格差が大きいところほど平均寿命が短くなっています。この格差を少なくしてきたのが戦後の日本だったのです。最近はまた格差が大きくなりつつあり、これが沖縄の男性に顕著に表れているのではないでしょうか。


柴田    私も同感です。日本福祉大学の近藤克則教授が医学書院から「健康格差‐何が心と健康を蝕むのか」という本を出していますが、それによると、アメリカとキューバの所得格差は5倍なのに平均寿命には差がないとしています。キューバは国全体としては貧しくても国内での格差がないために平均寿命が長いというのです。また、アメリカも国としての平均寿命は男女とも先進国では下位にありますが、格差のない中産階級だけをみれば、日本より長いとしています。アメリカは国内での社会的、経済的格差が大きいために全体の平均寿命が短いのです。

6.やはり“ちょいメタ”がいちばんいい

和田    ネズミを腹八分で飼育すると長生きするという実験結果は、貝原益軒の養生訓の教えとも一致するところから、説得力があるように思われますが。


柴田    あの実験は1930年代のアメリカのマッケイという研究者がネズミで行なったもので、餌を無制限に与えた自由食群と制限食群を比較したところ、制限食群の方が長生きしたというものです。この年代というのは欧米、とくにアメリカでエネルギーの摂取量が増え肥満が問題になっていた時期です。そこで、アメリカ人への警告としてこういった実験結果が注目されたのですが、無菌状態で感染症の心配もなく飼育したネズミの実験をそのまま人間に当てはめることはできません。また、人間の集団を対象にしてエネルギーの摂取量を制限したらどうなるかの調査研究は欧米でも皆無です。


井上    この実験結果が、粗食をよしとする説の大きな後ろ盾になっているようですが、感染症に対しては、よく食べる人の方が抵抗力が高いという非常にシンプルなことが忘れられています。

 栄養過多の人に粗食を勧めるのならまだしも、低栄養が大きなリスクとなる高齢者にまで薦めるのは危険なことです。


柴田    日本というのは面白い国で、20世紀の100年間、エネルギーの摂取量はほとんど一定です。これに対し、欧米は20世紀に入ってから肉や砂糖の摂取量が増えたためエネルギーの摂取量が1,000Kcalも増えました。他の国には日本のような国民健康・栄養調査がないので、国際比較をするにはFAO(国連食糧農業機関)のデータを使うしかないので、FAOの食糧需給表でエネルギーの供給量(摂取量)をみると、アメリカは3,600Kcal、中国や韓国が3,000Kcalなのに対し日本は2,800Kcalとなっています。発展途上国の平均が2,700Kcalで、東アジアで日本より低いのは北朝鮮しかありません。腹八分だなどといって、これ以上エネルギーの摂取量を減らすと北朝鮮と同じかそれ以下になっていまします。


和田    私も20歳頃はスマートだったのですが、最近はやや太ってきたので「ちょいメタ」だといわれています。


柴田    それが自然で、日本のデータでもアメリカのデータでも中年期を境に4~5キロ、データによっては10キロくらい増えるのが自然だとしています。年をとったら、やや太るのが長生きの条件なのです。

 これは日本でもそうですが、年をとっても体重が増えない時代がありました。現在の発展途上国がそうですが、こういった国や時代は平均寿命が50年に達しません。


井上    青壮年期は、筋肉を使う動きが多いため、基礎代謝が高く、少しくらい食べ過ぎても太ることはないのですが、中高年になると基礎代謝が落ちてきて、余ったエネルギーが蓄積されるため太ってくるのです。

 年齢と、細胞内のエネルギー製造所とも呼ばれるミトコンドリアの密度をみると、加齢とともに密度が落ちてきます。高齢者を若者と同じ生き物と考えてはいけません。年齢という特性を加味して考える必要があるのです。


和田    中年太りという言葉もあるように、中高年者が太るのはともかく、国民健康・栄養調査をみると、男性はすべての年齢層で肥満者(BMI25以上)が増えています。


柴田    BMI25以上を肥満とするからで、先にもお話したようにBMIは24~27の間が最も健康で長生きするのです。男性の肥満者の増加傾向がこれからも続くようだと考えなくてはなりませんが、現状は平均寿命の世界トップのランクを維持するのにベストな状態で、むしろ、これ以上やせるようだとかえって危険です。


和田    最近は子どもの肥満も問題になっているようです。私の孫娘は小学校1年で、給食のお代りをしようとしたら先生に注意されたといっていました。背も高く、けっして肥満ではないのですが。


柴田    私も男の子4人を育ててきましたが、長男が小学校5年の頃に保健室に呼ばれて肥満だと注意されたことがありました。私は医者なので心配しませんでしたが、小学校5、6年の時には少し太っている子の方が健康で、将来、身長も伸びてきます。子どもは成長の過程を見守る、縦断的な観察が必要なのですが、今の保健指導にはそのコンセプトがないようです。

7.21世紀は感染症が最大の課題に

和田    食の欧米化は過去のことだとして、がんの構造も変わり、大腸がんなどが増えてきたのは食生活が変化したからだともされていますが。


柴田    以前、糖尿病をなくすには終戦直後の食事がベストだという専門家がいました。結核や感染症でばたばた死んでいた時代には糖尿病やがんになりたくてもなる余裕がなかったのです。平均寿命が伸びたからがんによる死亡率がトップになったので、胃がんが減るような国は、大腸がんが多少増えても当然なのです。


井上    国民全体が50歳で寿命が尽きていた時代と、80歳以上まで生きられる現代は違うのです。


柴田    虚血性心疾患による死亡率の高い国ほど平均寿命が長くなっています。結核や感染症による死亡率が高い国では、虚血性心疾患も大腸がんも発生しません。また、虚血性心疾患についても誤解があります。

 現在、心臓病が日本人の死因の2位になっていますが、心臓病に占める虚血性心疾患の割合はそれほど多くなく、日本人はその1.5倍も肺炎で死んでいるのです。


井上    感染症は人類の永遠の宿敵で、今後も変わることはないでしょう。アメリカでも今世紀最大の課題は感染症であり、とくに温暖化によるマラリアの北上に神経をとがらせています。私は大学院で勉強をしている間に船医としてペルシャ湾を航海したことがあるのですが、当時の湾岸諸国の平均寿命は約45歳で、大半の人が寄生虫疾患で亡くなっていました。湾岸諸国だけでなく、世界の半数の人がいまだに感染症で亡くなっているのが現実なのです。


柴田    とくに高齢者は感染症に弱く、肺炎で亡くなる方が多いのですが、最大のリスクファクターは低栄養で、アメリカの老化研究所は1996年に虚血性心疾患も低栄養が最大のリスクファクターだと発表しています。
 
8.高齢者のQOLを支えるのは食事と運動とメンタル

井上    いろいろ寿命の話をしてきましたが、日本人の平均寿命はこれ以上は大きく延びないように思っています。これから問題になるのは高齢者のQOLをどう考えるかであり、高齢者が亡くなられる時に「ああ、いい人生だったなぁ」と思いながら旅立てるようにバックアップする文化を育ててサポートしていくことが、重要な課題だと思います。


柴田    20世紀は、栄養の改善によって平均寿命を限界まで延ばした時代、21世紀は高齢者のQOLの時代だとすると、食事だけではなく運動も重要になってきます。


井上    新しい層を作りつつある若い女性と子どもたちには栄養学的なバックアップがまだ必要ですが、高齢者の健康とQOLを考えると、運動とメンタル面も考慮することが重要です。動物は動く生き物であるということをもう一度認識し、動くことを快楽に転化する仕組みや文化を考える時代だと思います。


柴田    私たちの研究でも、よく動き、社会貢献する人ほど長生きし、認知症にもなりにくいという結果が出ています。また、運動にも、やむを得ずやる家事労働のようなジョブアクティブと、意図的にやるレジャーアクティブがあり、ジョブアクティブをよくやる人は寝たきりにもなりにくいことがわかっています。


井上    アングロサクソンは、労働は休暇とレジャーを楽しむためのものと割り切っています。これに対し、日本人は労働そのものを楽しむという傾向にあります。働くことが楽しかったから、働き蜂といわれながらも、働き続けてこられたのです。団塊の世代以降の高齢者には若い人の職を侵さずに、賃金は安くてもいいから元気に楽しく働ける場を提供できないものでしょうか。


柴田    ちょっとおしゃれをして外出するだけでもいい運動になります。


井上    そこで、私は大学の講義以外に、阿倍野適塾という私塾を開いて寺小屋活動をしています。「知の空間」、「知のプラットホーム」というと格好いいのですが、定年退職で場所を失った団塊世代や、不良老人が生涯勉強できるようなたまり場を創りたいと考えてスタートしたのです。医学に無関係だった人がたくさん集まり、最近では若い参加者も増えてきて、みんなで多様な面から健康問題の勉強をしています。


本誌    井上先生から、「ファッションセラピー、高齢美革命」というビデオを送っていただきました。これは第27回医学会総会で井上先生が総合プロデュースされた高齢者のファッションショー「こころ いのち 彩る」であり、「夢と美を諦めた時、老化が加速する」というサブタイトルがついています。

この内容もご紹介したいのですが、紙数が尽きましたので次の機会にさせていただきます。ありがとうございました。


 
 
 



共通テーマ:日記・雑感

クラフト

クラフトとは手作りとかそんな意味だけれど
手先の器用な人がクラフトを時間をかけて作る様子は
何かとても人間的だと思う

手で何か作るから人間なのかと思う

共通テーマ:日記・雑感

老身のパートナーに犬を

老身のパートナーに犬をとも考える
猫はとってもかわいいがパートナーというがらではない

共通テーマ:日記・雑感

ハードボイルドの心理メカニズム

ハードボイルドの心理を考えると
まず最初は抑圧ではないかと思う

*****
利益のため、大義のため、自己イメージの保持のため、
決して動揺しない

昨日のニュースでブッシュ大統領がイラクを訪問して記者会見の席上で
記者から靴を2回投げつけられて
2回ともよけた

あとの記者会見では
事実を言うとサイズは10だったねとか
あの記者はテレビに映りたかっただけだろうとか
かなりハードボイルドではないかと思う

こんなときに頭が真っ白になってしまわないのはさすがだと思う

*****
この場合は抑圧ではないのだろう
むしろ場慣れしているというか

だぶんもっとつらいことがいっぱいあったのだろう

*****
感情的なコメントではないところが
ハードボイルドだと思う

客観的描写だった

共通テーマ:日記・雑感

さよならをいうのはすこしだけ死ぬことだ

さよならをいうのはすこしだけ死ぬことだ
(「ロング・グッドバイ」 レイモンド・チャンドラー)

喪失体験のチクチクする感じをよく伝えている。



共通テーマ:日記・雑感

ペイ・フォワードとペイ・バック

その人は私を助ける理由もなく
私の見方をする義理もない

むしろお金をもらって向こうの見方をしても良かったのだ
それなのに私をかばってくれた

そのうちみんな忘れてしまうだろうが
私は忘れないつもりだ

恩義というような大げさで時代がかったものではないけれども
いいことをしてもらったら
また別の人にいいことで返していきたい

人から受けた厚意(親切)を、その相手に返すこと・・・ペイ・バック
受けた相手に返すのではなく、『次へ渡す』こと・・・ペイ・フォワード

というわけで
ペイ・フォワードといういい映画があるよと
教えてくれた人もいた
http://www.awaji-net.com/pay-forward/

11才の少年トレバーは、社会科の授業で
「今日から世界を変えてみよう」という課題を出されます。

「もしきみたちが世界を変えたいと思ったら、何をする?
君たちの手で世界を変える方法について考えよう」

トレバーが考え付いた奇想天外なアイデアは、
人から受けた厚意をその相手に対して恩返し=“ペイ・バック”するのではなく、
他の誰かに違う形で先贈りして善意を広げていく=“ペイ・フォワード”
映画の中では「次へ渡せ」という言葉で翻訳されています。

*****
そのおかげで
今こうして書いている
これも一種のペイ・フォワードだ

ペイ・バックもペイ・フォワードもしていこう

pay-forward_3.jpg

ネズミ講とか幸福の手紙みたいな感じだけれど
強力に広がることも確かだ

一日一善 だって とても積極的なことだ

単純にそんなことを若い人に伝えたい
君の友達に 君の家族に とりあえず明日 できることだ

共通テーマ:日記・雑感

地下鉄の降り口で動けなかった二人

地下鉄の降り口のところで別れられなくて時間が過ぎてゆく
抱きしめあう ただ別れたくない ただ今夜一緒にいたい

通りかる人が冷やかしてゆく
お熱いねー、いいねー、いよっ、青春。

しかしそれはわきまえよう
明日はまた朝からあえるのだ
往復してフロに入ってあれこれやって
結構疲れるけれど

明日はまた新しい気持ちで
それが
愛の時間

 

そしてこんなにも
強く求め合った愛も
やがて

だが私たちが愛し合ったあの時間は
いつまでも失われようがない
神様の記録簿は訂正されようもない
確定版である。



共通テーマ:日記・雑感

未来を見ることは

未来を見ることは
未来が存在するかと言うことで
私としてはそれは存在しないという立場である

しかし未来が分かるかといえば
原理的には可能であって
たとえばビルの上から町を見れば
車と人が見えて
あのタクシーにあの人が乗りそうだとか
流れが推測できる

それは地面に立っているときは分からない感覚のはずだ

比喩として言えばそのような感覚が存在しても合理的だと思う

共通テーマ:日記・雑感

卵かけご飯

いろいろと工夫があるようで、
今夜のNHKでは、
「青じそ+柴漬け+たまご+ごはん」が
紹介されていた。
なるほど。
わたしはシンプルタイプと、
鰹節少量添加とを使い分けている。

シンプルタイプの場合には
醤油の選択が決定的になる。
わたしは一番安いキッコーマン醤油が好きだ。

特選丸大豆などは好みではない。
安上がりにできている。

*****


共通テーマ:日記・雑感

簡単生活

最近の節約の流れに従い
車を処分、駐車場を解約、など。

共通テーマ:日記・雑感

大伴家持とMORELENBAUM2/SAKAMOTO

Live in Tokyo 2001 MORELENBAUM2 / SAKAMOTO
カーザ MORELENBAUM2/SAKAMOTO
などを聞いていると

万葉歌人大伴家持を思い出す。
彼は多分MORELENBAUM2 / SAKAMOTOが好きだったはずだと思う。

人生の中でこうしてジグソーパズルのビースががはまる瞬間がある。



共通テーマ:日記・雑感

ほんとうの人生

ワラント、コールオプション、GE株、など。
いい加減疲れた。
そこに人生はないこともよく分かった。

ほんとうの人生を生きたい。
それだけだ。

こつこつと一日一日を積み上げる
そんな人生が欲しい

ほんとうに能率が悪いけれど一日10ページくらい翻訳を進めるような
そんな人生が欲しい

共通テーマ:日記・雑感

昨年のエイズ感染 初の1000人超・男女比は?

昨年のエイズ感染 初の1000人超

厚生労働省エイズ動向委員会は12日、2007年の国内エイズウイルス感染者数が1048人(速報値)を記録したと公表した。年間1000人を超したのは、報告制度が始まった1984年以来初。
エイズ患者数は400人で2006年の406人をわずかに下回ったものの、感染者数と合わせた年間報告総数は5年連続で過去最高の1448人。感染者の内訳は、男975人、女73人。

*****
この男女比をどう解釈しますか?

別の記事では、こんな風。
*****
エイズ報告数最多を更新 07年、1448人 

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年2月13日】

 

 

 厚生労働省のエイズ動向委員会は12日、国内で2007年に新たに報告されたエイズウイルス(HIV)感染者は1048人、エイズ患者は400人で、計1448人に上るとの速報値を発表した。確定まで数が増減する可能性があるが、感染者数が初めて1000人を超え、患者数との合計も過去最多となった。

 感染者・患者の合計報告数は03年以降、5年連続で最多を更新し続けている。

 同委委員長の岩本愛吉(いわもと・あいきち)東大医科学研究所教授は「検査件数が非常に伸びているが、陽性件数もどんどん増えている。やはり現実に感染している人が増えているのだと考えている」と述べた。

 1448人の内訳は、男性が1336人とほとんどを占めた。感染経路は同性間の性的接触が849人と大半で、異性間の性的接触は367人。薬物の乱用によるものは6人だった。年代別では30代が568人と最も多く、20代が348人、40代が292人と続いた。

 岩本委員長は「薬物乱用者の間で感染が広がった場合、感染者数が爆発的に増える恐れがある。注意深く見守る必要がある」と話している。



共通テーマ:日記・雑感

逃避型抑うつと退却神経症の相違点

1逃避型抑うつと退却神経症の相違点

逃避型抑うつ

退却神経症
①選択的抑制選択的退却
②軽躁状態ありうるなし
③抗うつ薬の効果ありなし
④日内変動ありなし
⑤ヒステリー症状ありなし?
⑥優位な状況でのリーダーシップなし
⑦女性との結びつき強い希薄
⑧熱中の時期あり凝り性
⑧弱力性ヒステリー性格,自己愛的強迫的,分裂気質的
20歳代後半~30歳代20歳前後
 

共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。