キャベツにおけるよい設計
今回はゆでることにして
キャベツだけのしゃぶしゃぶを食べ続けた
包丁は使わず
外側から剥いていって
電子レンジで加熱して
これだけだと私は食味が今ひとつだと思うので
お湯でゆでる
すると最初の日は外側の堅めの葉っぱを食べる
日が経つにつれてだんだん柔らかくなっていって
最後はなんだかとても幸福な部分が現れる
だんだん幸せになるというのは
じつによい設計である
木曾義仲-2
やはり都人が野蛮人を恐怖するという部分がある
文明の歴史はたぶんそんな場面が多く
都人は野蛮人を嫌悪しながらも力に負けた
人間は都人になってしまえば
拡張の野心はあまり持たないものなのかもしれない
野蛮人であるうちだけ
拡張の野心に燃えるのかもしれない
現代でも
中枢と周縁の力学は通用するのだろうか
夏草や兵どもが夢の跡
芭蕉
いま新平家物語を読んでいるが
芭蕉のこの句に集約される感情がやはりある
松尾 おそるべし
人生における回復力
そのたびに回復するのだと思うが
心理的な回復力の実体は何だろうかと思う
博多帯のドラマで
帯には回復力があるという話があった
心理の場合
こう言ってしまうと
身もフタもないが
「忘れる」という事ではないかとも思う
そのために
忘れやすい環境を作る
いやなものから物理的・心理的に遠ざかる
一時的にでも忘れられる時間を作る
など
そんな風にしても
自生的にいやな思い出は蘇ってしまうものだけれど
その場合は一時的なことだと思って
ひたすら耐える
病気か環境反応か
だいたい10歳くらいまでにはっきりすると思う
そして老年期の変化が起こる
50歳くらいからまた病気がはっきりする
10歳から50歳の間は特に脳神経系に変化はないように思うので
起こっている事は環境反応性のものではないかと思う
たいていの事は環境を調整すれば解決するのではないかと思われる
しかし人間というものは
急激に環境を変えられるものでもない
その点では
移植をすると枯れてしまう植物にも似ている
世にふるも 更に時雨の やどりかな 宗祇
本歌
世に経るは苦しきものを槙の屋にやすくも過ぐる初時雨かな
セレンディピティ
セレンディピティ(英語:serendipity)とは何か。以下説明。
「serendipity」という言葉はホレス・ウォルポール(ゴシック小説の「オトラント城奇譚」の作者として知られる人物)が1754年に造語したものであり、彼が子供のときに読んだ『セレンディップの三人の王子』という童話に因んだ造語である(セレンディップは現在のスリランカなので「スリランカの3人の王子」という意味の題名である)。ウォルポールがこの言葉を初めて用いたのは、友人に宛てた書簡において、自分がしたちょっとした発見について説明しているくだりにおいてであり、その書簡の原文も知られている。
- この私の発見はまさに私に言わせれば「セレンディピティ」です。このセレンディピティという言葉はとても表現力に満ちた言葉ですよ。この言葉を理解していただくには、へたに語の定義などするよりも、その物語を引用したほうがずっとよいでしょう。かつて私は『セレンディップの三人の王子』という童話を読んだことがあるのですが、そのお話において、王子たちは旅の途中、いつも意外な出来事と遭遇し、彼らの聡明さによって、彼らがもともと探していなかった何かを発見するのです。例えば、王子の一人は、自分が進んでいる道を少し前に片目のロバが歩いていたことを発見します。何故分かったかというと、道の左側の草だけが食べられていたためなのです。さあ、これで「セレンディピティ」がどのようなものか理解していただけたでしょう?
たとえば、フレミングが培養実験のときに誤って、雑菌であるアオカビを混入(コンタミネーション)させたことが、後に世界中の人々を感染症から救うことになる抗生物質発見のきっかけになった。
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というわけで、日本橋コレドのセレンディピティで、偶然に何かを発見しようという気分です。
偶然の出会いの中にある、秘められた意味に心をオープンにしておくことが大切です。
目の前にあるのに、
見えていなかったという経験がありませんか?
人間は自分の過去の経験や先入観に支配されています。
そこを何とか訂正して、
セレンディピティに心を開くようにしましょう。
お隣のビルの有薫酒蔵 高校寄せ書きノート
名物の高校寄せ書きノートが出ていた。
有薫酒蔵は当クリニックの隣のビルの地下一階に入っています。
博多帯のドラマ
なかなかおもしろくて最後まで見た
観光案内みたいな感じでもある
博多は大陸や半島からの新しい文化を受容する基地だったので
頭に博多とつくものがいろいろと残っている
東京の主な展覧会も博多を巡回する事が多いという
住んだら便利でいい街だと思う
帯を手で織るというのはどんな風なのだろう
模様を出す技術を知りたい
織り姫と彦星の昔から機織りは大切だった
万葉集では七夕の歌が結構沢山ある
硫化水素
朝から小雨で傘をさして歩く
冷たい雨だ
月曜の朝から寒いと気持ちがくじける
*****
新橋SL広場ではマスコミがサラリーマンに取材したりしている
その場所で時に悪臭がある
となっていて、硫化水素を吸っているらしい。
人に聞いたら
腐敗した屎尿が処理しきれずに一斉に流れ込み
よくない事になっているのだそうだ
日本の上水道と下水道はもう少したつと耐用年数を超えて、
道路の陥没などの事故が増えるのではないかともいわれる。
どうして屎尿が腐敗するのかと聞いたら
大きなホテルとか商業施設では
ピーク時の排出量を抑制するために
いったん下水内容物を貯めておいて
深夜とか早朝などにかけて徐々に放出するという
そのため時間がたっても腐敗が進行しないような装置などもあるらしい
しかしその装置もうまく作動しない事もあり
最近は全体の景気も悪く人員は削減で
専門技術者がいなくなってしまった施設もあり
装置はあってもきちんと稼働していないのだという
そうなると深夜から早朝にかけて
腐敗した屎尿が奔流をなし、あたかもダムの放流であるというので
都会というものは恐ろしいところだと思う。
むかしはこれが肥料だったのにね。
そんなこんなで
西新宿、新橋、西麻布のあたりでは
硫化水素の濃度が高くなる。
早朝などが危ない感じがする。
せめて新鮮な空気を吸いたいものだと思うが。
新橋は風の向きによっては
海からの空気になるが
場合によっては神奈川の住民の呼気を吸うことになり
まことによろしくない
さらに東京の人の呼気が埼玉に行って
熊谷では最高気温を記録したりする
さらによろしくない
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ただ生きているだけでもかなり大変だと思う
この頃である
お茶 長時間抽出
お湯を注いだままで用事で呼ばれ
そのまま2時間半たってから思い出して
冷めたお茶を飲んだから
いい味になっていた。
時間をかけてゆっくりいれるといい面もあるようだ
冷めてしまうのは困るけれど
苦難の中にある人への連帯のメッセージ 歴史の彼方に真実は立つ
こうして新橋の地で診察を続けていると
理不尽な苦しみとしか言いようのない相談もかなりある
具体的な対策がある場合には対策を講じるとしても
対策もなく
「泣き寝入り」しかない場合が多いことも現実である
新橋には弁護士の事務所が多いので
弁護士に相談したあとで失意のうちにあり私のところに立ち寄る人も多い
現実は圧倒的に不利で
敗戦処理に近い場合もある
苦しみにより身体も精神も悲鳴を上げているのである
なぜこんな目に遭わなければならないのか
これが神の望んだことなのかと
大げさではあるがヨブの嘆きとも通じる感覚になる
どうしていいのか正直分からない
分からないながらも、まず、私たちはまだまだ諦めないことにしよう
連帯して持ちこたえよう
私たちには大切な人生の仕事が「二つ」あることを思いだそう
ひとつは、それは「見届ける」事である
いまは得意になっている人々も
その人生の最期にはどうなるのかを
きちんと見届けようではないか
私たちには力もない
あえて権力を行使することもできない
しかし神が誰にどのような運命を割り振るかを見届けることはできる
そしてまたひとつは、自分自身のことで、
神が私たち自身に割り当てた運命をいかに誠実に私たち自身が生きるか
その点では神からの問いかけに応えることができるのだ
すべてを見届け
自分のことに関してはできる限り誠実に尽くす
この二つを行おう
そしてそのためにお互いに助け合おうではないか
支え合おうではないか
苦難の中にあり人を恨むのでもない
ただ神と自分の関係を考えて
神は何を考えているのかできる限り謙虚に推定する
そして神は私に何を求めているのか誠実の限り応える
それだけを
生活の指針としたい
その範囲内では他人などはほとんど関係がない
苦難にある人々よ
いまは苦しい
なぜかと問うても答えも虚しい
しかし苦しみにおいて連帯することはできる
事実を見届けることはできる
あなたができないとしても後に続くものが見届けてくれる
あなたがどのように生きたかを
我々は記憶することができる
その生き方において連帯することができる
たった一人になって
つらい時間があるはずだ
そのときにも連帯しているのだと思い出してほしい
私などは小さな声で語ることしかできないが
世の中にはすばらしい人たちがたくさんいて
あなたと連帯することを待ちわびている
歴史の彼方に真実は立つ
そう信じて連帯しよう
中でも一番美しい紅葉を
紅葉の中でも一番美しい紅葉を
画面に残すことだ
素人さんが何年もかけて日本中や世界中を回っても
なかなか偶然に出会えるものでもない
プロだから一年中紅葉のことを考えて生きている
だから紅葉の中でも一番の紅葉を画面に残す
*****
我々の仕事もそんなところがあって
たくさんの不調にいろいろな言葉で語りかけているうちに
何か熟してくるものがある
脳が脳をケアするという特殊な状況で
何かが起こっているのだと思う
人生の要点は
何が何でも辛抱することです
*****
辛抱して損をすることはありません
少なくとも自分が磨かれます
分かってくれない人もいると思いますが
分かってくれる人もたくさんいます
*****
すべてを辛抱して
今日の仕事をこなしましょう
かんぽの宿・オリックス問題は教育的によろしくない
鳩山総務大臣が言う
日本郵政の西川氏は国会答弁で
困っている
かんぽの宿
かんぽの宿のバルクセールの実体の説明は
最初非常にわかりにくく
たぶん役人が難しくして一般人には分からないような仕組みにしたのだろうと思い
だとすれば多分よく分からないままだろうとも思った
しかし何度か説明を聞いているうちに
たとえば保坂氏と鳩山氏の説明は一致していて、
だんだん分かりやすくなってきた。
解きほぐされてみると分からないでもない
世の中には簡単に言えることもあるし
難しくしか言えないこともあるはずだ
しかしわざと難しくしてあるものを
解きほぐして簡単に言うことはやはり意義のあることだ
政治家
偏差値秀才と
政治家がいたとする
オリンピック選手の筋肉はガソリンエンジンで置き換えられる
偏差値秀才の頭脳はスーパーコンピュータで置き換えられる
政治家の働きはしばらくは人間にしかできないだろう
*****
オリンピック選手の場合も、
筋肉という要因は実際大きいが、
やはり神経要因はさらに大きいかもしれない
従って
オリンピック選手の第一の特徴は脳神経における運動機能の優秀さだろう
偏差値秀才の脳神経系の優秀さは当然である
したがって少なくとも二つの種類の脳神経の優秀さがあることになる
そしてそれらを用いるのは政治的脳である
恨みの連鎖は人間の視野を狭窄させる
狭窄した視野に映るものは
しばしば現実そのものではない
さらに自分の都合のいいように歪める勢力が
視野を歪める
そのような中で正しい判断はできなくなってしまう
恨みは人間の知能を低下させる
自己愛を補給することで依存させる
自己愛の訂正を挑んだのでは
時間をいくらかけても無駄というものだ
自己愛が強烈な人に対しては
褒めるのがよい
自己愛の人が求めているのは
賞賛であり肯定である
それを与えてくれるものに支配される
したがって
賞賛を与えることで
彼らを容易に支配することができる
そんな話を聞いたあとで
そういえばお互いあの先輩にはずいぶん褒められたような気がすると
同僚と二人で回顧した
先輩は政治的センスのある人だった
木曾義仲
実にいい男ではないか
冬姫に対しての
少年のような想いは人生の中で貴重なものだと思う
この人の大酒飲みは
多分不安症状をやわらげるためであったかもしれない
武人ではあったが
政略家ではなかった
人を動かせる人が一番強い
クリエイティブな側面
その中から人々のクリエイティブな側面を引き出せないかと考えている
もめ事に際してクリエイティブな側面もないとも思えるが
しかしどんな局面でも何かを学ぶことができるのではないかと思い続けている
最悪の状況でも
なお、最悪であるとはどのようなものなのかについて
クリエイティブに表現できるかもしれない
いろいろな可能性はある
その点で絶望しない
人の世ではやむを得ず敗戦処理をしなければならないこともある
やむなく敗戦処理のために
時間や金を使わなければならないこともある
その場合
敗戦処理と割り切ろうではないか
株でいう損切りである
損を大きくしないための工夫も必要なのである
意地になって戦いを広げて
ますます損失を広げることのなんと多いことか
ギャンブルの負けはおおむねそのようなからくりである
冷静に敗戦処理も片付ける
そして未来の勝利を待つ
これも大切なことだ
何より時間は無限ではない
人生の時間をどのように使うか
ここは考えどころである
憎しみは憎しみによって報復される
尽きることがない
恨みは恨みを呼んで
尽きることがない
過去を清算しようとこだわることも時に必要であるが
そのことが未来を枯らしてしまうものであるなら
考え直した方がいい
あくまでも未来を豊かにしたいものだ
NHKドラマ 「お買い物」
久米明、渡辺美佐子、市川実日子他。
なかなか味わいがあっておもしろかった。
脚本がいいと役者も生きるということか。
渡辺美佐子さんは最近なんだか老けた役が多い印象がある。
市川さんは最近の若者らしさ演じている。
ぶっきらぼうで短い言葉で祖父母を批評するが、最終的には暖かい。
地味、変質者などと批評する。
久米さんはちょっと物忘れがある事を演じている。
よくこんなセリフを覚えられるものだと思う。
寝るときに脚の間に布団を挟んでいないと悪い夢を見るという変なおじいさんで
このエピソードはおもしろかった。
出会った事はないけれど
いそうだと思う。
もうろう大臣 珍道中
かねて楽しみにしていたバチカンに出かけ
ラオコーンでは柵を越えて台座に触り
禁止区域では足を踏み入れて警報を鳴らしてしまうなど
珍道中だった様子。
あの会見の15分後にしょんぼりなんかしないで
出かけるというところが実に興味深い。
煮込みスパゲッティ
スパゲッティをゆでるときに、
ソースと別々に作らないで、
煮込みうどんみたいにして、
トマトソースやホワイトソースのスパゲッティを作ってしまえば、
いい味も出て、とろみも少しついて、ソースの絡みもいいし、
鍋はひとつでいいし、バターも使わなくていいので、
簡単でいいのだそうだ。
オレンジページとかそんな系の料理雑誌で紹介されていたという。
なるほどそうかもしれない。
横着は発明の母だ。