さくら

もう桜はたくさん見たので
あとは建物とか石ころとか
そんなものがいい
花は切なくて

田んぼと桜

前景・中景・遠景と連なり、
田んぼ、桜、山となっている
安定を感じる

左の人差し指だけがなぜか傷ついている

昨日は久しぶりに雨が降ったけれど
このところずっと晴天続きで乾燥していて
山火事が起こったりしていた

今年の桜は開花宣言があってからあとずっと晴天続きで
雨にも風にも散らされることなく
長い間咲き続けた
その分火事も起こり民家が焼けたりしていた

個人的には左手の人差し指の先に傷がついた状態が続いている

新平家物語を思いっきり古い古本で読んで
その紙がざらついていて指を傷つけたのかと思っていた

しかしその後も指の傷は見えていて
多分皿洗いのせいなのかと思った
しかし去年も一昨年も皿洗いはしていたはずで
今年だけというのもおかしいのだけれど
体から脂が抜けていっているのかもしれない

先日はペットボトルの蓋を回す前に覆っていた透明シールをはがそうとして
左手人差し指を傷つけて血が出てしまい
久しぶりに血の味を味わった

いまも指を見ると傷が見えている
いつ傷つけているのだろうか
謎である

左の人差し指だけが
なぜか傷ついている

事務作業もいいものだ

たまには事務作業をまとめてやっている
なぜか気持ちが落ち着いていいものだと思う
自分だけのペースでできるからだろうか

しかし事務作業だけではむなしくなると思う
適度な複合が好ましい

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このロビーはいいブラウン

お母さん

お母さんは自分のためには何もできない場合でも
子供のためならばご飯を作っていたりして
偉いものだと思う

心にかかる重いものを背負いつつ
それでも毎日を生きていて
子供が育つ
ありがたいことだ

女性の幼さ

女性の幼さはかわいさでもあるが
煩わしさでもある

年相応に成熟することが難しい
年に似合わず幼いことが魅力であることもある

８丁目だとそんなかわいさを褒めていてもいいけれど
家庭生活ではそうも行かない

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それにしても
時が止まってしまいそうな海

人生の経費

人間は幼いままでうっかり大人になってしまうことがある

幼い同士がいっしょに暮らすならそれはそれで幸せである

そうでない場合には
どこかで我慢が必要になる

人生は進むも止まるも別れるも苦労なのだ

大きな目的を持った人には余計な苦労であるが
人の邪魔をしたいだけの人にはそれでも意味のあることになる

しかしながら
考えを変えよう
それもまた人生の経費である
税金のようなものだ

体験密度

暦の上では同じ三年を生きていたわけだけれど
体験の密度として圧倒的に違うのはなぜなのだろう

恥をかかせる

彼は子供の前で私に恥をかかせる
それをやめて欲しい

彼は友達の前で親戚の前で私に恥をかかせる
それをやめて欲しい

そんなにもプライドを傷つけられて
どのようにしてわたしは自分を支えたらいいのだろうか

軍隊長様

夫は会社では非常に精密な仕事のリーダーをしている
彼の指令で軍隊みたいに動く
夫にはそれが当たり前になっている

家に帰ってくると
軍隊みたいな精密さはなくなってしまう
子どもは言うことを聞かないし
料理している間に電話がかかってきて少し遅れたりもする

家庭って
そんなものでしょう?

でも、それでも、彼が好きだから、いいけれど。

彼は変わってしまった。
長い間彼のそばにいる人の話を聞いても
やはり彼は変わってしまったと言っている

もちろん立場が人を作るので彼は現在の立場に合わせて適応しているのだと思う
でもわたしは適応しきれない
そのことをわかって欲しい

足手まといかもしれないし
邪魔かもしれないのだけれど
立場が変わって時間がたてば
わたしは妻としてご用済みなのだろうか

そんなばかな
こんな終わりを迎えるために
すべてを生きてきたとでも言うのだろうか

アメリカにいるうちはよかった
つきあいもあまりなかったから
家に帰って食事をして
その分、話をする時間もあった
いまはもうそうではない

ゴルフをする時間はあっても
わたしと話をする時間はない

本当は優しい人だと知っている
その彼がこんなになってしまうのは組織というものの恐ろしさだと思う

自分の幸せについて考え直してみることなど

友人に久し振りで逢う

出産前にあったきりなので
一年と少しになるだろう

子供はうまく育っている様子
保育園にお願いしているという

あのときは
蜂蜜と紅茶のセットを内祝いに頂いて
名前を教えてもらった
いい名前

産後もほどほどにして
すぐ働き始めているとのこと

しかし
コンピュータに向かって相当の速度で入力しながら
頭のどこかでは悲しい思いに満たされて
涙がこぼれて仕方がないのだという

別段診察のために会ったわけではないが
それはうつ状態でしょうと説明して
多分薬が効くこと、少し休養が必要なこと、
自分の幸せについて考え直してみることなど
説明するともなく
酒を飲みながら話す

それって、自分に向かって、言い聞かせているみたいで、
おかしなものだった

日焼け

あ、日焼けしていますね
と挨拶されることもあり
お散歩をしたんですよと話をする

少し歩くと日焼けをする季節になった
日傘を差して歩いている人も少なくない

今日は寒くて
雨が降りそうだけれど

金曜日にはひたすら事務作業をしている
普段の日には入力しきれない分とか
書かなくてはいけない書類とか
たくさん

こんなことも果てに何があるのかと思うと
実に果てしない気分になってしまう


人生はあまり先を考えてもいけない
少しだけ先を考えること
それでいい

韓国人の顔

あなたは韓国人の顔と骨格をしてるわ

そういわれて驚く

推測するとその人にはニューヨークに韓国人の友達がいて
その人が多分私に少し似ているということなのだろう

もしそう言ってもらえるなら
こまのままニューヨークかソウルで生きてみたいものだとも思う

求めるものは
別の人生