心がずれる
ふっと心をゆるめてると
自分を斜め上から見ている感じなんです
幽体離脱とかそんな大袈裟じゃなくて
分離とかそんな感じでもなくて
もっと自然な感じなんですけど
気がつくと
少し なんていうか
自分が登場人物の映画を見ているような
夢でもあるじゃないですか
自分が何かしているんだけど
それを近くで見ているような夢
そんな感じで
階段を下りるときとかに
あ、始まっちゃった、て感じで
で、ぎゅっと心をつかみ直すと元に戻るような感覚なんです
ずれかかっているけれど
もちろんずれてはしまわないで
でもずれたらこんな風だなっていうのは
分かっているんです
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このあたりが smapg時間遅延理論で説明しているところである
休日 ひとり暮らしは 雑用たくさんあり
休日 ひとり暮らしは 雑用たくさんあり
しかし 雨なので 何もせず 寝ている
素足が シーツにこすれる感じが 心地よくて
猫みたいに うとうとしている
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元気のある日は図書館に行く
新刊書コーナーに置いてある本をまとめて席に持って行き
パラパラと眺める
最近はこんな本が出ているのかと
編集者の作戦を推測する
面白そうな本は 部分的に読む なるほどと思って 感心し
最後の著者紹介などを読むと 最近はたいてい 自分より 年下である
若い人もよく頑張っていると 思う
本を出しても あまり儲けにはならないというのに 知的な情熱が
著者と編集者と出版社を支えている
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別の日は 雑誌コーナーの 新刊や 最近のものを まとめて 閲覧する
新聞とはまた違ったはしゃぎ方の世界がある
読みたい記事はあまりないが 見出と写真を見て あとは高速でページをめくる
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家にある本は 古典が多くて しかも簡単ではなく なかなかはかどらない
唯一 古典落語全集は 面白く読めている
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とりあえず 洗濯 でも 今日はそれだけにしよう
笑顔が幸せを運んでくる
幸せだから笑顔になる
vs
笑顔だから幸せになる
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充分に幸せなのに 笑顔じゃない人もいる
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笑顔でいると それだけで 幸せになる
笑顔でいることそれ自体が幸せである
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笑顔だから幸せになる の勝ち
松竹梅
京都の看板もない店に案内され
メニューもなくただ
松竹梅で注文するのである
全くのお任せである
今日のは三つどんな違いがあるんですかと
素人がうっかり聞いたら
「器が違うだけどす」
というではないか
京都の人はこれだから
都人だ
寿司屋でさえも時価と表示してあるではないか
どうも客の全体の雰囲気で値段を決めているらしい
との推論に至った
茶の花
白神山地に行ってきて
いろいろなものを見物した
わたしの中の酸素は大部分
白神山地の酸素に置き換わっていると思う
不老不死温泉は
なんて思い切った命名だろう
いいものだ
案内人は
目立たない花をも解説して茶の花だと
教えてくれた
携帯で撮影してきて
あとで調べてみている
茶室に飾るときは一輪挿しにしてあるものも
野に咲いている状態では
二つがペアだったり、
案外群生していたり、
自然に咲いている花は見ていないものも多いので
ずいぶんと発見があった
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わたしは膝が悪いので最近はお茶室も厳しい
掘りごたつのような感じでできる場所もあるのだが
なんだか好きではない
さらに五十肩なので和服を着るのもなかなかつらい
そんなこんなで遠ざかる
お茶の先生にもよるだろうが
わたしの先生は香道のようなことも楽しんでいて
源氏物語の中に出てくるお香を用意して
それをきいて、すった墨を筆に含ませて
記号のようなものを書く
その記号が源氏の中でのお香を示すことになっている
わたしにはよく分からないが
みなさんうなりながら必死に楽しんでいる
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袱紗を集めるのも少し楽しみ
たとえば正倉院の布の複製などもある
正倉院染織
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わたしの知る限りでの一番の魅力的な日本女性が
お茶はわたしにとって日本の女性文化の入り口と言っていた
季節の感じ方・季節ごとの行事
花
和歌・俳句・漢詩文
書道
掛け軸・絵画・彫刻・仏像
着物
香り
和菓子
布・和紙
お茶自体
内閣不信任案におけるダブルバインド
野党が内閣不信任案を国会に提出すれば、
自民党内からの造反が期待されるが、
それ以上に面白いのは、
内閣不信任案が否決されれば、内閣は信任されたことになり、
麻生おろしは封じられ、
自民党は麻生体制で総選挙に臨むことになり、最悪だろうという。
ダブルバインドの成立。
将棋で言えば王手飛車取りである。
なるほど頭のいい話である。
最近は本当の知恵は古典にあると固く信じているのだが
一方で、その知恵を生かすのは現代であるから、
やはり時々刻々の出来事を扱うのは意味がある。
百年後の人は面白いと思わないだろうが、
いまこの瞬間の面白さがある。
不易流行と学校で習ったけれど
やはりなんと言っても松尾さんは偉い。