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牛丼キング

すきやで
一番大きい牛丼と頼んだら
牛丼キングが出た

大きいといっても
普段私は大食なので
たいしたことはないだろうと思っていたら
かなりの迫力だった

普通もりの3倍とかいっていた

写真 (14).jpg

写真 (12).jpg

1/4くらい食べたところで
物の味が分からなくなり
あごが疲れて
一休みして
写真を撮った


写真 (13).jpg

あとは味もなくただ食べ続けた
味のないガムを食べているような感じ

とにかく全部食べきった

一日何も食べたくなくなり
水ばかり飲んでいた

自分は小食なのだと痛感した


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あと幾たびの秋を

2008年、秋を迎え
世情は全く落ち着かない
こんなとき意見を聞かせて欲しい人たちはみんなあの世である

*****
防衛装備品の調達をめぐる汚職事件で、収賄と議院証言法違反(偽証)の罪に問われた前防衛事務次官の守屋武昌被告(64)に対し、東京地裁の植村稔裁判長は5日、懲役2年6カ月、追徴金約1250万円(求刑懲役3年6カ月、追徴金約1250万円)の実刑判決を言い渡した。判決は起訴事実をすべて認め、「収賄の期間、回数、金額なども甚だ悪質で、防衛行政や国家公務員に対する国民の信頼を著しく傷つけた」として実刑が相当とした。前次官側は即日控訴した。 戦後の汚職事件で事務次官経験者への実刑判決は、岡光序治(のぶはる)・元厚生事務次官に続いて2人目。

*****
航空自衛隊の田母神(たもがみ)俊雄・前幕僚長が戦時中の日本の侵略を正当化する懸賞論文を投稿して更迭された問題

ざっと振り返るとこんなふうだ。

不動産関連企業アパグループは10月31日今年5月10日から「『真の近現代史観』懸賞論文」の募集を行い、渡部昇一氏を審査委員長として230通超の応募作を審査の結果、田母神俊雄氏(60 航空幕僚長)の「日本は侵略国家であったのか」を「最優秀藤誠志賞」に選出、懸賞金300万円と副賞として全国アパホテル巡りご招待券を授与すると発表。

主催者のホームページによれば「受賞作品13件をまとめて(中略)表彰式と併せて出版」することになり「受賞作品はすべて英訳され、広く世界に向けて発信してゆく予定」と記されている。

 この「表彰式および記者会見」は「平成20年12月8日」に行う予定とのこと。12月8日、真珠湾攻撃の日に、真珠湾攻撃の参謀で後に特殊奇襲攻撃の発案にも加わった、源田實・帝国海軍大佐=第三代航空幕僚長の後任官である田母神氏が、現役の空幕長として「日本は太平洋戦争に引き込まれた被害者だ」と「論文発表」して「賞」を受ける予定だった。

発表時点ですでに「英訳」が作られており、賞のホームページから「日本語版」と「英語版」がダウンロードできるようになっていた。

今回の「懸賞」は主催者企業が最初からシナリオとスケジュールを書いたものだと思われる。

 田母神氏の「論文」は「我が国が侵略国家だったというのはぬれぎぬだ」として、旧満州・朝鮮半島の植民地化や第2次大戦での日本の役割を正当化し、集団的自衛権の行使を禁じる現行憲法に疑問を呈する、現在の政府見解を否定する内容。

 防衛省詰めの報道各社に報道発表文が配布されたことから事実が明るみに出、政府は事態を重く見て直ちに対策を協議、浜田靖一防衛相は31日夜、田母神氏の更迭を決め、深夜の持ち回り閣議で航空幕僚監部付とする人事が承認。

3日の夕刻、結局「定年退職」という形に落ち着きました。懲戒もなく、役場にとって最も「傷の浅い」収拾策が取られたとのことで、数千万円に及ぶ退職金も支払われるようす。

4日、防衛省は増田次官以下に減給などの処分を下すほか、浜田防衛相も閣僚給与の一割を自主返納、麻生総理も「再発防止」を厳重に指示しましたが、当の田母神氏は3日夜に読み上げた「退職にあたっての所感」の様子を見る限り、反省はなさそうです。

*****
秋を迎えるたびに
この国の劣化を見せつけられる。
若い人たちは大変だと思う。
何か力になりたいが、うまい考えもない。

 



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SAD体験記の例

サラリーマンの事務機器関係で閲覧していたら
最近のキーワードの欄があって、
ボールペンなどと並んでうつ病がキーワードになっていた。カウンセリング/ やる気。

3M / Google Reader / Googleカレンダー / Greasemonkey / GTD / Lifehacker / ToDo / アイデア(発想) / うつ病 / オフィス(事務所) / オフィス家具 / カウンセリング / カレンダー / キングジム / コクヨ / シゴトハック / ショートカット / スキャナ / タスク管理 / ノート / ビジネスパーソン / ブックマークレット / ブレインストーミング / ペン / ボールペン / マインドマップ / メモ帳 / やる気 / 会議術 / 仕事術 / 手帳 / 習慣 / 書類 / 整理術 / 文具

SADについての体験記があったので、収録。

*****
僕の病気のこと(その1) SADって知ってますか?

 今回の文章は、デリケートな内容も含むと思いますので、あくまで僕の話として読んでください。他にSADを患っている方のことは存じておりませんので。

【SADって知ってますか】

 SADとは、こころの病気です。

 「Social Anxiety Disorder」の略で、日本語では「社会不安障害」といいます(「社交不安障害」に呼称を変更しようという話があったらしいですが、普及しているかは不明)。

 僕もお医者さんに病名を聞くまで、そんな病気があるのを知りませんでした。一言で説明するのは難しいです。人に説明するとき、なんて説明すればよいかお医者さん聞いたことがあります。「あがり症のひどいの」と言ったらどうかと言われました。

【就職活動で】

 僕にとって3つ目の会社を辞めた(解雇ですが)あと、5年ほど定職に就いていない時期がありました。

 就職活動しようにも、できないのです。

 ハローワークの前までいけても、入れない。求人広告を見るだけで、心臓が苦しくなる。某就職折込広告のCMソング(「ウーキーウーキー……」ってやつ)が頭によぎって、苦しい。

 経験した中で一番ひどいものは、就職活動とは関係ないのですが、役所で健康保険の手続きに行ったときです。………喋れなくなりました。言葉が出ないのです。出るのは冷や汗ばかりです。

【精神科へ】

 このままでは駄目だとも思いました。自分はうつ病なのではないかと思いました。近所に精神科があることまでは調べました。でも、それ以上は何もできない。両親に相談しました(両親に話をするのでさえ大変な思いでしたが)。親に電話をかけてもらい、精神科まで付いていってもらいました。

 精神科と聞いて、精神病院みたいなところ(偏見でごめんなさい)を思い浮かべていましたが、普通の内科とかと変わりません。

 お医者さんに状況を話しました。「社会不安障害」だと言われました。初耳です。そんな病気があるのも知りませんでした。その後、調べてみたところ、脳内物質の異常分泌で起こる病気らしいことが判りました。

 お薬を処方してもらい、通院することとなりました。

【現在】

 現在はなんとか就職して、会社員です。

 仕事は、まあ普通にやってます。人に気付かれない程度に問題はありますが……。精神科には月に1度、通院してます。量は減りましたが薬は毎日飲んでいます。

 病気の改善には“成功体験”が必要だといわれます。成功体験といっても大げさなものではありません。うまく、意思表示ができたとか、そういう程度のものです。

 普通に生活していても、何もイベントは起こりません。何かやらなくちゃと思いながら、なかなか機会がない状態です。最近、それで2度失敗しました。

 1つは、エステの体験コースに行って、決して安くない契約を結んでしまいました。もう1つはマンションを買いそうになってしまいました。その後の手続きにとても耐えられそうにないので、本契約前にお断りを入れましたが、手付金を失いました。

 まだまだ、気持ちの制御がうまくいかないようです。

 実は、このコラムを書こうと思ったのも、そんな、何か始めなくっちゃという気持ちからです。

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オンラインゲーム仮想通貨に課税か

オンラインゲームなどに使われている仮想通貨の売買に対する課税が中国で検討されている。

仮想通貨売買に対する議論はアメリカや日本でも行われているが結論は出ていない。韓国は課税の方針を打ち出しているが、はやりその実効性が疑問視されている。ただ、ネット経済が増大しバーチャルとリアルの境界が限りなく薄くなっているのは誰も否定できない。

パチンコの玉を知り合いのスロットのコインに換えたら
税金がかかるのかな。

ポイントやマイルも課税できそうだ。

税金って、何だっけ?



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アニミズムと離人症さらにうつ病

アニミズムと離人症

アニミズムは宗教の古い形で
生物の本質を霊魂として
その霊魂は太陽や森や海にもあるとして
それを信仰の対象とする
太陽の霊魂である太陽神が機嫌が悪ければ日照が悪くなり作物が実らない

太陽や森や海に霊魂があるかはとにかくとして
生物と無生物の違いは霊魂を宿しているかいないかであるというのは分かりやすい考え方だと思う

生物であっても
それが死ぬときには霊魂が抜ける
霊魂は生命の本質なのである

スピリットといっていいけれど
例えば死ぬときに霊魂の分だけ体重が軽くなるという話はトンデモ科学で言われていたことだ

逆にフランケンシュタイン博士の場合は
墓から死体を掘り起こしてつなぎ合わせ
それに生命を吹き込むために霊魂が必要なのだけれど
物語の中では雷を使ったようだった

生命の源であり生命の本質であると古代の人間が考えたものである

現在ではそのような仮定的実在を考えなくても
DNAから始まるタンパク質製造のシステムがあり、
それに従って代謝を営んでいれば生物なのだし
そのような生化学的回路が働かず
遺伝子の複製も淘汰も行われないのが無生物である

生物と無生物の間にはもちろん物質としての違いはなくて
ただ生化学的な代謝が行われているかどうかの違いである

生物も徐々に秩序が崩壊して無生物に至る
しかしそのプロセスは、「霊魂が出て行く」ように一気に起こるものではなくて、
各細胞の単位で徐々に進行して死が全体を支配するに至る

アニマ、アニムスはアニメージョンでも分かるように動くということ、変化するということも
大切な要素であろう

*****
生きていると表現するとき
生物が生きていることの他に
芸術作品が生きていると言うことがある

この音楽演奏は生きている
この絵画は生きている

本来無生物であるものに
あるいは本来生きているかいないかが問題ではないものに
どうしてそのような比喩を使い
その比喩が広く受け入れられているのかと言えば
ここでは日常生活レベルで顔を出しているアニミスム的思考があるのだと言うことになる

ものの実感と現実のものとの間に
微妙な乖離が生まれて
いつものそのもののもっているはずの実感を超えて飛び出してくる実感があった場合は
「生きている」という表現が当てはまるだろう

絵が生きていると言えば
その絵が表現しているものの実感が
一段と飛び出してきて迫ってきていると言うことだ

それと反対の状態が精神医学で言う離人症である

離人症は離人症として単独で症状を形成することもあり
統合失調症やうつ病などで生じることもある。

実感が急に乏しくなる状態と実感が急にあふれてしまう状態と、
これは連続する反対の現象である。
これについては http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-11-1 ここで説明がある。
時間遅延理論として説明している。

*****
そうしてみると、古代宗教の形と言われているアニミズムは
離人症の反対のいわば過剰実感症に近い形と考えられる。

山に霊魂が宿っているといい
次には家にも霊魂が宿っていると言い
まったく無生物にも霊魂の宿りを感じるようになる

そして霊魂はものそのものとは別に行動することができて
事情があればものから出て行ってさまようこともできる

そのような思考によって、生きていることの実感を広く説明可能なので
これは便利な表現法であり思考法である

作品に魂を入れろ
などという言い方は親しみがある

音楽演奏が生きているというのも
分析的に見れば
音の長さと音程を微妙に組み合わせているに過ぎない
しかしその全体的な印象を「生きている」と表現する

*****
その全般的な逆の事態は
音楽が死んでいる
彫刻に魂が入っていない
というような事態であり
うつ病の人間を他人から見れば
そこに体があるが魂がほとんど抜けている状態と考えられる
魂が抜けているではいかにもまずいので
魂から生気、活気、精気が抜けているという意味で
ヴィターレな・生機的な抑うつと呼んだ

このあたりが伝統的な意味でのうつ状態の中核である

*****
そのほかにうつ病は精神病であるから妄想を伴うことがあり
うつ病の三大妄想と言えば
貧困妄想、罪業妄想(重大な罪を犯してしまった)、心気妄想(重大な病気になってしまった)である。

現代のうつ病の定義にはこのような要素は入っていない。


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非定型うつ病 非定型精神病

非定型うつ病という名前を見て、素朴な理性で考えると、
定型でないうつ病のことかなと思うだろう

歴史の最初は当然そういうことだった

その頃は定型うつ病といえばテレンバッハの定義したメランコリー型うつ病のことで
病前性格、発病状況、症状、経過、治療、などがセットとして提示されていた。

そしてその典型から外れるものをくずかごに押し込めて、
うつ病に似るが、非定型なものとしてまとめていた。

しかし当然、そのくずかごの中から、ある種のグループが見いだされ、
まとめて呼ばれるようになる。
何か別の名前をつければよかったのだけれど、
いろいろな事情があって、非定型(atypical)という呼び名が残ってしまった。
しかしそれはかなり有望なグループだったので、いまではDSMにも診断基準がのっている。

つまり、うつ状態を呈するものを分類して、気分障害、双極型、単極型、ディスチミア、非定型うつ病などと
していて、その以外のもの、つまり、くずかごの中から、さらに、新型のうつ病として
分類しようとしている。

非定型という言葉で何を意味するかが、
時代によって、文脈によって異なるわけで、実はとてもよくないことで、
もっと積極的な名前をつけるべきなのだけれど、
同じことは精神病の分野でも起こっていて、
非定型精神病と呼ばれるものがある。

広義には、典型的三大精神病である、統合失調症、躁うつ病、てんかん、そのどれにも分類できないもの、
と当然なるのだけれど、
狭義には、満田が提出した、統合失調症と躁うつ病とてんかんのそれぞれの要素を同時に持つもので、つまり、
統合失調症の陽性症状、
躁うつ病の経過特性、
てんかんの脳波異常などの身体異常、
を併せ持つものである。

これも、満田精神病としてもよかったのだと思うけれど、
曖昧に非定型精神病という名前が残り、
半ばくずかごであり、半ば満田精神病であり、という具合である。

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誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか

誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか (単行本)
ジョージ・エインズリー (著), 山形 浩生 (翻訳)

アマゾンの紹介から抜粋

ヒトはなぜ、ドラッグや酒やタバコ、ギャンブル、不倫、強情、問題の先送りといった、明らかに自分にとって有害だとわかっていること、後悔するとわかっている行動をとってしまうのか。

ソクラテスやアリストテレス、フロイト、フランシス・ベーコン、ヒューム、サミュエルソン、・・・といった様々な分野の人たち(心の哲学、精神分析、行動経済学、知覚心理学、ゲーム理論、カオス理論、神経生理学、神学、…)も、自滅的な行動について研究をしているが、残念ながら、この問題を適切に解明できてはいない。本書では、心理学者である著者が、経済学的な思考のなかでももっとも微視的な応用(ミクロミクロ経済学、あるいはピコ経済学)から、人間の将来予測と価値付けに結び付けて、効用主義にかわる新しい価値の考え方(双曲割引曲線)を生物学的な見地から提示する。

人がなぜ矛盾をはらんだ行動をしてしまうかを双曲割引の理論でもって説明している。

エインズリーは驚くべきことに、意志の発生すら双曲割引との関連から説明してしまう のだ。さらに意志の持つデメリット(満足度を減らす場合等)まで検討している。

著者は、未来の報酬の心理的な割引は、合理的な指数関数ではなく、双曲線型であるという ハーバードにいた心理学者ハーンスタインの仮説を研究してきた。

双曲割引では、異時点間の選好に矛盾が生じる結果、ダイエット中なのに、つい食べてしまう、とか禁煙したいのにできない、とかいうような人間的、あるいは日常的な悩みを説明できるのである。

*****
というようになわけで、
「自分で不幸を招き寄せる人」という
大きな話題の一部を説明している。

自滅する人も、いろいろあって、中には、最初から自滅するタイプではなく、
95パーセントくらいまでは自律的によい方向に向けていられるのだけれど、
最後の5パーセントのところで
自分の成功を自分で妨害している人があり、
誠に不思議なものだと思うが、
フロイトはじめいろいろと説明しているようで、タイプとしては昔から多く存在したものらしい。
双曲割引曲線は特に大きな流れではないけれど、
そんなものもあるのかなという程度。



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共感性

共感性について最近は何度も書いているのだが
共感性があればそれでいいというものでもない

相手の立場や感情が分かるということは大切だけれども
場合によっては、
対立する何人かの考えの間に入ってしまうことが考えられる。

共感性が高いと、
それぞれの考えは理解できる、
なるほど、それで、どう決めましょうかということになる。

実際、本当に困った問題になる。
相手の共感性を引き出すことがまず最初の仕事になる。
道は遠い。

*****
アフリカの資源を狙って中国が開発を手がけ、
現地の人の言葉によれば、サルトルも話していたフランス語で、
「中国人はパートナーの我々のことを考えない、
環境や未来について考えない」とのことだ。

先進国では環境をビジネスにしようとしているので、
ただ山を切り開いてビルを建てたり資源を掘削すればいいとは考えず、
もう少し複雑に考える。
実はそれはもっとたくさん搾り取ってやろうという高級な話なのかもしれないが、
専門家でない我々にはよく分からない。
しかし我々も考えられる範囲でいえば、
やはり自然は大切だし、
100年や200年後の姿を考えて自然と共生する文明をアフリカでこそ作っていくべきだ。

アメリカ式生活を中国人が目指して、そのためにアフリカ開発の現場までもアメリカ式開発で、
腐らないゴミがたくさん散らばっていて、
自生していないはずの稲が生えているといった無神経さでは、
あまり賢明だとは言えない。

長い将来を考えて今考えられる最良の選択を提案すべきなのに。
それはできるはずなのに。

*****
いま折しも経済危機でアメリカ式生活やアメリカ式思考、経済、市場、
そういったもの、つまりアメリカ式全般に反省が及んでいて、
いいことだと思う。
世界はグローバルスタンダードに統一されるのではなく、
多様さに寛容になるべきだ。

日本はしばらくアメリカ式の第一の生徒であったが、
そろそろ考え直そう。
駅前留学と称してNovaで「先生」なるものがいいように振る舞い、
「生徒」なるものが様々な意味で人生を狂わされるのはもうやめにした方がいい。
日本は原子力発電を輸出さえしようと準備していると、朝日新聞に書かれていた。
はたしてそのようなことがいいことなのかどうか、
立ち止まって考えてみてはどうだろうか。放射性廃棄物の処理は簡単ではないらしいと聞く。
将来頭のいい人が出て、現在の矛盾も解決してくれるだろうと思うのは
楽天的すぎないか。

しかし現状で、
「強力な別の選択肢」がはっきりと提示されているとも思えない。
そこがもどかしい。
江戸型の自足した生活というのだが、
もっと具体的に描けないかと思う。

そして、もうすでにアメリカ式インセンティブに汚染された人間は仕方ないとして、
アフリカの新しい世代を教育するに当たり、
その新しいビジョンをはっきりと提示したい。

子どもの教科書に書けるくらい、具体的で、易しいビジョン。
何が幸せなのかについてのビジョン。
世界観である。

ヘドロで海を汚し、
ゴミで海を埋め立て、
その上に高層マンションを建てて、
暮らす。

処理しきれない硫化水素は時々匂って人を困らせる。
地震が来れば高層難民。

肩書きで人に優越することが喜びで
自分のことでもないのに自慢して歩いたりする人たち。

借金もたくさん抱えて
しかしそれも将来のインフレが将来の税金を軽くしてくれるだろうという
安易な考え方。

自分たちの社会にそのような人たちが住んでいるのもいいだろう。
多様性に寛容でありたい。
それは基本方針だ。
しかしまた低次元の存在に左右されたくもない。
私たちは私たちで理想を追い求めよう。

理想を易しく具体的に提示して、
こちらの方がいいと思いませんかと長い間訴えていきたい。
ポストアメリカ・オルターナティブ。
アメリカ後の別の選択肢。

*****
アフリカの人たちがとりあえずほしいものは何かも分かる。
しかし真に大切な道のりがどの方向であるかも分かる。
そのように多層的に理解して共感していきたい。
200年後にはきっと共感してもらえると信じたい。

そんな世界観を描きたい。
その世界観の中で、
建築は、交通は、流通と商売は、金融は、友人とのコミュニティは、子どもの遊び学ぶ場は、
これらについて包括的に回答したいものだ。

私は日本の老人のままで生を終えるだろう。
だからといってアフリカの問題に無関係なはずはない。
私は男だから、女性の自立と育児の問題について、
考えることは考えるが、完全に自分のことにはできない、壁があるとされるだろう
ある決意をしたとしても、いくらでも反論が出るだろう。

人間に、乗り越え慣れない壁はある。
しかしその壁を楽々と乗り越えてしまうのが人間の心でもある。
そのことを信じたい。
まったく人生が交わらないとしてもなお、共感は可能である。

*****

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