新型うつ病
やはり企業につとめるサラリーマンを診察する立場や
大学生を診察する立場の人は
新型うつ病に興味がありそうに思える
それは
病気なのか
性格なのか
教育の結果なのか
社会の病理なのか
家族の病理なのか
日本国内での地域差はどうなのか
国際間比較ではどうなのか
疫学的な事項はどうか
治療はどうするのか
どのくらいで治るのか
治らないのか
どんな人生を歩むのか
遺伝性はあるのか
家族内集積性はあるのか
この人たちは昔はどうしていたのか
ーー
また
食生活との関連はどうか
胎児期にエピソードはなかったか
新生児期にエピソードはなかったか
なども質問に出た
SSRIは効くのか
ーー
わたしなりにいえば
過剰な自己愛性傾向を基盤とした慢性不適応状態
なのであるが
説明は長くてややこしい
ディスチミア親和型うつ病でもなくて
自己愛性慢性不適応状態
ーー
教育現場は
自己愛性性格の人たちに対応して変化した
しかし
仕事の現場は変化していない
だから職場不適応になる
「学校ではこれでよかったのだから変える理由がない」と内心思っている
Schizophrenia
Schizophrenia
ラテン語でSchizo スキゾ は分裂した、先の分かれた状態の意。
紅葉の葉のように先が分かれている。
Phereniaは横隔膜。昔は、肺と消化器を分けている横隔膜に精神が宿ると考えられていて、
横隔膜は精神を意味する言葉となった。
ハートは心臓だけれど、精神の意味になるのと同じ。
スキゾフレニアと言えば、分裂した心。
精神が分裂したという状態とスキゾフレニアとはダイレクトな関係はないので、名前が少しおかしいと思う。
そこで日本では精神分裂病から統合失調症と病名が変更された。
統合という言葉は
各部分の統合integrityのことで、
なかなか含蓄がある。
統合機能が失調すればばらばらになるだろうとは考えられるし、それを分裂と表現しても間違いでもないのだろう。
しかし現在では分裂病という言葉では、多重人格などが思い浮かぶだろう。
また、多重人格は解離性障害と呼ばれるようになって、何だかどれもこれも、きちんと翻訳しないと
混乱してしまうような構造になっている。
スキゾはシゾと短縮して読むことが多い
英語ではシゾフレニーである。
ナルシシズムが省略されてナルシスムとなるようなものだ。
クラウドコンピューティング
クラウドコンピューティングは実際便利であるし
わたしはそれでいいと思うが
危険を警告する人もいてそれはその通りだと思う
膨大な個人情報が
会社の側に管理されてしまうのだから危険この上ない
それが気付かれない形で商用に使われないとも限らないし
国家権力が公共の福祉のためという名目で介入する場面もありそうである
情報をネット空間に置くということは
お金を道に広げて置いておくようなものだ
財布がなくてもよくなるけれど
それってとても危ないことだ