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「健康のためには、お肉もしっかり食べなきゃ」というのは科学的根拠のない迷信です

「健康のためには、お肉もしっかり食べなきゃ」というのは科学的根拠のない迷信です


たとえば、以下の食品成分表*1を見てわかるように、最終的に体内で利用されるタンパク質の量を単位カロリーあたりで見ると、牛肉よりも納豆の方が34%、豆腐の方が55%多くタンパク質が含まれています


それから、よく、肉を食べないと必須アミノ酸が不足して健康を害するだのという本が書かれていていたりします。

しかし、上記の表で、納豆のアミノ酸スコアが100になっていることから分かるように、必須アミノ酸のバランスが悪いのは、他の植物性食品のことであって、納豆は必須アミノ酸のバランスがとれています。

なので、

404 Blog Not Found:書評 - 脳の栄養失調

植物だけで必須アミノ酸をバランスよく摂取するのは本当に大変なのだ。

というのは間違いで、植物だけで必須アミノ酸をバランスよく摂取するのは、実に簡単。納豆や豆腐や枝豆を食べればいいだけです。


それから、トリプトファンが不足して脳のセロトニンが不足すると言われたりもしていますが、それも訂正しておくと、大豆のトリプトファン含有量は490mg/100g、牛挽肉のトリプトファン含有量は190mg/100gで(食品成分表より)です。水分の分を考慮しても、植物を中心としたタンパク質摂取でトリプトファンが不足する、ということはありません。


さらに、リジンも不足すると言う人がいますが、大豆のリジン含有量は2400mg/100g、牛挽肉のリジン含有量は1400mg/100gで、これもやはり、問題になるような数値じゃありません。


つまり、お肉を食べる主な理由は味であって栄養ではありません

ようするに、肉というのは、タバコとか酒とかコーヒーみたいな、嗜好品に過ぎません。


単に栄養のためであれば、納豆や豆腐の方が、能率がよいです。

その方が、ずっと安いですし、地球環境にも良いです。


そもそも、京都議定書がどーたらとか、地球温暖化対策がどーたらと言う人は、能書きたれる前に、まずは塊よりはじめよで、肉食を減らしてみてはどうでしょうか。

家畜は糞などから温室効果大きいメタンガスを発生させるうえ、いったん家畜に穀類を食べさせてから、その肉を食べるというタンパク質摂取方式だと、非常にエネルギー効率が悪く、地球環境負荷が極めて大きいです。

レジ袋を無くすより、肉食を減らした方が、何十倍も地球環境には効果あると思いますけど。


あと、味についても、かなり幻想であるケースも多いんじゃないかと思います。

私は、もう1年もほとんどお肉を食べていませんが、肉を食べるのをやめて肉料理が恋しかったのは、最初の一ヶ月ぐらいだけでした。

結局のところ、オイシイ野菜の食べ方を知らなかったから、相対的に肉がおいしいと思いこんでいただけで、オイシイ野菜料理の方法をいくつか覚えたら、肉に対する未練が、あまりなくなってしまいましたよ。


あ、それから、おもに味に関する問題で、魚まで食べないのは、ムボーです。

魚系を禁じ手にしてしまうと、おいしく作れる料理が激減します。


たとえば、100gの肉と同じ量のタンパク質を植物だけで摂取しようとすると、納豆1パックでは足りず、冷や奴と枝豆を追加するはめになったりしますが、どんなにバリエーションをつけてみたところで、毎日納豆と枝豆と豆腐ばかり食ってたら、すぐに飽きちゃいますよ。


なので、肉を止めるにしても、魚は必須です。

実際、私は魚はガンガン食っています。


あと、環境問題にこだわるなら、魚は冷血動物なので、エネルギー効率がとてもいいです。恒温動物のように、体温維持のために、大量のエネルギーを消費しないからです。

とくに、プランクトンを食べているアジとかイワシとかだと、効率の良さはひとしおです。


また、重金属や有害な化学物質の生物濃縮の問題を気にするなら、やはり、食物連鎖の下の方の、イワシやアジがよいですね。

アジの開きは、私の大好物です。


念のため細かな補足事項

細かいことを言い出すときりがないのですが、肉食を減らして、それを大豆製品で置き換えると、当然ですが、摂取する各種成分の比率が変わります。


たとえば、食物繊維とフィチン酸の摂取量が増えます。

この二つは、ミネラルを吸着する作用があります。

つまり、有害な重金属を吸着して排泄する作用(いわゆるデトックス)があると同時に、有用なミネラル分の吸収率も悪くなるんですね。


もちろん、「ほうれん草と納豆を一緒に食べると、ほうれん草の鉄分が全く吸収されなくなってしまう」などというほどではありません。


また、食物繊維とフィチン酸は、どちらも、いろいろ良い効果ももたらしますので、単純に食物繊維とフィチン酸の摂取量が増えることが悪いことだとも言えません。


食物繊維の摂取量を増やすことメリットは、言うまでもないので割愛しますが、フィチン酸は次のようなよい効果があります。

●抗酸化作用

●抗ガン作用

●満腹中枢を刺激して食欲を抑える


なので、食物繊維とフィチン酸の摂取量が増えたことによるメリットだけ享受して、デメリットを無くすには、ミネラル分を含む食材を大目に摂取したり、マルチミネラルサプリを併用することですかね。


このように、肉食を大豆製品で置き換えると、その副作用としてたくさんのメリットとデメリットが生じるわけですが、あまり細かいことを気にしてもしょうがなくって、結局は、重要なのは、トータルメリットがプラスかマイナスか、ということです。


で、疫学的調査データを見れば一目瞭然ですが、実際には、食事が原因の深刻な病気は、ほとんど次の二つが引き起こしています。


●カロリー過剰

●野菜不足


なので、「肉食を大豆製品で置き換えたときに生じる、メリットとデメリットのうち、健康に対して与える重大なファクターは何か?」というと、「フィチン酸などの微量成分の効果」ではなく、「摂取カロリー量が減る」ということになります。


あるある大辞典が問題なのは、食品に含まれる微量成分ばかりを取りざたして、トータルメリットは結局どうであるのか、という一番本質的な部分を見えにくくしてしまうことなのですね。


もちろん、さらにもっと大きな視野でトータルメリットとデメリットを言い出すと、「いや、オレは健康などどうでもいいから、おいしい物を食いまくって、太く短く生きるんだ!」などという価値観のレベルまで込みで議論しなければならなくなるので、きりがないのですが。

*1:科学技術庁資源調査会の五訂日本食品標準成分表より。吸収率と生物価は、次のWebページで拾ったデータ。http://www.obihiro.ac.jp/~kojima/kougi/shokuryo.htmlhttp://www.zennoh.or.jp/bu/nousan/daizu/goods/goods1.htmhttp://www3.ocn.ne.jp/~eiyou-km/newpage123.htm。牛肉の吸収率は、正味タンパク質利用率のデータから逆算しました。また、これは調理する前のサーロイン牛肉ですが、それをサーロインステーキとして食べた場合、油が流出する分もありますが、調理用の油や、ステーキの上にかけるソースなどが加わり分もあるので、カロリーはそれほど変わらないと思われます。また、この例はサーロインのですが、サーロインだからとくにタンパク質含有量が低い、ということもなく、大まかな傾向は、我々が日常よく口にする肉全般に言えることです。なので、ササミとかヒレ肉とか、特殊な例は除きます。そもそも、毎日ササミやヒレ肉ばかり食べてられませんよね。



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忠犬ハチ公 日本映画

食事をしていてテレビではスーザン・ボイドさんが素晴らしい歌
チャンネルを移動してみると日本映画・忠犬ハチ公
八千草薫がでていた
山城 新伍とか亡くなってしまった人たちもなつかしい

山城 新伍は年末になるとカップ麺のCMでよく見かけたような気がする

ーー
ペットと飼い主の関係は一対一のようで
飼い主がいなくなったので
次の飼い主とは行かないところが悲しいところだ

ペットがなくなってすぐに次のペットというわけにも行かない

犬ともなると野性に帰るわけにも行かない

ーー
誰かが死んでしまう
誰かが取り残される
それでも生きていかなければならない

ハチ公は適当な割り切りができなかったわけだけれど
たいていは時間と共に適当な割り切りができるようだ

ーー
ペットでもカメなど長生き系を飼っている場合は
飼い主はつらさを感じることはないだろうが
カメはずいぶん悲しいのだろうと思う



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「断じて行えば鬼神もこれを避く」

「精神一統何事かならざらん」

「断じて行えば鬼神もこれを避く」



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あなたがわたしにくれたもの

最後にくれたものは
鍋一杯の水餃子

そのあと君は中国に帰った


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日食と宗教感情

日食が話題になった。
聖書でも話が出てくる。
人々を畏怖させるには充分らしい。
現代人も何かたいそう感激していた。

聖書では処女懐胎の話も出てきて
これについても最近の技術の進歩を見れば
将来は可能になるのではないかとも思う。

ーー
猿から類人猿、人類とつながるプロセスを考えると、
遺伝子の混合が起こらないような特殊な区切られた環境があったのか
あるいは宗教的な禁忌などがあって
混合が起こらないようになっていたのか

ルーシーとか名付けられている最初の女性がいたとして
やはりその最初のあたりでは
近親婚がなければ遺伝子の拡散が進行してしまう事態があったはずだ


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幸せだった日を忘れないでいたい

今日は2009年の大晦日。

あの日、私は話した。
「今日、私は幸せだった。この幸せを忘れないでいたい。
もしこれから、不幸せなことになっても、今日のこの日、幸せだったことを
君は私に思い出させて欲しい。
私がどんなに落ち込んでいても、思い出させて欲しい。
あの日、幸せだったじゃないかと。
そのことを思い出させてくれとあなたは言ったんだと。」

そして今日、やはり予想の通り、不幸の中で、その日のことを思い出している。


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タイで働く人々

2009年12月30日付朝日新聞

日本国内で企業にかけた電話がタイ・バンコクのコールセンターに転送される。
そこで働く日本人が50人ほど。
バンコクの下町カオサン地区に日本人の若者が集まる一角がある。
一泊300円から。

働くと時給600円程度。手当も含めて月給は手取りで9万円。3万バーツ。
マンションは9階建ての最上階で25平米。家賃2万3千円。
食費は贅沢をしなければ1日300円。焼き豚飯は60円。

ある人は3年勤め続けてセンターをやめた。時給が1年で9円しか上がらなかったからだという。

タイ語が話せるようになったので月給15万円の仕事を探している。

日本にいたときは時給千円、月の手取りは15万円。アパートは7万8千円。携帯電話、交通費、食費を差し引くとぎりぎりだった。
正社員を希望していたがかなわなかった。
バンコクで働いて3年で30万円の貯金ができた。

日本での就職難により3万バーツ・9万円でも男女を問わずタイに働きに行くようになった。
職業紹介会社の一つでは日本人が約200人が登録している。

日本で働いていても要らなくなったら使い捨てにされる。
働く意義が分からなくなった。

台湾・台北で日本語教師をしている人。契約社員。
時給900円、月給9万円。スキルアップして正社員になりたいと希望している。

30代前後のロスジェネだけで数千人がタイにいると考えられているという。
1990年代半ばから2000年代半ばまでの10年間、企業は新規採用を抑制した。
その影響で正社員になれなかった人たちをロストジェネレーションという。
パソナグローバルには2万7千人が登録している。

ーー
こんな記事だった。

バックパッカーで1ヶ月くらいタイに行ってきますという若い人もいた。
このような地域に行けばあまり違和感なく滞在できるのかもしれない。

コールセンターなどのほかに
日本企業はたくさん進出していて
その人たちのための医療サービスなども進出している。

また、定年退職後に生活費が安い場所に住もうという人もいる。
まだ働けるのでと考えると、タイに駐在した経験のある人たちは
タイでの仕事を考えるらしい。年金と収入の関係もあるけれど、
いろいろと工夫しているらしい。


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月給16万円

最低賃金を時給1000円とすると、
8時間で20日働いたとして16万円。
税金や年金、健康保険、雇用保険などなどを天引きされて、
14万円弱になる。

生活保護よりも少しいい程度に設定しようということらしい。

正社員で着々と仕事のスキルを積み立てて、
時給が上がっていくならまだ希望がある。
しかしいつまでたっても熟練者とみなされず、
時給が上がらない社会になっている。

そうすると、黙っていれば、所得税は伸びない。
仕方がないから消費税を上げたいが、
消費税を上げても、切り詰めるだけではないだろうか。

今年度は大企業が正社員採用を増やしているようだ。
しかし定着しないらしい。
3年で3割やめるといわれるが、
1年で16パーセントくらいやめるらしい。

やめた人は履歴書が美しくなくなり、
次の就職のときに何か説明しなくてはならない。

3年は続けなさいと親に言われたりしている。

続けられない人は
なんとなく給料が上がらず、
ぎりぎりの生活を続けるようになる。

ぎりぎりの生活といえば、
識字率の問題も出てきているらしい。
教育が行き届かず、
生活能力を獲得しないうちに、
早期に結婚出産してしまう。
それが何世代か続いてしまう。

子供を抱えて教育もできないうちに、
また子供を産んでしまうらしい。

それは日本?

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生き残るものはづうづうしく

生き残るものはづうづうしく、
死に行く者はその清純さを漂わせ
中原中也

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はな

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はなたば

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森支配から小沢支配へ

2009年の回顧もいろいろな文章が出ていて
その中に政治の世界では
森が総理を辞任して小泉で自民党が息を吹き返し、
その後じり貧になり、2009年総選挙で決定的敗北
それは漢字の読めない麻生が偶然総理だったからではなくて
森、小泉、安部、福田、麻生と一貫したもので
郵政選挙だけが偶発的な勝利だったと判定できるだろうという

なるほど、小泉から安部に権力委譲が行われたとき、
選挙の顔として万全と思われたものだ
若さ、血筋、ルックス。そしてマスコミ操作。充分な後継者だったと思う。
しかしストレスに対しての抵抗性がなくスタミナが足りなかった。
権力闘争を勝ち抜いた人間ではなかったので、清新ではあったが、弱かったということだろう。

それならば麻生で行こうということになったが
どうにもならなかった。

この一連の動きを陰で操っていたのは森で
時代としてくくれば、森の時代で、2009年の総選挙敗北は森の時代の終焉だという総括になる
小泉とその親米取り巻きが郵政民営化のかじを切ったわけだが
実質、小泉のしたかったこと、できたことはその程度で、
田中真紀子の一件、竹中平蔵の一件、郵政選挙の刺客、そのなかに小池百合子から堀江まで
自民党の実質支配は森が握り人事を決定していた

その間に起こったことは田中派対福田派の対立の中で田中はほぼ全滅と福田派の全面勝利。
加藤紘一が森の後継として権力を簒奪していれば、流れは変わったと思われるが、
加藤は野中に再起不能の打撃を受け、その後は議員辞職したり評論家めいた言動が続いたり。

大きく見れば田中派の流れをくむ小沢が今また権力基盤を拡大し固めつつあるということになる。

昔のように保守と革新でもないし
アメリカとソ連でもないし
資本家と労働者でもないし
旧資本家と新起業家でもないし
分かりにくいところがある

森の時代が終わって小沢の時代なのだといわれれば
一番分かりやすいような気もする


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スーパーのカツサンド

スーパーのカツサンドを時々食べるのだけれど
味がずいぶん違うような気がする

まい泉とか有名チェーン店になるとかなり一定しているのだが
スーパーで用意しているものは
品質がもっとばらばらのような気がする

肉の品質にばらつきがある
脂肪部分の味に大きな違いがある
ソースとマヨネーズが味付けに使われているのだが
その割合も少し違う
キャベツの千切りが少しだけ添えられているが
その具合もばらつきが大きい

スーパーの加工食品は正直、余り物の処分の場であることもあり、
あまった野菜を使ったり、あまった肉を使ったりしするのだろうから、
その場合は、小さく刻んで、濃い味にするのが有利だろう

カツサンドの場合、それが少しやりにくいようだ
メンチカツサンドにすれば味は加工しやすいと思うのだが
そうするとかえって手間がかかるのだろうか


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進化とストレス

北極熊の飼育の話がテレビで流れている

北極は基本的に雑菌が少ないので
用意した代理乳に少しでも雑菌が入っているとダメらしい

飼育の人の話では
動物の病気の一番の原因はストレスだという

ーー
それならば心身症の話になる

こうした話の場合のストレスは
いろいろな解釈があると思うが
進化論的にいえば
ストレスは適応状態の指標ということになる

進化論では
動物は常に環境への適応をテストされていて
その結果に応じて次の世代の遺伝子分布が決定される

その場合に
適応を常に100%に保つのではなく
急激な環境変化があっても何とか全滅しないで適応できる範囲で、
しかも、なるべくよい適応を、という背反する要求に応えるようにできている

もしものことを考えずに
最大適応を目指して、結果として絶滅した生物はたくさんいたわけで、
そのような遺伝子は排除されていくのが合理的である

ーー
そんなわけで
ストレスはよいもの悪いものという以前に
生きることが遺伝子の適応テストである以上、
否応なしに適応不適応の程度は発生するもので、
だからストレスはあるに決まっているし
ストレスがなくなればそれは進化の圧力がなくなったのと同じことになる

全く静的な世界でならば
完全な適応状態を維持することを目標としていいのだろうけれど
この現実は動的な世界であり
動的な世界に動的に対応するためには
常にストレス状態を維持しながら
次世代の遺伝子をセレクションしなければならないようにできている

ーー
そのように考えてみると
配偶行動におけるパートナー選択がストレスの重要な要因であることが分かる

進化の淘汰圧・セレクションプレッシャーがストレスとして表現されているとすれば
そのもう一つの現れはパートナー選択であり
パートナー選択というのは恋愛のことだ

恋愛しない、されない社会を考えてみれば、
ストレスの大部分はなくなってしまうかもしれない

他者に優越する動機がなくなってしまうだろうから
進化もないがストレスもない社会になるだろう

ーー
進化とストレスの因果関係は原因と結果というようなものではなくて
同時発生のような感じ

ストレスがあるから進化するというのも正しくないし
進化のためにストレスが仕組みとして用意されているというのも正しくない



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景気の先行指標・新橋の飲み屋

新聞によると景気の先行指標というものがいろいろとあって
新橋SL広場周辺の飲み屋の繁盛の具合はそれに当たるのだそうだ

サラリーマンの飲み屋としては
安いので新橋の飲み屋が繁盛しているようなら景気はまだしばらく悪い

新橋の飲み屋が少し空いているようなら景気は上向きと診断するらしい

ーー
それでいうと2009年12月末の時点で
新橋の飲み屋は非常に繁盛している

ビールの値段などを見るとそんなに安いわけでもないのだが
新橋は安いとのイメージがあるのだろう
学生街の居酒屋の方が安いと思うし
チェーン店はそれなりに安いと思う

新しい店は立ち飲み屋である
座る椅子さえ最初から省略である
最近は寒いのでビニールシートを天井から垂らして
その内側で飲んでいる
女性も同じ

体力はあるんだなあと感心させられる

たばこを吸う人は少なくなっていると思う
SL広場のSLの端で喫煙コーナーがあってみんな必死に吸っている
寒いのに大変



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クリスマスカード

クリスマスカードを
いただいて
返事を書いていないものがある

わたしは筆まめな方だから
おっくうなのでもないが

ーー
しばらくテレビの前のソファの脇に置いてあるので
メモがいくつか書き付けられている

ーー
神は願いを叶えてくれる
でも人間は間違ったものを願ってしまう

ーー
間違ったもの
であることを知るのは
たぶん10年か20年かかることになる

その頃にはもう間違いとは思わない
それが運命なのだと思うしかないし
すべてはもう身についているだろう

神はやはり願いを叶えてくれるのだ


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映画 とらさん 洋画「永遠のマリアカラス」

とらさん
なんていう安定したいい世界なのだろう
苦しみもあるけれど
それは共感出来る範囲の苦しみで
しかも破壊的ではない

なんというのか
日本語・日本文化というOSの安定性が発揮されている感じだ
日本人はこんな風に生きればうまくいくのだと気がつく次第だ

ーー
洋画「永遠のマリアカラス」

今更なんだけれどね
悪く言うとだみ声でしょう、少し
ドスがきいているというか

映画もどんどん軽くなる


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無知で未熟

あまりに無知で未熟だった私
と反省するとき
それはいつでも誰にでも妥当である

しかしまた
生きていくのに不都合なくらい無知で未熟ということもほとんどない

無知と未熟の程度はそのようなもので
微細に見ると確かに違いはあるが
それは物差しが固定されている場合に測りやすいだけだろう
大まかに見れば人間の無知にも未熟にもさして程度の違いはない

ーー
しかし
私にしてみても
今になって回顧してみれば
同じ目的を達成するための最短距離は別にあったと分かる
その意味では無知であった

ある人との関係を維持するための
最適方法は別にあったことも分かる
その意味では未熟でもあった

しかしだからといって
そのことが決定的に不都合とも思わない
必要な無駄なのだと思っている


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甘噛み

猫や犬が甘噛みをする

同じように
妻も夫も子供も甘噛みをするのだが
それを本気で怒ったりしているのでうまくいかない


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松本清張「顔」

すばらしい映像でした

物語自体はさあどうかという程度かもしれませんが
わたしがぼーっとしていたらしい

ーー
カツサンドを食べたのですが
その脂身の部分の味が記憶に残っていまして
なかなか苦しい感じです

ーー
洋画「美しい人」を見ていました

アメリカの心理風景なんですが
とてつもなく苦しい

サブプライムローンの問題くらい当たり前に起こりそうだなと思ったりしました

ーー
「すこし、歩きましょうか」と私が言う。
そんな場面

一緒に歩くことで伝わる何かがあるようにも思った



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日本映画「叫」

役所広司が出て葉月が出るというので見てみる

ーー
幽霊の霊とかスピリットとか
久しぶりに考える

たとえば隣の部屋に誰かいるなという感覚
実体的意識性 Jaspers K. leibhaftige Bewusstheit

そこに現実に物体が実在すれば普通の知覚である
そこに物体がなければ実体的意識性だけがあることになり
それを霊とかスピリットと言ってもいいのだろう

たとえばここに机はないけれど
意識の中には
机にまつわる「机性」とか「机らしさ」とかが
実体とは別にそこに存在するということもある

実物があるけれど実在性がない場合には
もののものらしさが希薄になる
用語でいう離人感とかがそれにあたる

ーー
このような
物事の把握の仕方は洋の東西を問わず時代を通じて一貫しているのはなぜだろうと不思議に思う
それだけ一貫しているし
しかし物理学的特性ではないから
脳の特性を反映しているのだろう


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