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病院とコンピュータ

ある病院での報告

当院は2008年4月からDPC導入病院となり、入院患者数増加、救命救急センターなどからの対応を強化するとともに、持参薬を有効に活用する必要が生じました。従来から実施していた持参薬管理業務の重要性が、一層増したわけです。

 そこで、医薬品情報一元管理システムの導入が不可欠となりました。患者様の医療費負担の軽減、DPC導入に伴う病院経営の改善とあわせて、持参薬管理業務の安全性向上を目指して、薬局の業務改革に取り組みました。

 まず、院内システムでの持参薬共有フォルダ化によって、各病棟で行っていた持参薬検索を薬局で実施し、持参薬報告書を指示簿としてカルテに保管して運用するなど、業務形態を変更しました。そのベースとして、日本ユースウェアシステムの医薬品情報一元管理システム「JUS D.I.」を導入し、院内用の持参薬指示票をVisualBasic(マイクロソフト製)で変換するシステムを09年5月に構築し、試験運用を開始しました。

 具体的には、JUS D.I.で作成した持参薬管理票を院内用の持参薬指示票に変換するシステムとして、JUS D.I.で出力した持参薬データをExcel形式で保存し、そのデータをVisualBasicでファイルを変換し、当院独自のマニュアルに従って持参薬指示表を作成して各病棟の共有フォルダに移管・保存する形で実現しました。

 この共有フォルダを実装することによって、病棟ごとに異なっていた持参薬報告書が院内で統一されました。あわせて、医師が指示簿への持参薬情報を転記する必要がなくなり、従来、看護師が手書きで作っていた「持参薬控え」を持参薬指示表の作成と同時に作成することが実現できました。

ーー
金さえかければできるはずの全く無駄な世界一のコンピュータを作りたいと大声を上げる老人もいて
一方で、病院では、このような全く無駄なコンピュータの使い方をしてみせて
コンピュータを使うこと自体で素人を納得させるような風潮なのだろうか
こんな記事を書く記者も無駄だろう

ニュースで専門家の意見を聞くときに
教授先生などが教授室でパソコンを打って見せたりする
そのあとでインタビューに10秒くらい答えている
なんの意味もないと思うのだが
これは一連の「コンピュータの別な使い方」なのだろう

世界一のスーパーコンピュータから
世界一の情報流出が起こらなければよいと思う

技術のインパクトからいったら
世界一のスーパーコンピュータより
小さなコンピュータをつないだインターネットの方が強いインパクトだったし
世間を変えたといえばWinnyのほうがよほど大きく生活を変えたかもしれない

技術の幅というものは実に広いものだと思う
無駄な技術がたくさんあって
その中からやっと一つか二つ役に立つものが残るのだろう

無駄が必要だと老子もいっている

人間の頭が人間の頭である限り
老子の予言の通りである


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エンヤ

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昇進した途端、うつ病に!という記事

昇進した途端、うつ病に! 
平社員に戻っても治らないその理由
多くの同僚が早期退職
喪失感のなか本社管理職へ昇進

長引く心の不調で
休職を余儀なくされたDさん(45歳)
 長年、売り場の陣頭指揮に立ってきた小売業のDさん。接客が好きで、小売の世界に入った。子供が小さい頃は、父親参観日や、運動会など子供の幼稚園や学校のイベントに行けないことに後ろめたさがあったが、子供が大きくなるとそれも感じなくなっていた。職場の仲間と目標の数字の達成のためにがむしゃらに頑張ってきた。それが楽しかった。
 しかし、ここ数年で状況が一変した。長引く不況から、会社が募集した希望早期退職に、同期や先輩たちのほとんどが応募していたのだ。ショックだった。最終的には、会社が予定していた3倍の人数が退職した。送別会があちらこちらで行われ、戦友いなくなったという喪失感に襲われた。
 それが一段落すると辞令が出され、Dさんは現場から本社に戻り管理職に昇進する。
 Dさんの職場では管理職になるとデスクの幅が広がり、椅子が両肘つきになる。あんなに憧れていた両肘つきの椅子なのに、居心地が悪い。
 そして挨拶周りと引き継ぎが終わり、異動から1ヵ月を過ぎた頃からDさんの体の不調がはじまった。パソコンに向かう手が止まるようになっていた。
 最初に現れた症状は背中の激しい「こり」だ。重い鉄板を背負っているように背中が痛い。次に現れたのは胃腸の不調。お腹に硬い石が入っているように重い。そのうち食べ物の味がしなくなった。まさに砂を噛んでいるようだった。でも人に話せなかった。そのうち、食べることが、億劫になり、痩せてきた。
 その頃、会社の健康診断があり、受診。血液検査やレントゲン、すべての検査結果は、異常なしであった。しかし、思い切ってこのところの不調を医師に打ち明けた。話しているうちに涙が出てきていた。医師はうつ病を疑い、精神科の診断を勧めた。Dさんの会社が提携している精神科の医師に紹介状を書いた。

「昇進うつ」と診断!
自ら降格を申し出て平社員へ

 すぐ精神科を受診。Dさんは、昇進や異動で環境が変化した後、責任が重くなったり職種や人間関係が変わったりすると、ストレスや疲労がたまり発症するといわれる「昇進うつ」と判断された。幸い有給休暇もたくさんあるので、医師のすすめで1ヵ月休みをとった。
 休み明け職場復帰するときに、上司が医師と相談して本社から現場に異動させた。管理職としての、プレッシャーが引き金で病気になったのだろうと判断をして、Dさん自ら降格を申し出たのだ。課長から平社員に戻してもらった。

現場に復帰するも
不眠から再び休職に

 同僚はDさんの病気を知っているなか、暖かく迎えてくれた。しかし、しばらくは穏やかに過ごしていたにも関わらず、復帰して1ヵ月を過ぎたあたりからまた体調が悪くなってしまった。
 最も困ったのは不眠だ。布団に入っても寝つけない。寝てもすぐ目が覚めてしまう。毎夜、絶望感と不安感に襲われた。医師から処方されている薬を飲んでも眠れない。そんな夜が続くと朝が辛くなった。職場に行こうとして靴を履くと、必ず玄関で不思議と吐き気に襲われた。この状態での接客は無理な状況だった。再び医師と相談をして休職にした。今度は1カ月ではなくて、半年にした。半年休めると思うと、正直ほっとした。「管理職のプレッシャーから解放されたのになぜ・・・」という疑問が残った。
 休職中は、医師と定期的に面談をした。その時に勧められたのが臨床心理士によるカウンセリングだ。海外ドラマでは見たことがあるが、まさか自分が受けるとは思わなかった。カウンセラーは何かアドバイスをするというよりも淡々と話を聞いてくれる。それを医師に報告して治療方針を決めていくそうだ。そんなある日、医師に呼ばれた。
 「Dさんの心の問題は会社でないかもしれません。家庭にあると思います。たまたま異動がきっかけで発症しましたが、根本の原因は奥さんとお子さんとの関係ではないでしょうか。私は投薬などで、うつ病や不眠の症状を軽くすることはできますが、Dさんの心の問題の本質的な解決にはならないでしょう」と進言した。

「昇進うつ」の裏側にあった
冷めた家族関係

 医師の言葉が胸に迫った。結婚して20年近く。新婚のときから夫婦間に会話がなかった。昼間は接客などでよく話すので、夜は人と話すのが億劫だった。最初は笑顔で話しかけていた妻も、そのうちに黙るようになった。
 そんな家庭だから、子供もおとなしいく人となじめない性格だった。年末年始は夫婦それぞれの別の実家に帰省。家族旅行もしたことがない。とはいっても家族を愛してはいる。今さらどう表現していいかわからなかった。振り返れば、家にいるのが苦手で仕事に逃げていたような気がしていた。
 実は今回の病気のことも、妻には最低限のことしか話していない。そんななか、子供が家に引きこもるようになってしまった。妻は1日中家におり、夫と子供に食事を作り続けていたが、一緒に食事をすることはなかった。当たり前のようにそれぞれの部屋で食事をしていたのだ。
 この状況を打開するために、家族3人で話した。まずは3人で食事を摂るようにした。少しずつではあるが、回復の兆しが見え始めた。そして休職して半年後、職場に復帰した。とはいうものの、今後もうつ病とは長い付き合いになると覚悟を決めた。
 
 「この方の場合、健康診断で思い切って打ち明けてくれたので解決の糸口が見つかりました。人間ドックや会社の健康診断は血液検査やレントゲンの数値だけを見るところではありませんので、健診前の事前のアンケートや口頭で、普段感じている不調を気軽に訴えてください。その不調の陰に他の病気が隠れていることもあります。
 どんな病気でも早期発見して早期治療が基本でそれは精神科も同様です。うつ病の原因が職場のストレスであると自分では感じていても、カウンセリングを重ねていくと、実際は家庭の問題にあることもあります。夫婦の関係、親子の関係、親の介護、そして自分の健康の不安。このようなことが原因でうつ病を発症することもあるので、よく話を聞いてくれる医師を探して心の健康管理をしていきましょう」







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名言4772


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アダルトチルドレンが抱える問題

アダルトチルドレンが抱える問題

多くのアダルトチルドレンが抱える問題や症状について、典型的なものをいくつかあげて見ましょう。

• ものごとを最期までやり遂げることが難しい
• 自分に自信がない。自分はダメだと思う
• 自分に対して過酷な批判をする
• 他人と親密な関係を持つのが難しい
• 白黒がはっきりしすぎて、ほどほどにすることができない
• 必要以上に相手に忠実である
• 何が正常で、何が異常なのか分からない
• 他人からの助けを得るのが下手である、
• 自分は他人と違っていて、居場所が無く、孤独に感じる
• 他人から認められたいという気持ちが強い
• 何かあると反射的に反応する、又は何の反応もしない
• 自分でコントロールできない状態が起きるとパニックを起こす
• 常に怒りが爆発したり、イライラしている
• 理由もないのに、体の調子が悪い
• 摂食障害になっている
• うつ状態になりやすい
• アルコールや、処方薬などに依存している
• よく不安感を感じている
• 自分の感情が鈍磨していたり、体からでるメッセージに気がつかない
• 対人恐怖があったり、引きこもりをしている

これらは、人間であれば、誰でもが時には当てはまります。しかし、多くの項目が常に当てはまる場合は、あなたはアダルトチルドレンの一人かもしれません。これらは、機能不全な家族の中で、生き抜くための手段として、長い間かかって無意識のうちに作り上げられたパターンかもしれません。もしそうであるならば、癒しのワークをしていくことで、これらの生き苦しさや、問題のパターンを変えていける可能性があります。

アダルトチルドレンの理解と回復のために

• あなたが、アダルトチルドレンの一人であるのか、あなたの育った家族は
 機能不全家族なのか、家族から受けた影響を把握する。

• あなたの心の傷を表現して外に出し、絵に描いたり、文章に書いたりしながら、
 心の傷を自ら癒す方法を身につける。

• 安心して育つことができなかった、あなたの内なる子ども(インナーチャイルド)を
 自ら親となって、育てる手順を身につける。

• 低いあなたの自己イメージを把握し、自分で自分を世話することによって、
 自分を許し、自己イメージを上げる技術を獲得する。

• あなたに心の傷を与えた相手を、自分の安全性を確保しながら許す技術を得る。

• あなたがもつ「怒りの仕組み」を理解し、自らが怒りを持つ場面の条件や状況を把握し、
 怒りが出る前に、流れを変える技術を得る。

• 「気持ちいい人間関係」を築く方法を練習し、ありのままの自分で、
 相手と一緒にいられるかかわり方の技術を得る。

• あなたがわくわくすること、楽しいと思うことが何なのかを調べ、
 自分がなりたい自分へと進んでいるときの感覚を得る。

アダルトチルドレンとは、今は大人になっているけれど、
子どものとき、アルコール依存症などの
機能不全な家族で育った人たち(Adult Children of Alcoholics)と、
今でもそういった家族で育っている子どもたち(Children of Alcoholics)と
区別をつけるためにつくられた言葉です。

区別をつける必要があったのは、現在機能不全な家族で育っている子どもには、
自己を振り返るだけの能力が、ととのっていませんが、
もう大人になってしまった人は、過去を振り返ってみて、
問題を直視でき、癒しができるからです。

ここで扱うのは、大人の問題です。

子どものころ、アルコール依存症などの親がいて、
心を傷つけられるような言動や、暴力のある環境で育った人たちに、
いくつかの共通点が見られることがわかりました。

心の傷(トラウマ)の影響で、心や、人間関係に障害を持ったり、
息苦しさを感じたりしている大人たちが多くいることが判明したのです。

こうした人たちのことをアダルトチルドレンと呼ぶようになりました。

アダルトチルドレンという言葉を共有することができるようになって、
自己意識が高まり、癒しや回復への希望を可能にしました。

問題なのは、その後遺症は自分だけではなく、
自分の周りの人にも影響を与えてしまう ということです。

自分の問題に気づかないと、自分だけではなく、
まわりの人や次の世代の人生も、
同じようなつらいものにしてしまいます。

インナーチャイルドとは、
自分の心の中にある、内なる子ども、のことです。

アダルトチルドレンの多くは、このインナーチャイルドが深く傷ついており
成長がとまってしまっています。

従って、アダルトチルドレンの癒しは
このインナーチャイルドを癒し、育むことが
最初のステップの一つとなります。

この方法は安全さを確保すれば、一人でもできるワークです。
また、とても有効なものですので、ここにご紹介しましょう。

最初に目をとじて、からだをゆったりさせます。
ソファにもたれかかってもいいし、一番ラクな姿勢をとります。

大きく2、3回息を吐いたり、吸ったりします。

次にゆっくりと静かに呼吸をし、
空気が鼻から、出たり入ったりするのに注目します。

からだと心がリラックスしたら、
胸のなかに自分自身が子どもである姿を思い浮かべます。

何歳ぐらいか。どんな服装をしているか。
どんな髪のかたちか。どんな表情をしているか。

悲しそうか、楽しそうか。
太っているか、それともやせているのか。

しばらく、この子どもを見守ってみます。

それから、この子どもにゆっくり、安全に近寄って
やさしく声をかけてみます。

この子どもがいつも言えなかったことがあったら
聞いてやります。

「どんなことがあっても、あなたを見捨てたりしませんからね」
と、無条件に愛を与えてやり、
なにか、このインナーチャイルドが、一緒にしたいことがあるかどうかを
聞いてやります。

しばらく、いっしょに遊んだり、話をしてみます。

「あなたは存在するに値する人間なのですよ」

「あなたは心が傷ついて悲しかったけど、もう大丈夫。
 自分のなかにある力を信じてね。
 これからは一人ではなく、いっしょに成長しようね」

と、この子どもの存在を認め、
受け入れ、励ましの言葉をかけてあげます。

最後に暖かく抱きしめてあげます。
それがすんだら、さようならを言って、
またいつでも必要なときに会いに来ることを約束して別れます。

そして、適当なときに目を開けます。

この方法は、どんな心の傷を受けて育った人にも役立ちますが
とくにひどいトラウマを受けて、心の成長が止まっている人に有効です。

自分でインナーチャイルドが大きくなるまで、
何回もやってみてください。





インナーチャイルドワークをすると、
多くの人が内なる子どもが見えてこない 、という体験をします。

当然といえば、当然です。
今まで見てこなかったわけですし、そもそもイメージ上の話なので
分かりにくい方も多いでしょう。

そういう場合も、あきらめずに
根気よく、何度も行う ことが大切です。

こういう人達の多くが、子どものときに
安全性が確保されていない不全な家族の中で
相当な心の傷を受けて育っており、

1.安全性の確保
2.問題の認識
3.トラウマ(心の傷)の表現
4.トラウマの再現
5.トラウマのやりなおし
6.アファメーション
7.行動と思考の健全化
8.人間関係の健全化 

●リチュアル

 リチュアルとは、セレモニー、儀式という意味です。
 リチュアルは、過去にうけた心の傷を捨て去り、
 癒していく作業の象徴や比喩としておこうなうものです。
 自分の癒しへの決意を新たにしたり、
 自分の問題に決着をつける儀式として行います。


●ジャーナリング

 自分が過去に受けた心の傷について、回想して書き出したり、
 出さない手紙を自分や傷を与えた人に対して書くことです。
 心の傷に対する認識ができたり、書くこと自体が癒しにつながります。


●アートセラピー

 言葉では表現できない自分自身の問題や心の傷を
 絵や粘土、コラージュなどで表現します。
 左脳だけではなく、右脳を使って、
 無意識に沈んでいるものを、意識できる形にする役割があります。
 心の傷を外に表現すること自体が癒しのプロセスとなります。


●ボディセラピー

 心の傷は無意識にからだのあちこちに溜まっていくので
 からだを動かすことによって、外に解放します。
 自分の心とからだの結びつきを認知します。


●イメージセラピー

 目を閉じて、心の傷をイメージで思い浮かべたり、
 心の傷が癒されている過程を、誘導にしたがってイメージします。
 インナーチャイルドセラピー(内なる子どもの心の癒し)もこれに入ります。


●メディテーション

 からだや自分の心の奥から聞こえるメッセージに耳を傾けます。
 アダルトチルドレンは、反応的に行動したり、
 あれこれ心配して心が休まらない傾向があるため
 静かにゆっくりと呼吸に注目しながら行う瞑想は役立ちます。


●話し合い

 自分の心の傷となった体験を、同じような体験をもつ人の輪のなかで話し
 わかちあいます。今まで誰にも話せなかったことを、
 批評や判断をされない安全な場所で話すことは、心の重荷を軽くします。


●リプロセス

 イメージワークや、サイコドラマ(役割を演じる心理劇)を使った体験的なワークで
 自分の過去の傷となる経験を再現して、傷を洗い流し、
 さらには、こうあってほしかったという場面や人間関係を設定して、人生のやり直しをし、
 演じることで、受け入れられる感覚を体にインプットして、
 自分の望む人間関係を構築する礎を築きます。

●アファメーション

 自分を肯定し、いたわり、元気付ける言葉や、
 自分の成長をサポートするいろいろな活動のことです。

 自分を世話する方法や、こうなりたい自分に近づく方法なども学びます。
 なんども繰り返しおこなうことで、古い害のある、
 否定的な思考や行動を、肯定的なものに変えていきます。


アダルトチルドレンの癒しの過程とは?

癒しは、部分ではなく全体の流れがあって、はじめて、癒しのプロセスひとつひとつが生きてきます。アダルトチルドレンの癒しと回復をするうえで、回復の過程の全体を理解することがなかったが故に挫折する人がいます。まずは癒しの仕組みと全体像を把握してください。癒しの過程を知ることで、あなたはアダルトチルドレンの回復に必要な心構えと、期間、全体の流れを理解することができるでしょう。


アダルトチルドレンの癒しの最初のステップ、安全性の確保とは?安全性の3大要素とは?

アダルトチルドレンの多くの方は、自分の安全性について、あまりにも無頓着です。自分がとても危険な状態にさらされているのにもかかわらず、そのことに気付いていなかったり、気付いていても、危険から離れる行動をとれないで、されるがままであったりします。安全性が確保されない限り、癒しを行うことは不可能であるどころか、逆に危険なものとなります。そして、安全性には、暴力や、虐待などの危険から身を守る、身体的な分かりやすい安全性の確保以外にも、2つ要素があります。3つの要素からなる安全性について、今、自分は大丈夫であるか、チェックを行い、危険な状態にあると気付いたら、安全性を確保する対策を一緒にしていきましょう。


あなたは本当にアダルトチャイルドなのか。自分がアダルトチャイルドであるかどうかを正確に把握する方法とは?

自分自身の今の心の状態を正確に把握することが、アダルトチルドレンの回復を始めるためには必要です。アダルトチルドレンという言葉の意味すらよく分かっていないことはよくあります。アダルトチルドレンのチェックリストを使って、チェックをすることで、あなたは、自分がアダルトチルドレンの一人であるかないかを把握し、適切に対応することができるようになるでしょう。


健全な家族と、健全ではない家族とはなにか。アダルトチルドレンが育った機能不全家族とは?

アダルトチルドレンは、健全ではない家族で育ったがゆえに、「何が健全か」が分かりません。極めて異常な出来事が、家族の中で日常的に起こっていたにもかかわらず、あなたはそれ以外の家族を知らないので、異常であったことが分からないのです。安全性が常に確保されていない家族のことを機能不全家族と言います。そして、自分の家族で起きていたことをはっきりと知ることで、あなたがどのような影響を家族から受けているかを把握することができ、それからやっと、回復のプロセスを始めることができます。だから、忘れないでください。家族の状態を把握することは、家族を責め立てることが目的ではなく、自分がなりたい自分になるためなのだということを。


機能不全の連鎖と、「本来、自分はどうなりたいか」を明らかにする「ジェノグラム」とは?

ジェノグラムと呼ばれる家系図を使って、機能不全さの連鎖を明らかにする方法があります。例えば、自分が親にされたことは、親がその親にされたことであることが、ジェノグラムを使うと、明らかになったります。そして、ジェノグラムを見ていくうちに、自分が自分のパートナーや子どもに対して、このままだとどのように関わっていくことになるのか、また、自分の子どもが、更にその子どもに対して、どのような関わり方をするかが見えてきます。今すでに自分が身をおいている流れ・・・それを自らの手で明確にし、把握しましょう。現状が明らかになることで、あなたは、自分がどうなりたくなくて、本当はどうなりたいのかを、知ることができるでしょう。そして、明確になった自分の意思は、あなたを本来ありたい姿に、力強くあなたを推し進めるでしょう。


トラウマ、心の傷を癒す「表現ワーク」とは?多種多様でユニークな表現ワークの「バリエーション」とは?

心の傷を回想し、いろいろな表現方法で表現し、外に出すことによって、心の傷を変化させ、癒していくことができます。私自身、この方法でトラウマを克服し、回復をしてきましたし、多くのクライアントも同様に、「表現」することで回復をしています。同じ表現方法でも、やる度に、異なる変化や癒しが起きるので、何度も繰り返し、心の傷を表現すると、癒しが深まります。一つのトラウマの表現ができたら、次のトラウマの表現をしていきましょう。ただし、心の傷を表現することは、ことさら安全性の確保と自分のケアが必要となるので、注意が必要となります。心の傷を癒す、様々なバリエーションの「表現ワーク」の手法を知ることで、あなたは、今まで不可能と思ってきた、心の傷を自ら癒す手段を得ることができます。



ものごとの記憶が発生する「2歳以前に起きていた、トラウマとなる体験」を癒し、「無意識の回路」にアクセスして、回復する「スクリブルワーク」とは?

2歳以前に起こっていた場合は、事実としての記憶はありません。事実を記憶できる脳の海馬がまだ発達していないからです。意味も分からないのに、ある状況にあうと、異常に反応する場合は、もしかしたら、トラウマが、2~3歳前に起こり、篇桃体が反応しているからかもしれません。記憶に無いトラウマの処理は、理性や言葉を使ってすることはできません。しかし、赤ちゃんが、発達段階上でする、「スクリブル」というやり方を使って、意味の分からないトラウマを表現し、癒し、回復することができる可能性があります。この手法は、「なぜかよくわかないけど反応してしまうトラウマ」にアクセスし、回復させる手段になるかもしれません。


あなたが家族から受けた心の傷、家族から与えて欲しかったのに与えてもらえなかったものを嘆く「グリーフワーク」(嘆きのプロセス)とは?

グリーフワークとは、傷つけられたことによって、自分がもっていたものを失ってしまった時、または、あるべきものが得られなかった時に感じた喪失感を表現して嘆く、癒しの手法です。嘆くことによって、自分の心が洗われ、ずっと閉じこめられていた苦しみや重みが解き放たれて、心が軽くなります。失った過去、存在するべきものが存在しなかったことを嘆くということは、家族を責めたり、愚痴をいうことではなく、感じていることを、ありのまま感じ、表現することを自分に許可することです。この方法を知ることであなたは、自分が抱えてきた重荷を、外に吐き出し、心の傷を手放すことが出来るようになります。


あなたが、家族から欲しかったものを、本当に与えられたこととして、「過去を再構築」する、リプロセスワーク(やり直し)とは?

実際の人生で、健全な成長のために必要だったものが与えられなかったり、大切なものを失ったことが、リプロセスワークのなかで、「補充」されます。今まで体験したことが無いので分からなかったことが、「これが欲しかったのだ」「ああ、こうして欲しかったのだ」と気づき喪失感が満たされ、癒されていきます。私が行ういろいろなワークの中でも、リプロセスワークが、一番パワフルなトラウマの癒しの方法です。このワークを行うことで、あなたは、本当に欲しかったもの、欲しかった感覚を得ることができるでしょう。そして、その感覚は、あなたを危険なものから遠ざけ、本当にありたい自分へと近づけます。


あなたの内なる子どもを癒すインナーチャイルドワークとは何か。インナーチャイルドを癒すことで、日常生活の何が変わるのか。

インナーチャイルドとは、心の傷や周りからの過度な要求のために、心の傷がついたときの子どものままで凍り付いてしまい、成長が止まってしまった、もう一人の自分です。本来の自分を解き放つためにインナーチャイルドを癒して、育て直すワークをしていきます。このワークをすることで、あなたは、今まで無視してきた自分の内なる子どもの存在に気付き、その子どもにアクセスする方法を得ます。そして、インナーチャイルドとの関係を積み上げていくことで、自分と他人に対して、愛情と慈しみの心が芽生え、少しづつ人間関係が改善され、自信がついていくことでしょう。


なにをやってもうまくいかなくなる「自己イメージの低下」とは?低下してしまった自己イメージをあげる方法とは?

人間として自立するために、自分に対する肯定的なイメージを作りあげていくことは、とても大切なことです。安全な場所として機能しなかった家族のもとでつくってしまった自己評価は、ときとして、著しく低いものです。心が無防備な小さい頃から、自分が唯一頼りにしている家族のメンバーから、存在を否定されるような仕打ちが、何度となくおこるようであれば、自己イメージが低くなってしまうのも、当然のことです。本書にある自己イメージのワークを行なうことで、あなたは、知らず知らずのうちに行なってしまっていた自己イメージを低下させる行動を把握し、とめられるものはとめて、更に、自己イメージを高める行動を「作り上げていく」ことができます。


親を対等な立場の一人の人間として扱い、より魅力的な深みのある人間になれる「許し技術」を身につける「許しのワーク」とは?

ほとんどの親は、子どもに対して、子どものためになると思うことを行って、育てています。子どものために自ら進んで苦労をし、犠牲をはらうことも多々あります。ひどい虐待をする親であっても、子どもをかわいい、愛しいと感じることもあったかもしれません。自分の親から学んだことを、それがよいことかどうか吟味することなく、そのまま自分の子どもにしてしまったと言うことはよくあることです。自立をし、自分がなりたい姿になる上で、「許す技術」は重要なものです。許しは、技術です。許しの技術を習得することによって、あなたは、心の重荷を降ろすことができ、より自立し、魅力的な深みのある大人に成長することができます。


怒りの仕組みとは?怒りを抑えられない時にできる対処方法とは?逆に怒りを表現することが必要な場面とは?

アダルトチルドレンにとって、怒りの問題は深刻です。小さな無力であった子どもの自分が、力の強い大きな大人、しかも自分を守ってくれるはずの家族から虐待を受けたり、支配されて長い間、虐げられて育てば、怒りがたまるのは当然のことです。怒りは人間であれば誰でもが抱く、自然な感情のひとつであり、良いものでも、悪いものでもありません。怒りは通常、自分自身の安全性がおびやかされたときに現れます。たとえば、暴力をふるわれたり、自分の生命に危険が迫ったと感じたとき、怒りを覚えることがあります。そうしたときに感じる怒りを表現することは、安全性を確保することに役立ちます。怒りの表現の仕方、対処の仕方を学ぶことで、あなたは自分の怒りがいつ爆発するかと恐れる必要がなくなります。と、同時に怒りの表現が必要な場面では適切に怒りを表現することができるようになり、人間関係が心地よいものとなります。


建設的で発展的な人間関係を作る方法とは?

建設的で発展的な人間関係を作る方法は、生きていく上で、人生の基礎を作る大切な技術です。しかし、これらの技術、方法は、学校でも家庭でも教えられることは稀です。むしろ、ほとんどないといってもよいでしょう。自然にできると思われがちですが、人と人とが、言葉を交わし、相手の言うことを正確に把握し、それに対して、こちらが思うこと、感じていることを瞬時に言葉にして伝える技術は、よくよく考えてみると、それほど簡単なものではないことに気づきます。特に会話があまりなかった家庭、建設的な人間関係など望むべくもない家庭で育った人にとってはなおさらです。本書では、心地よい人間関係の作り方を練習します。その方法を学ぶことによって、あなたは、ついしてしまっている不健全なコミュニケーションをやめることができ、相手と自分、双方が心地よく一緒にいられる技術を身につけることができます。


過去のトラウマにプラスの意味をつけ、学び、成長していく方法とは?

歴史上の偉人と呼ばれる人の生い立ちをみてみると、大変な人生を乗り越えてきた人であることが多いものです。不健全な家族で育ったとしても、その経験から学び、新しい人生の流れを作っていくことができます。虐待を受けたり、不健全な関わり方を受けて、大きな心の傷を負ったあなたは、それだけ、大きく成長できる可能性をもっていると言えます。過去のトラウマにプラスの意味をつけ、学び、成長していく方法を学ぶことによって、他人の痛みに共感することができ、自分の経験をもとに、他人に貢献することもできるでしょう。


自分のなりたい姿、わくわくすること、行きたい方向性を見つける方法とは?

自分の方向性、やりたいこと、ゴール、満足することを自分自身が知っておくと、たとえ、「よい話」をもちかけられたとしても「それは自分の行きたい方向性とは違う」と判断ができるので、軸がぶれずに、簡単にだまされるということも起きません。方向性がはっきりしていればいるほど、目の前にある情報がいきたい方向に自分がいくことにとって、役立つかどうかを判断できるので、よりスムースに、自分がなりたい姿に近づくことができます。













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クロックチャート 緑内障

緑内障による視野の欠けは、クロックチャートを回してチェック!

2009/10/14(水) No.M008949

ファイザー株式会社は10月18日より、日本人の40歳以上の20人に1人が罹患しているといわれる緑内障の啓発活動として、その主な症状である視野欠損のチェックツール「クロックチャート」を新聞展開すると発表した。「クロックチャート」は、近畿大学医学部眼科学教室教授 松本長太氏により開発されたもので、真ん中の赤い点を片眼で見つめたままチャートを回し、周りの生き物が消えるかどうかで視野の欠けをチェックする。

緑内障は、日本における中途失明原因の第1位であり、なかでも、眼圧が正常であるにも関わらず視野が欠けていくタイプの「正常眼圧緑内障」は全体の約7割を占めている。

同社は、より多くの人に緑内障による視野欠損への意識を高めてもらうため、視野欠損のチェックツール「クロックチャート」を新聞広告として掲載するとのこと。同時に、40歳を過ぎたら年に一度は眼科専門医で定期的に検査を受けてほしいとしている。また同社はキャンペーンの一環として、年内にクロックチャートプレゼントキャンペーンも実施する予定だという。



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Baidu Type 日本語入力システム

http://type.baidu.jp/

googleに続いて

携帯の変換を Webページの情報を取り込みつつ ということらしい


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感情のエレベータ理論

デパートでも電気量販店でもいいけれど、
エレベータで移動するとき、
扉が開くとまったく違う景色が広がることがあり驚かされる。

人間は体験を脳の中に収納する時、
分類記号として、感情のインデックスをつけるのではないかと思う。
感情インデックスの種類は、
その人の成長に従って、分類し直され、細分化され、あるいは統合される。

人間の体験の記憶全体をデパートと考える。
体験には、「楽しい」「悲しい」「悔しい」「秘密のドキドキ」などの感情インデックスがつけられる。
感情インデックスの最初は、「快」「不快」の二種なのだろう。
成長するにつれて、複雑になり、細分化される。
例えば、「悲しい」も、清々しさを含むものや、悔しさにつながるもの、恨みと直結するものまで、さまざまになる。
子供の頃であれば、たとえば10階建てのデパートに体験を分類収納するようなものだろう。

そのような体験デパートを、人は新しい体験をした時に、
エレベータに乗って、移動していく。
「悲しみ」の時には、悲しみの階でエレベータが停止して、
昔の『悲しみ』と再度対面し、今回の悲しみについて、想いを深める。
その階には、見渡す限りの、「悲しみ」が貯蔵されているのだ。

こんな具合であるから、
快感を感じている時には、過去の快感体験が次々に思い出される。
うつの時にはうつ場面が次々に回想される。
それは脳における「うつ」の体験貯蔵地区が活性化され、
再体験されるからだ。
しばらく忘れていた『うつ』を再度経験することで、
いま対面している『うつ』とどう付き合えばよいか、考える参考となるはずだ。
従って、「うつ場面連続想起」が起こる。

成長するとは、
感情インデックスが細分化され、
同時に、
ひとつの体験について、複数の感情インデックスをつけることができるようになる。
例えば、野球の試合で負けた時にも、
「悔しい」「悲しい」と同時に、「スポーツマンシップの心地よさ」「一体化の快感」など、別の面の感情も意識できるようになる。

人間のひとつの体験は、感情としても多面体であるということになる。
上から見ても横から見ても怒りのみ、といったことは少なくなり、
一面では赤であり、他面では青であり、別の面からは、海の色、そんな感じになる。
成熟してくると、ばかばかしい断言は少なくなるものだ。
時と場合、立場や事情によって、感情には違いがあるのだと知るようになる。

達人になれば、
悲しい時にだけ悲しみの貯蔵庫にアプローチするだけではなく、
自分の感情をコントロールして、
いろいろな部屋へのアクセスができるようになる。
それは一般には成熟である。
職業的に必要な人もいて、例えば、俳優である。悲しくなくても、全身が悲しみの表出をするように、制御する。
人の話を聴く人もそうで、目の前にいる相談者の感情に同調させて、そのあたりの体験を掘り起こす。
その上で、相談者の感情インデックスの細分化や精密化に手助けできるかどうか、
試みる。

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ネット社会の万能感

ネット社会で空想的な万能感が肥大していると指摘されている。
確かにそういう傾向だとは思うが、
万能感なのだろうかと疑問には思う。

クリック一発でいろいろな欲求が満たされる
便利なネット社会である。
あるいは自分が出会いたい言葉、画像、人間に、
しばらく何かしているとたどり着ける、
昔ならできなかったことができるようになった
画期的なネット社会である。

しかしそれを使っていて
万能感と実感したことはない。

当たり前にできるはずのことができているだけで
万能と感じるはずもない

omnipotencyというような言葉なのであるが
皆さんは万能感などを感じているだろうか。

ひとつの呪文で現実のあらゆることが解決する、
呪術的思考というものは昔から根強くあり、
宗教的思考の一部はそのようなものを取り入れている
儀式もそのような形式の一部だろう

しかしコンピュータがそのような意味での万能感を提供してくれているとも思わない
ゲームの中では何か実現できるのかもしれないが
万能のスイッチがあれば当たり前に起こることが起こるだけだ

有能感は増大しているだろうか
それも怪しい
誰にでもできることができても
自分を有能だとは思わないだろう
他人と比較するから有能感が生じるのだろう

世代間での差はあるかもしれない
ネット社会のある部分で流通している情報に親は疎いかもしれない
当然疎いだろう
そんな時、親よりも自分は優れていると思うだろう
そしてその反映で親は劣等感を感じ
そのことを最近の若い人は空想的な万能感を抱いていると
表現してしまうのかもしれない

正確に言うと
親が持っている情報とは違う
しばしば役に立たない間違った情報で
子供だけが知っている情報があり
それを知っている自分を
間違って有能だと思い込んでいる事態であり
たとえば間違ったダイエット法などがある

子供が親の言うことを聞かず
悪い仲間の情報に支配されることは
昔からあったことで
新しいことではない
しかしこのように大規模に徹底的に起こったこともないはずである

しかしながら
ネットは食べ物をくれないし生活費をくれないのだから
親の優位は決定的なのだけれど
それをありがたいと思わずに
生きていける現代の便利生活が
実際本当にありがたいもので
子供が多少変な具合になっていても
親としてももう昔には戻れないのだろう

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人の目を見て話すこと

人の目を見て話しなさいとよく言われる。

そのせいで対人恐怖症になったりもする。

携帯やネットで暮らしているならば人の目を見ることもない生活である。

人の目は言葉以外の情報を多く含んでいるからだ。
ネット上の情報は人間の発する情報の重要な、しかし一部分だけを急拡大したものである。

視線恐怖という言葉があり、
他人の視線が気になって仕方がないという場合である。
自分の視線が人に不快感を与えているという場合もある。

目と目で通じ合うとすればすごく面倒だと感じるのは
すでにネット社会に汚染されているのだろう。

視線を恐怖して、引きこもるのであるが、さらに進んで、
活字として表示されている言葉の微妙な部分に反応するくらい過敏になっている。

*****
風呂や洗濯の習慣という下部構造が人間の清潔に対する意識を決める
不潔に対する鈍感さを決める。

同様に他人の視線や他人の言葉との接触の度合いが
認容性を決定しているとも言える。

いいやつなんだけど誤解されているという場合は多いものだ。



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恋人に会えない淋しさを慰める為に、いろいろなこと

解説によれば、万葉集においては、
恋人に会えない淋しさを慰める為に、いろいろなことをしている。

どんなこと?

例えば野山を遊び歩いたり、
花を植えたり、
恋人ゆかりの地へ行ってみたり。
しかしなぐさめる為にする行為は結局はなぐさめにならない。
恋人に会うこと以外に淋しさは解消されないのである。
なんて解説にある。

まさか。そうかな?10代ならば、そうかな。
これじゃ高校の教科書だな。
わたしなら、異性に逢うこと以外にたくさん淋しさ解消がある。
異性はむしろ煩わしい。愚かで幼くて貪欲である。
わたしの美しさにしか興味がない(!)。

万葉の時代はあまり楽しみがなかっただろうし、
時代を経て残るのは、
こうした感情なのだろうけれど、
また、説明しやすいし、高校生や大学生向けに説明しておけば、
マーケットで価値が出るのだろうけれど、
いつまでも高校生の性欲やどきどきが続くものでもない。

・・・わが恋ふる 一重の一重も 慰もる 情もありやと 吾妹子が
止まず出で見し 軽の市に・・・              人麻呂 2-207

・・・ここ思へば 胸こそ痛き そこ故に 情和ぐやと 高円の
野にも山にも うち行きて 遊び歩けど          家持  8-1629

・・・酒宴 遊び慰ぐれど 射水川 雪消溢りて 逝く水の
いやましにのみ・・                  家持   18-4116

・・・見るごとに 心和ぎむと 繁山の 谿辺に生ふる 山吹を・・・家持   19-4185

恋繁み慰めかねてひぐらしの鳴く島陰に廬するかも              15-3620



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レズビアン夫婦の子ども

レズビアンの夫婦がその両者の遺伝的な子どもを持つことは可能である。

男性同士の場合も可能である。

法律的にどうであっても、技術的に可能であるから、存在してしまうだろう。

そのような未来しか人類にはないだろうと思う。

それが悪いかどうかといえば、面倒なだけで、善悪の話ではないだろうと思う。

注文にあわない子どもだと業者が訴えられたときの法律はできて、また警察や弁護士の仕事が増えるだろう。

ーー
子育て支援金の支給と遺伝子操作支援金の間には大きな差があるが

質的な差かどうかはよく分からない

国家が子どもを必要としている限り、法律はどうとでも作ることができる

ーー
隣国は大々的に遺伝子操作を始めたから我々もやりましょうというキャンペーンにどう対処するのかは謎だ。

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『強いられる死 自殺者三万人超の実相』 角川学芸出版

自殺とは、社会的に『強いられる死』である
~この異常事態、放置していいのか

『強いられる死 自殺者三万人超の実相』 斎藤貴男著、角川学芸出版、1500円(税抜き)
 日本での年間自殺者数は10年連続で3万人を超えている。警察庁の統計資料をみると、1978年から97年までの20年間は、年間2万~2万5000人前後で推移してきた。だが98年に3万人を突破して以来、3万人を割ったことがない。2008年の自殺者数は3万2249人に達する。これは、同年の交通事故による死亡者数5155人と比べると、実に6倍以上もの数字である。

 昨年末からの経済の落ち込みを鑑みるにこの先、自ら命を絶つ人の数が減っていくとは到底思えない。しかもここ最近、自殺者の増加を肌で感じるようになった。「人身事故」の多さである。

 人身事故の原因は多くがホームや踏み切りからの飛び込み自殺だという。私は仕事柄、通勤電車にはほとんど乗らない。電車に乗らない日も週のうち1日や2日ある。そんな出不精な私でもここのところ、月に1度くらいは必ず「人身事故のため電車が遅れております」というアナウンスを耳にしている。以前はそれほど多くはなかったと記憶しているが、最近は「またか」と思ってしまうくらいだ。よくよく考えると、これはかなり異常な事態なのではないか。

「働く人々の自殺」の共通項

 本書は自殺増加の実態を明らかにすべく、自殺の名所や自殺未遂者、自殺で家族を失った遺族、自殺予防の活動を続ける人々を取材してまとめたものだ。著者は、これまで社会、経済、教育といったあらゆる分野において、権力ある者に対し牙を剥いてきたジャーナリストである。だが本書に関していえば、いつもの著者ならではの鼻息の荒さはやや陰をひそめている。

 それもそのはず、著者はあとがきで〈仕事を引き受けたことをこれほど後悔したのは初めてだった〉と告白している。

〈自殺した人の遺族に取材した経験がないわけではなかったし、対象にのめり込むタイプでもないので大丈夫だと判断して了解したのが、ややあって実際に取り組み始めたら、苦しくてたまらなくなった。(中略)そんなふうだったせいもあり、取り上げるつもりで叶わなかった分野がいくつも残った。高齢者の孤独に耐えかねての自殺や、就職あるいは結婚で差別された人々の自殺、外国人労働者の自殺などだが、第七章までを書いたところで力尽きた〉

 畢竟、本書は「働く人々の自殺」に絞られている。いじめ自殺など、若年層の自殺にもふれてはいるが、20代後半~60代くらいまでが主だ。過労やパワハラによる自殺、多重債務を抱えた末の自殺、経営に行き詰まった中小企業経営者の自殺。郵政民営化にともなって郵便局員の間で自殺が増えたことや、自衛隊で自殺が多発している実態など、本書で初めて知った事実も多い。

 大阪府の茨木郵便局で集配係の班長をしていた稲積久男さんは2005年の10月、社宅の10階から飛び降りて亡くなった。享年56歳。勤続35年、部下たちの信頼も厚かった。コツコツと働いてきた久男さんの生活が一変したのは、班長に就任した2003年以降のこと。ちょうど同じ頃、郵政事業庁は日本郵政公社へと姿を変えた。

 成果主義に基づく人事制度が導入され、久男さんは帰宅時間が極端に遅くなる。そして、心身ともに疲労困憊した久男さんは退職を決意し、届けを出した日の夜に悲劇は起きた。死後、久男さんが人員削減のターゲットにされ、仕事の能力についてはもちろん、服装などの細かい点に至るまで上司から厳しい叱責を受けていたことが発覚する。しかも、当の上司は職場で久男さんの死を「病死」だと説明していたという。

 上記は本書に登場するほんの一例だ。とはいえ著者が〈過労や職場でのいじめ、とりわけ上司によるパワハラ(パワー・ハラスメント)などが重なってうつ病に陥り、そのまま……というケースが急増しているようだ〉と指摘するように、職場環境が原因で自殺に至る人々の姿は大なり小なり似通っている。さらに言えば、長時間労働を強いた会社側の人間やパワハラを働いた上司の多くが単なる一つの出来事として自殺を受け流し、遺族の悲しみをさらに刺激するところまでそっくりだ。

 似たようなケースが多発している現在、もはや自殺は「個人の資質によるもの」とは言えず、「社会的に強いられた死」なのではないか――それが、いくつもの事例を通じて本書が訴えたかったことだ。

予防策はまだ始まったばかり

 事実、社会全体で予防に取り組むことによって自殺は減少することが明らかになっている。

 1990年に人口10万人あたりの自殺者が30人を超えていたフィンランドでは、国をあげて医療機関と地域コミュニティの両方向から自殺対策のネットワークを構築した結果、2004年には20.3人にまで減らしている(WHOの統計)。同じ04年の日本の自殺率は24人である。フィンランドをはじめとする自殺予防の取り組みについては、精神科医・高橋祥友による『自殺予防』(岩波新書)が詳しい。

 本書にも、自殺の名所で自主的にパトロールを始めた人や、自ら自殺を考えた体験をもとに相談窓口を開設した人など、草の根で活動する人々が随所に登場する。そのうちの一人、NPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」の代表・清水康之氏は、

〈自殺に追い込まれていく人々は、いくつもの要因を抱えているにもかかわらず、各要因に対応する支援策にたどり着くまでのコストが非常にかかる。精神科に行って、弁護士事務所に行って、行政の窓口に行ってと、自分が抱える問題を自分自身で分析しつつ、いちいち手続きをしなければならない〉

 と現状の問題点を指摘し、専門家同士の支援の連携、地域の特性にあった連携の仕組みづくりが急務だと訴える。

 2006年「自殺基本対策法」施行、07年「自殺総合対策大綱」策定。国全体での取り組みは、いままさに始まったばかりである。著者はこれらの具体性や実効性について判断を留保しているものの、自殺対策が社会全体の問題として認識されたことに対し一筋の光を見い出している。

 前述の『自殺予防』では、自殺は自由意志に基づいて選ばれたものではなく、「自分に残された選択肢は自殺しかない」と視野狭窄に陥ったすえの「強制された死」だと説く。そして、最後の瞬間まで人は「生きたい」という気持ちと「死にたい」という気持ちの間を激しく揺れ動いている、とも。

 死の淵まで追い詰められてしまった人の「生きたい」という気持ちに、社会はフックをかけられるのか。自殺者が毎年3万人以上もいるということは、自殺でかけがえのない人を失った人がその数倍、存在するということだ。そのことが、世の中に暗い影を落とさぬはずはない。本書の重たく、噛み締めるような筆運びは、事の重大さと、それゆえ避けては通れない厳しい現実をそのまま表わしている。




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恵比寿三越 おせちの準備

恵比寿三越地下でおせちの準備をした。
野菜の値段がいつもの1.5倍から2倍になっている。
おせち料理は少量でいいので、自分では作らず、
もらい物か買ったものですませる。
ないと気分が盛り上がらないが、
これだけで他はいらないというものでもなく、
一応用意するという感じだ。
でも、日本人だという感じはして、
さらに、2006年の年末だという感じもする。

今日はジョアンのパンがおいしそうに見えた。
いつもはメゾンカイザーなどのパンが好きなのだけれど。

客は結構たくさんいた。駐車場もかなり混んでいた。
子ども連れがいないので動きやすかった。
最近入った新しい見せもあり、実演販売していた。
新しい店といっても、あまり新奇なものは売れないし、
売れるものは見慣れたものだしで、難しい商売だと思う。

帰り道、目黒駅近くで、信号待ちをしていて自動車内から150円珈琲を見つける。
この立地でこの値段で珈琲屋を維持できるのか。その秘訣は何か。気になる。

恵比寿三越では一風堂とか、恵比寿あたりの人気ラーメン店の企画した商品が入っていた。店に行って食べる方がおいしいと判断して買わなかった。
また、インスタント麺も入っていて、サッポロラーメンが二種類、カップ麺ではどん兵衛とカップヌードルが入っていた記憶がある。

もう食べたいものといって特にないのだが、そばを何種類か購入。わたしはそばのつゆは不要だと思うので、そばだけを食べる。味気ないという人もあるが、そばだけでおいしい。
そのようなそばに慣れると、こんどは、そばつゆでそばの味が消えてしまい、驚く。
私たちは何を食べているのか。せっかくそばを食べているのに、つゆの味しかいないなんて、倒錯しているのである。

例えば、そばでも、うどんでも、そうめんでも、さらにはスパゲッティでも、ゆで加減を見る時に味見すると思う。その時の味をおいしいと思いませんか?私はそれだけを食べたい。

値段の比較でいえば、日本橋高島屋などが比較的安いようだ。

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