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期限切れレトルト

棚の奥を探してみたら
すっかり忘れていたレトルトがいくつも出てきた
賞味期限が切れている

もうこんなに時間が経ったのかと思う
年をとるにつれて時計が止まるようだ


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救済

救済の日を願って悪いはずはない

それが現世でかなわないなら来世でもと思っても無理はない

救済の日


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カウンセリング観について

映画「叫」のなかで

「カウンセリングでも受けてみないか?」
「俺が?」
「いや、みんな受けてるんだ。俺もこの間行ってきた。ただ愚痴を聞いてもらうだけだ。すっきりするぞ。」


ーー
映画「とらさん」のなかで

「みんな話しちまいなよ、すっきりするよ」


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幸せになりたかった。ただそれだけを願っていた。

幸せになりたかった。ただそれだけを願っていた。
副題がついている本のタイトルが「悪人」である。

いいところをついている。

ーー
幸せになりたくて生きているといえば
「幸せ」という部分にトートロジー的な部分をすでに含んでいるので
難しい

何が幸せかといわれて
それぞれの幸せがあるのであって
目指すもの、なりたいものを幸せといっているだけなのだろうから
幸せになりたくて生きているとはそうに違いなくて
しかし何も語っていないことにはなる

ーー
ある男性はこんなことを語る

僕は人並みに幸せになりたいだけなんです
人並み以下でいいんですよ
ただ少しだけ自分も幸せの端っこにいて生きているなあと
生まれてきて少しは幸せもあったなあと
その程度は幸せになりたいんです

もちろん、生まれてきたありがたさとか
これまでも、いまも、生かされているありがたさとか、
それは大きな幸せで、そこを大きく取り上げると、あとはどうでもいいようなものなんですが

悲しいことに
やはり世間並みということも考えます
一緒に生きていくパートナーがいたらいいだろうなと思います
夕食の時に一日のあれこれを話したり聞いたりできたらいいだろうなと思います
誕生日を祝ったりクリスマスを世間並みに祝ったりもしたいわけです

もちろんそのためにしなくてはいけないこともあります
経済的なこともあるし
気を遣ったり、自分の側で我慢したり、
そんなことと総合して、まだ幸せが残るだろうかといえば、たぶん少しは残るのじゃないかと思うんです
やってみたいんですよ
わたしなりに

残念なことに今まで誰をも結局のところ幸せにしていません
みんなそれぞれ不幸せになってたわしから離れていった
それだけの人生なんです
たったそれだけで人生のアウトラインが表現できてしまうんです

どうしてなんでしょう
一時的な強烈な幸福はある
しかし持続的な静かな幸福がない
そういえばいいのか

そのような持続的で静かな幸福に私は向かないんでしょうか
何が欠けているのか
何が過剰なのか
考え続けていますが
よく分かりません

とにかく私の近くには幸福な団らんはないんです

ーー
白菜をゆでて
ポン酢で食べる、
それでどうでしょう?


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「言葉で治療する」鎌田實

医師・看護師の言葉しだいで、治療の日々が天国にも地獄にもなる

というサブタイトルの本である

ーー
実際にこれは重大な問題で、二つの局面に分けて考えることができる。

一つは、普通に考えられるように、
医療従事者は特別の配慮をもって医療に当たり、患者さんの身体のケアと同時に心のケアをするというものだ

同じ薬でもどのお医者さんに処方してもらうかで効果が違う

そのことが分かっているから
治験計画では無作為割り付け二重盲検 randomized controlled trial , double blind などが施行される

治療者がどう思っているかが治療に影響を与えるのである。

ーー
ここまでは医学部で共通に学ぶべき事柄である。

しかし
二つ目の要素である、
医師・看護師の言葉を誤解して、治療の日々が地獄になるケースをどのように
解決するかは精神科的な要素が強くなる

もちろん、「そんなつもりではなかったのに誤解された」ということが起こらないように
多重の配慮が必要なのであるが
それでもうまくいかないケースはたくさんある

その場合の分析と対処が必要になる

ーー
人間は、弱っているときには、やはり悲観的になりやすいし、被害的にもなりやすい。
そのことを踏まえた上で、対応が必要なのであるが、完全な対処法があるわけでもない。

たとえば高級宝石店でも行き違いは起こるし
高級レストランでもクレームは発生している

ーー
そんなわけで、
言葉で治療する というタイトルも、
二つの局面に分けられる

一つは治療者の配慮と熱意が患者にも伝わり、それが治療に本質的に重要であるという
プラクティカルでもあり、道徳の本でもあるような側面

もう一つは、「地獄」がどのようにして発生するのか、研究する側面である。

ーー
強い磁石は強い反発も生むものであって
薄く親切な程度が一番人気が出るだろうと思う

この種の本の読者は癒されたくて読むのであるから
それ以上の余計なことは書いてはいけないのだろうと思う


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ていねいなおかず

朝日新聞で連載のおかず100選が本になって
タイトルが
「ていねいなおかず」

いいことだ
たぶん、自分が本当は何を食べているのか分からないままで
食事をしている人が多いのだと思う

「一日を丁寧に生きる」


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土浦9人殺傷死刑判決水戸地裁・責任能力認める

新聞によれば
裁判長「死刑になろうと無差別に殺害した犯罪史上まれな凶悪重大事件だ。
構成の可能性は極めて乏しく、死刑はやむを得ない。」

弁護側は「犯行当時、心神耗弱だった」として死刑回避を主張。

精神鑑定結果は、「人格障害による性格の偏りはあるが、精神障害にはあたらない」とした。

「被告の自尊心を満足させる生き甲斐が見つからないのは無気力が背景にあり、
人格障害が相当程度影響しているが、自分の行動や善悪を認識できている」と、完全責任能力があったと結論。

無差別殺傷は、「きわめて残忍、悪質で、思いとどまることなく犯行に及んでおり、計画的だ」と指摘。

「人生がつまらなく感じたのは、被告が努力しなかった自業自得とも言うべきもので、身勝手きわまりない。」

「人の気持ちを理解するのは基本的なことだ。なぜ他人を考える余裕がないのかを考えて欲しい」と判決言い渡しのあと、裁判長は被告に語りかけた。

ーー
高校時代から人生に生き甲斐を感じないので自殺したいと思うようになった
引きこもってゲームにふける生活
つまらない毎日と決別するため具体的に自殺を考えたが、痛い思いをするだけで確実に死ぬことができるかどうか分からないと自殺を諦め、それほど苦しまずに死ぬ手段として、死刑になろうと考えた。

ーー
死刑になることを目的として、死刑に相当するような犯罪を実行したというケースなのであるが、
この場合、刑罰はどのような意味を持つのだろうかという点が問題になる。
犯罪者個人のことを別にして、社会保全の観点から見れば、やはり、ふさわしい刑罰を用意して、実行することが
いいのだろう。大多数の思考回路にとっては、それが抑止力になるからだ。

しかし犯罪者個人の内部ではそれはむしろ計画したとおりの報酬である。
それをそのまま、司法が提供するのである。これはこの個人の場合には抑止力として作用しない。

ーー
もっと軽度な犯罪の利用としては、軽犯罪の累犯をしてしばらく刑務所で暮らしたいという人もいる。
そのことで犯罪者は目的を達成しているわけだ。

ーー
このような場合でも、死刑になりたいとか、刑務所で暮らしたいとかの希望を抱くこと自体が、
一般通念としては共感しがたいわけで、
しかしそれを心神耗弱とするのか、性格の偏りとするのか、思考・推論の偏奇とするのか、
顕微鏡上の構造の変異を提示できない以上、
裁判官の社会通念で語ることになってしまうだろう。

それはそれで特段大問題でもないと思うが、
一応そのような背景はあることになる。



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わあ、風がきれい

新聞で
盲学校を取材したとき、子供が外に飛び出して、
「わあ、風がきれい」と叫んだ。

ーーーーー
雪の降る北国に住んでいると
冬の間は高校生は歩いて通学している
春になって雪が溶けて
自転車通学できるようになる
そのときの空気のおいしさは格別だった
なんという祝福に満ちていたことだろう

思い起こせば
人生にはいくつもの祝福もあるのだ

ーー
一方、祝福ばかりではない面も確かにある。
それは確かにあるのだ。

たとえば私は今まで誰を幸せにしてきたか。
そう自問して、ため息をつく。

無論、幸せになるならないは、神の決めることかもしれないし、
本人に責任の一部があるのかもしれない。
しかしまた関わっている自分にも責任の一部はないわけではないだろう。

過剰な自責は正確な認識ではないと思うが、
別の運命も可能だったのではないかと考えるとき
つらさもある。

また別の面から考えると
私の側の人生も翻弄されていたことになる。

当時はよく見えなかったものも、今ならば少し整理をしつつ、見通しを得ることもできるのだ。

あのときが翻弄され始めたときだったのだと思わないでもない。

ーー
そしてまたいまも子供たちは無邪気に「わあ。風がきれい」「空気がつぶつぶしてておいしいよ」などと叫ぶだろう。
そのとき運命の歯車は少しだけ回っているのだ。


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「はと山の一夜」

朝日、素粒子欄で、交響詩「はと山の一夜
次々に官邸に押し寄せる魔物たち。

また、交響詩「カンジチョウかく語りき」

いったい、今自分がどんな時代を生きているのか分からない気分になる

マイケル・ジャクソンが死んだあたりに、
鳩山氏の架空名義献金問題があり、
政治風刺漫画で、鳩山氏を中心に
スリラーを踊っている絵があった。
印象に残る傑作。


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Diane Birch

Diane Birch
アメリカの新しい歌手
いつでも時代の歌があるものだ


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映画「慕情」のジェニファー・ジョーンズ死去

90歳だったとのこと。
いい映画でしたよね。


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アンジェイ・ワイダ監督「カティンの森」

ソ連軍がポーランドで行った虐殺。
アンジェイ・ワイダが「まだ」映画を作っている。
現役なのだ。


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教職と自衛隊の自殺率

教職と自衛隊の自殺率が高いらしいことが新聞に出ている
大変らしい
あんまりがんばらないでおこうね


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貧困ビジネス脱税容疑

朝日新聞29日朝刊
貧困ビジネス脱税容疑と出ている

首都圏を中心に生活保護受給者らに宿泊施設を提供する「無料低額宿泊所」を
運営する個人事業者ら3人が数年間で約5億円の脱税の疑いがあり、
名古屋国税局が告発方針を固めた。
路上生活者らから生活保護費を吸い上げる「貧困ビジネス」が社会問題化する中で、
脱税の実態が明らかになるのは初めて。

数カ所の宿泊所からスタートして、
7年後には21カ所を運営、2千人が入居、年商20億円、業界2位。

経営者は脱税で得た資金で知人女性に家を贈ったとされる。評価額は約2億円。
経営者は自分自身も以前は大阪・西成のあいりん地区や東京・山谷で日雇いの仕事に従事していたという。

「労働者の中からボスが生まれ、
仲間から日給をピンハネする。
弱者がさらに弱者から搾取する風景を目の当たりにして、
弱いものを救いたいという気持ちを持ち続けてきた」
と取材に話している。
それが今は生活保護費で暮らす人々から多くの金を集める側に回っている。

生活保護を受けている入居者は毎月12万円前後支給されている。
そのなかから家賃と食費として9万円を集める。

ーー
家賃と食費で9万円か。
一日で3千円。

ーー
同じ紙面に横浜インターコンチネンタルホテルで52人、ノロウィルスで食中毒と出ている。
ホテルで披露宴と宴会。

ーー
学校の先生として生徒さんの面倒を見るのでもいいし
看護婦さんの集団の面倒でもいいし
あとほかに何でもいいのだけれど
集団の面倒を見る立場に一度なってみれば
人間というものが
どういうものか分かってくるのだと思う

分からない方が幸せだけれど


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