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寒冷と進化圧力

2010年3月25日
桜の開花宣言もあったというのに
東京は冷たい雨

吐く息が白くなるくらいと
テレビで言っていた

温暖化していると言われていても
東京も結構寒い
昔は暖房設備も貧弱だっただろうし
人間は我慢強いものだったと思う

ふすまで仕切られた家で
どうして我慢できたのだろう

現在の高度な文明地域を見ると
どちらかと言えば寒い地域が多い
なぜなのかと考える

苦労しなくても食料が手に入り
子どもも育てやすくて快適な地域で
もっと富の蓄積が進行してもよかったはずだけれど
現実はそうなってはいない

むしろ生存に不利な状況で
人類は進歩を遂げたように思われる

蓄積の衝動が強かったような気もする

ーー
進化論の方面で言えば
適度に不利な状況があった方が進化の圧力が高くなり
生物は変化するものなのだろう

ーー
個人的推測としては
寒い地域の人たちは
気道感染症にかかりやすく
その原因となるウィルスが人類の進化を促進してきたのではないかと思う

だから完全にいつも寒くて
寒さに適応してしまった民族でもなく
いつも温かくて温かさに適応してしまった民族でもなく

気候変動があって
適応しきれないうちにウィルス性の気道感染症にかかる民族が
進化の速度が速かったのではないかと思う

ウィルス感染があるとその一部は
精子の遺伝子に組み込まれて
進化を促進するという
きわめて単純で短絡的な考え方である

そのためには
免疫系と精巣血液関門(BTB)が連動していると考える。
オスが主に変化の主体となっている。
メスは生まれたときから持っている卵子を大切にする。

ーー
別の推定としては
温かい地域では他の生物も生きやすいので人類だけが快適というわけにはいかない
寒冷地の方が大きな脳を持った人類の適応余地が大きかったと言えるのかもしれない

人類だけで言えば温かい方が快適だけれど
他の生物との競合を考えると
寒冷地の方が相対的に人類に有利なのかもしれない

ーー
また、別の推定では、人類の最大の敵は当然人類なので
競合するとしてもっとも脅威なのはやはり人類である

その場合、相手を完全に絶滅させやすいのは寒冷地域かもしれない
温暖な地域だと命からがら
鎌倉から平泉に逃げることだってできる
ロシアだとそうはいかなくて
圧勝か絶滅かになり
そうなるとわずかの力の差が拡大されて
絶大な権力につながる

それが高度な文明につながったかもしれない



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学問と個人生活

人間の営みで不思議だと思うことがあって
それはたとえば
物理学とか工学の人たちは
昔の人にはとてもできないような高度な仕事をしているのに
家に帰って
昔の人と同じようなことで喧嘩をしたり悩んだり
本を読めば
非常にくだらない小説とか
つまらない哲学とかを読んでいるし
テレビや映画では筋立ては相変わらずのばかばかしいものが多い事だ

この深刻な格差が面白い

学問は人類を通じての加算になるのに対して
個人の成長はひとり限りとなるからなのだろう




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ウルトラマンワールドヒーロー最強バトル

http://www.youtube.com/watch?v=rycFViy7DLY&NR=1&feature=fvwp

八岐大蛇(やまたのおろち)とすさのお、くしなだ
などのお話とよく重なり合う感じがする




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陰性と陽性

陰性症状と陽性症状については
しばしば言及していて
今さらの感じはあるけれど
もう少し

統合失調症で
普通ならないはずのものがあることを陽性症状と言って
幻覚・妄想なんて言っている

普通ならあるはずのものがない場合は陰性症状と言って
感情の平板化とか意欲減退とかそんなことを言っている

ーーー
でもたとえば
躁うつ病の場合にも言えるのかなと考えてみると
少し考えて
もちろん躁病が過剰で
うつ病が不足のように思われるわけだけれど

自殺したいという気持ちは
何かの不足なのか過剰なのか

自殺したい気持ちの過剰や悲観的考えの過剰だと言えるし
生きる意欲や将来への希望が不足とも言える

そんな話は言語の習慣でしかない

サンスクリット語では
「非在が存在する」というような語法をよく使うと
中村元先生に教えてもらった覚えがある

存在するとは非在の不足なのである

ーーー
統合失調症ならば
ドパミンが多すぎるのと少なすぎるのとで
陽性症状と陰性症状に振り分けたい気がするのだけれど
どうか?もちろんとても怪しい

でも、一応話のつじつまは合うので
個人的にはよく使っている

潜在的にドパミンへの過敏性があると仮定して
陰性症状主体の生育歴を説明し
思春期でドパミン過剰になって陽性症状が出現し
その時期が終わると
長い陰性症状が残るという説明

躁うつ病になると躁病がセロトニンの過剰だというわけでもないので
セロトニンの多い少ないだけで
何か結論できるわけでもない

統合失調症はドパミンでうつ病はセロトニンで躁病については何も言わないというのは
最近の話で
またすぐに変わるだろう

脳イメージングで血流やグルコース代謝で何か結論を言いたいようだけれど
それが原因なのか結果なのかも分からない

なにしろ脳の中ではドパミンとセロトニンは独立しているのではない
東横線に乗っているつもりが途中から日比谷線になっていたみたいなもので
日比谷線が事故を起こすと東横線も停まってしまう

ーーー
すごくレベルを落としてたとえ話をすると
男性にあるはずのものがないのが女性で
だから男性は陽性で女性は陰性だと言ったとすると
そういうとらえ方ができないわけではないけれど
あまりに一面的すぎてほとんど意味がない
言語の習慣に過ぎないことが分かる

陽根、女陰と言ったりする

ーーー
しかしまた
現在目の前にある症状が
何かの不在で、何かの過剰であると、見極めるのは大変有用である
ジャクソニスムでいえば
脳の欠損はその部分の機能欠落を生じ、さらには
その下位部分の機能過剰を生じる

これは実に頭のいい考え方で好きなのだが
難しい

ーーー
物事を極端に簡単にして説明する仕方として
陰陽の説は昔からあって
中国でこの言葉を使っていた
3とか5とかもよく使われる

血液型は本質的には2なのだけれど
その組み合わせで4になる

漢方で虚実とか証を言うときも
二分法で細分化していく

なんのことはない
脳の都合をぶちまけているに過ぎないようだ

ーーー
デジタルの時代によく合うのだろう

ーー



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