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甘く匂うよ黒髪が

事務仕事をしながらFMを聞いていました

舟木一夫の「高校三年生」を聞いたら歌詞の中に

ぼくらフォークダンスの手を取れば
甘く匂うよ黒髪が

という一節があり
昔の人は偉いものだと思う

いまはシャンプーの匂いしかしないでしょう


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電動歯ブラシ

電動歯ブラシやジェット水流歯磨きも使ってみるが
昔からの普通の歯ブラシの方が
いいと思う

食べたらすぐに磨くのがやはり一番大事



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記憶の島

うっかりなれなれしく話していると
あの時はそうじゃなかった
そんなに簡単に忘れる程度なのか
と言われて
たじろぎ

取り繕うために
人間の記憶は
海に沈んだ山脈のようなもので
昔のことはすべて確かに存在しているのだが
多くは海底に沈み
特に年をとると大半が海面よりも下になり
ところどころしか海上に出いてなくなり
しかも
出ているところも本当に意味があるというよりも何かの偶然で
意味もなく残ったものなのだと
解説を加え

こんなこと話しても意味のないことだ
こんなことを話すために今こうしているのではないと
と一瞬思い

しかし意味のないことだと思ったことは意味のあることだと思い直したりする

私の場合はもうすぐすべてが海面下に沈むのだと
やや重々しく伝え

そうするともう手の届かなくなる人との最後の別れのように
狂おしさをみせ

記憶はところどころしか想起できないとしても
すべてはひとつながりのものなのだ

いやしかし意味のないことだ
思ってみたところで思いが深まるものでもないのだから

夜景の中で飛行機がゆっくりと移動している

海に沈んだままのマンモスの化石とかあるんだよねー
というと
くすぐったい顔をする

手の加えられていない
薄い産毛

今ここに存在するのは二人の人間ではなく
ひとつの行為だけである
動詞だけが存在している

二つの心ではなく
強くひかれ合い深く融合する一つになった心である



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つわりと自律神経失調症

パニック障害があって
いろいろな自律神経症状があった人が
妊娠してつわりの時期を過ぎて安定してきた

つわりの気持ち悪さと予期不安とかパニック発作とか自律神経発作とかの気持ち悪さを比較すると
どんな感じですかと言うと

あれこれいろいろあったけれど
中の一つに

つわりは
気持ち悪さの準備状態のようなもので
あと一ミリで吐き気になる
その「一歩手前」の状態が続くような気持ち悪さと言っていた

背中にたくさんの荷物をしょっているラクダ
限界まで積むと
あとわら一本で倒れてしまう限界点があるはず
っていう例え話があるけれど
それに近いかな
と聞くと

わたしは前世も含めてラクダの経験はないので
正確には言えないけれれど
近いような気がする
とのお返事


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強い学習

子供の歩き始めとか言葉のはじめとかを見ていると
やはりその時期に猛烈に脳は学習しているので
「脳の一部分が無条件に外部条件を転写する」ようだ

その時期は脳の成長ももちろんだがそれだけではなく
成長ホルモンとか性ホルモンが影響していいて
脳の可塑性が部分的に一気に高まるのだと思う

その時期に適切な情報を与えることが本質的に重要なのだろう

そのような
一緒に一度だけの学習のような、強い学習が、人生の違う時期に発生したら、
とても不安定な事になったり、とても天才的な事になったりするだろう

パニック障害の一部は「強い学習」が不適切な時期に起こっているのだと考えられる

その「強い学習」を戻すことが治療なのだけれど
いろいろな手がかりはあるものの決定打はない

ーー
比喩的に言えば
脳の回路が開いているから
学習もできるし治療もできるのだ

脳の回路が閉じている時に何をしても効果はない

ーー
脳の回路が開いたとしてどのように訂正すればいいのかは
一つの問題

しかしその前に
問題となっている脳の回路を開かせる方法が問題だ

別の言葉で言えば
その問題の脳回路を学習可能な状態にするテクニック
である

ーー
たとえば
少年野球の指導で
あれこれ細かいことを言わなくても
良いアドバイスは一言で打撃を変えるのだ

学習可能性と
ベストアドバイスの組み合わせ


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満ち足りて幸せな人

たとえば満ち足りて幸せな人が仕事をしたいと思うかといえば
疑問だ

文章労働者はお金が無くて締め切りがあって
どうしようもなくて何かを書く

いつでもいいですから
納得の行くものを書いてください
という場合にはだいたいは何もできない

締め切りがあるから
何かができる

こんな事情で
人類の最上の知性の大部分は完全に失われている

でしゃばって何かを書いたり表現したりするのは
欠如が甚だしいからだ

欠如がない場合をエレガントというが
その場合はたいてい何もしない

この国では
一流の芸術家がインスタントコーヒーをコマーシャルしていたり
一流芸術家がカレー・ルーのコマーシャルしていたり
まことに矛盾としか言いようのない現実がある


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Hyggeな味わい

もうちょっと太りたいなーと思っていた

過去20年と過去10年の平均を考えると最近は痩せすぎだ

ちょうどパン屋さんのアンデルセンがあったのでいろいろと買った

長時間発酵ブレッド、はちみつ、ジャムを三種、レトルトのスープ、くるみパン、チーズパン、
どれもHyggeな味わいらしい

ラベルを見ると
はちみつはHGKY
キャンベルジェリージャムといちじくジャムはHYGA
で株式会社の名前が異なっている

たしかに美味しくて
トーストして4枚くらい一気に食べた

こんなことは記憶にない

むかしは山崎のダブルソフトや伊勢丹クイーンズのホテルブレッドを好んで食べた
冷凍しておいて昼に一枚だけ食べた

「Hygge=ヒュッゲ」とは、デンマークの人が最も大切にする言葉で、
「人と人とのふれ合いから生まれる、暮らしの中の心地よい空間」という意味があるそうです。
とある


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欠如

人間が努力するのは
欠如を埋めるためである

欠如を感じない人は
努力をしない

人間はいつ努力をやめるのかと考えると
欠如を感じなくなった時だ

大きな達成をするのは
大きな欠如を感じていたからではないかと推定することができる

努力しない人は本質的に欠如を感じていないのだろうと推定される
するとそれはそれで幸せということになる

すでに幸せだから
努力しないとも言えそうだ

ーー
悪妻のおかげで生涯努力したなどと
妻への感謝を語る人がいる

どのレベルの冗談かは人と場合によるが
一面の真実だろう

ーー
よくできた優しい妻は
夫をだめにする
認知症になりやすいのはそんな夫だ

妻に不信感をいだき
たとえば預金通帳を妻に触らせず自分で管理するような夫は
常に緊張感の中で生きているので
物忘れもしにくい

幸せすぎると
電話番号などもいくつもあって、しかも覚えていなくても教えてくれて、
何も不自由を感じないので
やおはり早く脳の萎縮が始まる

とっても幸せな人がいろいろなことに関心をいだいくとか好奇心旺盛というのは極めて一部で
幸せな人は何もしなくなるものだ

何かの欠如が巨大だから
ゴルフまたはゲートボールまたはトライアスロンに夢中になる

不幸せだから頑張ると定理に出来そうで
頑張るうちにある程度幸せになるのだから
そう考えると人間の幸せもあまり違わないようだ

すでに幸せだとあまり頑張らない、しかし幸せである
不幸だとかなり頑張るから少し幸福を感じることができる

とっても幸せな人がとってもがんばるというのは原理的に考えにくい

たとえば
とっても幸せな王子様がなぜ頑張るかといえば
民衆の不幸を知って悲しみ、民衆の幸福の欠如を埋めるために努力するからだろう
あるいは隣の国の王子様と比較して欠如を感じるからだろう

人民のために頑張ると自分の幸福を分散するわけで
それは王子様の自己実現にとっては大変良いことだろうけれど
周囲の人にとっては大変な迷惑だ

幸福な王子という話があるが
自分のところの王様がいつまでも愚昧であってくれたらいいと周囲は思っているだろう


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事務屋・秘書室

会社で儲けを生み出していないのに
総務、人事、経理、秘書などの、つまりは事務屋が
社長になるのはおかしいのだと
設計とか営業とか、つまり現場系が言う

そうだなあと思っていたが
やはり事務屋が強い理由はあった

わたしは自分は事務が好きだと思っている
同じ書類を100枚、宛名だけ変えて書けと言われても、
好んでやると思う
いつでもどこでも工夫は出来るからだ

しかし年をとっていろいろと学習した

事務の仕事の一部分はファイルして整理整頓することだ
いつの何関係の書類と言われたら
すぐに出せるようにする

実はわたしは手元に書類を残さずに全部
税理士に流してしまう

だからいつまでたっても頭の中にフォルダが出来ない
そして今回、急に必要十分なファイル・フォルダを作れと言われて
何をいくつ作ればいいのかよく分からない

今の時代ならばPCのむ中を全文検索すればいいといわれそうだが
検索語彙が確定していないとそれもできない

検索語彙の確定はあらかじめカテゴリーが出来ていないと無理だ

また
例えば自分で作って相手に提出した書類などは
原本を提出したら、そのコピーは手元におかないとあとで話にならない

いままでは、あちらが事務の本業なのだから間違いなないだろうなどと思っていた
しかし向こうだってこちらを事務の本業と思っているわけで
そうなると
簡単なことだけれどやはり仕事したことはコピーとかスキャンとかで順番にファイルしておかないといけない

現場の人達は、そんなことは誰でもできる、事務屋に任せておけ、などと言いたがる
しかしやってみなさいと言いたい
できないから

できないから、将来偉くなると分かっている事務屋になれないのだ

ーー
仕事の質を見ても
事務屋の気遣いはやはりプロである

たとえば現場の人がうっかりミスをしないように
鉛筆でメモを付けてくれるし
はんこはこことあそことか
何はいつまでとか
To Do リストを綺麗に作ってくれて
順番や重要度や
ダブルブッキングしたときにどちらを優先してどちらに謝るかなどすぐに判断出来る
価格比較表とか
業者ごとの、価格にでないサービスの違いなどを一覧表にしてくれる
それはつまり経営判断そのものだ
おまけに連絡先とかいちいち調べなくてもいいようにつけてくれている

どれもこれも自分でできることなのだけれど
いちいちやるのは面倒だ

そんな仕事を最短距離でできるように整えてくれる
秘書がいつも必要なわけではないのだが
ときどき必要になる

ーー
やはり人間の性質の違いなのだと思う

確実で信頼できるのが事務系なので
会社を任せるなら事務屋の方がいいと
10人中9人は思うだろう

社長は誰がなっても
事務屋とか秘書室がしっかりしていれば
実質は困らないのだ

たとえばオーナー社長が
急に病気になって、その子どもが社長になっても、
自分で判断するという誤りを犯さない限り、つまり無能である限り、
間違いはない


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