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太るぞ

私はまじで自分がこのまま痩せて老いていくのかと思って絶望的になり
とりあえず食べて体重を維持しようと思った
運動は嫌いなので運動をして筋肉を維持しようとか心臓血管呼吸器系機能を保持しようとは全く思わなかった
スーパーに行って太りそうなものを眺めてみた
ポテトチップスが目についた
湖池屋のうす塩、特売で200円くらいした
食べたらとてもおいしかった
油と塩でいかにも太りそうだった



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がんを防ぐための12カ条

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“平等”に育ち、努力も勝つことも知らない世代

 2003年(平成15年)にリリースされた「世界に一つだけの花」はSMAPの代表的なヒット曲になりました。

 しかし、この歌詞の中にある「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」という考えをビジネスの現場に持ち込まれたら、ビジネスリーダーはたまったものではありません。

 最近の若手社員に多い「俺様社員」や自己満足で終わっているような人たちは、少子化の影響とゆとり教育(*)で大事に大事に育てられてきたせいもあり、もともとオンリーワン信仰が強く、彼らは自分たちの存在そのものの価値がこの歌詞によってより強化されたと勘違いしているようです。

 会社組織では何らかの成果を出してこそ、発言力も増し、存在価値が高まっていきます。一流大学を出たから無条件に尊重されるなんてことはありません。仮にあったとしても、そんなのは採用の時点までです。

 何の根拠もない自信やプライドは決して悪いものではありません。それをもとに一生懸命がんばれば、結果も出せるようになるでしょう。

 ただ、こちらにまったく非がなくても、場合によっては頭を下げなければならないのがビジネスの世界です。自分のやりたい仕事だけを選び、それ以外は椅子に座ったまま何もせず「大丈夫、僕は(私は)今のままで充分に価値のある存在だから」と自分に言い聞かせ、入社後ずっと訳のわからない自信やプライドのみを持ち続けられたら、周りはたまったものではありません。

 確かに、私たちが若いときも根拠のない自信はあったと思います。ただ、多くの人たちの愛の鞭で、その根拠のない天狗の鼻は折ってもらえたものです。

(*)「ゆとり教育」について
1992年(平成4年)9月から学校では第2土曜日が休みになる。
1995年(平成7年)4月からは、第4土曜日も休みになる。さらに、この年、中学校1年生の年間の5教科授業時数が年間665時間から560時間に削減された。
2002年(平成14年)4月からは、完全5日制になる。
一般的に「ゆとり教育」とは、2002年以降の学校教育を指しますが、本書では私は1995年以降の学校教育を「ゆとり教育」と呼んでいます。

 こんなパロディーをご存じでしょうか。

 宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の現代版です。

 私はたまたまインターネット上で見かけたのですが、その説明によると、宮沢賢治の故郷である岩手県盛岡市の小児科の医師が、職業上たくさんの子供たちと接してきて、まさにその通りだと思い、学会で発表したものだそうです。

 作者はどこかの校長先生とありました。

 雨ニモアテズ 風ニモアテズ

 雪ニモ 夏ノ暑サニモアテズ

 ブヨブヨノ体ニ タクサン着コミ

 意欲モナク 体力モナク

 イツモブツブツ 不満ヲイッテイル

 毎日塾ニ追ワレ テレビニ吸イツイテ 遊バズ

 朝カラ アクビヲシ 集会ガアレバ 貧血ヲオコシ

 アラユルコトヲ 自分ノタメダケ考エテカエリミズ

 作業ハグズグズ 注意散漫スグニアキ ソシテスグ忘レ

 リッパナ家ノ 自分ノ部屋ニトジコモッテイテ

 東ニ病人アレバ 医者ガ悪イトイイ

 西ニ疲レタ母アレバ 養老院ニ行ケトイイ

 南ニ死ニソウナ人アレバ 寿命ダトイイ

 北ニケンカヤ訴訟(裁判)ガアレバ ナガメテカカワラズ

 日照リノトキハ 冷房ヲツケ

 ミンナニ 勉強勉強トイワレ

 叱ラレモセズ コワイモノモシラズ

 コンナ現代ッ子ニ ダレガシタ

 どうですか。言い得て妙だと思いませんか。

 日本という国は資本主義国であるはずなのに、教育の現場では、自由競争の厳しさに背を向け、社会主義国でもないのに平等ばかりが声高に叫ばれるようになってしまいました。

 競争を知らない人は、競争に勝つことによって得られる充実感や達成感などのメリットを知りません。また、競争には失敗や挫折がつきものですが、そこから多くを学べることも知らずに生きていくことになってしまいます。

 努力なくして、また負けるリスクなくして認められるなら、誰だって努力はしなくなるでしょう。こうして、軟弱な世代が確立されていったのです。

 私が塾を経営していたとき、生徒に共通して感じていたのは、彼らの日本語能力の低下でした。

 彼らは往々にして自分流の言葉や表現を使って物事を説明するものだから、こちらとしては意味がわかりません。ただ、親や学校の教師をはじめとした周りの大人たちは、少子化とゆとり教育のせいか、子供たちを大切に扱いました。言葉足らずや表現力の不足など稚拙な日本語であっても、彼らの真意を酌み取ろうとしました。

 つまり大人の側が気を利かし、彼らをわかってあげようと努力したのです。その結果、彼らはわかってもらおうという努力をしなくなってしまいました。

 何を言っているのか、または何を言いたいのかが不明であれば、当然、私としては詳しい説明を求めるわけですが、私が詳しい説明を求めると「じゃあ、いいです」という答えが返ってきたものです。「じゃあ、いいです」という言葉を聞くたびに、私は相当カチンときた記憶があります。

 ここ数年の若手社員のインタビューで多かったのが、「社内のコミュニケーションは、いつも表面的なもので、誰も私のことをわかってくれない」という不満です。

 しかし、よく話を聞いてみると、自分をわかってもらうための努力は何もしていないんです。「わかってくれない」と文句を言うなら、まだマシかもしれません。ひどい人になると、ふて腐れたり、わざと失敗したり、遅延行為をしたり、その不満を態度で示すものだから、上司からすると余計に腹が立ちます。

 努力というプロセスや苦労を経て、結果に到達することの大切さや楽しさを知らなければ、あきらめも早くなります。

 競争の経験のない人は負けた経験もありません。負けや失敗や絶望から立ち直る経験もしていません。若い人たちは挫折を恥とみなし、その結果、ノーと言われること、断られることなど、失敗を極端に恐れます。

 こういった彼らの傾向は、私たちの世代から見ると、チャレンジ精神に乏しいと感じてしまいます。








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俺様社員

 入社2年目のA子ちゃんは一流大学卒。学生時代には海外留学の経験もあり、TOEICでは常に900点前後のスコアを叩き出します。そのほかにもさまざまな専門知識や資格を持っていることが彼女のセールスポイントです。

 入社前は自慢の英語力を遺憾なく発揮して、海外で華々しく活躍する姿を夢見ていたA子ちゃんですが、まずは3年間の期限つきでコーポレート部門に配属されました。会社側としては、ここで仕事の全体像を覚えてほしいという意図があったのですが、彼女は地味な下働きを極端に嫌い、やりたくない仕事には目もくれず、とにかく何に関しても「おいしいとこ取り」ばかりしようとします。

 そのほかにも、感情の起伏が激しく、不満をすぐに顔や態度に表し、周囲の人を困らせたり、やたらと権利ばかりを声高に主張し、場の雰囲気を壊します。

 人の好き嫌いも激しく、言いづらいことはすべてメールで済ませ、都合が悪くなると「わかりません」「私にはできません」「それは無理です」と目をむいて言い放ち、自分がやるべき仕事を投げ出してしまいます。

 尻ぬぐいをしている指導員役の先輩社員はたまったもんじゃありません。

 ただし、これらの本性は、役職つきの社員の前では絶対に見せることはありません。しかも、困ったことに、取り入るのは巧妙で、上の人たちからのウケは抜群にいいのです。

 A子ちゃんは人事権を握っていそうなお偉方に会うと、派手な身ぶり手振りを交えながら、必ずこうアピールします。

 「私の強みは、ずばり、この英語力です。この会社に入ったのは、海外を舞台に大きな仕事がしたかったからです。入社3年目のジョブローテーションのときには、海外部門に配属されることを強く希望しています」

 ところが、日々接している先輩社員の本音は、こうです。

 「お前は、英語以前の問題だ」

 自分は優秀で人気者だから何をやっても許されるなどと甚だしい勘違いをしているA子ちゃんのような「俺様社員」が、あなたの近くにいませんか。

 やたらと自己主張が強い「俺様社員」がいる一方で、こんな消極的な若手社員もいます。

 指示待ち体質のくせに、まともに指示に従わない(従えない)社員です。

 積極的に意思表示をしないため、心の中で何を考えているのかさっぱりわかりません。こちらが明確な指示や命令を出しても反応が鈍く、何を聞いてもハッキリした答えが返って来ず、常に曖昧な態度を取ります。些細なことでパニックに陥り、思考停止になることもしばしばです。

 また、気に入らないことや都合の悪いことが起こると、すぐに体調を崩し、何の罪悪感もなく、いとも簡単に会社を休みます。

 それでも、3年近くの年月を費やし、根気強く育成し、ようやく戦力になりかけた頃に、初めて自らの意思で発言するのです。

 「ずっと思っていたのですが、やっぱり辞めます」

 課のメンバーは、きっと、こう思うでしょう。

 「なにが『やっぱり』だよ!」

 礼節もわきまえた優秀な若手社員がいる一方で、このような問題社員ばかりが目立ってしまう悲しい現実があります。このように意識と能力の差が激しい若手社員の育成は、一律に対応できない部分が多く、なかなか一筋縄ではいきません。以前にも増して手間と時間がかかるようになりました。

自分のことは棚に上げ、不満だらけの若手社員

 (1)客観的に見て、明らかに本人に問題があるのに、自分のことは棚に上げて、上司や会社に対する不満を延々と話し続ける人。

 (2)自分が今後どんなキャリアを積んでいきたいかなど、本人のビジョンが明確になっていない人。

 (3)自分を客観視できず、自己認識が乏しい。なのに、自分以外は事細かに観察し、経営者気取りで悟りきったような理屈や批判を並べ立てる評論家タイプ。

 彼らは、こぞって上司を「頭が固くて柔軟性がなく、チャレンジ精神に乏しい」と批判していましたが、私からすれば、その言葉を彼ら自身にかけてあげたかった。

 若手社員の研修とインタビューの最中に、「ビジネスリーダーの皆さん、今まで現状をよく知りもせず、言いたいことばかり言ってしまい、本当にごめんなさい」と、私は何度となく心の中でつぶやいていました。

 ビジネスリーダーの皆さんは、日々、本当に大変なんだなと実感したのです。



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モンスターペアレントがモンスターチルドレンを生む

 研修中、私は若手社員にこう尋ねます。「どうしたら、もっと果敢にチャレンジできますか」

 すると、こんな答えが圧倒的に多いのです。「もっと経験を積めば、積極的に行動できるようになると思います」

 その一方で、彼らは失敗が許される研修の場でも、躊躇して周りの受講者の様子をうかがい、冒険やチャレンジをしようとしないのです。これが、ビジネスリーダーと決定的に異なる彼らの特徴です。

 彼らは「経験がないから」と分析しているようですが、私は「知識が多いから」と分析しています。

 彼らはインターネットを使い、かつて私たちの若い頃だったら触れることのできなかった膨大な量の情報にたやすくアクセスできるようになりました。こうして彼らは体系化されていない自分にとって都合のいい断片的な知識のみを次々とストックしていきます。

 彼らは知識という在庫を抱えすぎて、身動きがとれなくなっているような気がします。

 そんな彼らは、口癖のように始めから「無理、無理、絶対に無理」「最悪(さいあくぅー)」を繰り返し、途中経過の報告を求めると「普通」「微妙」「別に」の3語ですべてを片づけようとするのです。

 ・仕事に「やりがい」を求めていないから、よい条件があれば簡単に転職をする。

・ちょっと嫌な思いをすると、何も言わずに帰宅してしまったきり会社に来なくなる。

・会社に対する忠誠心もなく、ちょっと目を離せば、すぐに仕事の手を抜く。

・やりたい仕事に就けなければ、平気な顔で有給休暇を使って転職活動をし始める。

・入社して数ヵ月で鬱病になり、その後ずっと病欠扱いが続いている。

 これは、よく耳にする最近の若手社員のいくつかの特徴です。

 「石の上にも3年」なんて言葉は今や昔。「嫌なら環境を変えればいいのさ」というお気楽な発想のもと、今の若者たちは簡単に会社を辞めてしまうようです。

リスペクトなき世代

 私はリスペクトには2つの側面があると思っています。

 (1)他人、特に上司や先輩など目上の人に対する尊敬の念
  (2)基本を尊重し大切にする心

 この2つのリスペクトを持つことは、ビジネスに限らず、あらゆる分野で成功する要素になるという私の主張に異論はないでしょう。

 この2つがなければ、学歴や知識や資格などは何の意味も持ちません。第1回で登場したA子ちゃんは、このリスペクトの2つの側面を持っていませんでした。

 このリスペクトは親のしつけの問題です。そういった意味で、家庭や学校でしつけをされなかった社員は、教育の前にしつけが必要になります。

 もちろん、親がきちんとしつけをしてきた家庭もたくさんあります。体育会などに所属し、自ら率先して礼節を学んだ人たちもいます。このように最近の若者世代は、個々の意識や能力が均一化されていない差の激しい世代でもあります。

 また、彼らは一見、人当たりがいいので、経験の浅い採用担当者だけでなく、純粋で単純なわれわれオヤジ世代も簡単にだまされてしまいます。インターネットの普及により情報がリアルタイムで流れますので、どんな質問をされるかなど事前にわかっている人が多く、面接慣れしているという特徴もあります。第一印象はよいのだが、付き合いが長くなればなるほど信頼を失うタイプも多いように感じます。

そして誰も怒らなくなった

 これまで若い人たちを悪く書いてきましたが、もちろん若い人たちの中にも「優秀な社員」はたくさんいます。私の経験では、彼らのうち全体の2~3割が意識も能力も高く、また礼儀などの常識もわきまえています。彼らは今後、確実に目覚ましい成果をあげ、当然のことながら同期の他の社員と比べて、早く出世することになるでしょう。

 そんな「優秀な社員」は、残念そうにこう言います。「怒る人がいない」と。

 「優秀な社員」も、「俺様社員」のことは、あまりよく思ってはいないようです。そして、「怒る人」がいなければ、「俺様社員」は変わらないと言うのです。

 すべての大人が「いい人」を演じ、厳しく接する人が激減しました。親も学校も、しつけや礼儀などの基礎的な教育をしなくなりました。

 私は大学生の頃、家庭教師のアルバイトをしていましたが、自分の子供に嫌われたくないと願っている一部のバカ親から、「先生が、ちゃんと怒ってください!」と怒られたことがありました。そんな要求をする両親は、友達のような親子が理想の親子関係だったのでしょう。学校の先生に怒ることを期待できなくなっていた時代でしたので、家庭教師の私に要求してきたのだと思います。

 こんな親たちは「自分の子供には苦労させたくない。失敗や挫折を経験させたくない。辛い思いをさせたくない」と言います。

 学校では、かつてのしつけが体罰とみなされ、厳しい教師は姿を消しました。教師は尊敬の対象からも外されました。小学生の低学年ですら、学校の教師を恐い存在とは思わず、学級崩壊は珍しいことではなくなったのです。

 そして、会社では、怒鳴っただけでパワハラになるような時代です。

 子供や若い人たちにとって、もはや年上の人やオヤジは、自分たちの思い通りに動いてくれる人であり、恐い存在ではなくなってしまったようです。

 モンスターペアレントは、自分の子供を学校や社会に合わせるように教えず、学校や社会を自分の子供に合わせるように強く要求してきます。

 自分の子供が注意されたことに逆上して職員室に乗り込んだり、早朝であろうが深夜であろうが教職員の自宅に電話をかけ、何時間もクレームをつけたりします。

 ほかにも、「自分の子供がリレーの選手に選ばれないのはおかしい」と再選考を迫ったり、「うちの子はニンジンが嫌いだから、給食からニンジンを抜いてほしい」と要求したり、「宿題を忘れたくらいで子供を怒るとは一体どういうことか」と苦情を言ったり、さまざまなケースがあるようです。いずれも、自己中心的で、従来では考えられない自分勝手な言い分を主張してきます。

 このモンスターペアレントは、子供が会社に就職すれば、入社式にやってくるだけではなく、その後も影響力を発揮し続けます。

 「今日は会社を休みます」という電話を、母親がしてきたなんていう話は決して珍しい例ではありません。

 「うちの子はウォシュレットでないと用を足せないので、会社のトイレもウォシュレットにしてもらわないと困ります」と総務に電話で環境改善の要求をしてくる母親もいるそうです。企業は、労働組合対策に加え、モンスターペアレント対策までしなくてはならなくなる時代も遠くないのかもしれません。

 そんな親に育てられた子供も、世間の一般的な常識とは大きくかけ離れた考え方をするようになるでしょう。

 昔の親は、子供に恥をかかせないように一生懸命に努力をしてくれました。

 もし子供が人様に迷惑をかけるようなら、親の責任で子供を殺めることすら辞さない覚悟もありました。

 かつて、親は絶対的な存在でした。恐い親のいる自宅という場所は、ある意味では居心地の悪い場所でもあったわけです。

 元来、しつけやマナーなどの最低限の教育は、親の役目であったはずです。しかし、親の価値観自体が変わり、その親に育てられた子供も当然のことながら、親と同じ価値観を持ち合わせていきます。

 こうして、人の痛みもわからず、他人を尊重することができないどころか、公序良俗に反するような人たちの割合までもが急激に増えてきてしまったのです。






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ビジネスにおけるゴールデンエイジは入社1~2年目

「ゴールデンエイジ」という言葉をご存じですか。

 「ゴールデンエイジ」とは、最近、スポーツ指導の世界で頻繁に使われるようになっている言葉です。

 この「ゴールデンエイジ」とは、あらゆる物事を短時間で覚えることができる年齢のことです。残念なことに、一生に一度だけしか訪れないと言われています。スポーツに関して言えば、9~12歳頃を指します。

 この時期には、理屈ではなく体感覚によって動作を学習します。体験を通じて驚異的な吸収力を発揮し、目覚ましく成長する時期なのです。

 ゴールデンエイジは、スポーツ技術の習得が最も早い時期なのですが、同時にこの時期に神経系の発達がピークを迎えます。筋肉が発達するのは中学生以降になりますが、神経系の発達はこのように非常に早い年代でピークを迎えてしまうのです。

 特にサッカー、テニス、ゴルフなどのスポーツで、世界で活躍するようなトップレベルの選手を育成するためには、コーチなどの指導者は「鉄は熱いうちに打て」という考えのもと、この時期に、選手にさまざまな動作のパターンを経験させ、スポーツにおける神経回路をひとつでも多く設けることが必要であると言われています。

 そのほかにも、この時期に、今後発達する筋肉を痛めないためにも正しいフォームを身につけさせる必要があります。ご存じのように悪いフォームや習慣はスポーツに限らず、一度身についてしまうと修正が極めて困難になるからです。

 この頃に、身につけたフォームや癖や習慣は、よい意味でも悪い意味でも、今後定着し続けます。基本動作を徹底的に体で覚えさせる時期なのです。

 また、精神面でも自我の発達とともに、競争心が旺盛になってくる時期です。同時に好奇心が旺盛な時期でもあるため、基本を忘れてアクロバティックな離れ業を試したがる時期でもあり、大人の悪い部分を真似しようとする時期でもあります。

 コーチなど指導者は「基本」の必要性を理解させ、反復練習によって、将来大きく成長するための基礎をつくることが大切です。今後求められる独創的なプレーの源になる「基本」を徹底させる時期なのです。

 さらに、正しいフォームだけでなく、プレーヤーとしてのマナーや心構えなどに関する教育もしなくてはいけない時期でもあります。この時期に学んだすべてのことが潜在意識に定着してしまうからです。第3回で紹介した2つの「リスペクト」を徹底的に教え込む時期でもあるのです。

 実はスポーツに限らず、楽器の習得、将棋や芸事の世界などでも、早い時期から専門的な教育を受けないと、プロレベルに達するのは難しいと言われています。

 このように、この時期をどう過ごすかによって、将来の活躍が大きく左右されることになります。ゴールデンエイジとは、非常に重要かつ繊細な時期なのです。

 私は、ビジネスにおけるゴールデンエイジは入社1~2年目だと確信しています。

 特に2年目というのは、社会人に限らず、生徒や学生にとってもターニングポイントになる年です。2年生は中学校や高校の3年生、大学の3、4年生と異なり、受験、進学、就職などの目標が間近に迫っていないため、多くの生徒が現実的な目標を失っている時期に当たります。また、学校生活に慣れてくるため、緊張感がゆるむ時期でもあります。

 大学生だと2年目で早くも留年が決まったり、2年目でサボったツケが回ってきて、その後に苦労したりする人が多いはずです。

 この2年目をどう過ごすか、どんな人と出会い、どんな教育を受け、どんな影響を受けるかで、その後の展開が大きく変わってきてしまいます。

 同様に入社2年目は要注意の年です。

 社会人生活にも慣れ緊張感は薄れ、要領を覚え始め、手抜きをし始めます。ここでいかによい習慣を身につけるかが、今後の成長のカギになります。

 本人の意識と会社側の教育で、入社2年目以降、大きく差がつきます。また、この時期にスポイルされた社員は、その後の修正が極めて困難になります。

 この時期までは、上司は心を鬼にして、厳しく部下に接する必要があります。辞められることを恐れてはいけないのです。

 また、ビジネスにおける「ゴールデンエイジ」こそ、最もプロセスを重視する時期です。努力することの重要性を理解させ、基本を大切にし忍耐力をつけさせる時期に当たります。

 スポーツでも勉強でもビジネスでも、共通して言えることは、基本ができている人は上達が早いということです。そして応用も利きます。新しいことを始めても、すぐに身につきます。この時期に「急がば回れ」の発想のもと、じっくりと時間をかけて基本を徹底的に教え込むことが大切です。

 また、この時期に、プロセスを無視して表面的に結果だけを出しているずるい社員、裏表の激しい社員、チームワーク意識のない社員をしっかりと見抜き、修正してください。これらの社員は、今後、ほかの社員のモチベーションに悪影響を及ぼします。

 この時期には、効率を度外視して、集中的にしっかりと時間をかけて教育、しつけ、育成をする必要があります。

 なぜなら、この時期を逃してしまうと、修正に多大な時間とエネルギーが必要になり、費用対効果を考えると、メリットがなくなってしまうからです。

 この時期に身につけたよい習慣は一生の財産になり、今後の自信にもつながります。

 ここで基本を身につければ、その後のテクニカルな教育の吸収度も大きく変わってきます。

 ただ、ゴールデンエイジの恐ろしいところは、一生に一度しか訪れないという点です。この時期を逃すと、二度目はありません。

 徹底的に型(基本)を学ぶところから独創性が生まれます。特にビジネスマンは、ある制約された型の中で独創性を発揮することが求められます。

 「優秀な社員」は、何も特別なことはしていません。基本に忠実なだけなのです。

 例えば、野球で打者が、いきなり一塁ではなく三塁に走りだしたら、それを独創性があるプレーと言うでしょうか。

 それは無知であるだけです。無知の恐ろしい点は、本人が恥ずかしい行為をしているという自覚がない点です。

 ビジネスは激しいコンタクトのあるスポーツと同じです。

 ルールや基本動作も学ばずにフィールドに出るなど、なめた行動に出ると、大怪我をします。ビジネスの世界で大怪我と言えば、「出入り禁止」や「会社そのものが干されてしまうこと」が例として挙げられます。

 特に入社1年目は、まず先輩社員が、彼らにじっくり教育をしてほしいのです。



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菅直人・選挙敗北後・痛くもなければ痒くもない

菅直人深夜に会見
選挙に敗北したが「痛くもなければ痒くもない」という意味のことを語る

正しいことは私には分かっているが国民に伝えきれなかった
と語っていて
まるで財務省の伝書鳩である




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参議院選挙与党過半数割れねじれ確定

2010年7月11日参議院選挙が行われ早い時間帯に与党過半数割れが確定となった。

1.議員は誰がなっても政治自体は多分あまり変わらない。早く決まるかどうかだけ。可能な政策の幅として考えれば広いはずがない。昔社会党が総理大臣を出した時でさえもたいして変わらなかった。たいして重要でもない話なのに全部のキー局で選挙速報をしている。こんなものをリアルタイムで見る必要がある人はどれだけいるだろう。知る必要がある人にはテレビ以外に情報源があるはずでこんなものは必要ない。明日の朝で充分なはずだ。放送内容を見てみると全部繰り返しで意味がない。やはり深刻なコンテンツ不足と思われる。昨日までは報道ステーションの時間枠のCMで選挙ステーションの番組宣伝を流していて実に意味がない。選挙事務所でバンザイをしているがそのことの意味も判然としない。サッカーについて、日本人だからという理由で「勇気と感動をもらった」と言う人と同じ遺伝子なのだろう。

2.自民党に票と議席が戻ったわけだが、その判断も信じられない。自民党に何があるというのか意味不明。消費税10%が嫌なら自民党にも民主党にもNoであるが、何の違いがあって自民Yesなのか不明。

3.もちろん何事も合理的に説明したいわけだが菅総理が消費税10%に言及した「深い」意味が合理的な次元で分からない。言わなくてもこうなったかもしれないが、言えばこうなることは分かっていたように思う。言わせたい人は財務省に決まっているが今回敢えて言った人に何の得があるのかよく分からない。

4.ねじれが決定してみると改めて、参議院はなんのためにあるのか分からない。衆議院は小選挙区を採用したのに比例部分も併用して意味が分からない制度だし、さらに参議院がおかしな権力を持っていて、解散権も及ばない、6年間固定された民意が幅をきかす。

5.ワールドサッカーが影響するとすれば与党に有利と思ったがそうではなかった。

6.みんなの党がこれだけ支持されたのだから政権の一部を担当させてみればいい。浮動票を獲得することだけが目的でないとすれば、行政の無駄を削る法案で合意したならさっさと理念を実現して欲しい。

7.そもそもいえば、小沢と労組とか日教組や横道、江田が一緒にやっているのだから、全然理解できない。

8.衆議院で落選した自民党議員が参議院で復活していて何を考えているのか興味深い。


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