方言による感情表現
方言による感情表現に接すると
感情と言葉がぴったりと隙間なく密着している感じがする
東京の言葉は
感情と言葉の間に隙間があり
わずかながらの失感情症を呈しているのではないかと思う
方言による症例報告を読むと
とても納得出来る感じがする
世論調査の一歩先
各種の世論調査が行われる
わたしはその人がそのような判断を下した根拠を知りたいし
その人の意見を代弁している論説を知りたい
だから
世論調査に先立ち
代表的な立場の各種論説を読んでもらい
その中で最も影響を受けた論文とか
最も自分の意見に近い論文とかを
同時に集計して欲しいと思う
今日は涼しいのでびっくり
2010年8月9日月曜日
今日、朝、涼しいのでびっくり
逆に体が適応できないくらいだ
お盆休みがこのくらいだと皆さんホッとできるだろうと思う
暑い中で生き延びるだけでずいぶん体力を消耗してしまうものだと感じている
結果として何も考える事が出来ず
課題は全て先送り
後回しに出来るものは後回しにしてしまおうと思うしかない
いびつな場面
なぜだかちょっとだけ歪な場面というものがある
おばあちゃんがいる
嫁がいる
孫娘がそばで遊んでいる
おばあちゃんは少しは片付けてねと嫁に話す
嫁はしばらく何かをわめいている
そして立ち上がっておばあちゃんの前でスカートを捲り上げる
さらに下着を下ろしてしまう
しばらく見せつけている
あなた何をしてるのと言うのがやっとで絶句していると
嫁は下着をおばあちゃんに投げつけて部屋を出て行く
分かったような分からないような場面
また歪な場面
夫婦がいて男は何か話している
女は目を吊り上げて話を遮り自分の部屋に閉じこもる
そして「死ぬ、死ぬ、・・・・・」と繰り返しの携帯メールを送り続ける。
男には合理的な理由が分からない。
女には自分が何を求めているのか分からない。
一つ屋根の下で携帯メールがつづいている。
また歪な場面
電話もつながらずネットも繋がらず
どうしようもないので携帯で保守会社に連絡すると
あまり考えもしないで
暑さのせい、熱暴走と説明があり、一度コンセントを抜いて、差しなおせという
そんな夏
この夏、過食しても、体重が増えない
東京的な別れの場面
とっても典型的に東京的な5分くらいの画面を作るとしてどんなものかという話になり
香港でもないニューデリーでもないブエノスアイレスでもない
ロンドンやパリでもないしニューヨークでもベルリンでもない
そして札幌でも博多でもない
どんな場面でどんな言葉を交わすものなのか
東京的な出会いと別れの話を日々私は聞いていて
東京的な上司からのプレッシャーとクライアントからの無理な注文の話を毎日聞いていて
たぶん不感症になっているのだろう
居酒屋の男と女の風景は演歌にたくさんあるけれど
そうではなくて人生の典型的な場面
中国の農村でもない
ロンドンの大学町でもない
ーー
そういえばさっき洗面所できつい感じのストロベリーの甘い香り
何の臭いだろう
この暑さで白い服が多くて模様が付いていても淡い感じのものが多いのだが
オレンジ色とかをきちんと着ていると目に鮮やかだ
心の通う友に心を受け止めて欲しい
心の通う友に
心を受け止めて欲しい
ただそれだけが願いだが
それが難しい
どうしたらいいかも分からずに途方にくれる
しばらく問題は先送りでもよかったけれど
先送りにできる年でもなくなった
夏の暑さのせいでセロトニンが乱れているらしい
被爆と敗戦
戦争を戦った人たちと被爆者人たちの言葉を聞けるのはもう最後のあたりと言われていて
そのせいか今年はNHKがたくさんの番組を用意している様子だ
録画する
熊の毛
人を苛立たせ怒らせる言葉
人のやる気をなくしてしまう言葉
人の愛情の炎を消してしまう言葉
熊の毛のように人の心を傷つける言葉
そうした言葉を
ベテランの脚本家に書いて欲しいと注文してもなかなか出てこないような言葉を
ついつい言ってしまう人がいて
人との関係を悪くしてしまう
そういう人は自分の言葉や態度や思考が怖くなるのだが
それは自分を消してしまいたい衝動につながるようだ
なぜかと言って説明もできないのだが
そしてどうすればよいのかもよく分からないのだが
その存在の確認はできる