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マニラ観光バス乗っ取り事件

フィリピン首都マニラ(Manila)で23日、香港からのツアー客を乗せた観光バスが武装した元警察官に乗っ取られていた事件で、警官隊は同日夜、車内に突入した。7人が救出されたものの、人質8人が死亡、犯人は射殺された。この様子は、現地の国営テレビで放映された。

 人質解放に向けた交渉が続けられてきたが、犯人は夜になって無差別に発砲を始めたため、警官隊が突入。事件発生から12時間後にバスを制圧した。警察の発表によると、人質たちを「人間の盾」にしていた犯人はその場で射殺された。

 運転手は、警官隊が突入する直前に窓から脱出した。
 
 ベニグノ・アキノ(Benigno Aquino)大統領は、観光客8人の死亡が確認されたと発表した。赤十字社(Red Cross)によると、7人が負傷し病院に搬送された。

 15人の観光客が乗っていたと見られるバスは、市内有数の観光地リザル公園(Rizal Park)に停車中だった。警察署からは数ブロックしか離れていなかった。

「フィリピンで最も優秀な10人の警察官」の1人に選ばれたことも

 立てこもっていたのは元警察官のロランド・メンドーサ(Rolando Mendoza)容疑者(55)。警官隊が包囲する前にラジオ局に対し、警官隊が撤退しなければ人質を殺すと述べていた。

「中国人2人を撃った。やつら(警察)が止めなければ、全員殺す。SWATがいるのが見える。おれを殺すのはわかっている。おれを殺すのであれば、ここで同じことをやってやる」

 同容疑者は、1986年に「フィリピンで最も優秀な10人の警察官」の1人として、警察署長から表彰されたことがある。だが2008年、麻薬関連犯罪と恐喝の容疑がかかり、解雇された。容疑者はこれに不満を持っており、自らの復職を要求していた。

ーー
人命第一でもっと素早く対処できたのではないかと中国側から非難が出ている。
たしかにもっと早くもっと現代的な手法で解決できたのではないかと思う


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死刑制度

死刑についてはアメリカは別としてヨーロッパ先進国ではみな廃止である
従って死刑廃止論を語る人にはいろいろな引用文献がある
またアメリカでも死刑は存続しているものの情報公開は進んでいて
死刑囚遺族とか被害者遺族、報道記者が死刑現場に列席できるという

死刑存続の主な理由は犯罪の抑止と遺族感情なのだと思うが
死刑以外に
犯罪の抑止と遺族感情の慰撫をともに達成する方法もあるだろうと思う

ーー
それにしても、テレビドラマでは、こんなにも簡単に、毎晩のように人殺しが行われているというのは
どういう事なのだろうかといぶかしく思う

これもまた人を殺したら必ず逮捕されるという教訓だと言って言えないこともないが
毎日のように人殺しを見ている国民とはどういうものなのだろう


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ロゼレム®錠8mg

概要 

米国での商品名はRozerem®。視交叉上核に存在するメラトニン受容体に作用する睡眠薬として初めて発売された。GABA受容体に作用するゾルピデムベンゾジアゼピン系睡眠薬とは異なり、習慣性や耐性を生じない。

2008年平成20年)2月29日、武田薬品工業は日本における製造販売承認申請を行い、2010年(平成22年)4月16日、ロゼレム®錠8mgが、厚生労働省の製造販売承認を取得した。適応は「不眠症における入眠困難の改善」であり、用法・用量は、成人に1回8mgを就寝前に投与となっている。2010年6月11日に薬価基準収載となっており、2010年平成22年)7月6日から『医療用医薬品』として発売されている薬剤。メラトニン受容体を刺激する『日本発の睡眠導入剤』となる。

効能・効果 [編集]

ラメルテオンは不眠症治療薬である。従来の睡眠導入剤と異なり、依存、乱用、離脱症状および反跳性不眠が生じない。そのため米国では向精神薬として規制されていない唯一の睡眠導入剤となっている。

ラメルテオンは高価な医薬品であるが、安価なサプリメントであるメラトニン製剤より、臨床上の効能が優れているのかどうかは確かめられていない。動物実験では、ラメルテオンはメラトニンよりも強い効き目を有していることが確認された。メラトニン製剤は安価だが、ラメルテオンは効果・効能が、ベンゾジアゼピン系睡眠薬等、他の睡眠導入剤より弱い。

 

 

禁忌 

フルボキサミン(日本での商品名:デプロメール®またはルボックス®)とは同時に服用してはならない。深刻な肝障害を引き起こす恐れがある。また、重度の不眠症患者、精神疾患を抱える患者に対して、武田薬品工業は、当該薬剤を使用しない事を推奨している。

 



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精神病の高リスク者は言語的セルフモニタリングに障害がある



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うつ病における双極性障害の過剰診断が転帰悪化に関連

Compr Psychiatry 2010; 51: 99–105
英語版 配信日 2010-02-24

MedWire News:誤って双極性障害と診断されたうつ病患者は、双極性障害の診断を受けなかったうつ病患者に比べて慢性化しやすく、併発疾患も多いと、米国の研究者は結論づけている。

双極性障害は認識されにくく、実際に大うつ病性障害患者の多くが双極性障害であることが複数の研究で示されているが、ブラウン大学医学部(ロードアイランド州プロビデンス)のMark Zimmermanらによる初期の研究ではこれと正反対のパターンが見いだされている。

Zimmermanらの研究チームはこの点を詳しく調べるために、過去に双極性障害と診断されたものの、その後確定診断が得られなかったうつ病患者40例と、双極性障害の診断を受けたことのないうつ病患者233例を対象に研究を実施した。

両群の人口統計学的特性に差はみられなかった。双極性障害の過剰診断群はI軸の障害の生涯罹患数が5.8と、非過剰診断群の4.4に比べて有意に多く、こうした障害が3つ以上認められる患者の割合が有意に高かった(90.0%対71.7%)。

過剰診断群は特定の恐怖症および摂食障害の生涯罹患率がそれぞれ25.0%、30.0%と、非過剰診断群の11.6%、14.6%に比べて有意に高かったと、ZimmermanらはComprehensive Psychiatry誌の中で報告している。

さらに過剰診断群はうつ病に加え、特定の恐怖症、外傷後ストレス障害、薬物乱用/依存、パーソナリティ障害(特に境界性パーソナリティ障害)など、研究実施時に特定の診断を受けている患者の割合が有意に高かった。

過剰診断群は他の患者に比べて慢性化が著しく、エピソード数が多く、入院歴や自殺企図も多かった上、精神医学的な理由による欠勤が多く、社会的機能が不良であった。

ロジスティック回帰分析の結果、特定の恐怖症の現病、うつ病エピソード数、現在のエピソードの長さ、機能の全体的評定尺度のスコア、精神科入院歴が、双極性障害の過剰診断の予測因子であることが示され、そのオッズ比はそれぞれ3.4、1.1、2.8、2.9であった。

Zimmermanらは次のように述べている。「驚いたことに、特定の恐怖症の既往と過剰診断のオッズ上昇との間にも独立した関連性が認められた」。

「これが過誤でないとすれば、現時点では特定の恐怖症と誤診歴の関係は説明不可能である。ひとつ可能性として考えられるのは、特定の恐怖症がより複雑な病像のもうひとつのマーカーであるにすぎず、それが誤診の可能性を高める結果になっているかもしれないということである」。

 

ーーーー

独立した関連性 とは 驚いた



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短縮版軽躁病チェックリスト(HCL-16)

MedWire News:16項目からなる短縮版軽躁病チェックリスト(HCL-16)によって双極性障害(BD)と大うつ病(MDD)を的確に識別でき、感度や特異度に関しても32項目からなる完全版(HCL-32)と遜色ないことが研究で示された。

HCL-32は「臨床・非臨床を問わず、さまざまな状況で双極I型障害と双極II型障害を正しく特定できる有望なスクリーニング質問紙だが、(プライマリケアなど)多忙な臨床現場で利用するには長さや形式の点で使いにくい場合がある」と、カーディフ大学(英国ウェールズ)のDaniel Smithらは説明する。

研究ではまずDSM-IVの診断基準を用いて確定診断された双極I型障害患者230例と再発性MDDと確定診断された322例を対象に、HCL-32の項目間の相関性を調べ、内容的に重複していると思われる項目を特定した。患者の平均罹病期間は21.5年であった。

次に、上記とは別に双極性障害患者(n=59)およびMDD患者(n=76)を被験者として、16項目からなる短縮版HCL質問紙の性能を検証した。

その結果、HCL-16スコアが8点以上になると(HCL-32では18点以上)、双極性障害とMDDを確実に識別できることが示され、その感度は83%、特異度は71%と、32項目からなる完全版HCLと変わらなかった。HCL-16の陽性適中率および陰性適中率はそれぞれ69%と84%であった。

さらにHCL-32と同様に、HCL-16を構成する2つの主要因子として「活動亢進(active-elated)」と「無鉄砲であること/易刺激性(risk-taking/irritable)」が同定された。

ただし、HCL-16は完全版であるHCL-32を実施した被験者の結果から引き出されたものであるため、「今後、HCL-16単独での妥当性を検証することが重要である」とSmithらは警告している。

ーーーーー
2つの主要因子として「活動亢進(active-elated)」と「無鉄砲であること/易刺激性(risk-taking/irritable)」があげられている。

ここで言う双極性障害(BD)は、reality testing を失っていたりとかそんな事ではないようだ

ーーーーー
このような報告で
では、「じつは躁鬱病でしたとか、じつは大うつ病でしたとか、どのようにして区別しているのかと考えると
なーんだ、本当に正しい診断法があるんじゃないかと分かるわけで、
それなら最初からそれでいいのじゃないかと思ったりする。


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ビデオ撮影コンテスト提案

こんな時代ですから、
一人5万円くらいの参加費を徴収して、
コンサートビデオ撮影コンテストを開いたらいいと思います。
ビデオ写りのいい場所を100個位用意して、提供する。
参加者は各自自慢の機材を持ち込んで撮影する。
他の場所は聴くだけの観客。
過剰な演出でどぎつく巻き付いて、
それを素人さん達は撮影。
半年くらいかけて編集を楽しんでもらい、
コンテストを実施。
音をいじってもらってもいい。
テクニックとかコンセプトとか、言い合ったりする。
昔の歌合わせのようなものですね。
気があった人たちがいたら、
自分たちのビデオを混ぜて、合作してもまた楽しい。

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目くじら

目とくじらがどうした?
目くじらを立てるのか?

クジラはどこだ?

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今夜のお楽しみ 菊地成孔



今夜は以前から予約していた
菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールの
コンサート。

スペイン語で「伊達男/拷問/甘く、砂糖漬けの」を意味するペペトルメントアスカラール

場所は九段会館。
昔軍人会館と呼んでいたのだと友人から聞いたことがある。
知人がここで結婚式を挙げている。
大変なところでやるもんだと感心したことを思い出す。

電車でトラブル。
品川から都営浅草線に乗ったら、
泉岳寺で妙に長い停車。
そのうち車内放送に業務連絡のようなものが流れ始めた。
あきらかにおかしいなと思っていたら、
アナウンス。
京成線で架線事故があり、全駅で遅れているとのこと。
仕方ないので三田で都営三田線に乗り変えて
さらに東西線に乗り九段下に到着。
7時開演の5分前だった。

九段会館の
とてもしっかりした作りに驚く。
階段の手すりは総大理石だ。
こんなものを作っている間に東北の娘たちは泣いていたのだと
いつもの想念が頭をよぎる。

会場は7割から8割埋まっていた。
女性層が多い。商売はここを狙うことだな。
男性もファッショナブルな感じの人が多い。
羽のついたシルクハットをかぶっていたり。

ショーが始まると、
現代音楽ふうでバルトークかと思うくらい。
しかも光線が玄人っぽい。。

銚子の菊地食堂の隣の銚子ストリップ劇場の光線。
サックスの響きはいいね。
もうたったの一秒で踊り子さんがいないだけの船乗りさんストリップ劇場。

爽やかに通り過ぎる音楽ではない。
ねちねちといつまでもからみつく、しつこい音楽。
出番までの時間をできるだけ長引かせてじらす。
じらす。まだ、じらす。
いいね。これだ。

たとえば相撲で、ねっちりと四つに組む取り口。
一気の寄りなんかなくて、
とにかく胸と胸を合わせるまでが第一段階。
まだ先もあるのかよと暗澹とする。
そのような絡み具合だ。

何といっても、Pepe Tormento Azucarar のハープには電飾ですよ。
演奏中に先っぽがピンクに光ったりブルーに光ったりしていた。
悲しき熱帯と言うよりは、
銚子の亜熱帯である。
野生の思考と言うよりは、
マニーのピークである。

こういうものを女性が聴く。
そのことに驚く。
銚子をはじめ全国の歓楽街では、
酒を飲みながらオヤジたちが、
お目当ての新人さんの出番を待っている。
その直前の非常にそそられる気分を、
がっちりコントロールする音楽が
これだ。
そんな妖しいものをきちんとした身なりの女性が
おすましして聞いている。
女性同士の連れ合いもいる。なるほどそうか、そういう二人か。

パーカッションは担当が二人もいる。
全員で10名の編成の中で、である。
そしてパーカッションの効果は絶大である。
もういきなり歓楽街の午前0時である。
「爛れた交響楽」と印刷にあるが、
実際に爛れきっている。
女性パーカッションの演奏する姿は
まるで女性の自己による性的刺激のようであった。
バイオリン女2、ビオラ女1、チェロ男1。
全員が性的活動全開である。
コントラバス、ハープ、アコーディオン。そしてピアノ。
ハープ掘米さんはジャズにハープか!と思わせて、楽しい。
アコーディオンはとてもうまい。
このところ、ギター、ウクレレとうまい人が続出だが、
このアコーディオンもとてもいい。
ピアノは南博さんで、
演奏中に、椅子を傾けて体を斜めにして弾いていた。
自在だ。
全員が「熟れていました」。
この頃の人として、できることは全部経験したというところでしょうか。そんな関係のことは。
音楽の一部はそういうことなんだろう。

文化も最後尾になるとこのような爛熟期を迎えるらしい。
女性がこのような音楽を演奏して、女性が聴くのである。
生殖と関係なしに性的刺激を続けている。

一般に女性は耽溺しやすい。
そこで酒、たばこ、性的刺激、音楽、これらから女性を遠ざけておくのは、
男性としては必要な対策であった。
ストリップ小屋でたばこを吹かしながら酒をあおりながらけんかしながらバクチをしながら性的楽しみのために演奏される音楽は、
男性としては、最後まで女性に秘密にしておきたいアイテムだった。
文化最後期の現在、女性たちはここまで楽しんでいる。
会場のメスたちは性的開花を楽しんでいるようだった。
女性たちの耽溺は底がない。終わりがない。

ボーカルはKahimi Karie さんが登場。
今日はLook of loveを歌った。
歌ったというか、囁いた。菊地さんも一緒に囁いた。
ダイアナ・クラールのLook of loveを
サーロインステーキとすれば、
小振りなアジの干物だった。

どんどん演奏は進行。
わたしの頭の中では文章やイメージが交錯し、
少しの間に文庫本の一冊は書き上げたような気分だった。

最後のほうでトークが入り、
今日は演奏に熱中しすぎて、話が短くなってしまったと言っていた。
多分、とても熱が入っていた。
Kahimi Karie さんだけは何となく興奮に乗り遅れた人みたいだった。

わたしにとってはいいコンサートだった。
心の中のステージでいろんな妄想が炸裂していた。

音がからみつき、色彩が単調に踊り、脳のある部分をくすぐる。
それは音楽中枢であり、性中枢とほとんど重なり合っている。
パーカッションが人類の長い長い物語を思い出させる。

菊地食堂の出前持ちの息子はこんなに成長しました。
でも、子どものままですね。
ストリップ劇場の女性たちにからかわれて照れているよ。

-----
「本日は銚子劇場でお楽しみ、ありがとうございます。
踊り子さんはすぐ登場です。
ミナサマ、いましばらくお待ち下さい。」
音楽、続く、いつまでも、
踊り子登場せず、ジリジリ、イライラ、
客からは口笛、
それでも音楽だけで引っ張り、
ペペ・トルメント・アスカラールは、
踊り子の替わりに演じ始める。
さあ、ねっとりからみつく。



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忘れたいこと忘れる方法

忘れたいことでも
フラッシュバックしてしまうから
心の不思議というもので

忘れたいことを
思うとおりに忘れられるなら簡単だろうと思う

忘れたいことを何度でも思い出しているから
理不尽だし
心は思い通りにならないと思い知る

道ばたに石があって
邪魔だから転がしておけというようには
心はできていない

我が心は石にあらずという

そのどうしようもなさにつきあうのが
人生のひとつの仕事だ

そっちの道が得だし幸せだからそっちの道がいいと思えたら
多分幸せなんですが

がんがん前進するだけの幸せな人生もあるでしょうが
それは幸せというもので
感謝しましょう


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職場の若手人材に急増する「未熟型うつ」の正体

職場の若手人材に急増する「未熟型うつ」の正体

 これまで、人格が未熟なワガママちゃんの成因と行動特性について6回にわたり解説してきました。今回は、「ワガママちゃん」が「うつ」になったケースを取り上げて、「ワガママちゃん」のうつ状態と従来型のうつ病の比較を示して、その特徴をまとめてみましょう。

【事例】

「おれは本来本社にいる人間」と豪語

工場勤務に我慢できずに「うつ」に
 
 25歳会社員。入社3年目で経理職。元来元気な性格で、人の前に立って活動することが好きだった。新入社員研修ではリーダーシップを発揮し、グループミーティングでは、積極的に発言していた。本人は本社宣伝部への配属を望んでいたが、都内近郊Y市にある、工場の総務課に配属された。

 本人は、「おれのイメージには合わない」「作業服を着て働くなんて格好悪い」と不満をもらしていた。

 課は、勤続30年のベテラン課長と勤続15年の女性係長と本人の3名であり、上司2名はたいへんに面倒見がよく、なんでもていねいにアドバイスを与えていたという。

 業務上のやりとりにおいて、子会社社員に対する態度が横柄であったため上司係長が、言葉遣いについてたしなめた。本人は憮然とした表情で返事もせず、以来係長を無視するようになった。

 係長は、それでもていねいに仕事を指導していたが、本人は社内外で係長の悪口を言い、「俺は本来本社にいるべき人間で、こんな工場の係長なんぞに、とやかく言われるような人間ではない」「係長は無能なくせに、いちいち細かいことにうるさい」「これでは会社の将来はない」などと言っているとの噂が流れた。それらに対して上司課長から厳しい叱責があった。その場では本人は謝ったが、以降も態度は改まらなかった。

 働きぶりは、本社課長などへの報告には身を入れて、それなりの仕事をするが、相変わらず工場内部の仕事や子会社に対する態度は横柄であり、周囲もつきあい方にかなり困り果てていた。

 人事考課では、本人の満足のいく評価を得られなかったところ、本人はその不満をついに課長にぶちまけて、課長とおおっぴらな口げんかになった。その事態が、本社人事に報告され、事情のヒアリングを受け、事実関係と日頃の働きぶりに関する報告に基づき、本社人事担当から改善するよう指導を受けた。

 翌日から3日間、本人は体調不良で会社を休んだ。心配した係長がアパートを訪ねたところ、「会社に行く気力がおきません」「食欲も出ず、夜もよく寝られない」と言うため、上司はまず、「有給休暇を取って少し休んだらどうか?」とアドバイスした。

 本人はそれに従い「わかりました、休みます」「でも私は病気かもしれませんし、課長のいじめが原因で会社に行く気になれない」「3日間、インターネットでいろいろな病気を調べました」「うつの症状に似ていると思う」「気分が重く暗い」「朝から1日ずっと憂うつです」「あんなに元気に働いていたのに今は全く気力が出ない」と述べた。

 3週間の有給休暇の後、本人から精神科クリニック発行の診断書が送付されてきた。

■診断名 抑うつ状態

憂うつ感が著明で就労意欲の低下、食欲不振と睡眠障害を認めるため、上記診断にて服薬と約3カ月間の休養が必要である。

 工場人事は、本社人事に相談をしたところ、「診断書が出ているのでは仕方がない」「まずは3カ月の休みを取らせるしかない」「しかしなにか納得がいかないなあ」としぶしぶ疾病休職とした。

今までの「うつ」とは明らかに違う「未熟型うつ」の人はいませんか?

 事例を読んでどのような感想をお持ちになりましたでしょうか。

 従来、「うつ病」といえば、まじめで几帳面、責任感が強く、とことん頑張る人がなりやすいとされてきましたが、まったく違いますね。

 「ワガママちゃん」が、職場で自分の思い描いたように周りから扱われなかったり、仕事がうまくいかなくなって「うつ状態」になるバックグラウンドや「うつ状態」になったあとの行動には、「未熟型うつ」としての特徴があります。

 かつて日本は、メランコリー型の労働者が、会社のために滅私奉公し、「私」と家族を捨てて勤勉に努力してきた結果、高度経済成長を為し得てきたとも言えるでしょう。社会が変容し価値観が多様化し、健全なワークライフバランスが求められる現代社会では、このようなメランコリー型の労働者が減ってきてもいたし方ないのかもしれません。

 確かに過剰なメランコリー型は、自ら過度な労働に突き進み、心身ともに疲弊して消耗型のうつ状態に陥ります。勤勉で秩序指向性の強いいわゆる「デキル社員」のところには、どんどん仕事が集まり、良いアウトプットが期待できます。しかし彼らに依存しすぎてしまうと、会社は貴重な有能な人材を「うつ」で失うことになりますから注意が必要です。

 一方、昨今は、親が子供を失敗しないように大事に育て、また、同世代の仲間たちとのギャングエイジ体験を積み重ねる土壌も失われています。その結果、自己愛が強く、ちょっとした躓きに耐えられない「ワガママちゃん」が企業に入ってくるようになりました。ただし、この連載で繰り返し申し上げているように、彼らは成長の可能性を秘めた人材です。そこで大事なのは、彼らの特性を理解したうえで、陰性感情を抱くことなく、適切な対応をすることです。

 彼らを「うつ」にさせないためには、前回ふれたように、「ワガママちゃん」のSOCを高めることを意識してコミュニケーションを図っていくことです。

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抗うつ剤使用状況

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  • アミトリプチリン:トリプタノール
  • アモキサピン:アモキサン
  • イミプラミン:トフラニール
  • クロミプラミン:アナフラニール
  • スルピリド:ドグマチール
  • セルトラリン:ジェイゾロフト
  • トラゾドン1:レスリン、トラゾドン2:デジレル
  • パロキセチン:パキシル
  • フルボキサミン1:ルボックス、フルボキサミン2:デプロメール
  • マプロチリン:ルジオミール
  • ミアンセリン:テトラミド
  • ミルタザピン1:リフレックス、ミルタザピン2:レメロン
  • ミルナシプラン:トレドミン
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こころ

全身整形美女も悪くないのかもしれないが
心理的美人も悪くないと思う
やっぱりこころでしょう
夏目漱石みたいだけど

後輩によれば
恋愛のお相手として適切な人と
子供の母親として適切な人は
おのずとジャンルが違うのだという

どちらにも適さない人もいるかもしれないが
それは男性も同じことで
恋人にもパパにも適さない男性もいるわけだ

ーー
でもおまえはさ、子供の母親にふさわしい人だからっていう理由で
恋愛できるわけ?
と聞くと
その二つが自然に一致するときがあるんですよ
と自分で頷いている
幸せな後輩である

ーー
社会的存在と、動物的存在と、実存的存在と、
霊的存在と、それぞれの領域で一致のパターンがある

物質、肉体、社会的集団的心理、個人的心理、霊魂など
それぞれのレベルでの一致のパターン


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性的探索行動と配偶者決定行動

後輩は言うのだが
不思議なことのひとつは
性的探索行動と配偶者決定行動の間に決定的な差があることだという

頭のいいやつは難しいことを簡単に言うんだよと
言ってやると
説明してくれた

ーー
例えば今は夏で露出が増える
そのときにより際どい露出をしてドキドキさせるほうが異性への信号をたくさん出しているわけだし
とりあえず目立つので
性的なターゲットにされやすい
そのことを「異性にもてる」と解釈すると
なんとなく性淘汰の勝者であるかのような感じがする

夏に限らず誘惑的でかつ誘惑に乗りやすいタイプの女性は
性的探索行動の対象になりやすい

ところが夫婦として家を作り家庭を営むとなると
そのような女性は淫乱癖が治らないものなので
安定した家庭を築くには向かないと男性は本能で知っている
そこで配偶者としては選択しないことになる

性的冒険の相手としては適切であっても
家庭の伴侶として生涯の賃金をつぎ込むには適切ではないと考える

そうなると女性としては態度決定が難しいことになる
とりあえず少しは目立たないと性的ターゲットにならない
性的ターゲットにならない限りはその延長としての配偶者選択もない
しかし過剰に性的ターゲットになると配偶者選択の際には不適切として排除されてしまう
ではどのあたりが過剰ではなく、適切なのか、見極めが難しい

淫乱、奔放、適切、貞淑、かたぶつなどの程度が
昔はだいたい決まっていたようなものだと思うが
最近では所属する集団によって顕著な差があるように思う

ただし
そう思うのはいつの時代でもそのようであって
今の時代の特徴ではないとも言われる

ーー
そんなことを言う後輩なのだが
できちゃった婚に関しては
性的探索行動と配偶者決定行動が完全に一致してしまう原始的なタイプの行動で
人間の社会的な側面を全く度外視した行動であって
それならば人間も安心してクジャクのようになれるだろうという

後輩によれば
人間の場合は
クジャクのように振舞えば
性的冒険の相手としては適切だけれど
配偶者選択の対象とはみなされないということになる

特に最近のように(あるいは昔からであるが)、
女性が自分の意志で(あるいは強制されたように見せかけて)、
淫乱に耽るようになると、
性的探索行動にはいい時代なのだが
適切な配偶者を見つけるのがますます困難だと言う

ーー
妹の友達で決まりだなというと
そのへんがいいと自分でも思っていると語る


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