消耗して日々を送る
小沢敗けて笑顔晴れ晴れ
アイム カレー・ライス
ラスト・イヤー()のディセンバー()に「月刊MOE」という絵本とキャラクターを取り上げるマガジン(雑誌)で、私が文をライト(書く)した「ルイナのねがい」というストーリーがキャリー(掲載)されました。
EUの多言語主義原則
パスポートもなく移動できるようにした。
その一方で、
文化においては多様性の保持を掲げ、
加盟国すべての公用語をEU諸機関の公用語とする、
多言語主義を原則としている。
2007年の時点で、
EUには27の国が加盟し、
23の言語の使用が認められている。
ブルガリア語、
チェコ語、
デンマーク語、
ドイツ語、
エストニア語、
ギリシャ語、
英語、
スペイン語、
フランス語、
アイルランド語、
イタリア語、
ラトビア語、
リトアニア語、
ハンガリー語、
マルタ語、
オランダ語、
ポーランド語、
ポルトガル語、
ルーマニア語、
スロバキア語、
スロベニア語、
フィンランド語、
スウェーデン語。
以上で23個。
いやはやすごい。
重要な公式文書や法律は23の言語で書かれる。
通訳も大変だ。
さらに
カタルーニャ語、
バスク語
のような地方語もある。
バスクの人たちは地方語などとは言われたくないであろうが。
ヨーロッパで話される諸言語の多くインド・ヨーロッパ語族に属し、
大雑把に言えば、古代ギリシャ語、ラテン語、英語、フランス語が分かれば、
ほかの言語も、
なんとなく類推はできる程度になる。
ハンガリー語は、特別というのは有名で、
姓名や日付などの語順もヨーロッパ式とは異なるなど、
彼らにすれば複雑で手に負えないもので、
だから脳の訓練になり、ハンガリーは歴史的に多数の科学者を輩出している。
人口比でのノーベル賞受賞者数はトップクラスである。
ナチスの迫害から逃れる為、米国に亡命した科学者はコンピュータの開発や核開発で活躍した。
「多様性の中の統合」をモットーにしているので、
このように煩雑なことになっているらしい。
アジアなら漢字で大体通じるのと似ているような事情である。
*****
こんな風なことが、
翻訳小説「翻訳」ディエゴ・マラーニ著、橋本勝雄訳の訳者あとがきの中で述べられている。
トイレの二重誤解
恋はするほど艶がでる
熱い涙も流しましょ 昔の人は言いました
恋はするほど艶がでる 恋はするほど艶がでる
恋は神代の昔から/畠山みどり
嫉妬-2
嫉妬
甘くて美味しい焼き芋もどきを超簡単につくる方法(食器洗い不要)
薩摩芋を電子レンジで1分半加熱し、そのあと電子レンジの解凍モードで15分程度加熱する。
石焼き芋が甘くて美味しいのは、石焼き芋にたくさんの糖分が含まれているからです。この糖分は、サツマイモの中の酵素が、サツマイモの中のデンプンを分解することでできます。
しかしながら、この酵素は、温度が低すぎても高すぎても作用しません。50~60℃の温度帯の時に、この酵素が活発に働くらしいです。
このため、沸騰したお湯にサツマイモを入れると、サツマイモが一気に100℃付近の温度帯になり、ほとんど酵素が働かないまま、ゆであがってしまいます。このため、沸騰したお湯にサツマイモを入れると、甘みがなく、不味くなります。
そこで、ためしてガッテンでは、土鍋を使って甘いサツマイモを作る方法が紹介されていました。土鍋に水をいれ、その水の中にサツマイモを入れて、水から煮ていくことで、酵素の働く温度帯をゆっくり通過し、甘みを作り出すのです。
しかしながら、このやり方だと、かなり時間がかかりますし、普段使わない土鍋をひっぱり出してくるのがめんどくさいです。しかも、茹で終わった後、土鍋を洗うのがめんどくさい。
また、サツマイモのうまみ成分がお湯に溶け出してしまうような気がするので、イマイチ。
このため、ためしに電子レンジでサツマイモを加熱してみたのですが、電子レンジだと、やはり急速に100℃付近まで温度が上がってしまうため、酵素が働く時間がなく、甘みがなくて不味いサツマイモができてしまいます。
そこで、電子レンジで酵素の働く温度帯をゆっくり通過させるために、まず、冷たいサツマイモを、酵素の働く温度帯まで普通にレンジで加熱した後、解凍モードで、その温度帯を長い時間維持するようにしてみました。
その結果、石焼き芋屋さんほどではないですが、それなりに甘くて美味しいサツマイモを、電子レンジで作れるようになりました。
3億円あっても楽しくなれない理由は、子供が知っている
3億円あっても楽しくなれない理由は、子供が知っている
3億円あっても楽しくなれないのは、楽しさというものの本質が、子供の遊びの中にしかないからだ。
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060809/1155111327
株で行き詰まり、女性ともうまくいかず、仕事の悩みも抱えていたこの冬には、鬱に近い精神状態に。気づくと、部屋で50万円分の1万円札を半分に切って鶴を折り、千羽鶴ならぬ百羽鶴を作っていたという。「お札が単なる紙に見えた」と振り返る。
「でも、今は最初に当たったのが、1億8000万円だったと思うことにしています」
大人になっても、人生の楽しさの本質は、無心に遊ぶ子供となんら変わらない。
大人も、楽しくなるためには、子供のように、砂場や積み木や遊び友達が必要なのだ。
しかし、3億円では、砂場も積み木も遊び友達も買えない。
子供用の砂場や積み木は買えるかも知れないが、大人用の砂場や積み木は3億円程度では、手に入れられないのである。
子供たちが、砂場の世界を心から楽しめるのは、それが、子供にとって世界の全てだからだ。
その「全世界」を思うさま駆け回り、気の向くまま、仲間たちと戯れながら、思いつくまま砂山やトンネルや川や池を創造し、心のおもねるまま、世界を創造し、破壊ししていく。それは、一点の曇りもなく、心の底から楽しいことだ。
しかし、それが全世界ではないことを知ってしまった、大人たちの目には、それが、安っぽい子供用の玩具にしか見えない。それは、知識を持たない子供にとっては、本物の世界なのだが、知識を持った大人にとっては、それは、まがいものでしかないのだ。
つまり、大人は、知識の実を食べたために楽園を追放されてしまったアダムとイブなのだ。子供の砂場を永遠に追放されてしまった哀しい存在なのだ。
だから、大人たちは、砂場の外に、大人たちの砂場を見つけなければならない。
そして、荒野をさまよった大人たちが、ついに見つけ出す砂場というのは、多くの場合、社会なのだ。大人が最後に見いだす積み木とは、組織なのだ。
営利企業であれ、NGOのような非営利組織であれ、養護施設であれ、小さな山村であれ、家族であれ、国家であれ、世界政府であれ。
子供が砂山や積み木を積み上げ、無心に、自分が思いつくまま、気の向くまま、作りたいものを自在に作っていくのが心から楽しいように、大人も、思うさま、組織を動かし、社会の中で、自分がこうあって欲しいというものを実現することこそが、真に至福の幸せなのだ。
子供の頃、積み木を使って、自分の思うさま構造物を作り、面白い遊び方を仲間に提案し、みんなで盛り上がることの、なんと楽しかったことか。
大人の喜びも、本質的には、これと何ら変わらない。子供が積み木や砂山やトンネルを作るような無邪気さで、気の向くまま、思うさま、縦横無尽に企画を作り、構想をまとめ上げて、あちこちのキーパーソンを説得し、根回しをしまくって組織の意思決定メカニズムを操作し、利害関係を調整し、プロジェクトを推進し、それを世の中で実現していくこと。
それらを、気の合う仲間たちと力を合わせてやる楽しさ。仲間たちと一喜一憂し、喜びと悲しみと怒りと高揚を分かち合うこと。
そうしたことは、3億円では、買えないのである。
3億円ぐらいじゃ、めちゃくちゃショボイ会社しか買えないし、たとえ会社を買ったり作ったりしても、その会社を経営する能力が無ければ、楽しむどころか、会社は行き詰まり、倒産してしまうだろう。
そうならないように、優秀な経営者を雇って経営させたとしたら、自分自身は、楽しくも何ともない。
それは、砂場を買って、自分の代わりに他人にその砂場で遊んでもらうようなものだ。トイレに行きたいけど、自分がいけないから、代わりに他人に行ってもらうような、本末転倒意味不明の行為だ。
自分が子供の時、砂場で仲間たちと無心に遊んでいるとき、何が楽しかったのかを思い出せば、人生を楽しくするために必要なことが見えてくるはずだ。
自分が仲間たちに、自分のやりたい遊びや遊び方を提案し、それが受け入れられたとき楽しかったでしょう?
自分の納得のいくルールで遊べるのが気持ちよかったでしょう?
自分の思い通りの形に仕上げていくのが楽しかったでしょう?
仲間たちに、自分のアイデアが認められ、尊敬されるのは、気分が良かったでしょう?
みんなに、楽しいヤツだと思われて、たくさんの友達が集まってくるのが幸せだったでしょう?
仲間たちと、力を合わせて作り上げたものが誇らしかったでしょう?
大人になっても、これらは、本質的に、なにも変わらないのです。
だから、人生を楽しむのに第一に必要なのは、3億円なんかじゃなく、自分の思いを企画や構想へと練り上げていく力です。人々の気持ちを動かすことの出来る、プレゼン能力です。組織に働きかけ、組織の意思決定メカニズムを操作する、政治力です。自分が思いついた遊びに乗ってくれる、仲間たちです。
そういう、砂場で無心に遊ぶ子供のように人生を楽しむ能力を身につければ、結局のところ、十分な収入も得られ、生活に困ることもなく、そこそこの贅沢もでき、お金なんかにさほど執着しなくなるのです。
宝くじなんて、買いに行く暇があったら、自分の企画能力や政治能力を磨き、人脈を築き上げた方が、よっぽど楽しい人生を送れるでしょう。
もちろん、子供の頃、砂場で、外したことばかりやってみんなに嫌われたり、あるいは、積み木も砂山もちっとも楽しめなかった子供がいたように、大人になっても、やはり砂場でうまく遊べない大人というのはいます。
そういう人は、是非とも宝くじを当てましょう。そして、当たった3億円で、お金目当ての女の人と結婚し、愛のない家庭を築き、「この家がぼくの砂場なんだ。砂場なんだ。砂場なんだ。」と毎日となえながら暮らすというのも、選択の一つかも知れません。
でも、できれば、脇役でもいいから、砂場で無邪気に遊ぶ「元」子供たちの仲間に入れてもらって、一緒に遊んだ方が楽しいと思うよ。
美味しいアイスコーヒーを簡単・確実につくる方法
珈琲の粉を紙パックに入れたものと水を、1~2Lぐらいの容器にいれて冷蔵庫に入れておく。
いわゆる、水出し珈琲です。
これをホットで飲みたいときは、水出し珈琲をカップに入れて、電子レンジで加熱します。
紙パックは、1L分のもので10円で済みます。
インターネット依存症の存在する地域
ある報告では、インターネット依存症として問題になっているのは
世界の中でも限られた地域で、アメリカ、日本、韓国、中国だという。
ネットの普及度が一方で問題になるが、
同程度に発達していると考えられ、英語圏である、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、
また、ユーロ圏の諸国の場合にはあまり問題になっていない様子である。
これは宗教的な要因があるのか、あるいは地域社会のありようが「生きている」からなのか、
意見はあるが、はっきりしない。
地域社会の有り様というならば、当然、教会を中心として、地縁や血縁の広がりの中で生きているはずで、
宗教も関係しているはずだということになるだろう。
英語を普段使っていないとしたら、それほどおもしろいコンテンツがないのかもしれない。
チャットするなら相手が必要なわけだが、相手がサッカーに夢中でさっさと寝てしまうような子どもであれば、チャットも成立しないわけだ。
どうも、インターネット依存症が発生する社会は、
子どもが子どもらしく遊んでいない社会なのではないかと、疑われている。
マジな議論をする場所がない
ある意見では、
若者が学校の友達に真剣な話題を相談しようとすると、暗いと言われて嫌われ
るが、ネット社会の中では話相手が見つかるのだという。
たとえば、愛とは何か、恋とは、友情とは、人生とは、青春とは、などをまじ
めに話したいのに、相手になってくれない。
そんなとき、ネットの中では、そのような重い話題について話し合える人が見
つかる。
これはネット社会の問題と言うよりは、現実社会の人間関係の側の問題だろう
という気がする。
ランチよりもテイクアウトランチ
ランチがいまひとつ美味しくない
美味しくないわけではないのだが
余計なものを出されたり
サービス係が気が利かなかったり
自分で好きにさせてもらった方がよほど楽しいと思ってしまう
だとすれば
テイクアウトランチの方が似合っているのだろう
明日からはそうしてみよう
つまらないもののセットを食べる必要がない
品川インターシティ トラットリア イタリア ランチ1000円
パスタランチは1000円、
ピザランチは1200円。
サラダとドリンク。
パスタはゆでたてが分かる感じで、食べやすい。
ピザは塩味のするピザ生地でチーズが美味しい。
女性客の方が多い。男性はスーツでない若い人たちが多い。
スーツを着ていないと姿勢が悪くて体がぐにゃぐにゃなのである
禁煙、分煙は特にないようす。
女性同士は笑顔が多い。うらやましい。
政治的暴力への曝露がパートナーへの暴力を増長
政治的暴力への曝露がパートナーへの暴力を増長、パレスチナのもう一つの戦い
男性が政治的暴力に曝露されると、女性パートナーへの身体的および性的な暴力が増加することが、アメリカ・ミネソタ大学医療格差研究プログラムのCari Jo Clark氏らが実施した調査で明らかとなった。戦争、国家の弾圧、拷問、暴力的な政治紛争などの集団的な暴力への曝露は、ジェンダーに基づくさまざまな暴力のリスクを増大させることが指摘されている。国連安全保障理事会決議1325(2000年)は、このような武力抗争下における性的暴力からの女性および少女の保護を要請している。Lancet誌2010年1月23日号掲載の報告。
被占領パレスチナ地域の既婚女性3,510人に関する横断的研究
研究グループは、被占領パレスチナ地域において、政治的暴力によって親密なパートナー間における男性の女性に対する暴力が増加しているか否かを評価する横断的研究を実施した。
調査は、2005年12月18日~2006年1月18日までにパレスチナ中央統計局によって行われた。無作為に選択された4,156世帯から15~64歳の婚姻歴のある女性3,815人が登録された。解析はその時点で婚姻状態にある女性3,510人(92%)について行われた。
政治的暴力への曝露とは、当該女性の夫が直接的に曝露した場合および夫の家族の経験を介して間接的に曝露した場合とされ、曝露による当該世帯への経済的影響とパートナーへの暴力の関連についても検討した。補正多項式ロジスティック回帰モデルを用いて政治的暴力と親密なパートナーへの暴力との関連のオッズ比を算出した。
身体的暴力、性的暴力とも増加、ガザ地区では経済的影響も暴力の原因に
政治的暴力により親密なパートナーへの暴力のオッズが有意に増大した。夫が直接的な政治的暴力に曝露した場合は、間接的な暴力に曝露した場合に比べパートナーに対する身体的暴力のオッズ比が1.89、性的暴力のオッズ比は2.23に達した。
夫が間接的な政治的暴力に曝露した場合は、間接的な暴力にも曝露しなかった場合に比しパートナーに対する身体的暴力のオッズ比は1.61、性的暴力のオッズ比は1.97であった。被占領地域のうちガザ地区においてのみ、暴力への曝露による経済的な影響がパートナーへの暴力のオッズを上昇させていた。
著者は、「男性の政治的暴力への曝露は女性パートナーへの暴力のオッズを増大させ、数多くの心的外傷により健康状態が不良となる」と結論し、「紛争地域において心理社会的介入を行う場合は、政治的暴力について広範に評価すべきである」と指摘している。
職員を公平に評価
【質問】
開業して3年目です。やる気のある職員とそうでない職員に給与面で差をつけたいと考え、私の判断で評価を行ったところ、一部職員の反発を招いてしまいました。できるだけ公平な評価をしたいと考えているのですが、どんな方法がいいでしょうか。(42歳、内科医)
【回答】
職員に求める業務を明文化しその達成度で評価を決める
回答者◎岡眼科クリニック(福岡県飯塚市)院長 岡 義隆
職員を公平に評価しているつもりでも、不満を招いているなら、それは評価の基準があいまいだからではないだろうか。院長の主観など透明性の低い基準で評価を下しては、職員が納得しないのも無理はない。職員の評価には、客観性が何よりも求められる。
当院でも3年前に、公正な評価をしたいと考え、独自の評価制度を設けた。ここでは、その取り組みを紹介したい。
業務の「完遂度」で判断
私たちは、当院が求めている業務を「完遂」できたことに対価を与えるというスタンスで、職員の評価を行っている。職員の役割は、医師が医療を遂行するためのサポートをすることにあり、そのベクトルを誤り、勝手な方向に向かっていくら頑張っても意味がない。
まず必要なのは、職員が何を完遂すべきかを明確にすること。そして、その業務を完遂できたか否かという1点のみで評価を下すことだ。そうすれば、院長の勝手な判断と言われる余地はほとんどなくなる。
こうした考えの下に当院で作成したのが、表1の評価項目だ。これは、受付および眼科の検査を担当する一般職員の評価に使用するもので、電話応対業務一つを取ってみても、当院の場所や診療時間の問い合わせ、業者からの連絡、病気についての質問など、できるだけ細かく明記してある。それぞれの業務には、難易度に応じて5段階のランクをつけており、ランク1は入職後半年以内に完遂することが目標で、ランク2は1年、3は1.5年、4は2年、5は2.5年が目安だ。
この評価項目の使い方は、以下のようなものだ。まず職員が、それぞれの業務の完遂度を「○」「△」「×」の3段階で自己判定する。○は「独力で完遂できる」、△は「何らかのサポートがあればできる」、×は「できない」を意味する。
職員が自己判定したら、次に上司が判定する。その結果、該当するランクの業務がすべて○になれば、そのランクをクリアできたということになる。当院では職種ごとに1~5の各ランクに対応した給与を設定しており、クリアすれば一つ上のランクの給与が得られる。
自己判定が正しいか上司が査定
ここで重要になるのが、上司による評価だ。院長は診療に専念していることが多いため、職員の働きぶりを最もよく知っている各セクションの上司に評価を委ねる。
上司があいまいな評価を行ったのでは公正な運用ができない。そこで、職員が自己判定で「○」とした項目を上司が「△」、「×」と判定した場合、上司にはその理由を、院長に合理的に説明することが求められる。ここでも、「何分以上かかっている」「この業務のこの動作ができない」などと、できるだけ客観的な表現で説明してもらう。
上司となる職員は「公正に査定できること」が評価のポイントになっており、適切に査定しなければ評価が下がることになる。逆に、部下がなぜ「○」の判定にならないのかを明確にして、「○」を得られるよう的確に指導すれば、評価は上がる。
そして、最後に職員本人と院長が面談を行う。院長は「あなたは、これとこの業務ができるようになれば、来期は次のランクに上がれるので頑張ってください」などと指導する。同時に、職員の上司には「彼にこの業務をトレーニングしてください」と依頼する。こうした評価を、半年ごとに実施している。
職員が制度の運用に参画
このような制度にすることで、職員が何を習得すればよいかが明確になり、指導も楽になった。
また当院では、この評価制度を運用するに当たり、各業務の手順書も作成した。どのような手順で業務を行うかを明記すれば、「独力で完遂できる」ことの判断基準が、より明確になる。
評価項目の内容やランクなどは、定期的に見直している。例えば、身体的な事情で手術の補助ができない職員に対し、その代替となる項目を特別に追加する形で救済を図ったこともある。評価項目の見直しの内容は職員に考えさせ、自分たちが作った制度という意識を持たせるようにしている。
なお、こうした評価制度を導入する際には、激変緩和措置を講じることが望ましい。最初は、それまでの給与額に応じて職員を各ランクに割り当てるしかない。当院では、仮に該当ランクの業務をすべて完遂できていなくても、とりあえずはOKとする代わりに、できるだけ速やかに達成することを要求した。できなければほかの職員の目が厳しくなるので、本人も必死に完遂を目指し、結果的に職員全体のレベルが底上げされることになった。
【まとめ】
・評価から主観をできるだけ排除する
職員の評価軸にあいまいな点があれば、不平や不満の声が出てくる。自院が求める業務が遂行できるかという点のみで評価を行う
・合理的な説明と指導をセットで
職員のどこが足りないかを、評価者がきちんと合理的に説明する。その上で指導を行えば、職員も目標を持って働きやすい
・評価項目は職員の手で見直す
評価項目には不完全な部分もあり得る。職員同士で話し合いながら見直し、皆が納得できる評価制度に改良する
100歳を超えたご老人がナイフ持たされてただ座っているようなもの
多いのに安い矛盾
気前のよい男
イールド・マネジメント
自販機
心療内科からみたテクノストレス症候群 ネット社会
心療内科からみたテクノストレス症候群 村林信行・筒井末春 1994
・環境が共通ならば、同じ病気になりやすい。たとえば交代勤務による睡眠障害その他の症状。
・職場のハイテク化とストレスについて以下の指摘
○知的労働負荷の増大
○合理化が仕事を増やす
○ミスが許されない
○創造的であることが要求される
○納期が厳しい
○個人の能力差が結果に出やすい
○機械主導のペースになりやすい
○作業が単調になる
○職場内で人間的な対話がなくなる
○派遣の増加などで労働条件が悪化
・残業増、通勤時間増で、不眠。
・VDT作業従事者の心身不調が多い
・その場合、発症後おおむね一年程度と受診まで時間がかかる
・初診時にすでに欠勤や遅刻が多くなっており、職場不適応を呈している。
・不安性障害やうつ病が多い。
・症状が移動して変化する場合が多い。
・性格傾向としては自己愛性が多い。ついで、統合失調症質、依存性、回避性と続く。(注-ICDに準拠している。)
・自己愛性格とは
○プライドが高い
○他人に共感するのが苦手である
○他人の評価に敏感で、絶えず人の注目や賞賛を求めたり、逆にねたみの感情にとらわれやすい。
○昔職人気質と呼ばれた性格は、これに近い。
・コンピュータ作業は、能力があれば万能感を持ちやすいため、自己愛性格者が集まりやすいとも言われている。
・統合失調症質性格は他人と親しく接するのが苦手で、これもコンピュータ業界には多い。
・ストレス要因が内的にも外的にも解決されていない状態で、「症状を取り除いてください」と来院するケースもある。
・Brod C:Technostress.1984
*****
最近はテクノストレスという言葉はあまり使われていない。
コンピュータを使うことが非常に一般化しさらにネット社会が進展し携帯の爆発的普及もあり、むしろテクノストレスを免れている人のほうがまれになったことも状況としてはあると思う。
ネット・携帯社会が自己愛性格者の割合を増やしているのではないかとの考察には賛同する。
誰の心の中にもある、自己愛性成分や回避性成分、依存性成分、強迫性成分、演技性成分、衝動型成分、境界性成分、統合失調症質性成分、受動・攻撃性成分などの中で、ネット・携帯社会が特に自己愛性成分を拡大させているのだと考えられる。
だから、個人の中でも、自己愛性成分は強まり、社会全体としても、自己愛性性格者の増大をみていると考えられる。
コンピュータの特性、ネット社会の特性の両面から考える必要がある。
コンピュータと携帯との毎日は、幼児的な自己愛の保存と強化を可能にするだろう。欲求があれば、キーを押すことで即座に満たされる。それは幻想的万能感をもたらし、自己愛性性格の保存と進展に寄与する。
ネット社会は自分の内部にある幼児的プライドや非現実的な自我理想の保存に働き、自分に都合のいい情報しか見ないという意識的無意識的検閲によって自我の傷つきを回避している。
自分は素敵という人たちも自己愛性であるが、アイドルを素敵と崇拝する人たちもまた、自己愛性である。崇拝されるべきアイドルを、正しく崇拝している自分たちは、これまた崇拝に値するのである。自己愛は延長する。
アイドルサイトに集合する人たちの独特の性格傾向は、自己愛性といっていいものだろうと思う。
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つまり、ネット・携帯社会は、個人においても社会においても、自己愛性成分を増大させる。そのときにうつ病が発生すれば、当然、自己愛性性格傾向を基盤としたうつ病像になるはずであって、その特徴もいくつか抽出されていて、昔のメランコリー親和型うつ病に代わって、種々の新型うつ病で議論されている。ディスチミア親和型うつ病、未熟型うつ病、神経症性うつ病、職場結合性うつ病、逃避型抑うつ、退却神経症、現代型うつ病、このそれぞれと関連の深い現実的社会的要素は何であるか、もうひとつは性格的要素は何であるか、そのあたりを整理できればよいと考えている。
たとえば
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-15
まとめると、
ネット・携帯社会は、自己愛性格者を主に増大させた。そのことがうつ病の病像の変化をもたらし、
治療にも影響している。2008年的に言えばそうなるだろう。