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寝床の話

異性についての直感といえば
その人がいないときにその人の寝床に
入って安心していられそうか、あるいはうれしいと思いそうか、
あるいはその人が自分のいないときに自分の寝床で寝ていたとして許せてうれしいか
という基準があると
後輩は言っていた

洋服を交換できるかとか

歯ブラシを共有できるかとか

もちろん性的交渉も重要な局面である

いろいろな場面が考えられるが
(個人的には清潔強迫なので歯ブラシ共有はだめ、洋服ならばあまり抵抗はない、
しかし寝床はなんとなく、許せるか許せないかがはっきり出そうな感じはする、
セックスについては論外でだめ、性病が極端に怖い)

その人の基本的なにおいが好きかどうかというのも大きな要素という
そうかも知れない

寝床はにおいとも直結しているのだろう

あなたの体臭が好き、もっと嗅がせて、なんて言われると、妙な気分である
こいつは動物かと思う

ーーー
寝床のシーツのしわとかなんとはなしに、その人という感じがする

シーツのシワを丁寧に伸ばして、掛け布団の偏りもきちんと直してとか
寝床を整えないと寒くて嫌だと言っていた人がいた
いろいろあるものである

プライベートな領域は社会化しないままで保存されるので
話を聞いてみるとおもしろい



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ソフトバンク、楽天、ユニクロ、ワタミ、ゼンショー

ソフトバンク、楽天、ユニクロ、ワタミ、ゼンショー

マッキンゼー、BCG、アクセンチュア、アビーム、IBM、 ドリームインキュベータ、
NTTデータ経営研究所、野村総合研究所、電通、博報堂



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自己分析

 自己分析は、おそらくやりだしたらきりがありません。それこそ、なぜ自分はこの世の中に生まれてきたか、というところまで行ってしまいます。そんなの、学生はもちろん、社会人でも答えられるわけがありません。困ったことにそれを悪用する就活ビジネスや自己啓発セミナー、カルト宗教、それからブラック企業などが存在します。そうしたものにはまり込むと、ろくでもないことになるのは言うまでもありません。

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好き勝手言い合って、お互い傷つかない仲

好き勝手言い合って、お互い傷つかない仲

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マニック・ディフェンス 躁的防衛

大大大好きなおばあちゃんが危篤に近い重篤な病気
兄弟とか親戚が集合している年末らしい

さて、それなのにこの人はマニックである
遠距離のお見舞いもし
仕事も新しいプロジェクトを引き受け
子供の病気治療に走りまわり
年末なのでお部屋の掃除もし
昔の友人と海外でのお楽しみもしっかりと計画し
悲しみのさなか、あるいは喪失が目前に迫っているのに、
何故か全速力で走っている
そして不眠

こんな感じはマニック・ディフェンスだと思うのだけれど
もちろん基本には喪失を予感しての抑鬱リハーサルがあるわけです
それが根底にあって、しかし現実を乗り切るためにおもいっきり、マニー側にシフトしている

それが分かったとして、さて、抗鬱剤は使うべきなのかどうか
基本にある、あるいは根底にあるうつには有効だけれど
マニックディフェンスをむしろ保存して助長してしまうのかどうか

あるいはマニックディフェンスを抑制してうつがむき出しになり
そこから回復過程が進行するのか

そうだとして患者さんはそのことを受け入れられるのか
薬のせいで活動が鈍くなり
私は損をしていると感じてしまう









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芝の増上寺

お正月計画を話し合う

別にどこにも行きたいというのもないけれど
正月三が日のうちに芝の増上寺に行ってお願いしたいという

案外ブランド好きだね

だってその場所がなくなったら嫌でしょ、思い出なのに
二人で迎える初めてのお正月だから

え、初めての、っていうのは、二回目とかあるわけ

決まってるよ、あるよ
あと三十回はあるでしょう

え、ええ?
なんかどっしりしてない?


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検察による誘導当てはめ調書

検察による誘導当てはめ調書は
頭の悪いカウンセラーと同じ



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基礎栄養と嗜好

食欲を考えると
栄養として基礎的に必要なものと
嗜好として必要なものとがある

性欲でも同じで
基礎栄養的に必要なものと
嗜好として必要なものとの違いがあるように思う



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微細なミスコミュニケーション

微細なミスコミュニケーションが発生していて
それを一つずつ解決していきたい

丁寧にほどいてゆきたい

丁寧にほどくことが当面の人生になるがそれでいいとおもう

もつれた糸は切ってしまっていいわけではない


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異性に関する直感

異性に関する直感の話であれこれ

男性ホルモンはあまり選別しないと思う

女性ホルモンは選別をする
基本的に保護されて養われる立場なので
保護を一方的に打ち切られる場合を想定して
そうならないように慎重に振舞う

一番の危機は、自分の新鮮さがなくなった頃に、競合する新鮮な女性が現れて敗北することである

だから慎重に選ぶ
それが女性ホルモン

慎重さがないのは、内部で男性ホルモンに支配されているからだと思う

学校でも会社でも競争場面では男性ホルモン側にドライブされていると思う

ーー
自分自身の内因性バイアグラ放出状態を考えてみると
これは男性ホルモンではなくて
女性ホルモンなのだと思う

特定の一人にだけ
性的接触をしていないのに内因性バイアグラが発生していて
非常に不可解であるが
女性が最初に会ったときに男性の適不適は直感的に分かる
と言っているのが思い出される

私は年をとって女性ホルモン優位になってきたのではないかと思う

男性ホルモンならばこのような選択性はないだろうと思うのだ
実際に、なかった

それがいまはあることが理解不能だ
わたしは女になったのだろうか




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自尊心の基地はどこにあるのか?

自尊心の基地はどこにあるのか?

たとえば芸術家
自分なりに満足のいくものを作りたい
陶芸でもいい
自分なりにいいと思う湯のみができる

しかしその湯のみが一般の人に支持されなかったらどうするのか

価値のある茶碗とはどういうものか

その価値判断を世間の多数決に求めると
非常に不安定になる

あるいは自分が信用している少数の人達の判断に委ねても
やはり不安定である
顔色を気にするようになる

いっそのこと自分だけの基準で生きることもできる
芸術家なんだから当然だが
独りよがりとすれすれである

マーケットで値段をつけてもらうとしても
そんな値段は宣伝とかコネとか色々な仕組みが関与していて
容易に信じることはできないはず

半分ハッタリで半分コネで大部分は偶然

ーー
まっとうに考えて
やはり自分を自分で信じて真っ直ぐ進むしかないのだ

この短い、限られた、一度限りの人生を、妥協ばかりしていてどうする
みんなではしゃいで終わる人生でいいのか

これが私の人生のほんとうの中身だと信じられるものにぶち当たりたいではないか

浅い偶然ばかりを人生だと思いたくない

ーー
深いとか真実とか本物とか、そんな言葉自体に大いに嘘があるし
嘘つきほど内容のない言葉を使う

それは理解する
しかしその上で、なにか、もう少しだけ、本物があるのではないかと思う







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人生を切り替えていきたい

先日。
ある人がコストとベネフィットの話で
ある程度の次元に達すると
どれだけコストをかけても回収できない限界点に来るとか話してまして
(何かもう少し用語を使っていたような気がするが)

わたしなりには
ああそれは、イチローが350打っていたのを355にするために
どれだけ大変かということですよね

実際にイチローは最初の年以外は首位打者が取れていない
当然首位打者のタイトルがほしいはず
すると4球を選んだりする
そこからバッティングが崩れて350も維持できなくなるかもしれない

そういうアンビバレントに突き当たった
ここで頭のいい人がいて200本安打と目標を切れ変えればいいじゃないかと立案した

すると相手はイチローに単打を打たれても試合の勝ち負けにはどうということもないので
ピッチャーの給料には影響しない

イチローの側の安打製造コストは安くなり
200本打ってもメジャーのタイトルには関係ないし
ただ主観的にイチローと日本のマスコミが200本と自己愛していればいい

という解決なんですね
350から355という難しい達成のためには多分コストがかかりすぎ
それが分かったので
200本安打に切り替える

お互いそんな風に人生を切り替えていきたいものですね


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親になって成長する

育児中はいろいろ障害が発生しますよね。親が遊びにいけないとか 
タバコを吸えないとか、(そうではない人もいますが) 
子が病気になったとか。お金がなくて子に買ってやれないとか。 
そのような問題を解決しながら、体が年食っただけの若者が、親になって成長するんではないでしょうか。 

何か内容が薄いんですよね。親が遊びにいけない、タバコを吸えない、そんなレベルの問題を解決しなければいけないような人間が親になるべきではないでしょう。そんな程度の覚悟もなくて親になるのが間違っているのです。 



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性行為後の服用でも妊娠を回避できる緊急避妊薬ノルレボ(成分名、レボノルゲストレル)

ノルレボ(成分名、レボノルゲストレル) 
厚生労働省の薬事分科会は24日、性行為後の服用でも妊娠を回避できる緊急避妊薬の製造販売の承認を決めた。緊急避妊を目的とした薬の承認は国内初。医師の処方が必要だが 、公的医療保険は適用されない。来年上期に販売される見込み。


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仕事かセックスか

結局のところ仕事が好きな娘は仕事のほうが大事という価値を共有できる男性のほうがいい

なぜなら話題は仕事のことしかないからだ

そこでツーカーで話が通じないと苛立たしいし無力感を感じる

虚しいものを虚しいと言われると怒る

ーー
大きく分けて仕事の快感とセックスの快感とどちらを取るかということだろう

女性は可能ならば仕事の快感を取る

それは脳内のドパミンとアドレナリンが溢れる体験でセックスの快感には替えがたい

しかし仕事での快感は誰にでも可能なものではない

選ばれた人にしか許されていない

妊娠出産の喜びというものは広く女性に許されているもので最終的にそこを頼ることは多い

しかし誰でも達成可能ならばドパミンは少ししか出ないのだ

男性の場合は23時まで仕事をしてそのあとでセックスをすることが出来る

そこが女性と違うところだろう

膝っ小僧を撫でたら20万円という海老蔵的な場所で派手に浪費する

その行為が問題なのではない

その行為が20万円に値するのだという観念がドパミンを産生する

何重にも虚業である

ーー
入籍すると男性は当然のように妻としての務めを要求する

女性は約束が違うと反発する

もともとセックスよりも仕事が好きだから当然仕事を選ぶ

男は仕事と俺とどっちが大事なのかと言い出す

女は失望する

この人もやっぱり、となる

だから入籍はしないで、相手の仕事をあくまでも尊重する姿勢も節度ある愛と言えるだろう




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夢のままにしておく

夢で

かつてのわたしの活動的だった時期を支えてくれた人たちが登場して

いろいろと話している

これが本当の自分なのかとも夢の中では思い、納得していたのだが、

しかし目が覚めてから考えてみた

*****
次第に活動を縮小している自分が本物なのかとも思う

彼らには彼らの人生の展開がある、それでいい

また再び活動を展開して

人の人生を巻き込み、背負い込み、迷惑をかけ、かけられ、

そのような時期はもう卒業だと思う

静かに、自分の心の中に実った果実を味わう時期ではないかと思う

いつまでも農園を広げるものではない

若いつもりでも、それはつもりであって、若いのではない

*****
実際、やればやったで、また新しいアイディアはあるし、

新しい展開があって、それもひとつの人生だと思う。やりたいと思う気持ちが半分あるし、

チャンスが来ているとも思う。

しかしそのように進軍ラッパを鳴らしているだけが人生ではないだろうと思うのだ

*****
「林住期」の中で五木寛之が書いていた。
古代インドでは人生を4つの時期に区切るという。
 「学生期」(がくしょうき)
 「家住期」(かじゅうき)
 「林住期」(りんじゅうき)
 「遊行期」(ゆぎょうき)
「学生期」で学び、
「家住期」働き、家庭をつくり、子供を育てたあとに、
人生のクライマックス「林住期」を迎える。

林住期は、時間を取りもどす季節だ。
林住期は、人生におけるジャンプであり、離陸の季節でもある。
これまで、たくわえてきた体力、気力、経験、キャリア、能力、センスなど自分が磨いてきたものを土台にしてジャンプする。

林住期に生きる人間は、まず独りになることが必要だ。
人脈、地脈を徐々に簡素化していこう。
人生に必要なものは、じつは驚くほど少ない。

*****
夢は夢のままにしておけという夢を見て

そんな夢は夢のままにしておこうと思う


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きつく抱きしめてもおまえは上の空

世良公則 - 宿無し


エレキギターは右手で弾く部分と
左手で押さえる部分とが
交換できる構造のものがあって
不思議
カメラの交換レンズみたい

考えてみれば
たしかに左手になじむ部品と右手になじむ部品があるはずで
それを結合すればいいと思うが

後輩の話によれば
その結合のためにアメリカ人はビス四本でかなりむりむりに締める
締めるときに微妙に厚紙を挟んだりして原始的だが絶妙の加減なのだそうだ
(なにが絶妙なのか、私には全く分からない)

日本人の工作はファインでビスなしでカッチリはまり込むくらいよいのだけれど
音の点では微調整が必要とのこと

このあたりはエロスの領域と似ているらしい
(これも私には全く分からない)



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鉢かづき

鉢かづき

 昔々、あるところに、たいそう美しいお姫様がいました。

 家はもともと裕福でしたが、お母さまは少しからだが弱く、観音様を熱心に拝んでいました。

 ある日、お母さまはふとした病気がもとで寝込んでしまいました。

(もう、私はこのまま儚くなるのかも知れない)

 そう思うと、お母さまは枕元に娘を呼び寄せました。

「姫、私はもう観音様の元へ旅立たねばならぬようです。後へ残すあなたのことが気がかりだけれど、観音様のお告げの通りにしますから、どうぞ、あなたも観音様をよく拝むのですよ。」

 そう言って、お母様は、姫の肩まで届くほど大きな鉢を姫の頭にすっぽりとかぶせました。

 そして、しばらく姫の手をしっかり握っていましたが、ふと力が抜けたと思ったら、お母様はお亡くなりになってしまっていたのです。

 姫は悲しくて悲しくて、ずっと泣いていました。でも、泣いてもお母様が帰ってこないのがわかったので、お母様の代わりに、観音様とお話しすることにしたのでした。

 頭の鉢は、お父様が取ってあげようとなさったのですが、どうしても取ることができません。まるで、姫の頭に吸い付いたように、がっちりとくっついて離れないのです。

 観音様のお告げの通りと、お母様はおっしゃいました。

 いったい、どうしたことでしょう。

 

 

 

 

 時が過ぎ、北の方のなくなったお父様は、新しい北の方をお迎えになりました。

 北の方が最初になさったのは、やはり、姫の頭の鉢を取ることでした。

 引っ張ってもたたいても、姫が痛がるだけで、いっかな取ることはできません。

「何と強情な娘だろう。」

 北の方は、頭の鉢が取れないのは姫が何かたくらんでいるせいだと思いましたので、何かと姫につらく当たりました。

 姫は、自分が北の方にかわいがっていただけないのは、きっと、この頭の鉢のせいだと思いました。いくら観音様のお告げでも、このように化け物じみた姿では、かわいがっていただけるわけがない、と。

(いっそ、このまま儚くなって、お母様の元へ参りましょう。)

 悲しく切ない気持ちを抱いて、姫は、川へ身を投げました。

 ところが、頭の鉢が浮き袋のようになって、姫の体は沈まないのです。

 そのまま川を流されて、都の近くまで漂っていきました。

 

 川の近くで魚を捕っていた村人が、上流から流れてくる鉢を見つけました。

「なんだか変わった物が流れてきたぞい。」

 手元の竿をのばして引っかけ、岸へたぐり寄せましたところ、鉢の下に娘の体が付いているではありませんか。

「ば、ば、化け物ーーー!!!」

 村人は腰を抜かして逃げていきました。

(やはり、私は化け物としか見られないのですね……。あさましの身の上や。なぜ、命が絶えなかったのでしょう。)

 姫の目から涙がこぼれました。でも、助かってしまったのは、観音様の思し召しかもしれません。濡れた体を、村人が起こしていたたき火で乾かしながら、姫は思いめぐらしていました。

 そこへ、立派な身なりの貴族のお殿様が通りかかりました。

「娘、何をしている。」

 姫は、それまでのいきさつを語りました。お殿様はなんだか姫がかわいそうに思えて、

(邸に一人くらい変わったのがいてもいいだろう。)

と、姫を連れて行きました。

 邸へ連れては来たものの、何もさせずに置くわけにはいきません。

 姫はそれまで本当に「お姫様暮らし」をしてきたので、お殿様の北の方がおっしゃる料理とか裁縫とかは何一つできませんでした。

「何もできなくても、お風呂でお湯をわかすくらいはできましょう。」

 姫は、風呂焚き娘として邸に置いてもらうことになりました。

 井戸から水を汲んできて風呂桶を満たし、薪を割って火をくべる。

 慣れない仕事で腕も肩も腰も痛みましたが、誰かの役に立ち、喜んでもらえるのがうれしくて、姫は一生懸命勤めていました。

 

 

 

 

 貴族は、橘の家のお殿様でした。若君が5人にて、それぞれ宮廷でときめいておいででした。

 中でも真ん中の若君は、麗しい見目かたちと管弦や詩作の優れた才で帝のご寵愛篤く、左近衛府少将のお役目を賜っておそば去らずにおいでになり、あちらこちらの姫君といつも噂が絶えないという華やかなお方でした。

 その夜も、若君はどこかの姫君との逢瀬を楽しんで、夜明け近くにお帰りになりました。

(寝る前に湯浴みすることにしよう。)

 湯殿へ行くと、頭に鉢をかぶった不思議な娘が控えていました。

(これが例の鉢かづきか。)

 宮中の宿直と毎夜の夜歩きでほとんど家に居着かない少将様は、鉢かづきを見るのが初めてでした。

 頭こそ鉢をかぶって妙ですが、よく見ると、水仕事や薪割りで荒れているとはいえ、手入れをすればほっそりと優雅な手、上品な物腰など、ただの村娘とは思えません。

(返事をさせてみよう。)

 少将様は姫の声を聞きたくなりました。

「今日は少し疲れているから、少し熱めの湯に入りたいのだよ。わかしておくれ。」

「かしこまりました。」

 何と細い、透き通るような声! それまで逢ったどの姫君よりも美しい声でした。少将様は、もっと鉢かづきをよく知りたくなりました。

「背中を流してもらえまいか。」

 お湯に体を浸しながら、少将様は外の火焚き口にいる姫に声をかけました。

 姫はびっくりしました。背中を流してもらったことはあっても、他人の背中を流したことはないのです。でも、主である館の若君には逆らえません。姫はおずおずと湯殿に入りました。

 少将様は、湯殿に入ってきた姫の手を取り、自分の方へ引き寄せました。

 初めて男の腕に抱かれた、しかも裸の男に抱きしめられた姫はもうどうしていいかわかりません。少将様のなさるとおり、されるがままになるしかありません。

 少将様も、邸の下働きの娘などに遠慮はありません。どんどんとことを進めて、とうとう、姫を我が物となさってしまいました。

 姫のすべてを知った後に少将様が感じたのは、姫への限りないいとおしさでした。

(この人のために自分はあったのだ。もう、離さない。)

 心から何度も愛を誓う少将様のお言葉を、姫は夢うつつで聞いていました。

「君の、本当の名前を知りたい。」

「……あかね、と、申します。」

「あかね……!」

 少将様はあかね姫を強く抱きしめました。二度と離したくない。でも、夜明けを告げる鶏の声が遠くから聞こえてきます。

「若君さま……夜が明けます……」

「友雅と呼んでおくれ、いとしい人。もう、君なしではいられないよ。今宵はどこへも行かない。君の所へ来よう。」

「友雅さま……」

 離れがたい気持ちをこらえて、二人は今宵の逢瀬を約束して別れたのでした。

 

 

 

 

 それから、深夜、人が寝静まってから、二人は湯殿で逢うようになりました。

 だんだん大胆になって、姫を少将様のお部屋へ連れて行くようなこともありました。

「結婚してくれるね。君がいない生活など、考えられない。私の北の方になっておくれ。」

 何度もいわれながら、あかね姫ははっきりと返事をできないでいました。自分の化け物じみた外見。いくら観音様のお告げとはいえ、友雅さまにご迷惑がかかることに間違いはないと思ったのです。

 少将様の気持ちは、すぐにお殿様や北の方の知れるところとなりました。

「何を考えているのだ、下働きの、しかもあのような姿の娘を北の方にすえるなどと。」

「あなたにはもっとふさわしい縁談がいくつも来ているのですよ。鉢かづきなどおやめなさい。」

「鉢かづきなどと……父上母上はあの姫の本当の美しさをご存じない!」

 両親の反対は、かえって、少将様の姫への気持ちを強めるだけでした。

 北の方は何とかあきらめさせようと、あることを思いつきました。

「嫁合わせをいたしましょう。息子たちの嫁の君と私はきちんと会ったことがない。この機会にみなさんに集まっていただいて、楽しくお話することと致しましょう。」

 あの不思議な姿の娘をさらしものにするようなまねはできないでしょうから、さすがの少将様もあきらめるだろうと、北の方はお思いになったのです。

 

 

 

 

 いよいよ明日がその嫁合わせの日となった夜。

 少将様は心を決めました。

「ここから逃げよう、あかね。遠くへ行って二人だけで暮らそう。観音様のお告げが本当なら、そのご加護で私たちは生きていけるに違いない。」  

 あかね姫も、もう、離れて生きていくなど考えられないくらい、少将様を想っていました。二人、手に手を取って邸を出ようとしたとき。

 姫の頭の鉢が急に取れて、地面に落ちました。

 鉢は二つに割れて、中から、金糸銀糸で縫い取りをした華麗な衣装ひと襲と、瑠璃や翡翠の珠、真珠、珊瑚といった宝玉がどっさり出てきたのです。

 二人はびっくりして、しばらくそれを見つめていました。

 それから、少将様は、あかね姫の顔を見ました。

(美しい……)

 抜けるように白い肌が、月の光を受けて、さらに白く美しく輝いています。

 姫の目は、それ以上にきらきらと輝いて、そして、真珠のように光る涙がぽろりと一粒こぼれました。

「なぜ泣くの、いとしい人。私の大切な人……」

 少将様は姫を固く抱きしめ、涙を吸い取ってあげるのでした。

 もう、嫁合わせから逃げる必要などありません。

 初めての口づけを交わし、二人は少将様のお部屋で夜明けまで過ごしました。

 

 

 

 

 嫁合わせが始まりました。

 美人と誉れ高い長男の嫁の君。気だての良さが評判の次男の嫁の君。少将様の弟君の嫁の君もみなさんお集まりになって、それぞれ、お義母さまである北の方におみやげをわたされます。

 いよいよ、あかね姫の番です。

「お噂では、たいそうかわった身なりの姫君だとか。」

「お生まれも、不思議なお方だそうですわね。」

 皆が興味津々で眺める中。

 得意満面の少将様に手を取られて、あかね姫が入ってきました。

 観音様の鉢から出てきた衣装できらびやかに装ったその上品な美しさ。どの嫁の君にも負けません。負けるどころか、ぬきんでて美しいのです。

 皆、息を飲んで見つめるだけでした。

 おみやげとして、やはり鉢から出てきた宝玉を北の方に差し上げます。

 かろうじて、北の方がお声をかけられました。

「おまえ、本当に、あの、鉢かづき、かえ?」

 姫はにっこり笑ってうなずきました。

「何と今まで、知らなかったとはいえ、むごい仕打ちをしたのだろう。」

 北の方はあかね姫の前に手を付きました。

「私を許してくださるか。少将殿も、こんな立派な嫁の君を迎えて、なんと果報者だろう。どうか、少将殿をよろしくお頼み申しますよ。」

 はらはらと涙をこぼす北の方の手を取り、あかね姫は優しく声をかけました。

「どうか、お手をお上げ下さい。こちらこそ、ふつつか者でございますもの。よろしくお導き下さいませ。」

 嫁の君たちも、口々に姫の美しさを褒めそやします。みんなで仲良く楽しい時を過ごしました。

 

 

「よくやったね、かわいい人。私の白雪。」

 お部屋へ戻ると、少将様は大喜びで姫を抱きしめました。

「ご褒美は、何がいい?」

 真っ赤になってうつむく姫の顔をすくい上げ、少将様は口づけなさいました。

 お二人で御帳台に籠もって、甘い時を過ごされます。

 幸せそうなお二人の声が、帳の隙間からもれ聞こえるのでした。

 

 

 めでたしめでたし。

ーーーーー
これは現代風に大幅に脚色されていて『甘い時』だとか
わけの解らんことを書いている

鉢は苦悩の源泉であるが身を守るものでもある

母親が残したもの

ばけものと呼ばれる原因

死のうとしたが、頭の鉢が浮き袋のようになって、姫の体は沈まないというわけで、自分を守ってくれるもの

この矛盾を生きなければならない

「何もできなくても、お風呂でお湯をわかすくらいはできましょう。」というわけで
才能とも資質とも関係のないところで社会関与が始まり
そこで性的関係になりそこから婚姻という社会関係に発展する
なんじゃ?

誰かの役に立ち、喜んでもらえるのがうれしくて
とか書いているな

ーーーー
一般にパニック障害でも過食嘔吐でも社会生活を大きく制限することになる
鉢である

しかしそのことがあるからいろいろと面倒なことを免除されるという面はある、命を救ってもくれる
それが鉢である

王子様が現れて鉢が取り除かれて円満な幸せに至る

ここでは、鉢は王子様の出現の前提条件となっており、しかも、王子様が鉢の困難を解決してくれる。

たぶん、症状の一部は王子様が現れれば解決するもので、
しかも、症状を解決するために王子様が必要という心理はある

そのようにして王子様が選ばれ
王子は男なので、いつものとおり、自分が選んだと錯覚して、配偶行動を行う

ーー
ここで読み取ることができるのは
症状を盾にして案外有利な立場を確保している人達がいることである

それを家族は痛感している

症状または鉢は最大の免罪符であり、強いカードであり、
そのカードをどう使うのか、難しい問題がある

大抵の人はわがままと非難され
非難されると無理解と応酬し
ますますこじれる

世界に王子様の数は少ないから
鉢かづき的解決は難しい

ーーー
この話、そもそもの始まりが「たいそう美しいお姫様」なんだから
その後は楽勝に決まっているんですよね

たていての人は「別に見栄えのしない庶民階級の女」なんですから

もとの話を調べてみなくては

ーー
鉢かづき(原文) 春の日長しと思へども、その日もやうやう紅の、たそかれ時や夕顔の、人の心は花ぞかし。
かの宰相の君、いつよりもはなやかに装束して、湯殿の傍の柴の臥所にたたずみ給ふ。
鉢かづき、これを知らずして、暮ればと契りしかねごとの、はや宵の間もうち過ぎぬ。
人を咎むる里の犬、声するほどになりにけり。来んまでとのかたみの枕と笛竹をとり添へ持ちて、かくなん、 
君来んと 黄楊の枕や 笛竹の など節多き 契りなるらんとうちながめければ、御曹司とりあへず、 
幾千代と 臥し添ひて見ん 呉竹の 契りは絶えじ 黄楊の枕にさて、宰相殿は、比翼連理と浅からず契らせ給ふ。 
包むとすれど紅の、洩れてや人の知りぬらん、「宰相殿こそ、鉢かづきがもとへ通はせ給ふ、
あさましさよ。もとより高きも賤しきも、男はあるならひ、立ち寄り給ふとも、あの鉢かづきめが、
近づき参らせんと思ふ心の不徳心さよ」と憎まぬ人はなかりけり。 
ある時、よそより客人来り、夜ふけ方まで隙入り、遅く入らせ給ひければ、鉢かづき、
おぼつかなく思ひて、かくばかり、 人待ちて 上の空のみ ながむれば 露けき袖に 月ぞ宿れると、
かやうにうちながめければ、いよいよやさしくおぼしめし、契り深くはなりけれども、捨つべきやうはましまさず。

(現代語訳) そうこうしているうちに、春の日は長いと思ってはいても、その日もだんだん暮れていって
黄昏時ともなると世間の人の心は、夕顔の花のように変わりやすいものだが、あの宰相様は、いつもより華やかに
衣服を着こなして、湯殿のそばの柴の寝床に来てたたずんでいらっしゃる。
鉢かづきはこれを知らず待っているうちに、「日が暮れたら」と前に約束してくれたけど、
もう宵の口も過ぎてしまったし、怪しい人をとがめる村里の犬が声を上げる時分にさえなってしまった。
そこでまた来る時までという形見の枕と横笛を並べて持って、こんな風に歌を詠んだ。 

あなたが来ると告げてくれる、黄楊(つげ)の枕なのでしょうね。この横笛の竹のように、
どうして節が多い…、間の短い契りなのでしょう、あの方と私の仲は。

と詠んだので、物陰にいた坊ちゃまは、即座に、 

何千年もの間、黄楊の枕で添い寝をして見届けて欲しい。横笛の材料の呉竹のような、長い二人の仲は、決して絶えません。

と詠んだ。そうして宰相様は、比翼連理の比喩どおり、鉢かづきと浅からぬ契りを交わされたのであった。 
包み隠そうとするけれど、灼熱の恋は、漏れて人の知るところとなったのであろう。
「宰相さまが、鉢かづきのもとへお通いになっているとか。あきれることだねえ。
もともと身分の上下を問わず、男にはつきものの色恋沙汰だから、男に方はお立ち寄りになるのはともかく、
あの鉢かづきめが、宰相さまとお近づきになろうと思うのが、納得いかないことだわ」と、憎まぬ人はいなかった。 

あるとき、他所からお客様が来て、夜更けまで時間がかかり、宰相の君が遅く湯殿にお入りになったので、
鉢かづきは不安に思ってこんな歌を詠んだ。 

あの方を待って、上の空で物思いをしていると、悲しみの涙で濡れた袖に、あの空の月の光が輝いていることだと、

こんな風に詠んで待っていたので、宰相の君は、ますます可憐なものをお思いになって、契りは深くなるのだが、
鉢かづきを捨てる気配はまったくおありではなかった。

(語釈)比翼連理 : 「比翼」は、翼を並べること。「連理」は、木の枝に別の木の枝がくっついていること。
比翼の鳥とは、雌雄ともに目と翼が一つずつしかなくて、いつも一体となって飛ぶという中国の想像上の鳥である、
連理の枝は、根や幹は別で、枝がつながっているものである。つまり、男女が仲睦まじいことのたとえ。
特に夫婦仲が良いこと。

(全体のあらすじ) それほど古くない昔のこと、河内の国、交野のあたりに備中の守さねたかという人がいた。
教養深い奥方との間に姫君が一人いたが、その姫君が十三歳のとき、奥方はあっけなくこの世を去った。
今際の際に、奥方は、娘の身の上を、日頃信仰していた長谷観音に祈念するとともに、
なにかを入れた手箱を姫君の頭に載せて、その上から鉢をかぶせた。
すると不思議なことに、その鉢が全く取り外しができなくなってしまった。 

何年かして、父は、人の薦めでしかるべき女性と再婚したが、その継母はわが子を身ごもると、
鉢かづきの存在が邪魔になり、夫に何かと悪く言った。
そして、とうとう鉢かづきは、自ら家を出ることとなってしまう。
死のうとして、川に身を投げるが、鉢が浮いて死ぬこともできない。

さすらううちに、山陰の三位の中将の情けに救われて、その家の風呂焚きとして雇われることになった。 
相変わらず鉢は頭にくっついたままで、鼻から上は全く見えないという奇妙な姿であるので、
誰も言い寄ってはこなかった。中将の家には四人の息子がいたが、上の三人は既に結婚している。
宰相である四男は、美男で才能がありながら独身でいた。ところがある夜更け、一人遅れて入浴したとき、
鉢かづきの声に魅せられ、初めてその優れた姿態(手足の美しさや振る舞いの優雅さ)に気づき、
契りを交わす間柄となった。 

その後も二人の仲は深まり、毎夜、宰相の君は鉢かづきの部屋を訪れた。
いつしか人の噂になり、鉢かづきの身分の低さ(風呂焚きの女中)を心配した父である中将夫婦は、
乳母の知恵を借りて仲を裂こうとするが、宰相の君は承知しない。

では、上の三人の兄嫁たちと嫁比べをして、鉢かづきが恥ずかしさのあまり、
いたたまれないようにしてやろうということになった。 
その前夜、宰相と鉢かづきは、それなら駆け落ちをしようということになり、
邸を出ようと手をとって、一歩踏み出したとき、鉢かづきの頭の鉢がぱっくり割れて地に落ちた。
鉢かづきの顔立ちは美しく、宰相がうっとりしていると、鉢の中から手箱が出てきて、
数々の財宝が出てきたのでびっくりしてしまう。 

翌日、二人は勇んで嫁比べの場に赴いた。三人の兄嫁たちは、それぞれに美しく、父母への引き出物も立派であった。
しかし、最後に登場した鉢かづきの、鉢がとれた容姿の美しさには到底かなわなかった。
加えて父母への引き出物も、あの財宝を使ったので群を抜いて立派なものだった。
それではと、兄嫁たちは和歌の教養を競って圧倒しようとしたが、
これも鉢かづきの優れた才能を披露する結果となった。 

感嘆の余り、中将は、時分の所領の大半を宰相の君夫婦に与えて、一族の総領とし、
兄たちもこれに従うようにと命じたのであった。
幸福な身分となった鉢かづきは、母の祈念で自分を守り続けてくれた長谷観音へ参詣する。
そこで一人の修行者と出会う。それは、落ちぶれた父であった。
その後、我が儘で浪費癖の継母のために暮らしが立たなくなり、
妻も召使いも、家屋敷も全てを失い、かつて自分の弱さのために追い出してしまった娘のゆくえを探していたのである。
再会した親子は感激の涙を流す。
中将は、河内の国を、この鉢かづきの父と自分の息子の二人領主に任ぜられた。





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人に接するに春風をもってす

人に接するに春風をもってす

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お正月

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俺は俺様だ 偉いに決まっている!

何を偉そうに言うか
おまえは何様だ

俺は俺様だ
偉いに決まっている!

みんな違ってみんないいんだ!

俺は俺のままでいいんだと言ってしまえば
社会の中での自分が見えてこない

というような具合で
誰にもどうしようもない

こういうのは健康な自己肯定感と言わない

俺、たいしたことないけど地道にやっていくわ
母ちゃんもいるし
とか



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メンソレータム

わたしね、本当は嫌なんです、このもともと派手な顔とか
メイクもどんどん派手になって
この業界だとしかたないとは思うんですけれどね

父がベルギーの人、もうずっと昔に離婚
母は日本人でやっぱりモデル
私は身長が足りなくて
モデルとしては不利なんです

だから私のお仕事は顔が中心です
お顔だけド派手でしょう
はずかしいわ
コンパニオンとかは身長があったほうがいいんですよ

私にぴったりなのが
カタログ撮影とか
ウエディング関係とかで
毎週のようにウエディングドレスを着て撮影してます

身長なくても高い靴を履いて丁度良くできるの
ウエディングドレスだと足が出ないから

といっても170はあるんですがね

わたしは余計なのは要らない
このあいだメンソレータム使ったらよかったです


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一見自信満々であるが

一見自信満々であるが
内面は自信のなさでいっぱいである

そこがかわいいのである

温野菜をとり合って食べる

西早稲田の六畳一間は狭いが温かい


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孤独が深くなるといいことはしない

孤独が深くなるといいことはしない

どうしてなんだろう



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文章と絵画の間に、このような非対称性がある

例えば、難解な文章を、平易な解説で解きほぐすことはできる。

絵画でそれができるだろうか?
ゴヤの絵のどれかを説明するにはやはり文章が必要である。

文章と絵画の間に、このような非対称性がある。



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出産と子育て

非常にわがままな女性がいたとする
もちろん誰にもどうしようもない

しかし出産して子育てをすると
自分によく似た、しかし自分以上にわがままな存在に
否応なく付き合うことになり

それはもう効果てきめんなのだった

ーー
わがままシステムが外在化する



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捨て猫

捨て猫
クリスマスから正月にかけては
私は捨てられた猫だ




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父親は家庭では無力であるが職場では有能である

父親は家庭では無力であるが職場では有能である

ここを起点にして考えると
現代の家族の崩壊と
会社婚外性交渉の増大が説明できる

娘は自分の上司が頼もしく思えて身を委ねるが
自分の父親が家庭では存在が薄いのに
職場では若い娘に依存されていることを知らない


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自分を受け入れる

自分を受け入れること

大事なこと



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何が正しいかは知らないが何が楽しいかは知っている?

何が正しいかは知らないが何が楽しいかは知っている
それで充分だと語る

充分なのかな

自分が楽しいと思っているその楽しさは
はたしてそれでいいのかなと疑問に思わないのだろうか
別の楽しさとかあるのかなと思わないのか
逆に不思議である
そのことをわたしは「広義の自閉」と呼ぶ

そう考えて正しさの次元が登場する
それが社会であり倫理であり法であり正義であり
お互いに交流可能で共感可能な領域
そのような背景があれば別の次元の楽しさが発生する
原始的な楽しさではない

そこまで行かないのは一種の精神的怠慢である

ーー
何が楽しいかだけで
生きられるものなんでしょうか?


正しさは思考の問題
楽しさは感覚の問題としても
思考の背景に感覚があるし
感覚の背景に思考があるはず
独立しているものではない
だからこそ認知行動療法が成立もしている


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