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実名と匿名

採録

実名だとその人の言葉は一生の烙印となるし、近しい人に瑕疵が及ぶ危険もあり、慎重な表現で、面白みのない無難な文章になりがちです。逆に匿名だと、言葉が無責任になり、過激になり、下劣になり、読んでいて生理的に嫌悪感をもよおします。結局、両方共読まれなくなるのです。そこで、私は実名と匿名の中間の「一意性を有する匿名」というものを提唱しています。何を隠そう、私のハンドルネームの“19850726131431”というのは、まさにそれです。ちなみに、この“19850726131431”をgoogleで検索すると、私のコメントの履歴がずらっと表示されます。私はこのハンドルネームを使用するようになってから、自由に、それでいて自制の効いた文章が書けるようになりました。興味のある人はこの時刻番号を取得して文章を書いてみてはどうでしょう。 http://timeowner.aa0.netvolante.jp/



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あなたを好きな理由

後輩は書いている

*****
あなたを好きな理由

正直言って・・・
はっきりした理由なんてない

ふとしたときに想うから
夢で想うから
いつも想うから

だって好きだから
本当に好きだから

あなたの美しさに、惚れています
あなたのやさしさに、惚れています
あなたのすべてに、惚れています

だって、あなたが、好きだから

あなたにわたしのすべてを捧げます
あなたにだったら捧げます
あなただから捧げます

あなたが本当に好きだから

あなたの美しさをぼくにください
あなたのやさしさをぼくにください
あなたのすべてをぼくにください

待ちますあなたを待ちます

そして望みます
あなたの幸せを望みます

あなたを幸せにしたいです
ぼくにあなたを幸せにさせてください

もしぼくがあなたにふさわしくな
いなら喜んで諦めます

そしたら祈ります
いつも祈ります
ずっと祈ります
あなたの幸せを祈ります

あなたが幸せならぼくも幸せです

いつも幸せでいてください
ずっと幸せでいてください
あなたが幸せならぼくも幸せ・・・

あなたがぼくを選ばなくても
ぼくはいつも幸せです

あっ・・・わかったよ、あなたを好きな理由・・・

あなたがぼくに幸せを与えてくれるから
あなたがぼくに幸せにするから
あなたの存在がぼくを幸せにするから・・・

*****
歌詞になりそうです
歌もつけてみたらどうでしょうか

*****
・・・を使うのは
わたしの趣味としてはあまり好きではない

繰り返しでリズムを作るのはいい
人間の考えも多分繰り返しの範型があってそこにいろいろな内容を入れ替えているのだろうから
繰り返しで言葉を入れ替えてみるのは本質的にいいことだと思う

どんなに好きでも待つしかできない恋愛がある
それもまた恋愛である
君の恋愛はいい
私の立場から見ていてもまぶしいくらいいい恋愛である
輝いているよ

はっきりした理由なんてない
の部分は
こう言うよりも
限定されるような明確で有限な理由はない
むしろ無限で無数の理由があると
いったらはっきりするだろうと個人的に思う

君は理系なんだから
無限の密度についてきちんと伝えた方がいい

無限の密度に違いがあるなんて不思議なことだけれど

あなたの存在が、ぼくを幸せにするから・・・
ここの部分は
結局、あなたが太陽で、君は地球で、照らされていて、暖かくていいけれど、
太陽にすれば、感謝がうれしいだけで、まあ、それだけのことだ
あなたは太陽だというのはいいメタファーだけれど
それだけで女性をいい気持ちにはさせられないのかもしれない

*****
勝手で浅薄な思いつきだけれど
俺は太陽だ、おまえは俺のそばにいられて幸せだろう、というタイプのガキ大将はいると思う
俺様

逆に女性で、
私は太陽、あなたは私に照らされて幸せよというタイプの女性は
たとえば芸術家にとってのミューズがそうであるが
難しいことが多い

たいていは経済的な力関係もあって成立しがたいもののようだ

*****
ここで経済関係というのも場違いであるが
現実は詩の中まで追いかけてくる

*****
君は彼女を幸せにする何を持っているか
たぶん優しさだけで
優しさはもろい
一瞬のうちに裏返る

自分の心が裏返ったことに驚くだろう
そうでなければ相手の心が裏返ったことに驚くだろう
いずれにしても人の心に驚くだろう

そんなものよりは一枚の公正証書のほうが確実というものだ
それが世の中の半分であるといまは思う

*****
それにしても
そんなにも素晴らしい人なのか

広い世界にひとりでもそんな思いを素直に抱ける人がいてよかった
その気持ちは大切にして欲しい

*****
相手の幸せを何よりも願い
そして相手が幸せなら自分も幸せだという
君の愛の態度がわたしには美しくまぶしく羨ましい


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愛と摂食障害

愛の傷は
食の障害に至る。なぜか。

愛の傷が、
見る・見られるの障害に至るよりも、
食の障害に至るように見えるのはなぜか。
(見る・見られるの障害は、被害的感覚の病理に近い。)

見ることと食べることの間には
深淵がある。

食べることは
相手を変えてしまい、破壊してしまい、消化して自分同化してしまうことだ。

見ることとは全然違う。

愛することは、自分の大切なものを捧げる・奪う点で、食べる・食べられる行為につながっている。

女性の場合、
愛は、見る系列ではなく、
愛は、食べる系列に属している。あるいは、食べられる系列に属している。

そのようにして
親子の愛の傷
兄弟の愛の傷
友人の愛の傷
男女の愛の傷
それらから食の障害が生じる。

ーーーーー
だとすれば、摂食障害を癒すのは、愛である。



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わたしは、もう我慢の限界だ

後輩は次のように書いた

*****
わたしは、もう我慢の限界だ


わたしは、もう我慢の限界だ

もう、待つべき時間を、待った

あなたを、充分待った

でも、あなたはもう来ない

わたしは、待ちくたびれて、心に穴が開きそうだ

どうしても、わたしのことが嫌いなら

「嫌いだ」と、はっきり答えてほしい

でも、あなたは、もういない

答えては、くれない

答えすら、聞けない

あなたの美しすぎる存在が、わたしの心から消えないことを悔やむ

*****
そうですか、心に穴が開きそうですか。
あ、もう、あいてるよ、そこに、ほら、ぽっかり。
さっきから、何の穴だろうと思ってたよ。

「あなたの美しすぎる存在が、わたしの心から消えないことを悔やむ」
と言うけれど、心から消えた方がいいわけでもないんでしょう?
ますます純化されて美しくなるよね。
そうすると、次に君と出会う人がはげしい嫉妬をするんだ。
どんなに説明しても、心の中の彼女をまだ思っているのじゃないかと
手を焼かせる。

*****
彼女がやって来て、手を取り、愛していると告げ、
ワーグナーのオペラみたいに幸せになればいいのだろうか。
あんな風に脂っこく生きたいかい?

多分年月が立てばいまの鋭い気持ちもすっかり忘れて
車でイオンまで行って買い物なんかしているのじゃないか?
洗濯ばさみを買い忘れてメモを忘れたやつが悪いとか、
覚えていられないやつが悪いとか、
言い合ったりして。

*****
嫌いなら嫌いだと言って欲しいと言うけれど
きっぱりと嫌いというほどでもない、という場合もあると思う。

トヨタでなくてもホンダでもマツダでも用は足りるわけだ。

君にとって彼女は唯一無二なのに
彼女にとって君は普通だという矛盾だ

でもさ、それは根本的にどうしようもない恋愛の矛盾だと思うよ
恋愛の根本矛盾の定理

いい女は俺にはほれない+だめな女は俺にほれるがこっちは関係ない+中間はいない=俺は恋とは関係がない

*****
彼女がそんなにもすばらしい人であるなら
我々のような出来損ないに恋をするはずはない

逆に我々に恋をするような程度の女性は
どうせたいした女性ではない

お互いあこがれもしないくだらない存在とマッチングさせられる運命なんだ

そんな異性にドキドキすると言うなら
おめでたいわけだ

*****
君から見て彼女は一言で言って美しすぎる存在であるわけだけれど
女性から見て男性をそのように理想化して表現する言葉はどんなものになるだろう
たぶん、美しいというような、脱社会意味的な言葉ではなくて
社会の中で有用な人間というような社会的な形容になるのではないだろうか

君の熱い思いとは関係ないけれどそんなことも思った

*****
限界だからと言って
スズキやミツビシで間に合わせる気はないんでしょう?
それは相手に失礼というものだし。
自分にも誠実じゃない。





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