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少し増感

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心を形にして外に出す

心を形にして外に出す
文章でもいい
粘土でもいい
絵でもいい
料理だって表現の一つだ
音楽でもいい、歌でも演奏でも、作曲でもいい
ビデオや写真でもいい

そのときの自分の気持ちはこんな風、と外側に形にして出すこと

そうすることで
なんだかひとまとまりが付けられることもある

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カレーが好き

後輩の話

ずっとずっと昔のこと
成城学園前の邸宅に招かれて
お庭のテラスでお食事をいただき
そのあとちらっと目にしたのだが
名作映画などのVHSビデオが非常に沢山整理されて棚にあった

女子学生は国立大学に安全性最重視のマイカーで通学していた
助手席に座ろうとしたら
一冊30万円くらいの首都高の通行券の束があった

車にはいつもパーティセットが積まれていた
なにか理由があると食材を途中で買って料理をして食べた
たいていは誕生日を孤独に過ごすアホな友人宅に行き
カレーライスを作って食べた

普通のカレーなんだけど美味しかった

ーー
彼が正味好きだったのはそのカレーだったらしい
作り方を教えてもらったので別れたという

幸せってなんだろう、と語る

いまははるかに画質の良い映像をお金持ちでなくても楽しむことができる


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性格が未熟であるということ

最近は性格傾向の話が出ると決まって
未熟化の話である
ここ20年か30年その傾向

核家族化、少子化、地域交流の減少、血縁関係の希薄化、などが言われている

生物学的な考察としては
遺伝子の脆弱化とか性ホルモン類似物質の問題が言われている
何も解決されていないがあまり語らなくなったと思う

ーー
昔の教科書にはギャングエイジとか反抗期とか出てくるが
私が思うにそんなものはたわごとだ


ーー
人間は小学前半で人間としては完成する
そのあとで
性ホルモンがたくさん出て男と女になる
これを
一階と二階とたとえてみると
大人の男女は二階建てだ

たてものがうまく建っていないとき
一階部分の不具合なのか
二階部分の不具合なのか、考えるが
一階部分が整っていないと、とうぜん上に建て増しする二階部分はまっすぐにはいかない

一階が傾いているのでそれを補正しようとして無理をする
結果として普通くらいになっているが
一階の傾きを二階で補正するようになり
不安定になるはず

ーー
未熟という言葉は明らかに価値判断を含んでいる

小学生の子供と30歳の大人を比較してその違いを未熟とか成熟とか言っているのだが
その主成分が何であるかは問題がある

それがいいことなのかどうかも問題だと思う

ーー
子供の頃の感性とか
純粋とか
言えばずいぶん肯定的な評価になる

ーー
何が違うかといえば
多分、その場での禁止事項を飲み込んでいるということではないか

偉い人には本当のこと言わないとか
それだけのこと

ういろうきらいでも
おいしいですよねぇと話を切らさないこと

虎屋の羊羹をもらったら
きらいでもありがとうという

その程度ではないか

ーー
未熟というとき一階部分の未発達なのか
二階部分の未発達なのか見分けたいが簡単でもない

小学一年生くらいでどうだったかの確実な情報があれば随分いい
その点では小学一年生の時点での
教室での風景などをビデオ録画しておくととっても役立つと思う
これからはそんな研究が増えると思う









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スケープ・ゴートを意図的につくる

いじめの関係ではスケープ・ゴートという言葉が有名であるように
集団があればいじめが普遍的に発生する
(「いじめ」を「いじる」と書いていたが、訂正。しかし、それでも通じる感じはする。)

集団を結合させる成分が
同時にスケープ・ゴートを生み出す

かわいがり、いじり

Aであることの自己確認として非Aを攻撃する
攻撃性を集団凝集性に転化する

何重にも愚かである

これは集団形成の際の序列づけ機能が働いているのだと思う
実態は攻撃性なのだが、それが形式化されているはずで、しかも、その形式化が崩れて
攻撃性そのものになる

ーー
さらに愚かな話をすると

Aがまとまるために非Aを暫定的に作ればいいなら
適当な距離を持った学校とスポーツの交流戦をするとか
学力の競い合いをするとか
学内のマナーの比べ合いをするとかにすればいいのかもしれない

とりあえずの目標を作る
それを暫定的な非Aとする
みんなAなんだから非Aであってはならないと
集団をリードする

こういうものは距離が必要で
学級内のいじめだとずっとその場にいるから大変に気まずい

離れた学校ならば仮想敵国としてちょうどいいのではないか

たとえば上海の学校と学力を競うとかはいいかもしれない

ネットでつないで何やればライバリティをかきたてられるかも
向こうの子とこっちの子と一対一で30回、なにか勉強のことで対戦する

そういう時はたいてい学級内の落ちこぼれをどのようにして助けるかが焦点になる

そのようにしてまとまりが発生する
思いやりも学んでもらえる

適応の悪い子の実際の中身も理解してもらえるしそれを教育する機会になる

ーー
そんなはずはないか


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Eliane Elias - "Tangerine"

Eliane Elias - "Tangerine"




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誰も傷つけず、傷つかずに、生きて行って欲しい。

子供に向けた文章採録。

*****
「10歳の長男へ
インターネットをやってもいい。
一つだけ憶えておいて欲しい事がある。
それは、インターネットで誰も傷つけないで欲しいし、お前も傷つかないで欲しいということだ。
ディスプレイ越しに見る言葉は、口から発せられた言葉と違い、時に心に深く深く心に突き刺さる事がある。
何度でも反芻でき、何度でも傷つく事が出来る。
時に話す言葉よりも残酷で、何度でもお前の心の傷をえぐるだろうし、お前の何気ない言葉が相手の心をえぐるだろう。
インターネットの言葉は、時にお前の心を壊し、誰かの心を壊すかもしれない。
一度発した言葉は永遠にネット上を彷徨うのだ。
日常生活以上に、気をつけて欲しい。
そして、想像力を使うんだ。
誰がどういう思いでその言葉を発したのかを考えて気持ちを読み取り、言葉を返す必要が最上と判断するのなら、想像力を駆使して相手に言葉を返してもいい。
だが、謙虚さを忘れてはいけない。
時に雄弁は銀、沈黙は金なりだ。
何も言わない事が勇気である時もある。
そして、想像力を駆使して、自分の心を守れ。
不用意に、無条件に、誰かの言葉で傷つくな。
言葉の表面上の意味だけを捉えて、安易に傷つくな。
想像しろ。
この広大なネット上の世界に何が渦巻いているのか、思いを馳せろ。
父さんはいついなくなってしまうかもわからない。
そうしたら、この広い世界で、お前は一人で生きていかなくてはいけない。
考え抜いて、生き延びるんだ。
誰も傷つけず、傷つかずに、生きて行って欲しい。」

*****
ディスプレイ越しに見る言葉は、口から発せられた言葉と違う
日常生活以上に、気をつけて欲しい。
そして、想像力を使うんだ。

という部分が大切な教育になっている。

*****
考え抜いて、生き延びるんだ。

誰も傷つけず、傷つかずに、生きて行って欲しい。

この部分は考えさせられる。

傷つけ、傷つけられ、その果てに、なにか目指す境地があるのでもない。
そんな時代は終わったらしい。

むしろ、傷つけず、傷つかずに、生きていくことが目標という。

これが生存を保証された豊かな社会の自己愛のあり方であり、
シゾイドタイプの心理が表現されていると思う。

子どもたちを取り巻く現状を生き抜くにはおそらくこのようなことが必要と親は感じていて、
そのことを表現した文章だと思う。

共有の理想や価値観は消滅し、
残っているのは裸の自己愛と家族愛。
それでいいと思うし、その範囲内で何とかうまくやっていきたいものだ。



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孤独が一番いい

朝、半分目が覚めている。
朝日がきらきらしてレースのカーテンのあたりではねている。

肌はさらさらしていて気持ちがいい。
なんて幸せなのだろう。

人生は不幸だが
瞬間の感覚は幸福だ

孤独であることの幸せにくるまれて
わたしはしばらく目を閉じている。

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高次脳機能障害

『奇跡の脳』の著者は左脳に、『壊れた脳 生存する知』の著者は右脳に障害を持った。

壊れた脳 生存する知 (角川ソフィア文庫) [文庫]
山田 規畝子 (著) 

奇跡の脳 [ハードカバー]
ジル・ボルト テイラー (著), Jill Bolte Taylor (原著), 竹内 薫 (翻訳) 



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アクティブなうつ 時間を待つ

アクティブなうつで、
死にたい気持ちを抑えるのが大変で、
一杯泣きましたと言う。
アクティブというのは、
うつが「活火山」になったという意味のようだ。

ひとまず落ちつきたいというので、
薬を飲んでじっと時間を待つ。
一週間たつ頃には局面が展開していて、
自分の苦しさを客観的に表現できるまでになる。

よく辛抱しました。
辛抱していれば何とかなります。
時間を待つことが大切です。

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ベルクソン 現代思想としてのマザー・テレサ 曼荼羅

 ベルクソン―〈あいだ〉の哲学の視点から 篠原資明著 (新赤版1040)
  
   現代思想としてのマザー・テレサ――ベルクソン再発見

 マザー・テレサとベルクソン―― 一体どういう関係があるのだろうか? そう思われる方が多いと思います。これは、何を隠そう、この本をつくるきっかけになった篠原先生のエッセイのタイトルです。

 それは、社会や宗教の閉じたあり方を打ち破り、「愛の衝動」を人類全体へ押し広げようとした現代の聖女マザー・テレサの活動はどこからくるのか。このたいへん興味ぶかい問題を、哲学者ベルクソンの思索をたどりながら、解き明かしたものでしたが、とても刺激に満ちたものでした。

 そのエッセイをもとに、5年をかけて書き下ろされたこの本は、人間の生成と存在の問題について根本的な問題提起を行なったベルクソンの思索の軌跡を、著者の〈あいだ〉哲学の視点から読み解きながら、ベルクソン自身も大きなテーマとしていた、人間はどこから来て、何であり、どこへ行くのかという哲学の最重要問題に取りくんだ渾身の一冊です。

(新書編集部 平田賢一)
    
  ■著者からのメッセージ

 われわれはどこから来たのか、われわれは何であるのか、われわれはどこへ行くのか。この問いは、ゴーギャン(1848-1903)による名画のタイトルとしても知られる。われわれは何であるのか、を問おうとすれば、われわれはどこから来たのかと、問わざるをえない。そうしてはじめて、われわれはどこへ行くかについても、問うことができる。いうまでもなく、この問いは、われわれの存在の根本にかかわる問いなのだ。にもかかわらず、この問いに対して、はたして今日、まともに答えてくれる哲学者が、どれだけいるだろうか。いや、今日とはいうまい。歴史上、いったいどれだけの哲学者が答えてくれたことだろう。

 この問いが、しだいに、まともに取りあげられなくなった理由は、大きくいって二つあるだろう。ひとつは、この問いが、あまりにも宗教と結びついていたからである。宗教と結びつくというだけで、哲学者が距離を置いてしまう、そんな風潮が、いつのまにかできあがってしまったのだ。もうひとつの理由として、簡単に答えの出そうのない問題は、最初から遠ざけるという傾向も大きくあずかっていよう。

 しかし、いつまでも宗教を毛嫌いし、神といえば退いてしまうばかりでよいのだろうか。考えてみれば、答えの出そうのない問題については、宗教が答えてくれていたし、哲学者は別として、多くの人々にとっては、いまでもそうだろう。確かに、答えようのない問いかけについては、沈黙すべきかもしれない。しかし、その問いが、われわれの存在の根本にかかわるものだとすれば、なんとかして、その問いに適切にアプローチできるよう工夫すべきではないだろうか。極言するなら、答えの出そうのない問題だからこそ、沈黙すべきではないのである。

(本書「はじめに」より)   
 
  ■目次
 はじめに
  
  I 〈あいだ〉と生成――われわれはどこから来たのか  
  1 存在と無の〈あいだ〉
2 過去と現在の〈あいだ〉
3 異交通的生成
    
  II 進化と痕跡――われわれは何であるのか  
  1 生物学と実証的形而上学
2 分岐と痕跡
3 知性と横断
4 開いた動対応へ
    
  III 神秘系と機械系――われわれはどこへ行くのか  
  1 神仏への道
2 開いた社会と密厳浄土
3 マンダラと二重狂乱
    
    おわりに
  文献案内
  アンリ・ベルクソン略年譜

*****
ベルクソン、マザー・テレサ、曼荼羅 進化 神仏。
なるほど。このような発想もあるものか。

「愛の衝動」

という。東海テレビの昼ドラみたいだ。



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モネ アンティーブの庭師の家

大好きなモネ
この絵は写真だと色がはっきりしないが
実際に見るとセーターの模様のようで暖かい

何かを描いていると言うよりは
模様のようだ



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インターネット依存症かどうか

インターネット依存症かどうか

 

 インターネット依存症かどうかの診断は、この問題に詳しい精神科医にしか下せないのでしょう。
 しかし精神科医や他人がどう考えていたとしても、自分で問題があると思ったのなら解決すべき問題なのだと思います。
 また自分では問題がないと思っていても、客観的には問題が生じているのかもしれません。

 次のことが自分にあてはまるかどうか考えてみて、いくつかあてはまったら解決に向けてすすむ時なのではないでしょうか。


・インターネットのために仕事や学業、人との約束がおろそかになったことがある。
・自由な時間があると、第一にインターネットのことを考える。
・インターネットのために自分の評判が落ちたことがある。
・インターネットに接続したあとで自責の念を感じたことがある。
・インターネットに接続するようになって、意欲や能率が落ちている気がする。
・家族に嘘を言ってインターネットをすることがある。
・インターネットに接続していないといらいらしてくる。
・インターネットのために家族や知人が不幸になることがあった。
・インターネットに接続するときは、家族や知人はいない方がよい。
・インターネットに接続するようになって、目が悪くなったり睡眠不足になったり、健康状態が悪くなった。
・家族に泣かれたり、やめることを約束させられたことがある。
・へらそう、やめようと思ったがダメだった。


 依存症は否認の病といわれています。
 「やめようと思えばいつでもやめられるから問題はない」、「誰にも迷惑はかけてないから問題はない」、「自分は○○に比べたらまだまだ問題はない」などと思っていたら、その考え自体が問題かもしれません。
 自身の健康や家族の経済状況を悪化させるアルコール依存症やギャンブル依存症の患者で、自分からすすんで医療機関や専門施設を訪れる方はほとんどいないと聞きます。客観的に見れば明らかに病的状態なのに自分では問題がないと思っている。家族や知人がなかば強制的に連れてくる患者、家族や知人に責められるので自分には問題がないと診断して欲しいという患者がほとんどだそうです。
 客観的に問題が生じているのに「自分には問題がない」と考えているならば、「自分には問題がない」という思考自体が依存症の症状なのです。


 インターネット依存症かどうかの基準として、キンバリーヤング氏の「インターネット中毒度テスト」が一番信頼性が高いと思います。
 ヤング氏の著書「インターネット中毒」の48ページに掲載されています(http://www.geocities.co.jp/Technopolis/4306/memo/tyudoku.html
)。
 また、ライターの田口美帆氏のサイト「インターネットジャンキー」、精神科医のファルケム氏のサイト「ファルケムの森」などには、ヤング氏の許可を得てこのテストが掲載されています。
 「インターネットジャンキー」には、他のテストも掲載されており、参考になります。


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インターネット依存症 家族や知人のことで困っている方へ

家族や知人のことで困っている方へ

 

 家族や知人がインターネット依存症かどうかを心配なさっている方も多いと思います。また、家族や知人のインターネットの問題で困っている方もいらっしゃると思います。
 この場合まず考えなければならないのは、本人はインターネットを減らそうと思っているかいないかということです。
 三つの場合に分けて、対処法を考えてみました。
 

(1)本人もインターネットを減らそうと思っている場合

 インターネット接続を非難や叱責するのではなく、本人の気持ちを理解して問題解決に協力していく姿勢が必要でしょう。
 参考文献のページにあるような書籍を参考にするなどして、どのように解決していくかじっくり話し合えれば解決に近づくと思います。
 このサイトを紹介していただくと、効果があるかもしれません。

 どのように取り組むにしても、本人の人格に問題があるのではなく行動に問題があるという考え方をすることが本人も周りの人も重要だと思います。
 たとえば、話し合いの最中に「インターネットをやりすぎです!まったくあなたはどうしようもないんだから!」などと言ってしまったとします。
 一文目には大きな問題はないでしょう。口調によっては問題だと思いますが。
 二文目には明らかに問題があります。本人の人間性を問題にしているからです。

 今の目的はインターネットに接続しすぎるという問題を解決することなのだから、その他の人間性の問題などはそれが解決してから考えればいいことなのです。それらを同時に解決することを目的にするとしても、先のような発言では解決に近づかないだけでなく喧嘩になります。
 当面はインターネットの問題にしぼって、じっくりと話し合いを進めることが重要でしょう。 



(2)本人は問題を感じてない場合

 この場合は「実際にたいして問題がない場合」と「問題がかなり進んでいるにもかかわらず、自分の行動が異常なことがわかっていない場合」の2つに分けられると思います。
 その判断はどのようにすればいいのでしょうか。

 第1に本業に支障が出ているかどうか。社会人なら仕事、学生なら学業、主婦なら家事。これらの本業がネットによって阻害されているかどうかが問題になります。

 第2に健康状態に問題があるか。目が悪くなってきたり腱鞘炎になっていたり睡眠不足になっていたりすれば問題があるでしょう

 第3に客観的に見ても問題があるのか。本人のことをある程度知っている人や、あなたが親しい人に状況を説明してみましょう。インターネットのことをある程度知っている人がいいと思います。
 多くの方に「そのくらい普通ですよ」、「最近の人はみんなそうよ」などと言われたらきっとそうなのです。
 あなたから見て本人のインターネットに対する取り組みが普通でないように見え、本業や健康に支障があるように見えても、その問題はインターネットがなくても同じように生じていたのではないでしょうか。つまりインターネットに問題はないのです。
 この場合、あなたからインターネット以外の活動を誘ったりするくらいでいいのではないでしょうか。

 さて、多くの人から見ても異常にインターネットに接続しすぎているなどと思われた場合。
 インターネット依存症といえる可能性が高いといえます。

 この場合、まず必要なのは本人に「問題」だと気づかせることです。本人が問題ないと思っていたら状況は変わりません。
 可能ならば本人がインターネットに接続している時間をメモしておきましょう。一週間で何時間アクセスしているでしょうか。きっと本人が考えてる以上の数値が出ます。それが不可能ならば、部屋に閉じこもっている時間をメモしておきましょう。
 また、どんなときにアクセスが増えるか、アクセスしていないときの様子はどうかなど、いろいろなことをメモしておきましょう。
 おちついて話せる時間にそれらの事実を知らせ、本人がどう思っているかを聞いてみます。叱責や非難する態度ではじっくりと話せなくなるのでそれはやめておきます。本人のことを心配している気持ちを落ち着いて伝えましょう。
 たとえ本人の行動が変わらないとしても、本人が「たしかに問題だ」と思えば大きな前進なのです。  


(3)本人が小学生や中学生の場合

 この場合、インターネットに長時間接続しているというだけでかなりの問題があると思います。
 ほかに学ぶべきことがたくさんあるのに、それが学べないということが一番の問題です。
 早急な対応が望まれると思います。
 ただし本人が納得しない状態でパソコンの使用を禁じたり、接続コードを捨てたりするのは逆効果だと思います。

 まずは本人とゆっくり話ができるような雰囲気の時に「私はあなたのことを心配している」というメッセージを伝えましょう。
 本人が自分もまずいと思っているというなら、どうしたら減らしていけるかじっくり話し合えばいいと思います。
 本人は問題がないと思っているなら、(2)と重複しますが、本人に問題だと感じさせる必要があるでしょう。
 そして、パソコンの使用時間を制限する方向に持っていくことを目標に話し合いをしていってみてはどうでしょうか。インターネット以外のことの魅力や必要性を知らせる方向に持っていくといいと思います。

 使用時間を制限するということに本人が納得したとしても、その制限時間を守れる人は少ないでしょう。例えば「これから1日3時間は勉強しよう」と決めて、だれの助けもなしにそれをその通り実行できる小中学生がどのくらいいるでしょうか。
 ですから、その制限時間を本人が守れるように助けていく必要があると思います。
 いろいろな方法があると思いますが、曜日ごとの毎日のスケジュールを決めて、その通り実行できているかどうかを見守るというのがごく一般的な方向かと思います。

 
 小学生や中学生に個人のパソコンは必要ないと思います。
 誕生日やクリスマスのプレゼントなどにパソコンを検討している方は、再考していただきたいところです。パソコンをプレゼントするよりも、興味を持っている分野の書籍などを贈る方が有意義ではないでしょうか。一般の書籍ならばパソコン一台の値段で100冊くらいプレゼントできます。ご検討ください。

 家族でパソコンを共用している場合などは1日のパソコンの使用時間を使い始めの段階でしっかりと決めておくべきでしょう。
 大人でさえはまってしまうパソコンに対して、小中学生が無制限に使えるというのはどう考えても問題があるといえます。


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インターネット依存症に関するリンク集

インターネット依存症に関するリンク集

クリックすると、新しいウインドを開きます。

【インターネット依存症を扱っているサイト】


Dr林のこころと脳の相談室
 精神科医の林公一氏のサイト。インターネット依存症を病気とはしていないが、「パソコン/インターネット依存症」のページがあり、自己診断用のチェック表などもある。
 ネットに関することだけでなく、心の健康全般に興味のある人は行ってみて欲しい。
 特に「精神科Q&A」では林氏が読者からの質問に毎月回答しており、大変勉強になる。

インターネットaddiction
 「子どもをインターネット依存症にしない、させない」という趣旨のもとにたちあげたサイトとのこと。

インターネット博物館
 ネット資料室のインターネットホリックのコーナーでインターネット依存症が取り上げられている。

ネットと依存
 精神科医ファルケム氏のサイト「ファルケムの森」の1ページ。

Center For Online Addicion(英語)
 キンバリー・ヤング氏の主催するオンライン依存症に関するサイト。
 英語なので、残念ながら私にはまったくわからない。

「情報科が子どもに与える影響(ネット使用傾向を中心として)」に関する調査報告書
 財団法人コンピュータ教育開発センター
 平成14年度文部科学省 学校におけるIT活用等の推進に係る事業(情報教育の改善に資する調査研究)委託事業

良いカウンセラー悪いカウンセラー
 何人かのカウンセラーの方が運営しているサイト。カウンセリングを検討している方には参考になると思われる。

ネットゲーム廃人について
 実体験を元にしたネットゲーム廃人についての考察が記載されている。

今からネトゲを始めようとしている人を止めるサイト
 非常に有益なサイトだと思っていたのだが、残念ながら2006年4月12日に閉鎖されてしまった。
 2chにおける「今からネトゲを始めようとしている人を止めるスレ」がいくつかリンクされているので、ネットゲームに悩む人には参考になると思う。ただし、2chに慣れていない人にはお勧めしない。

ネットゲーム依存による体験談
 上で紹介している「今からネトゲを始めようとしている人を止めるサイト」の体験談等を引き継いだブログ。
 参考になる内容が多い。ただし、上のサイトと同様に2chに慣れていない人にはお勧めしない。

Cold Turkey インターネット中毒って何だ?
 onoT氏のサイト

The Online Community
 「インターネット中毒」をキーワードとして、インターネットにおける私たちの在り方について考えてみようというサイト。

インターネット・ジャンキー(休止中)
 ライターの田口美帆氏がインターネット中毒について考えているサイト。
 キンバリー・ヤング氏によるインターネット中毒度テストの本人用とパートナー用の日本語翻訳版がある。

特定非営利活動法人RIASについて
 以前このリンク集でこの団体のサイトを紹介していたが、そのサイトにおいてセミナーの講師として「牟田武生」氏の名前が挙げられてる。(参考図書のページに牟田氏の著作あり)
 一方、牟田氏が主宰する
NPO法人教育研究所のサイトでは「NPO法人教育研究所理事長 牟田武生の名前が次の団体で無断使用されています。この団体と当NPO法人教育研究所とは一切関係がありません。団体名:特定非営利活動法人RIAS」とのこと。
 RIASという団体は現時点では問題があると判断し、リンクを外した。(2005.01.29)


【雑誌の記事など】

斎藤環氏に聞く「ゲーム脳の恐怖」
 ゲイムマン氏のサイトの中のコラム。精神科医の斎藤環氏に「ゲーム脳の恐怖」についてインタビューしている。
 斎藤氏はこの中で、「ゲーム脳の恐怖」はゲームに関する内容以前に脳に関する事項に間違いが多すぎてまったく信頼できないと指摘している。

あなたの健康百科 インターネット依存症
 株式会社メディカルトリビューンの運営するあなたの健康百科の1ページ

第9回 インターネット依存症
 富士通の運営する情報サイト「大人のためのパソコン情報室」の1ページ

価値観変えて脱ネット依存症
 日刊スポーツ「今、心の診察室では」より

人民網日本語版より
 北京、中高生の14.8%がインターネット依存症

事件簿ネットより
 急速なネット人口増加で発病者多数。インターネット依存症「ネットジャンキー」の恐るべき症状と現状。

CNNより
 インターネット中毒でうつ状態に 米の心理学者が警告

Journal-izmより
 ネット依存症という名の病魔

サオリ姉さんのSurfin'USAより
 通信ママは大丈夫? 相次ぐ「インターネット中毒」事件

発掘!あるある大事典 『依存症』
 2002年3月31日放送 第277回

ネット依存症と人間ドック
 この先生の勤務する病院の人間ドックではネットへの関わり方を聞かれるようです。

第9回 インターネット中毒
第10回 インターネットに「ハマル」ことについて
 keyman@nifty 心理学から見る日常のシクミより


【引きこもりについて】 
 引きこもりに関する書き込みが掲示板で何件かあり、ネット依存との関連も深いと思われるので、2つのサイトを紹介する。

NHK福祉ネットワーク「ひきこもり情報」
 NHK福祉ネットワークの番組サイトの中のコーナー。2005年3月までの「ひきこもり相談室」の内容を移転したもの。
 ひきこもりに関する情報は充実している。Q&Aや精神科医によるコラム、家族のための対応策などのコーナーもある。ただし書き込める掲示板などはない。

ひきこもり村。
 紹介文より。「ここは、ひきこもりの人が少しでも安心して過ごせるように、また抜け出そうとしてる人がその辛さを少しでも軽減できるように、抜け出したあともお互いにサポートしあっていこう、というネット上の居場所です。」


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メールの返信

メールを書いていると返信でつなぐ場合があり
返信の返信でつなぐ場合と
違うタイトルを立てる場合があり

そうするとぜんぜん違う人格サブセットと話している感じがあるのね(こちらも)

タイトルの数だけ人格を微妙に多重化できると思うんです

で、あっちのタイトルとこっちのタイトルの情報が完全に分離していると、これがスプリッティングでしょう

思うに、スプリッティングは病態水準としてそんなに低くないと思うが、いろいろなスプリッティングがあるのだろう

いろいろなスプリッティングとか言い出したらととたんに収集がつかなくなるんだけど




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最も多い悩み「社内不倫」

成人男女の大半は、社内・取引先など仕事絡みの人間関係から恋愛に発展するケースがと言われています。
ところが、企業の業務内容などを考慮し、「社内恋愛」に対し、否定的な会社も多く存在します。
また、社内恋愛から発展する不倫カップルの数も確実に増えている現状があります。

最も多い悩み「社内不倫」

なぜ社内不倫をするのか!?
社内不倫の経験がある人、また現在進行中の人は、果たしてどの位いるのでしょうか。
社内不倫の恋は、一般的には認められていません。会社内で結婚している男女が別の異性と深い仲になるという事は、法律的にも「不貞」とされる行為です。
しかしながら、この世から社内不倫はなくなりません。
人はなぜ不倫をするのでしょうか?それは、不倫という関係性にメリットがあるからです。

~社内不倫のメリット~
※相手が上司の場合、同年代の異性よりはお金を持っている人が多い為、贅沢させてもらえる。
※相手が上司の場合、仕事上で助けてもらえる。
※双方が既婚者の場合、割り切ったお付き合いができる。
※家事、子育て、仕事に追われる日々を、一瞬でも忘れさせてくれる。
※若い男性・若い女性と一緒にいるだけで、自分も若返ったな気分になる。

しかし、不倫を継続していく場合、配偶者に状況を知られたり、離婚問題などに発展し、思わぬトラブルになりかねません。
社内不倫を清算する、現在の配偶者と離婚するなど、トラブルを未然に防ぐ対策が必要になってきます。

ーーーーー
正直、社内恋愛も社内不倫も、近親相姦みたいなところがある。
それは恋愛ではなくてぬるぬるの親交とういうもので、ベタベタした感じ
性欲の発作が生じたときに近くにいた異性というだけの情けない情交
上級管理職が秘書室の新しい人を次々に食べるのは指定席とはいえ
本人たちは『恋愛』と認識しているようで、それが非常に不思議である

年下側は肉体を提供する代わりに経済享受し仕事でのアドバンテージを得る


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「健康増進プログラム」で社員の医療費を抑える米国企業

「健康増進プログラム」で社員の医療費を抑える
医療保険制度改革で医療費負担を増やしたくない米国企業
BusinessWeek 【プロフィール】
健康・医療 医療費 企業負担 米国 社会 IT・通信 医療保険制度改革
ブックマーク Twitter1/3ページ
Rachael King (Bloomberg Businessweek記者、サンフランシスコ)
米国時間2010年5月3日更新 「Slimming Down Employees to Cut Costs」

 米マサチューセッツ州立大学メモリアル医療センターの人事担当責任者ジョイス・ボイズ氏は、常々やせたいと思っていた。彼女は、勤務先の同医療センターが従業員に健康対策を促す取り組みを始めたのを機に、真剣に減量に取り組む決意をした。

 ボイズ氏はこの決意から1年で、50ポンド(約23キログラム)の減量に成功。雇用主が提供する従業員向け健康増進プログラムの効果を示す模範例となった。

 ボイズ氏は米シェイプ・アップ・ザ・ネーションが運営するオンライン交流サイトに登録し、歩数計をつけて自分の運動量を記録し始めた。この交流サイトからは、日常的な運動や正しい食生活を促す電子メールが送られてくる。会社の同僚はサイト上の記録を見て、同氏がきちんと自身の目標を達成しているかどうかを確認した。

 「このプログラムが努力のきっかけになった」と話すボイズ氏は、その後も健康的な生活習慣を保っている。減量の成果により、ボイズ氏の主治医は、高コレステロール血症治療薬「リピトール」の処方量を減らし始めたという。

 米マサチューセッツ州ウスター市でも指折りの、多くの従業員を抱えるマサチューセッツ州立大学メモリアル医療センターは、従業員医療費の支出削減を目指している。

 米国各州や連邦の医療保険制度改革に伴い、雇用主はより多くの従業員に医療保険を提供する必要に迫られており、雇用主の医療保険負担は増加している。また米国の国民医療費は、処方薬の使用量増加や生活習慣病の蔓延、高齢化により、急増している。米民間調査機関の全米産業審議会(コンファレンスボード、CB)が2008年に発表した調査によれば、肥満問題だけでも、米企業は年間450億ドル(約4兆円)もの負担を強いられている。

 そのため、米半導体大手インテル(INTC)や米宅配ピザ大手パパ・ジョンズ・インターナショナル(PZZA)、米アウトドア衣料・靴大手ティンバーランド(TBL)、米肥料・園芸用品大手スコッツ・ミラクルグロー(SMG)、米製紙・梱包材製造大手インターナショナル・ペーパー(IP)などの企業は、従業員が健康対策用ウェブサイトに登録し、栄養管理や健康管理に関する情報を入手できる健康増進プログラムを提供している(Bloomberg Businessweekの記事を参照:2007年2月26日「Get Healthy-Or Else」)。企業は従業員の健康調査や運動習慣の把握にも努めており、従業員に歩数計を支給し、従業員の歩数まで把握している企業もある。

 こうした取り組みを行う企業の目的は、いずれも従業員の健康増進を図り、医療費負担を抑制することにある(Bloomberg Businessweekの記事を参照:2010年3月3日「Workplace Wellness Programs Work」)。

 米製紙・梱包材製造大手ミードウェストバコ(MWV)のジョディ・フラー国際福利厚生課長は、「一握りの不健康な人が全体のコストを上昇させている。福利厚生の責任者として、こうした負担を何とか減らす方法を模索している」と語る。

医療保険制度改革で企業の医療費負担は増加?

 こうした中、IT(情報技術)を活用して医療費削減に取り組む企業が増えている。企業はシェイプ・アップ・ザ・ネーションのサービスだけでなく、英ヴァージン・グループ傘下のヴァージン・ヘルスマイルズや、米ライムエード、米レッドブリック・ヘルスなどのオンラインサービスも活用している。こうしたオンラインサービスは、健康・生活管理上の目標を達成した人に褒賞金の授与や医療保険料の割引など、様々なメリットを提供して従業員の参加意欲を高め、健康増進に取り組む従業員を増やすのに貢献している。

 大企業が主な会員の米非営利団体ナショナル・ビジネス・グループ・オン・ヘルス(NBGH)と米コンサルティング大手タワーズワトソン(TW)が2月に発表した調査によると、米企業の医療費支出は2008年の平均プラス6%に続き、2009年も平均プラス7%と、増加が続いているという。

 多くの企業は、米議会が最近「患者保護・医療費負担適正化法(医療保険制度改革法)」を成立させたため、医療費負担は今後さらに増えると見ている。3月に同法が成立した後、米農機大手ディア(ジョンディア、DE)は、2010年の同社の医療費支出は1億5000万ドル(約130億円)増加するとの見通しを示した。

 従業員の健康増進に徹底的に取り組んでいる企業もある。米インターネット検索大手グーグル(GOOG)は従業員がヨガや太極拳、ダンスに取り組めるフィットネス講座を開設。さらに、はだしで走る同好会をはじめとするフィットネス同好会があり、バレーボールからアルティメット・フリスビー(フリスビーを奪い合う、球技のような競技)まで様々なスポーツ活動が行われている。

 米カリフォルニア州マウンテンビューのグーグル本社には、カイロプラクティックやフィジカルセラピーの専門家が常駐し、健康指南の講座や瞑想部屋なども用意している。16の社内食堂では、健康度に応じて食べ物を色分けしている。緑は健康的な食べ物、黄色は摂取量に注意すべき食べ物、赤はあまり健康的でない食べ物だ。

 従業員の健康増進に急に力を入れ始めた企業も増えている。ミードウェストバコで福利厚生を統括するフラー氏は、同社の米国内従業員1万2000人のうち、約35%が心臓病や高血圧、高コレステロール、糖尿病などの慢性病を患っていることを知り、肥満対策に積極的に取り組み始めた。

 2008年、ミードウェストバコはヴァージン・ヘルスマイルズのサービスを使った肥満対策プログラムを開始。支給されたUSBポート付きの歩数計を従業員がパソコンにつなげば、データをヴァージン・ヘルスマイルズのウェブサイトにアップロードできる。そして、従業員は運動量に応じて、最高で年間500ドル(約4万4000円)の特別ボーナスを受け取れる。

通常の健康対策プログラムに参加する従業員は少なめ

 米女性下着大手メイデンフォーム・ブランズ(MFB)やパパ・ジョンズ、ティンバーランドも昨年、ヴァージン・ヘルスマイルズのサービスを利用する健康増進プログラムを開始した。

 ヴァージン・ヘルスマイルズのショーン・フォーブス社長は、「従業員への褒賞金額が多ければ多いほど、従業員の健康管理は改善される」と指摘する。フォーブス社長は、同社が提供するサービスには契約企業の従業員の約40%が参加していると話す。

 フォーブス社長によれば、通常、従業員向け健康増進プログラムの参加率は低く、約5~7%にとどまる場合が多いという。

 NBGHのルアン・ヘイネン副代表幹事は、従業員は健康増進プログラムに参加すると、自分たちの生活習慣を改める必要があるため、こうしたプログラムへの参加には消極的になると指摘する。「参加者の少なさは、こうしたプログラムにつきまとう問題だ」(ヘイネン副代表幹事)。

 2006年、インテルは従業員向け健康増進プログラムを強化し、「ヘルス・フォー・ライフ」と名づけたプログラムを創設。従業員の体重や血圧を測定し、血液検査も実施している。従業員はセキュリティーを確保したウェブサイト上で、健康に関するアンケートに回答。同社はアンケートの回答内容と健康診断の結果を総合して健康上のリスクを分析し、従業員に適切な指導を行い、各自に応じた健康改善プランを提案する。

 インテルの国際医療福利厚生担当主任コリー・ゼンゾーラ氏によれば、この4年でプログラムへの参加者は7%から約39%に増加したという。同社は2011年、このプログラムに参加している従業員の医療保険料の本人負担を250ドル(約2万2000円)軽減する予定だ。

 その他の企業の健康増進プログラムでも、医療保険料の軽減や医療貯蓄口座(HSA)の積み立て増額といったメリットを提供して、従業員の参加意欲を促している。米保険大手コンセコ(CNO)やインターナショナル・ペーパー、スコッツ・ミラクルグローなどの企業は、レッドブリック・ヘルスのオンラインサービスを利用し、従業員の健康状態の分析や個別アドバイス、交流サイト機能を活用した指導などのサービスを提供している。

一部従業員への差別につながる懸念も

 定期的な健康診断は、ガンなどの病気の早期発見や患者生存率の向上、雇用主の医療費負担削減に有効だ。米医療保険サービス会社シーチェンジ・ヘルスによれば、前立腺ガンの患者1人当たりの年間平均医療費負担は、早期発見の場合は2万2430ドル(約200万円)だが、末期状態で発見された場合は9万1268ドル(約810万円)に増加するという。

 とはいえ、雇用主が従業員の健康対策に力を入れるのに伴い、肥満者や喫煙者が冷遇される懸念も生じている。

 1月、米オーガニック・自然食品スーパー、ホール・フーズ・マーケット(WFMI)は、タバコやその他のニコチン製品を摂取せず、血圧も一定水準以下の従業員に対し、社員販売で大幅な割引を受けられる特典を与えると発表した。同社のジョン・マッケイCEO(最高経営責任者)は1月に従業員に宛てた文書で、このプログラムへの参加は任意で、こうしたプログラムへの参加・不参加によって人事考査に影響が出ることはないと述べた。

 この発表は波紋を呼び、多くのブログで、あまり健康的でない従業員に対する差別だとの批判が巻き起こった。ホール・フーズの広報担当リバ・レットン氏は、このプログラムへの「誤解」が広がっており、同プログラムではBMI(肥満度指数)やコレステロール値、血圧をはじめとする様々な基準で健康を評価していると述べた。

 ITを使った健康増進プログラムではオンラインで健康診断サービスを提供する場合が多く、従業員の健康改善の効果は限られる。

 タワーズワトソンの医療コンサルタント、ジェフリー・ドブロ医師は、「IT活用が運動・エクササイズや、より良い食生活などの生活習慣の改善につながるかどうかは未知数だ」と語る。同医師は、今まで健康増進プログラムを全く取り入れてこなかった企業の場合は特にそうだが、健康増進プログラムに力を入れても、プラス効果が出るまでには約2~3年かかると指摘する。

 マサチューセッツ州立大学メモリアル医療センターのボイズ氏は、健康対策には本人の自覚が欠かせないと語る。「様々なプログラムに参加することはできても、結局は本人が努力しなければ意味がない」。

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大変な時代です





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暖かき春の河原の石しきて背中あはせに君と語りぬ

暖かき春の河原の石しきて背中あはせに君と語りぬ
馬場あき子

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いい景色だね

そうだねえ
何を語るんだろう

そうだねえ
内的対象関係と精神分析とか

そうだねえ
それでだめだったことがあったんだっけ?

そうだねえ
眠っちゃったんだ、あの時は

いい景色だねえ

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