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Nara Leão - Manha Do Carnaval(カーニバルの朝)

Nara Leãoが歌う Manha Do Carnavalです。
映画「黒いオルフェ」の主題歌として知られています。 昔Nara Leãoのマンションには、若手音楽家が入り浸り、演奏をし、議論を交わし、コパカバ­ーナのマンションは音楽家のサロンと化していました。 集まった演奏家には、若きアントニオ・カルロス・ジョビンとジョアン・ジルベルト ヴィニシウス・ジ・モライスがいて、彼らによりBossanovaの誕生が決定付けら­れました。



http://www.youtube.com/watch?v=A7x-4aCgO8k&feature=player_embedded#!



http://www.youtube.com/watch?v=g8tyya8HPQc&feature=player_embedded

MANHA DE CARNAVAL | Luiz Bonfá- Antonio Maria

Manhã tão bonita Manhã
Na vida uma nova canção
Cantando só teus olhos teu riso e tuas mãos
Pois há de haver um dia em que veras

Das cordas do meu violão
que só teu amor procurou
Vem uma voz falar dos beijos perdidos nos lóbios teus

Canta o meu coração alegria voltou,tão feliz a manhã desde amor

朝よ、こんなにも美しい朝よ

この世に新しい歌が生まれる

あなたの瞳を、その微笑みを

その手を歌うためだけの歌が


そして、新しい日の光が訪れ

あなたと出会う一日が始まる


あなたの愛を探そうと爪弾く

僕のギターの調べのなかから

口づけを語る言葉が聞こえて

あなたの唇へと消えるだろう


僕の心は歌う、甦った喜びを

この愛に包まれた至福の朝を





英詩は1963年にジョージ・デヴィッド・ワイスが「カーニヴァル」の題で書きペリー・コモが歌ったバージョンと、1966年カール・シグマンが「A Day in the Life of a Fool」の題で書き直しフランク・シナトラが歌った「ダメ男」のバージョンがある。

1962: Big Band Bossa Nova/ Stan Getz
国内盤の標題は「黒いオルフェ」となっており、そうした方が売れるだろうと言う事か。Jim Hallのギターのイントロがあり、流れるようにGetzがテーマを提示すると、Gary McFarland編曲指揮のオケが雰囲気を盛り上げる
1962: Wayning Moments/ Wayne Shorter
2管クインテット。確か国内発売は「黒いオルフェ」という題で出たはずの初期盤。気鋭の若者のジャズ、という感じ。
1963: Scandia Skies/ Kenny Dorham
ダブルトランペット・クインテット。例によって訥々とした吹奏ですが、「おっさん、飯食ったんかょ。」と悪口など叩かずに、この人の丁寧な吹奏とペーソスを味わってください。
1963: The Body and Soul/ Freddie Hubbard
脂の乗り切った時期のFreddie Hubbardのトランペットの吹奏とペーソスが、Wayne Shorter、Eric Dolphy 、Curtis Fuller、Cedar Waltonのサポートを得て、味わえる。
1963: Take Ten/ Paul Desmond
この人独特のマネの出来ない滑らかなアルトによる黒いオルフェに、ギターなどが綺麗にまとわりついて聞きものです。特にギターのアドリブの後半に実に巧いオクターブ奏法による泣かせフレーズの挿入があります。
1964: Second to None/ Carmen McRae
これが決定盤の歌詞かどうかは知らないが、歌詞と歌唱の両輪が噛み合った名唱。「貴方と過ごしたあの目くるめく幸せの夜が明けて、恋は破れた。あの日々はどこへ行ってしまったの」という歌詞で、「Where Did It Go」という曲名まで付けている。おセンチと言わずに、恋する女の切ない想いに耳を傾けてみてください。この余り知られていない隠れ名盤を再発したソニーは偉い。
1964: Cast Your Fate to the Wind/ Guaraldi, Vince
標題曲は発売と共に全米の大ヒットとなったらしいが、ここでは静か目の黒いオルフェに耳を傾けると、いつもハッピー一点張りなピアノではなく、落ち着いて弾いていて好感が持てる。
1964: Softly, the Brazilian Sound/ Joanie Sommers with Laurindo Almeida
ここでの黒いオルフェはソマーズの柔らかい声にアルメイダのギターが絡んで、実に気持ち良くなる、のは古い世代の特権か。歌詞はソマーズの作という。
1964: Guitar from Ipanema/ Laurindo Almeida
まぁ、本職といって良いギタリストによるヴァージョンです。
1965: Getting around/ Dexter Gordon
これもなんとも親しみやすい、この曲の名演。脇で調子良くサポートしているヴァイブがボビハチなんだ、と気付くのに手間取るほどおとなしく叩いており、それは例の「Idle Moments/ Grant Green」と同趣向。
1966: I'm All Smiles/ Hampton Hawes
ピアノトリオ。この盤は「黒いオルフェ」が素晴らしいし、また「いそしぎ」も良いので愛聴盤です。この黒いオルフェの導入の持っていき方は、正にジャズだなぁ、という巧さです。
1966: Soul Espanol/ Oscar Peterson
ピアノトリオ。この盤はラテンもので固めた選曲ですが、そのなかでもこの「黒いオルフェ」は良い調子です。
1966: In Paris/ Stan Getz
テナー・カルテット。短い演奏ですが、なかなかのものです。
1966: Tristeza on Guitar/ Baden Powell
ギター。作曲者のLouiz Bonfaと同じギターを用いた偉人Baden Powellの印象深い名盤の中でも光る「黒いオルフェ」。
1966: Jazz para Sambar/ Tete Montoliu
テテのピアノトリオものの中にもありましたねぇ。
1975: The Three/ Joe Sample
The Threeというピアノトリオで聞かせるメリハリの利いた黒いオルフェ。
1975: Trip to the Orient/ Ronnie Mathews
Ronnie Mathewsとしては、恐らく珍しいエレピによるオルフェです。
1975: The Paul Desmond Quartet Live
DBQ退団後のPaul Desmond Quartetによる心地よいジャズ。
1976: The Summer Knows/ Art Farmer
フリューゲルのワンホーン。名曲「想いでの夏」に続く2曲目が「黒いオルフェ」で、ボサノヴァで入って来て、アドリブは4ビートになる、実に流れるような演奏。
1976: Black Orpheus/ Isao Suzuki
ピアノトリオ。鈴木オマさんがチェロとベースとを、Overdubbingも含めて、熱っぽいアルコ弾きとピチカートで聞かせる「黒いオルフェ」は、エレピの山本剛が絶好調だったこともあって、「へぇ、日本のジャズもここまで来てるんだ。」と感動した記憶がある。
1977: As Good as It Gets/ Ray Brown
現在はThe Duo Sessionとしてもう一枚と組み合わせて出された合冊盤。ドラムレスで聴く黒いオルフェも中々のもの。
1977: First Live in Japan/ Art Pepper
カル・ジェィダーの来日公演にゲストとした参加したときの、いわゆる「感激の初来日ライブ」。黒いオルフェはアンコール曲で、期待以上の観客の声援に応える良い演奏になっている。
1978.07: Galaxy All Stars Live under the Sky '78
ピアノトリオ。田園コロシアム公演でナベサダと一緒に出演した時の演奏で、面白いことに、メンバーは真性GJTなのに、その名前は使っていない。
1979: Live at the Concord Jazz Festival 1979/ Ray Brown
ピアノトリオ。ジャズ祭でのライブだから、兎に角ノリは抜群。選曲もいいし、その中でも、ラテンの血が濃いモンティが光る黒いオルフェは脱帽もの。
1979: 3 Live Concerts/ 小西 徹
ギタートリオ。名手小西さんの、実によく歌う黒いオルフェです。
1980: 4 X 4/ McCoy Tyner
ピアノトリオにゲストを迎えて、4通りのカルテットでそれぞれの演奏を聞かせるというセッティングの盤で、Freddie HubbardのFlugelhornが入った黒いオルフェが演奏される。
1980: Memories of Summertime/ Yoku Tamura
田村さんの徳之島ライブが、30年近く経ってから奇跡的にCD化されたので、世に出た演奏です。
1982.06: Imo Live/ Kenny Barron
Barronらしい黒いオルフェで、これは絶対に聴きものです。
Songs on My Mind/ Masaru Imada
1988: Great Standards, Vol.2/ Great Jazz Trio
Hank JonesのGJTが沢山出したスタンダード曲集の一枚にも、黒いオルフェがある。
1988: Standards/ Claude Williamson
余り聴かないピアノソロでの黒いオルフェですが、流石に味がある。
1989: Black Orfeus/ Ray Brown
キングが89及び91年に東京のクラブでライブ録音したものの選りすぐり盤にも黒いオルフェがあって、これも聴きもの。
1989: It's Standard Time, Vol. 1/ Charlie Mariano
マリアーノがテテと録音した2枚組みの一枚目にもありました。
1989: French Story/ Barney Wilen
Barney Wilen とMal Waldronが共演した盤にも黒いオルフェがあって、これも聴きもの。
1989: Topsy/ Freddie Hubbard
1991: Just Feelin'/ McCoy Tyner
上記カルテット版と違って、これはピアノトリオ版。アナログの棚からやっと探し出した。
1991: Brasil Project/ Thielemans, Toots
ブラジルの人ばかりとやったトゥートのボサノヴァ曲集で、作曲のボンファの生ギターが入っているのが目に付く。
1994: 灯(あかり)/ New York Unit
中村達也のNew York Unitも元気で、Hannibalも、Richard Davisも、Hicksも曲の良さを巧く展開しており、中村さんの製作意図がしっかりしている事に感心した。
1995: Skylark/ George Cables
Cablesもこの曲が好きなのか、Dexter Gordonとやった盤にもあったはず。ここではピアノトリオで聞かせる。
1995: Brazilian Rhapsody/ Lee Konitz
Konitzがブラジル音楽に挑戦したこの盤でも、黒いオルフェは聴きものです。
1996: The Guitar Trio: Paco de Lucia/ Al Dimeola/ John McLaughlin
生ギターで聴くオルフェもまた格別。
1998: Feeling's Back/ Mangione, Chuck
この人のフリューゲルホーンも中々のもので、黒いオルフェも柔らかく曲の良さを引き出している。
1998: All Night Long/ Dylan Cramer (4:43)
(Alto Quartet) じっくりと歌い上げていて、好感が持てます。あまりアルトの高音域を使わない人のようです
1999: Orfeu/ Ron Carter
ベースのロン・カーターがブラジルものに挑戦した盤でも、黒いオルフェは見落とせません。かなりゆったり目のテンポで、Houston PersonやBill Frsellの聞かせどころもあって満足。
2001: Manha de Carnaval/ Norman Simmons
この人のきれいなピアノで聴くこの曲も嬉しい演奏です。
2001: Kiss of Fire/ Harold Mabern
ピアノトリオ




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自分史・日記療法

自分史を作る
うつ病でもパニック障害でもいいですが、
自分史を一度まとめてみたらどうかと思います。
細かすぎる必要はありません。

まず、ざっと年表を作って、自分や家族に何が起こったかを記入します。
そしてそしてぞれのトピックスを考えます。
地震があったとき、おじいちゃんが死んだとき、何を考えたかというように、「その頃」を思い出すタイプ。
「祖父とわたしと将棋」や「母の庭いじり」などというようにある程度の年月にわたるテーマ。
生々しい人間関係になりますが、「父と母」とか「祖母と母」などでもいいと思います。
高校時代に部活動をしたらそのことをまとめてもいいですし、
初恋から最近の恋まで、恋をテーマにしてもいいでしょう。
仕事の経験から何を学んだかもいいテーマとなります。

これらのことを「自己分析」する必要はありません。
自己分析しようとすれば、自分の分析の結果に都合のいい題材を選んでしまうものです。
そうではなく、
ここでは、ただ思い出して、記録しておくというだけでいいことにしましょう。
それだけで充分に心は癒されるものなのです。

日々のことならば日記療法になります。

日記を書くことがなぜ心の治療になるのかといえば、
日記を書く人は少なくとも自分の生きた時間について客観的に考えて書くからです。

ただ怒る、思う、ということと、書くということとの間には、かなりのプロセスがあります。
そこを乗り越えなければ書けないのです。

だから書くことに意味があるのです。

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知恩院と二条城

京都の本を見ていて
知恩院という名前が改めてありがたい

恩を知るというのだから大切なことだ

二条城では徳川将軍家の威光を示すためのいろいろな工夫が解説されている
しかし人間の威光は舞台装置で作られるものばかりでもないだろう
その人の放つオーラというものが実に濃厚にあるものだと思う

*****
森鴎外「高瀬舟」

多分江戸で白河樂翁侯が政柄(せいへい)を執つてゐた寛政の頃ででもあつただらう。智恩院(ちおんゐん)の櫻が入相の鐘に散る春の夕に、これまで類のない、珍らしい罪人が高瀬舟に載せられた。

入相(いりあひ)の鐘の鳴る頃に漕ぎ出された高瀬舟は、黒ずんだ京都の町の家々を兩岸に見つつ、東へ走つて、加茂川を横ぎつて下るのであつた。



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