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産業資本の現代の状況における成長過程

労働者はそのまま消費者であり、
どこかの労働者の生産した物を購入して消費する。
産業資本は、労働者が生産して労働者が消費する、そこに生ずる差額に注目して、利潤を蓄積する。

イギリスで安く作ってオランダで高く売る。中国で安く買い入れて、イギリスで安く売る。
このように地域の特性を利用して、価値の差を見いだし、そこに利潤の契機を見いだすのは、古典的である。
しかし現在は、地域の特性に依存した価値の差を利用して商売しているわけではない。
労働者がそのまま消費者である社会。
ここで、時間のずれを考えてみる。労働者は生産し、賃金を得る。そのお金で商品を購入し、消費する。その場合の値段は、労働者が生産した値段よりも少しだけ高い。
技術革新というからくりは一方であるとして、時間のずれを利用しているのではないかと思う。
商品Aを生産して賃金aを獲得する。そのaを使って商品Bを購入する。商品Bを製造した労働者は賃金bを獲得している。ここで、労働市場が充分に流動性のある状況であれば、aと
bは差がなくなるだろう。そうすれば、産業資本の内部留保は形成されない。
これを例えば、aの賃金でAを生産した時に、販売価格として、将来の賃金Δaを加算して、a+Δaで売る。そうすると利潤は残る。しかしこれは搾取しているのではなくて、未来の賃金を設定しているだけである。
ここでインフレ圧力も重要になる。

以上のような言い方はどうだろうか。
全く専門外であり、あやふやなことを書いています。
多分、専門の人にはすでに明瞭に解決済みのことと予想します。
ただちょっと思ったもので。



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