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退役軍人の3割が精神的外傷―米調査報告

退役軍人の3割が精神的外傷―米調査報告

 【ロサンゼルス18日宮城武文】米シンクタンク・ランド社がこのほどまとめたイラク、アフガニスタン戦争の退役軍人の調査報告で、3人に1人が心的外傷後ストレス障害(PTSD)など戦争による精神的障害を患っていることがわかった。

 米陸軍が先に行った調査では6人に1人の割合で、重度の障害を患っているとの報告が出されていた。ランド社の調査は戦争体験による障害がかなりの退役軍人の生活に影を落とし、しかも今後の職務への不安から障害に患っていることを明らかにせず、治療も受けていないことが明らかにされている。

 最新調査報告によると、戦争体験で脳損傷のみを患っている退役軍人は全体の12・2%。うつ病・PTSDのみを患っている人は11・2%。うつ病・PTSD・脳損傷すべてを患っている人は7・3%。イラク、アフガニスタン戦争に従事した退役軍人170万人のうち約30%が障害を持っているとしている。

 イラク、アフガニスタン戦争経験者がそれ以前の戦争よりも精神的外傷を患っている割合が多い理由については、イラク、アフガニスタン戦争では、テロリストや反乱組織による攻撃が自爆など24時間いつどこでも起きるリスクにさらされていることと、民間人の犠牲者を頻繁に目撃する機会が多いことなどを挙げている。

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人類は戦争と共にあったのだから、
たぶん、PTSDとともにあった。
それを癒す方法も、いろいろあった。
宗教があり、
芸術があり、
癒しの物語があり、
来世の物語があり、
性愛があり、
迎え酒のように更なる戦争もあった。

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