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70を過ぎてからの血管のケア

脳梗塞は大きく2種類。
欧米に多いのは太い動脈血管(皮質枝)の中膜にコレステロールがたまることによって
血管が詰まってしまう粥状硬化(アテローム硬化)というタイプ。

これに対し、日本人に多く、寝たきりや認知症になりやすいのは、
もっと深部にある細い動脈血管(穿通枝)が詰まってしまうタイプで、
これは脳出血と同じメカニズムで起こる。

太い血管には栄養分を運んでくる栄養血管があるが、
細い血管にはない。
そのため細い血管は栄養不足になりやすく、
もろくなった血管に高血圧が加わるとさらに悪化する。

細いゴムホースに勢いよく水を通すと、
ホースは膨らんだところと、くびれたところが数珠のように並ぶ。
この膨らんだところが破れるのが脳出血、
くびれたところが詰まるのが脳梗塞で、
現在の日本では1対6で後者のほうが多く、
70歳を過ぎるとさらに起きやすくなることがわかっている。

70歳を過ぎたあたりで性格変化がますますきつくなるのも、
このあたりのことだろうといわれている。

糖尿病で起こる細血管の変化は全身性のもので、
目、腎臓、神経など、各所で起こる。

糖尿病にならなくても、老化による変化で防ぎたいもののひとつが、
細血管の老化である。

皮膚も、弾性がなくなり、引っ張って伸びれば伸びたきりになる。
皮膚をつねってすぐに戻るなら、かなり若い。
だんだん戻らなくなる。

そんなことが血管にも起こっている。
どのようにして血管をケアしたら良いか問題だ。

栄養が少なすぎてもいけないし
多すぎてもいけない

運動も激しすぎてもいけないし
動かないのもいけない

どの程度がいいのかははっきりしていないが
個人の遺伝子の特性もあるので一概に数字で切るのも合理的ではない
数字が下回っているから安心していいわけではない
その証拠に皮膚はどんどん老化している

一番よく分かるのは一族の中で長生きの人を観察することである
食事の習慣や生活の習慣を真似すれば長生きできるはずだ

理屈よりも実例が、説得力がある



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