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自己愛の言葉の意味の範囲

自己愛 ナルシズム ナルシシズム の言葉が何を意味するのかについては
幅がある

文献で言えば、フロイトからコフートなどを経由して現在に至る、
精神分析の流れが大切なのであるが
一般向けに分かりやすいともいえない。
そして精神分析自体がもはや斜陽である。

極端に自己愛パーソナリティ障害といえばやはり病気なのであるが
それが様々な程度に薄まっているならば、
特に病気というほどではなくて正常範囲の心理になる。
正確な境界は決められないし環境との兼ね合いなので決める必要もない。
環境が変われば適応的になる場合も多い。

病気を論じるのではなくて
個人の一般の心理や社会全般を論じるときには
元々の意味でのうぬぼれとか自分も少しはすごいんだという密かな確信とかを扱うことになり
そうなると言葉の意味としてはますます拡散してしまう。

特殊な例では性的倒錯の一種としての自己性愛がある。
それはあまり話題にならない。

一般向けの本は、
ひっょとしたら自分のパートナーは、あるいは自分は、パーソナリティ障害ではないかと思って
読み始めると
微妙に当てはまる感じがするように書いてある

いろいろな人のいろいろな思惑が総合されているのだが
勉強してみるとして
古いものだと小此木先生、
新しいものだと市橋先生、牛島先生が標準的なものかと考えられる。

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