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粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)

粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)

憫農詩  李紳

鋤禾日当午
汗滴禾下土
誰知盤中(口へんに食)
粒粒皆辛苦

農(のう)を憫(あはれ)むの詩(し)  李紳(りしん)
禾(か)を鋤(す)いて日(ひ)午(ご)に当(あ)たる
汗(あせ)は滴(したた)る禾下(かか)の土(つち)
誰(だれ)か知(し)る盤中(ばんちゅう)の(口へんに食)(そん)
粒粒(りゅうりゅう)皆(みな)辛苦(しんく)なるを

 
口語訳
(早朝から)鋤をとって、稲を耕しているうちに、正午になった。
汗が滴り落ちて稲の根元の土にしみこんでいく。
お椀の中のご飯の一粒一粒が、皆、農民の汗と辛苦の結晶だということを、
いったい誰が知っているだろうか。

註:
李紳(りしん):中唐の詩人  禾(か)=稲  午(ご):正午  盤(ばん):食器を盛る器 
(口へんに食)(そん):夕食・ごちそうのこと



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