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手が温かい人は心も温かい

手が温かい人は心も温かい?

 温かいものを持つと大らかな気分になり人を好意的にみるようになる、と研究者ら

 多分、「手が冷たい人は心が温かい」という表現はご存じだろう。今や科学技術のおかげで、それが反対であることを証明できる。

コロラド大学 (ボールダー) 准教授のLawrence Williams, PhDとエール大学心理学教授のJohn A. Bargh, PhDは、温度が感情に与える影響を評価するため、大学生で2つの研究を実施した。その結果、温かいものを持つと実際に他者を好意的に見るようになり、大らかな気分になるらしいことを発見した。

1つ目の研究の対象者は平均18.5歳の大学生41人であった。試験官は、試験が行われる建物のロビーで各参加者に会った。試験官は、上りのエレベーター内でクリップボードに情報を書き込む間コーヒーカップを持っていてほしい、とさりげなく参加者に頼んだ。参加者はそのコーヒーが実験の一部だとは知らなかった。参加者の半数は温かいコーヒーカップを持たされ、半数はアイスコーヒーのカップを持たされた。

試験室では、参加者の知らない人についてまとまった情報を言葉で(知的、手際が良い、まじめ、現実的、注意深いなど)聞かせた。次に、参加者はその人の性格を質問紙で評価した。温かいコーヒーを持った人は、アイスコーヒーを持った人より、その架空人物を温かい人だと評価する傾向にあった。

「我々がある人が温かい人か冷たい人かを質問する場合、どちらにしてもその人の体温は37度である」と論文の共著者であるBargh氏はニュース発表で言う。「このような表現には、温かい、冷たいということが何を意味するのかについての原始的経験が暗に生かされている」。

2つ目の実験では、参加者53人に温かいまたは冷たい治療用パッドを持たせた。参加者はこの製品を評価することが自分らの役目だと思っていた。「テスト」終了後、報酬を参加者自身がもらうか友人にあげるかを選ばせたところ、温かいパッドを持っていた人は友人に報酬をあげる方を選ぶ傾向にあった。

「体温は我々が他者をどう見るかだけではなく、我々自身の行動にも影響を与えるようだ」とBargh博士は言う。「体が温かければ他人が温かく見えるだけでなく、自分も寛大で信頼できる温かい人になる」。

研究の主著者であるWilliams博士は、ニュース発表で「例えば大きな会議で手を伸ばして他の人に触れたり、手をつないだりするといった経験が重要な影響を与える。しかし、我々はそれに気付いていない」と述べた。

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ぬくもりを感じるとか、
心が温かいとか、
逆にこころが冷たいとか
冷酷とか。
冷え性だったら人に優しくできないのかな。
昔から小太りタイプが人なつっこくて世話焼きだと言われてはいるが。

話すときには暖かさを演出した方がいいようだ。

とはいっても、日本のような亜熱帯ではどうなのだろう。
ちょうど良いのがいいけれど。

身体接触があった場合、体が温かければ他人が温かく見えるだけでなく、自分も寛大で信頼できる温かい人になるのは確かにそのようで、手が温かいというのは、
手を添えておく場合にも大切な要素になると実感できる。



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