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一つのアメリカ 希望 変化

希望を語ることはいいことだ
しかし希望と連呼するだけで希望の中身がなかったら失望だ

変化を語るのもいい
このままではいけないことは分かる
しかしどう変わればいいのか何をしたいのか
中身がなかったら変化もできない

勤労者の95パーセントの税負担を軽くする1人あたり500ドルの支給。
これで希望と変化と言っているわけではないだろう。

貧しい人に労働によらず富を配るのは社会主義というものだ

歴史が教えているのは、その方式ではなくて、金持ちと大会社にどんどん儲けてもらい、
そこから貧しい人たちに労働とともに富が循環していくのがいいということなのだろう
冷酷な言い方になるがそう考えざるを得ない

そうではなくてマーケットメカニズムに
どん欲を防止し幸せを分配する変化をもたらし希望としたいのだが
その答えがあるか

たぶん、ない。
マーケットメカニズムを変化させても、さらにその上を行く手法が考えられるだろう。
第一、世界の市場が一体となっている現状で、
行政の側は国割りなのだから、もうすっかり一週遅れのマラソンランナーである。

一番頭のいい人は自分のお金を使わなくてもいい
ただ耳打ちするだけでいい

野球でストライクゾーンが決められれば、
そのぎりぎりで勝負するものだ。
球が速ければ打たれないだろうという素朴な野球少年は残らない。

現在マーケットではぎりぎりの内角高めを待っていたり、
ぎりぎりの外角低めを狙っていたり、
そんな風景だと思う

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財政赤字 過去最大の1兆ドル
今年度の財政赤字は金融危機対策などでさらに増えて
過去最大だった前年度の2.5倍で1.2兆ドルに急膨張するとの見通しもある。

減税を実施すればまた4年間で1兆ドルかかる。

労働生産性は00年から07年まで20パーセント上昇、
中流家庭の実質所得は3パーセント低下。

金融工学と知的財産権で儲かるのは中流家庭ではないのだから仕方がない。

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そして軍事。イラクとアフガニスタンで兵士は苦しんでいる。帰国してからもPTSDに苦しむ。
テロを回避しつつ核拡散を防止しつつ人権外交もすすめ米軍の撤退をすすめ軍事費を切り詰める
外交により有効な安全体制を構築する
できそうでできないことだろう

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地球温暖化対策も
まずアメリカが生活を改めなさいと一方ではいい、
途上国は環境に優しい限度で成長しなさいと一方ではいい、
時間がたつうちにどうしようもなくなる。

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しかしそれでも「一つのアメリカ」というメッセージは美しい
自由に平等にチャンスを信じて努力しようという呼びかけは美しい

牧師ならこれで大成功だ

しかしこれから現実の政策が始動する

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