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自己愛の繭を守るものとしての会社組織

自己愛人間はつらい現実に直接接触すると
ガラスのように壊れてしまう。

だから自己愛の幻想の繭の中に包まれて
現実からのつらさを遮断している。

独自の繭を作り上げるのはなかなか大変で苦労するが
会社組織ならば最初からあるし
その中で生きていればある程度壁になって守ってくれる

だから自己愛人間は会社の外では割り切って自己愛的生活ができる
しかし会社の内部では自己愛的行動様式は破綻せざるを得ない。
会社が繭なのだから、その内部の人たちは同じ幻想を共有しないといけないが、
内部の人たちもそれぞれかなり独自の自己愛人間なので、
共感も理解もまことに乏しい。
そうなると苦しいことになる。

会社以外に自分の繭を持ってしまった場合、
会社ではよそよそしく壁の内側で過ごすことになる。
それはそれで安定した精神の様式になる。

どの範囲が自分の繭であるか、考えてみるのもいい。
どこに壁があるか。
どこにほんとうの共感と理解があるか。

年代と生活環境に応じて変化する。

専業主婦の場合、子どもとの共同繭を形成しやすく、
それが自己愛性の伝達になってしまう。
過剰な自己愛性の再生産の場になる。

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