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”見えないもの”を見るための技術

What is not seen

”見えるものと見えないもの”というバスティアの有名なエッセイがある。
この”見えないもの”とは、いわゆる機会損失を意味する。
それとは意味が異なるが、存在はしているが見えないものを見るのが科学技術というものだ。
星を見るには望遠鏡が必要であり、微生物を見るには顕微鏡が必要だ。
それらがなければ、存在しているものを見ることはできない。
つまり、見えないものを見るためにはテクノロジーが必要であり、テクノロジーを発明することで、諸々の発見が生まれてくる。
そして現代のコンピューターは、望遠鏡や顕微鏡に相当する。
コンピューターの本質とは”見えないもの”を見るための技術だというのが私の定義である。
そしてコンピューターが見えることを可能にする”見えないもの”とは、物理的存在だけではなく、機会損失をも含むのである。


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