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自分の弱さと無力感に直面すること

自分の弱さと無力感に直面することはつらいのだけれど
やはりそれが現実を生きる上での大切な基礎になる

幼児の全能感は母親を自由に操ることができることに由来している
その全能の幻想は
機械操作に受け継がれ
操作的全能感と呼ばれる

機械を操作するとき
操作する側がきちんと理解している限り
機械はいつでも従順で
常に全能感を満たしてくれる

メディアは全般にそのようなものであるし、コンピュータはなお著しく全能感を満たしてくれる
どんなわがままな坊やにも正確に地道につきあい続けてくれる

その限りでは自然に生きる個体としての弱さや
社会人としての未成熟を直視しないですんでしまう

その状況を引きこもりと形容してもいいわけだ

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