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最近の天声人語

最近の天声人語は筆が乗っていると思う

今日は新緑の高尾山を書いて、
「なま乾きの絵のように、山全体が緑に塗れ、
木もれ日までが色づいて見えた。」
と書いている。

引用も適切で華麗。
物事の内的関連を気付かせてくれる。
よく勉強している人だと感心する。

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とはいうものの、最近はコンピュータでいろいろ検索できるようになって
材料集めに昔ほどは個人的な蓄積が必要なくなってきているとは思う。

とりあえずいろいろな関連情報を集める手段はできた
誰でも比較的簡単にできるようになったと思う

あとはそれらを整理して抽出して関連づける知性、そして価値判断をする知性が必要である

検索で出てくる情報はたいていが重複したもので二次情報であるとも言うが
役に立たないこともない

一次情報や本当にお金になる情報はまた別にそれなりの扱いをされているのだろうから
検索で出てくるものはそれとは違う

しかしたとえば図書館で調べるよりは1年か2年か新しいだろうと思う

英語の情報をある程度の速さでスキャンできるようになれば
ずいぶんと世界が広がる
しかしそれも多くは二次的な情報で
鵜呑みにしない方がいいと心した方がいい
英語できちんと書かれると何となく信じてしまう傾向もあるのではないか

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ある有名な評論家の生産性が近頃落ちていることが話題にされ
その人の得意技は大量の情報を集めること、
政府機関などから発表される一次情報を握っていることなどだったけれど、
おおむね一般人でも初心者でも触れられるようになってきて
その得意領域が浸食されたからだと言われていたことがある。

病気もあったらしいけれど、
ある分野の情報をまとめて俯瞰する作業には便利な時代になりつつあるとは思う。

医学分野について言えば
ネットというもののおかしさの方を強く感じるし
有害部分を強く感じている

それは誰も自分の専門の分野についてはそのような印象だろうと思う


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