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小沢一郎的こころ

小沢一郎が代表を退いて
見栄えのいい人を代表にたてて
得意の遠隔操縦を始めれば
それこそが得意のホーム・ポジションというもので
すわりがいい

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しかし一方で
これから政官財の癒着の構造にメスを入れようというときに
権力の裏の裏まで知っていて
政官財に情報を張り巡らせているはずの
小沢一郎が
こんなちゃちで簡単な仕掛けにやられるなんて
あんまりじゃないか
という意見もある

本当は小沢一郎はそんなに裏街道の黒い奴じゃなくて
純真で真っ白な人なのではないかと思えてくる
怒ったり泣いたり、あげくは急に投げ出したり

それでも
投げ出すタイミングとしてはそんなに悪くないだろうという論評が多い

具合が悪くなったり、怒ったりして総理大臣を辞めた人たちと同じ精神構造の
お坊ちゃんなのだとも思えてくる
意外と単純で愚直なのかも

傲慢に見えるのも素直なだけかも知れない

こんな時、外野席で見物している人に限って、
「こうなることくらい分からなかったかな」、なんて評論したがる

たしかに「政財官癒着引きはがしオペ」を実行してもらう期待を持っている側としては
もっと意外なシンパやあっと驚く情報網があって
官僚を震え上がらせるほどであって欲しいと思うものだが
実際にはこんなことになっている

たぶん、意外といいやつなんだ、あいつは

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昔、とんねるずの歌で
小沢についてきゃ、まちがいねえ
という歌があったような記憶がある
ガラガラヘビの歌のあたりではないか
宮沢さんなどの総裁候補を面接して
指名したときだったと思う

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たとえば我々にしても新聞始めマスコミでの医学や薬剤についての報道が
問題が多いことは感じている
しかしそのことで患者さんが動揺することは当たり前なことで
そこを説明して動揺するなというのも無理な話
マスコミには抵抗できない
結果としてはマスコミによって作られた不安や動揺を前提として
診療しなければならないのが現実である
記事の出所とか意図についてはだいたい推定できることもあるのだが
だからといって悪影響をゼロにできるわけでもない

社会というものは
いろいろな人の利害の総和である

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そんなの分かんなかったかな
という論評については
分かんなかったから仕方がないよ
というだけだ

そのように論評する「優秀な」人に比較すれば
人の心が読めず
ぶっきらぼうな奴だということになるのだろう

もしそんな奴だとすれば
じつに友達になりたいようないい奴である




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