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よい浮気

よい浮気なんてないというのがわたしの立場だけれど
あえて、よい浮気があるとすればどのようなものか、
考えてみる

あるとすれば、浮気された側に利益がある場合である。

AとBが配偶者または恋人で、CがAと浮気したとする。
その場合、Bは、当然自分が占有しているはずの資源を
Cに横取りされるので、Cにたいして損害賠償の訴えを起こすことができる。

BがAに対して当然に占有していると考えられる資源とは、
例えば、お金、住宅、同居すること、夜一緒に寝ること、セックスすること、食事をすること、
子どもを一緒に育てること、愛情、思いやり、慰めなどであるが、
AがBの分を減らしてCに回すとすれば、
それはいけないことだ。
多くの場合そうしてしまうので、浮気はたいてい悪い浮気である。

特殊なケースとして、Bはまったく損をしないというケースを想定できるだろう。
Cが存在してもしなくても、まったく同じサービスをBはAから受けられる。
そこを保障した上で、AはCに対してサービスをする。
つまり、お金も、セックスも、愛情も、思いやりも、全部ほぼ二倍の規模で営む。
もちろんBには嫉妬の感情など抱かせてはいけない。

さらに特殊なケースとして、BはAとCとの浮気によって、利益を得るケースも想定される。
例えば、AがCに対して誕生日のプレゼントや出会いの記念日のプレゼントを用意するとき
必ずBにも用意したとすれば
Bはむしろ利益を受けることになる。
Cとセックスした日には必ずBともセックスすることにすれば
Bとしても自分は2番目だとも考えないし、ないがしろにされているとも考えないだろう。
AはCと浮気していることでやる気が出て仕事もはかどるようになる。

そんなことを、Cの存在も恋愛感情も完全に隠したままで実行できれば
よい浮気だと思う。

まあ、結論としては、ほとんど無理。

*****
たとえば、事情があってBはもうセックスはできないという場合、
その部分だけをCにお願いするというケースもある。
それも場合によっては、全体の利益が増大する浮気になるのかも知れない。


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