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オハヨーグルト

オハヨーグルト と挨拶されたので
おはようちょんまげ と挨拶した
向こうもこちらも目の下はクマ

話を聞いたら
もう病院に1週間泊まり込みだという

研修医とか大学院生が一週間くらい病院とか研究室に泊まり込みになるのは
昔も今も変わらない

上司はぶっ続けで診療も研究もしているから
帰れるはずはない
担当患者さんの容態急変の知らせを聞いて夜中に移動しているよりは
泊まっていた方がいい
研究もリアルタイムで上司と打ち合わせができるので現場にいた方がいい
細胞培養していると細胞にお食事をあげないといけないので
こっちは長く寝ていられない

変わったのは本人の意識で
昔はそれで当たり前だしこれで自分も普通の一人前になりつつあるのだと思っていた

最近はそうでもなくて
労働者としておかしいなどという意見もある
あまえは労働者なのか!とからかってやる

知り合いの学校の先生にオハヨーグルトと挨拶して
返事がどろんとしたドーモだった
おいおいと話を聞くと
夜の10時がこの人にとっての昼間で
大体3時に家に帰って風呂に入って、
6時に家を出て7時に仕事が始まっている。
学校の先生だから空き時間があって、
きついときには居眠りをしているようだけれど、
会議もあるし電話もあるしいろいろ大変。
教育実習生の指導とか、行事の手配、など。
だからこそ自分の時間が取れるのは深夜になってしまう。
深夜残業当たり前。

別のタイプは早朝に自分の時間を作るタイプ。
このタイプは午前3時か4時くらいから仕事を始める。
連絡の必要があると平気で電話をかける。
相手はたいていその時間は(ねむいけど)電話に出られるので(自分は)仕事がはかどっていいと言っている。

会社でも、ITさんはそんな感じだし、テレビ局の製作スタッフもそんな感じ。
もっと人間らしい生活がしたいなんて言うと、
仕事はない。
霞ヶ関だって深夜になって電車がなくなってからタクシーで帰る。
マスコミだって、事件は9時5時で起こるわけではないから24時間体制になるし
そうすると交替制にして人の記事を見るくらいなら自分で書きたいと思うのが普通だ

この人たちはいままでずっと努力の分だけ報われてきた。
だから伝統になっている。
やりがいがあるのだ。

おかしなことに最近は本人から意義申したてがあるのではなくて、
外野のマスコミから働き方がおかしいなどと言われて
普通の時間で働くべきだなどと言われる

学校の生徒さんみたいに会社に出て時間までいて退社して
それでどんな仕事をしろと言うのだろうか
学校の生徒さんだってそのあと自分で勉強していて、たいてい深夜まで自分の勉強をしているが。

意味が分からないとも思う
だって運動部だって伝統の超ハードトレーニングにあこがれて入部するんだし
病院も学校も、そんな風にしないと人は育たないわけだし、
そうでないサラリーマン医師とかサラリーマン先生を増やしたいと言うことなんだろうか
誰にとって利益になるのだろう

医者はやりがいのある場所を奪われ
病院は夜になると当直医しかいなくなり
医者は朝通勤すると、あの患者さんは夜に急変して、と報告を受けるだけ

ーー
しかしいろいろな批判も強く
パートみたいな形で自分の好きな時間だけ働くのがいいような気もする
昨今ではある。

ーー
オハヨーグルトと挨拶して、
ちょっと変な時代錯誤なことを書きました。
気にせんでください。


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