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途方もない無駄

いろいろでポイントがたまったのでアマゾンで買い物
また引っ越しの荷物が増える
本は捨てないから困りものだ

買いたいものだけカートに入れて
クリックしようとするけれど
何だか入れた覚えのないものまで入っている

なんだろうかと思うと
昔、メモの代わりにカートに入れて老いたものらしい

意識がどうしたとか、心は本当は何だとか

きちんと消して欲しいものだけ注文するのにも手間がかかる

ーー
それにしても思うのだけれど
心なんて道具なのだから
それを使って人生と世界を思い残すことなく体験すればいいだけなのだ

心とは、意識とか、いかに生きるか、うつ病とは何か、そんなことは
よっぽど暇なときにちょっとだけ考えればいいとことで、
ましてやそんな本を書いたり、それを買って読んだり、
途方もない無駄だと思う。

ーー
例えば、これからバリ島に行くとして、
バリ島ガイドを買って、その本のインクの種類とか、製本の仕方とか、考えたって何になるだろう?

人生は生きればよいのであって、
人生について考えるのは、ちょっと、無駄。

ーー
中には確かに
バリ島案内書2006年版のインクの臭いが大好きという人もいていいわけだし
そういう人がノーベル賞をとったりする

大江健三郎の小説の内容などは突き詰めていくと
そんなに残るわけではなくて大半が蒸発してしまう
しかしそのインクの臭いや紙の手触り、読むときの独特の苦痛、それが大江の場合の読書なのだ
読書の体験そのものなのだ
それは要約を拒む

バリ島案内書の臭いの価値

ーー
こういうのを
事物や事象のメタな価値という



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